「砂の都ウルダハへ」
さて、新人冒険者としてこの世界に舞い降りたさにすと。
砂の都ウルダハでどういった活躍をしていくのだろうか。
ワイモンド
おいおい、大丈夫か?
足元がフラついてるぞ?
危なっかしい雛チョコボッ子だぜ。
ひなちょこぼっこってw
まったく・・・・・・しょうがねェな。
お前が冒険者として、これからしなきゃいけねェことを教えてやるよ。
まずはラウンジ「クイックサンド」に行くんだ。
あそこにゃ、冒険者ギルドの窓口があってね。
冒険者として身を立てるってんなら、まずは登録だ。
「クイックサンド」は、すぐ目の前の階段を上った扉の奥だ。
女将の「モモディ」に声をかけな。
クイックサンドのモモディさんに話して冒険者として登録、ね。了解!
汚い言葉なんだけど面倒見の良いサングラスのお兄さんって感じのワイモンドさん。
がんばれよ、新米。
冒険者として身を立てて、ガッポリ儲かったら、情報屋の俺にも、おこぼれを頂戴させてくれよな!
また金かい!
―ワイモンド
「クイックサンド」の「モモディ」に話して冒険者の登録をするんだ。
早くしな。
去り際にまたしてもお金の話をしてきたワイモンド。
冗談かもしれないけど胸やけするぜ。
目の前に見える階段を上ってクイックサンドに入ると、広い空間が現れた。
なんかUSJのフードコートみたいな雰囲気してる場所ですね。
ワイモンドさんに言われたとおり、クイックサンドのモモディに話しかける。
モモディ
あら、いらっしゃい。
あなたは・・・・・・。
冒険者として、登録に来たのね。
ウルダハを訪れてくれて嬉しいわ。
わたしはモモディ。
ここ「クイックサンド」の女将よ。
モモディさんはちっさ女だった。
ここには「冒険者ギルド」の窓口があってね。
ウルダハを訪れる冒険者の面倒を見ることが多いの。
そうね、ちょっとした顔役とでも思ってくれるといいわ。
ここウルダハは、蛮族である「アマルジャ族」との争いが絶えなくてね。
おまけに最近では、北方の大国「ガレマール帝国」も何やら動いているって話でしょ。
平和そうに見えるこの街だけど、皆、何らかの不安の種を持ったまま日々を過ごしているの。
敵対するアマルジャ族と、北方の大国「ガレマール帝国」。
帝国って言うくらいだから侵略行為的なことをしてはるんかしら?
・・・・・・霊災の後遺症も、そのひとつ。
5年前の「第七霊災」で、エオルゼアは甚大な被害を受けたわ。
ブレモンドさんが言ってた「復興」とか「戦禍」とかはこの第七霊災関連のことを指すんだろうか?
月の衛星「ダラガブ」から現れた黒い龍が、壊滅的な被害をもたらしたのよ。
ザナラーンでもかなりの被害が出たんだけど、なぜか皆、そのあたりの記憶が曖昧でね。
未だに原因も、よく解っていないの。
あの時、いったい何が起こったのか。
証言も一致しないし、記憶も不確か・・・・・・。
・・・・・・これが皆が感じる「第七霊災の後遺症」ってわけ。
後遺症?
えげつないことが起こりすぎて何が起きたかわけわからん混乱状態的な感じなんかい。
なんかあるやん、そういうとき書物に残ってます、的な!
そんなんもないんかい?
そんな曖昧な記憶の中で、1つだけ確かなことがあるの。
エオルゼアの危機を救うために戦ってくれた「英雄たち」がいたことよ。
彼らが成し遂げたことを、わたしたちは忘れていない。
だけど「後遺症」の影響か、その名を呼ぼうとすると、日に焼けた書物の如く、読み上げられず・・・・・・
その顔を思いだそうとしても、強烈な日差しの中にある影のように見えない・・・・・・。
人々は、この光の中に佇む英雄を、敬意をもって「光の戦士たち」と呼んでいるわ。
なんやその話w
荒れ地の魔女に呪いでもかけられたんかい?w
ただまあなんか英雄的な人がいてその人たちが未曽有の霊災に立ち向かってくれたってわけだな。
わたしたちは、あなたたち冒険者の力を必要としているの。
ウルダハに暮らす皆の不安を取り除くため、「光の戦士たち」のようになってくれることを期待してね。
ぜひ、あなたの力を貸してほしいの。
んでんで、次なる光の戦士を育てようというわけか。
光の戦士さんのご出身とかの詳しい話は全くわからんわけやね。
なんて都合のいい話なんやろかw
その代わりと言ってはなんだけど、わたしたちは、冒険者への協力は惜しまないわよ。
ありがとう!
あなたなら、そう言ってくれると思ってたわ。
冒険者が来れば、皆の不安が取り除かれる。
それに、人が動き!
お金が動き!
揉め事が起こる!
結果、ウルダハは大繁盛!
このクイックサンドは大黒字!
だからウルダハは、あなたたちみたいな風来坊も大歓迎よ!
結局金。
この女も見えてるのは金。
冒険者支援とか言いながら結局は金。
なんて世知辛い世の中なんだろうw
・・・・・・あらやだ、ずいぶん前置きが長くなっちゃったわ。
それじゃ、冒険者の登録を済ませましょうか。
ここに、あなたの名前をサインしてくれる?
あなたにお仕事を頼む時も、あなたのお墓をつくる時も、名前がないと困るもの。
保険とかそういう話じゃなくて、依頼する時とか死んだときとかそっちの都合で登録させられるんかいなw
あんまり登録するメリット感じないじゃん。
サニーストーリー・・・・・・。
あら、ステキな名前ね。
よし、あなたは今から冒険者ギルドの一員よ。
あらためて、よろしく頼むわね。
とまあ行く当てもないからウルダハの冒険者ギルドの一員としてお世話になることになりました。
こういうギルドはうまく使えるようになると一気に便利になるだろうからな。
みすぼらしい男
ひ、ひいっ、謝るよ!
金は今度返す!
だから、な、な、今日は見逃してくれ!
何やら背後から絶賛取立中の荒い話声が聞こえてきた。
取立屋らしき男
ひんがしの国のコトワザを知ってるか?
「破壊の神も3度までは慈悲をかける」ってな。
だが残念、これでお前は4回目だ。
・・・・・・連れていけ!
みすぼらしい男
ひいぃぃぃぃっ!
ひいいいいいい
金に呑まれた男。
3度も慈悲を貰ってたわけだから仕方ないのかもしれないけど、金銭トラブルはどこの世界でも闇深いものがありますな。
モモディ
あらあら・・・・・・また揉め事があったみたいね。
でも、ここじゃ日常茶飯事なの。
ウルダハでがんばるなら、ああいう風になっちゃだめよ?
あなたも、がんばってね。
何かあれば相談に乗るわよ。
・・・・・・でも、人生相談はお断り。
恋愛相談なら考えてあげてもいいわ。
ウフフ。
きしょw
ようこそ、ウルダハへ!
わたしたちは、あなたのような冒険者を歓迎するわ。
活躍を期待してるわよ。
さて、この街を案内してあげなきゃ。
準備ができたら、声をかけてね。
はい、この街の案内お願いしますね!
スポンサーリンク