「トラルの求職者」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想

ヴァリガルマンダを討伐したことによって、思わぬ失職者を出してしまった責任を取るため、ムーフールーを助けてあげることにした。
ムーフールー
おお、またも私の相談に乗ってくれるのだな、感謝する。
ではさっそく、「冒険者」とはいかなる生業なのか、教えてもらえるだろうか?
さにすと
おつかいのエキスパートだ。
ムーフールー
なるほど・・・・・・。
様々な場所へと赴き、人々からの依頼を受け、対価を得る生業といったところか。
そういうことであれば、鉱石の調達で困っている職人の知り合いがいる。
彼を手伝うのは、冒険者の仕事に近しいことだろう。
採集場所は火の魔物が多く、戦いを不得手とする者が近づくのは危険が大きい。
私の戦いの腕も活かせるはずだ。
だが、日頃に冒険者がどのように振る舞うのか。
もしも力を貸してくれるなら、ともに行動して、手本を見せてはもらえぬだろうか?
おう、手本ならいくらでもみせちゃるで!
ありがたい。
知人の「実直な装飾職人」はいつも集落の南東で作業している。
まずは依頼が成立し得るか否か、尋ねに行こう。
実直さんのところへ行きます。
―ムーフールー
この人がさっき話した職人だ。
事情は伝えてある。
実直な装飾職人
ムーフールーから話は聞きましたよ。
冒険者という生業について、彼に指導しているのだとか。
素材調達の件、ぜひお願いさせてください。
採ってきてほしいものは「ナーヨー黒曜石」です。
それなりに数がほしいのですが・・・・・・
ムーフールー
貴殿に頼むのは、あくまで私への手本・・・・・・。
ナーヨー黒曜石を現地で3つほど採ってもらえれば、残る必要分は私が採集するつもりだ。
準備がよければ、採集ができる爆発跡・・・・・・「ナーヨー・ゴーナ」へ向かい、ナーヨー黒曜石を探してもらえるだろうか?
―実直な装飾職人
ナーヨー・ゴーナで「ナーヨー黒曜石」の採集を頼みます。
あそこは火の魔物が多くて、私は近づけませんからね・・・・・・。
―ムーフールー
貴殿の仕事、拝見しよう。
「ナーヨー黒曜石」を3つ採集できたら、私に見せてもらえるだろうか?
爆発跡を調べてナーヨー黒曜石を3つゲットしました。
ムーフールー
ナーヨー黒曜石は集まっただろうか?
おお、この目を奪われる漆黒の美しい輝き・・・・・・!
大変質の良いものを拾われたようだ。
まあね、センスはピカイチだから。
貴殿の動きを観察していたが、見逃さぬように、じっくり周辺を探るのが大事なのだな。
よし、私も仕事ぶりを倣わせていただこう!
あとのことは私に任せてほしい。
貴殿は先に「実直な装飾職人」のところへ戻っていてくれ。
―ムーフールー
先に「実直な装飾職人」のもとへ戻っておいてほしい。
石拾いの仕事は任せておいてくれ!
ウォーラーの残響へ戻る。
実直な装飾職人
先に戻られたということは、ムーフールーへの指導は終わったんですね。
ご協力いただき、ありがとうございます。
彼を待つ間、ナーヨー黒曜石のことでもお話ししましょうか・・・・・・。
あの鉱石は、ヨカフイ族にとってとてもなじみ深いものでして。
かつて、ヨカフイ族が大陸の覇者だった頃、鋭利に割れる性質を持つこの鉱石は武器に使われました。
刃物や矢尻としてね。
我らがほかの部族を圧倒できたのは巨体のおかげですが、その腕力を活かす武器を持っていたことも一因です。
もっとも、他部族を支配下に置いてからは、彼らが作る金属製の武具に取って代わられましたがね。
もはやナーヨー黒曜石の武具が使われることはなくなり、今では、もっぱら装飾品の材料となっています。
この集落の数少ない特産品ですね。
ちょうどひと段落したところでムーフールーが帰ってきた。
お前もタイミング良き人間だな。
ムーフールー
話が盛り上がっているところすまない、戻ったぞ。
これだけあれば、十分と思うが・・・・・・。
革袋3つ分の黒曜石を採ってきたようだ。
実直な装飾職人
こんなにたくさん!?
これほどの数、集めるのも大変だっただろう!
これだけあればしばらく物作りに励めるよ!
依頼達成の謝礼を受け取ってくれ、少し色を付けておいた。
私からの謝礼は、ムーフールーに渡しておきました。
ふたりとも、ありがとうございました!
ムーフールー
喜んでくれてよかったが、張り切りすぎてしまったか。
たしかに、彼ひとりが加工する量としては多かった・・・・・・
そうだぞ。
ちょうどくらいにしておかないと、次に依頼が来るまで間が空いちゃうからな。
こういうのは定期的に依頼が来るように量を調整しないといけないぞ。
彼はしばらく調達を頼む必要がなくなったわけで、ほかを当たるにも、似た依頼は集落内だとさほど多くないだろう。
継続的に仕事を得るには、もっと多くの相手から・・・・・・。
そうか・・・・・・それで貴殿は、各地を旅するのか。
新たな人々と巡り会い、新しい仕事を見つけるために。
そうよ。
力に縋りたいやつなんてごまんといるわけやからね。
私なりに、実践してわかったこともあった。
報酬も分けねばならないし、いつもの場所へ戻るとしよう。
いつもの場所(笑)へ移動。
ムーフールー
貴殿に教わり、働くのは正直言って楽しかった。
石を拾い集めて人に喜んでもらえると思うと、妙に気持ちが安らいでな・・・・・・。
人に貢献できる仕事が好きだと再認識できたが、ウォーラーの残響だけでは、その役割も難しそうだ。
そうしたことも踏まえ、考えてみたい。
また相談に乗ってもらえると助かる。
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