「オープニング(ウルダハスタート)」
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・・・・・・て・・・・・・
ここはどこ?
私はだれ?
目の前には光の玉。
・・・・・・いて・・・・・・感・・・・・・て・・・・・・
あなたはだれ?
君が話しかけてきているのかい?
様々な疑問を問いかけようにも思うように口が動かない。
光の玉に近づいてみると、闇の靄にくるまれ、中からこわーい人が出てきた。
完全に悪役で、この物語に立ちはだかるんだろうなと想像できる。
聞いて・・・・・・感じて・・・・・・考えて・・・・・・
次は光の靄がさにすとを包み、気がつくと強そうな装束を身にまとっていた。
その姿で私は、悪の権化に立ち向かうんだろうか・・・・・・。
というところでオッサンから声を掛けられ現実に引き戻される。
ブレモンド
・・・・・・さん。・・・・・・なぁ、お前さん。
うなされていたようだが、大丈夫か?
今いいとこやったのに!
・・・・・・ひどい汗だ。
エーテルにでも酔ったかい。
都市周辺はエーテライトが多いからな。
その影響で、ごくたまに居るんだよ。
お前さんのようにエーテル酔いするやつが。
・・・・・・なぁに、すぐに慣れるさ。
勝手に話進めんといてもろて
いろいろ言わんといて!
今、結構強い夢から覚めてボケっとしてるからぁ!
銅刃団の衛兵隊長
そこのチョコボ・キャリッジ!
止まれッ!
なんだなんだ、次から次へとぉ!
キャリッジの御者
いったい、何の騒ぎです!?
銅刃団の衛兵隊長
検問だッ!
積荷をみせてもらうぞ!
積み荷の検問ね、そんなオラつかんでもええやん
ブレモンド
おいおい、こっちゃ真っ当な商売しかしてないぜ?
銅刃団の衛兵
うるさい!
おとなしくしろ!
・・・・・・隊長!
積荷から、ご禁制の「ソムヌス香」を発見しました!
うわぁ、高圧的な感じ無理だわぁ。
しかも、え、こいつポケットから出してたやんw
今から行く国ってそんなとこ?
やばない?
銅刃団の衛兵隊長
おっと・・・・・・。
そいつはイカン、イカンぞぉ・・・・・・?
ご禁制のブツで商売とはなぁ。
さて、罰金をいただくか、牢におつれするか、どうしますかねぇ、商人殿?
金に困ってるんやなぁ。
こうなったらもうこの集団は終わりよ。
ブレモンド
まいったな・・・・・・。
タチの悪いのに目をつけられちまった・・・・・・。
ほんまになw
とんだとばっちりよ
と、理不尽ないちゃもんに対応していると、チョコボ・キャリッジに向かって矢が飛んできた。
ひいぃぃ!!
あっぶねー、マジであっぶねーよ
銅刃団の伝令
伝令!
伝令!
蛮族だ、アマルジャ族が出たぞっ!
装備を整え、急ぎ集合せよ!
アマルジャ族?
が、こんな4人しか乗ってないチョコボ・キャリッジを急襲するかね?
銅刃団の衛兵隊長
ちッ!
今回だけは見逃してやる。行ってよしッ!
見逃してやるというか、何もやってないしw
いいがかりやし!!
なんの人たちかは知らないけれど、この組織の人への不信感はかなり高まってしまった。
これから行く街にいいイメージが全く浮かばない。
先行き不安である。
騒動から逃れたチョコボ・キャリッジに揺られながら、同乗者との会話が続く。
ブレモンド
ふぅ・・・・・・。
まったくツイでないぜ。
今のはウルダハの警備隊、銅刃団のやつらだ。
ああやって、難癖つけては賄賂を要求してくるんだよ。
今日は蛮族のおかげで、払わずにすんだがな・・・・・・。
え、警備隊!?
え、マジ?大丈夫なん?
やばすぎるんやけどw
この口ぶりからするといつもはお金払ってるん?
そんなんするから狙われるんやでな!
それにしても、この騒ぎに動じないとは!
お前さん、キモが据わってるな。
キモが据わってるというか、いろいろなことがありすぎて頭の整理が追いついてないというか。
まずここどこ?から始まって、急に理不尽が始まって、なんか変な奴らに襲われて・・・・・。
連続的過ぎて静かなパニック状態なんですけれどもね。
ウルダハまで、まだ時間がありそうだ・・・・・・。
せっかくの縁だ。少し、話でもしないかい?
向こうの若いのは、愛想がないもんでね。
向こうの若いののほうがキモ据わりすぎてるやろw
おっさんの声で驚くこともなく、そもそも誰か乗ってたんやレベルで静かやったしw
この状況で寝れるのもすごいと思うけどなw
双子か?
へへ、俺はブレモンド。
この辺りを周っている旅商さ。よろしくな。
それはそうと、お前さん。
見慣れない民族衣装を着ているな・・・・・・。
見たところ、流れ者の「新人冒険者」てところかい?
ほう、そういう設定な。
この辺りでは見慣れない衣装を着てるのね、理解。
まあ冒険者ってことにしといたほうがよさそうなので、頷いて答えてみる。
やっぱりそうかい!
冒険者になって名を馳せたいってのは、誰もが一度は憧れるものな!
この辺りも、ずいぶん復興が進んだとはいえ、まだまだ戦禍は残ったままだ。
それに、近頃は魔物が凶暴になっていると聞く。
戦禍?魔物が凶暴?
なんかあったんだなこの土地に。
ちょこちょこ小出しにしていく感じ辞めてほしいけど、何も知らんねん僕。
まあ、異常な存在なんだろうとは思うけれども。
何だって、冒険者なんて危ない生業に?
さにすと
答えない
まだ自分が何者かすら曖昧な状況では何も答えられない。
ブレモンド
なるほど、秘密ってわけかい・・・・・・。
確かに、行きずりの商人に語るような軽い決意じゃないのは、目を見ればわかるさ。
だが、お前さんのその目。
何か胸に秘めたものがありそうだ・・・・・・。
まぁ、いいさ。
誰にでも、秘密にしたいことのひとつやふたつ、あるってもんさ。
めっちゃ気になってるじゃん・・・・・・なんかごめんなw
功を焦って、無謀な戦いだけはするなよ。
英雄になったとしても、死んじまったら、墓石しか手に入らんのだから・・・・・・。
そういや、お前さん。
ウルダハは初めてかい?
ウルダハ?
これから行く都市はウルダハって言うんだな。
もちろん初めてである。
さにすと
初めて行く
ブレモンド
おや、初めてかい!
それなら、旅慣れたこの俺が、ひとつ解説してやろうじゃないか。
ウルダハは、エオルゼア随一の物流量を誇る交易都市国家だ。
ここは、王家に忠誠を誓う王党派と、証人による自治を望む共和派が長年、激しく対立していてな。
エオルゼアで一番豊かな都市と言われる裏では、金が飛び交う権力争いが絶えないのさ。
ははーん、金に対する執着は半端ないってわけだな。
だからズルしてでも金を巻き上げたいという発想に至るんだな。
金に毒された都市ってイメージで問題無さそうかな。
それに、ウルダハが敵対している蛮族、アマルジャ族の侵入も増えてきているらしい。
戦となれば、あらゆる物資が高騰する。
俺たち商人にとっちゃ天国ってもんだ。
・・・・・・大きな声では言えないがな。
世の中金、金、金だな、まったく。
アマルジャ族は、敵対している蛮族ね。
おっと、そろそろ到着のようだぞ。
見ろ、あれが荒野のオアシス・・・・・・。
金と計謀の渦巻く黄金の街。砂の都、ウルダハだ!
ナレーション
アルデナード小大陸の南端、荒野ザナラーン。
砂の都と称される「ウルダハ」は、遠方からの隊商たちが行き交う交易都市国家である。
かつて鉱山都市として栄えたこの都市は、「黄金都市」と言われるほどの富であふれている。
厚い城壁に囲まれた宝石の如き豪奢な都市に、今ひとりの冒険者が訪れようとしている。
今はまだ己の運命を知らぬ者・・・・・・
何処からともなく聞こえてくるナレーションの声。
こういうところの扱いが難しいからこの映像美とナレーションは無視して進んでみることにするよ、ごめんな。
ガラガラと荒野を進みながら、目的地であるウルダハに到着しました。
ブレモンド
さて、と。
お前さん、ここでお別れだ。
旅商は街から街へってな。
国際市場に荷を下ろしたらまた次の街だ。
これを受け取ってくれ。
世話になった礼と、餞別だ。
おっさんから指輪をもらった。
そんなカジュアルな感じで指輪渡してくんなよw
まあ、ありがとう。
そういや、お前さんの名前を聞いていなかったな。
あれ、チョコボ・キャリッジ走っていったけど大丈夫?
乗る予定やったやつちゃう?
積み荷とかそのままなんちゃうん?
・・・・・・まぁ、いいさ。
お前さんと出会ったことが俺の自慢になるように立派な冒険者になっておくれよ!
おっさんこそ色々教えてくれてありがとうな!
立派な冒険者になります!
ナレーション
神々に愛されし地エオルゼアの歴史に名を残す者・・・・・・
この冒険者の長き旅は、砂の都ウルダハから始まる。
立派な門をくぐり、ウルダハの街並みを堪能する。
すると、何やらサングラスをした怪しげな男に声を掛けられる。
サングラスってやっぱり怪しげなイメージともなっちゃうよな。
親しげな男
よう!
そこの冒険者!
そう、アンタだ。やっぱり冒険者か。
ハハハ、どうしたキョロキョロして。
着いたばかりの冒険者って感じだな
変な人から話しかけられたんだからキョロキョロもするわいな!
ワイモンド
俺は情報屋のワイモンドってんだ。
よかったら、ウルダハを案内してやろうか?
なに、案内料はツケといてやるさ。
大物になったら、俺を情報屋として使ってくれりゃいい。
さぁ、こっちへ来な。
やっぱこの街は金のイメージ。
何かある度に金、金、金だ。
まあ大事なんだけどね!
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