「護るべきもの」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想

護衛業を始める決意を固めたムーフールー。
さて、護衛先はどこにするのだろうか。
ムーフールー
では、護衛として自分を売り込んでみようと思うが・・・・・・貴殿に見届けていただけるなら、私としては大変心強い。
そら当然よ。
職を失わせた一端があるからねw
ペルペル族は主に商売を目的にこの集落にやってくる。
ほかにも、あちらに漁場が少ない関係で、釣り人も訪れることがあるな。
どちらにしても、私を護衛に雇ってくれる相手かどうか。
「ウォーラーの残響」にいるペルペル族に声をかけてみるので、貴殿も来てくれるだろうか?
ウォーラーの残響入り口付近でペルペル族を発見。
―ムーフールー
こちらの方から、依頼をいただけそうだ。
すぐに見つかってよかった。
ペルペル族の釣り人
アンタ、こっちのヨカフイ族のダンナの知り合いか?
護衛として雇ってほしいんだってな。
ういうい、ありがたいから頼んだところだ、今ちょうど!
誇り高いヨカフイ族に護衛を頼むなんて、怒らせそうで、今まで言えなくてさ。
俺っち、「カーヴァーフー湖」で目一杯釣りがしてえのよ!
あの辺にゃ危ねえ魔物も多いが、守ってもらえるなら釣りに集中できる。
はあ、うずうずしてきた、釣りがしたくて!
ういうい、早く行こうぜー!
ムーフールー
「カーヴァーフー湖」か・・・・・・。
確かにあの辺りは、エーテルの動きが不安定で、厄介な草花の魔物が現れることも多い。
護衛として初仕事なので、どうかご同行いただけるだろうか?
極力自分の力で対応するつもりだが、無理をして、雇い主に被害が及ぶことだけは避けたいのでな。
よっしゃ、いこいこ。
カーヴァーフー湖周辺へと向かってみたら、早速ムーフールーが魔物を退治していた。
―ペルペル族の釣り人
つえぇなぁー、ヨカフイ族って・・・・・・!
ムーフールー
来てくれたか。
今しがた、襲ってきたコイツを倒したところだが・・・・・・妙な興奮状態にあったような気がする。
気にしすぎかもしれないが、警戒するに越したことはない。
私は依頼主とともに先に向かうが、貴殿は周辺を警戒しながら、後をついてきてもらえるだろうか?
あいあい、了解。
周囲を見渡すとモルボルの幼体があった。
この辺りにモルボルが現れるのだろうか・・・・・・?
幼体はそそくさと逃げようにその場を去った。
ペルペル族の釣り人の声
助けて、誰かぁーーーーーーーっ!!
西側から大きな声が山間部に響き渡った。
すぐに向かおう。
嫌な予感が的中。
モルボルに襲われているムーフールーの姿を捉えた。
ちょちょいのちょいとマウンテン・モルボルを倒す。
―ペルペル族の釣り人
も、もう一安心・・・・・・?
って、ダンナは大丈夫か!?
ムーフールー
助けられてしまったな・・・・・・。
誠に面目ない・・・・・・。
魔物が活性化していて、嫌な予感はしたが・・・・・・あのような異常成長した個体まで現れるとは。
しかし、強敵が現れたことは言い訳にできない。
私ひとりでは護りきれなかった・・・・・・。
これでは、護衛失格だ・・・・・・。
ペルペル族の釣り人
何言ってんだ、そんなことないぜ!
ダンナ、俺っちをかばうのを優先してたろ?
だから攻められずに、少しずつ後退して、でけぇ一撃も食らっちまった・・・・・・。
ういうい、そんな状況でも、俺っちには傷ひとつねえ!
ってことは、十分果たしたってことだろ、仕事を!
その通り。
護衛人は依頼者の安全が第一で、自分がどれだけ傷つこうが依頼者に傷がなければまあ良いんだよ。
襲撃に対して打ち勝つことも大切だけど、今回みたいに時間稼ぎをして援助を待つってのも大切なことなんだよね。
ムーフールー
確かに、見方によってはそうかもしれないが・・・・・・。
貴殿から見て、この働きはどう思う?
さにすと
依頼人がそう言うなら・・・・・・
ペルペル族の釣り人
ほらほら、このつえぇ人もそう言ってるし!
課題はあるだろうけどさ、いったん合格ってことで!
それよりも・・・・・・あんなのを倒したら、さすがにしばらくは安全だよな?
こんなチャンス、滅多にねぇ!
ういういー、釣れるだけ釣ってから帰るぜ!
ムーフールー
・・・・・・ペルペル族というのは、小さいのにたくましいのだな。
―ムーフールー
ペルペル族はなかなか釣りがうまいな。
いつか教わりたいものだ。
ペルペル族の釣り人
ういうい・・・・・・!
こりゃあ大漁だぜ、ゆっくり釣りができたおかげで!
アンタたちについてきてもらえて、本当によかった!
もう十分だし、そろそろ「ウォーラーの残響」へ戻るとするか!
いつもの場所へ戻ります。
―ペルペル族の釣り人
はあ、楽しかった・・・・・・!
ムーフールー
戻られたか。
貴殿には情けないところをお見せしたが・・・・・・おかげで依頼主に傷ひとつなく、護ることはできた。
此度の反省を活かし、より研鑽に励もう。
魔物相手に苦戦する姿を見せれば、依頼主も不安だろうからな。
ペルペル族の釣り人
ういうい、その心意気だぜ、ダンナ!
昔のあれこれを爺さんたちから聞いて、ヨカフイ族のことを怖がってる同胞も少なくねえ。
ただでさえ、見た目がイカついしな。
目はクリックリなんやけどなw
でかいからなw
でもよ・・・・・・ダンナは身を挺して俺っちを護った!
この話を広めりゃ、きっと同胞たちの心も変わるはずさ!
ペルペル族のみんなに、ダンナのことを伝えよう!
心強い巨漢の護衛、ムーフールーの名前をな!
いい依頼主に出会えたな。
これもまた運命である。
ムーフールー
この護衛を、無事に終えられたこと・・・・・・いや、ここまで私に寄り添ってくれたことに、感謝の念が尽きない。
いいってことよ。
こっちこそ職を失わせてしまったわけだから、安心しているよ。
貴殿に憧れ、そして、今しがたの話を聞いて、なぜ自分が祭拝殿の守り手から身を引いたのか、本当の理由がわかったよ。
私はずっと、誰かを護りたかったのだ。
今はもう空っぽの祭拝殿を護るよりも。
今後は、「護衛のムーフールー」として、ペルペル族たちの信頼を勝ち得ていこうとも。
教えてくれた貴殿に、報いるためにもな。
頑張ってくれ!
応援してるよ!
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