「無人の町」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
「死の三角海域」の調査で判明した蜃気楼の町へと着いたさにすと一行。
さて本格的な調査が今から始まる!?
ケテンラム
見たところ、人の姿はないようだ。
この町はいったい・・・・・・。
ともかく、ここで考え込んでいても埒が明かん。
船のことはオファンゲイムに任せて、俺たちは少し周辺の様子を探ってみよう。
なあに、船さえ無事であれば、当面の活動に必要な糧食には事欠かんからな。
フラグですか?
それじゃ、何か見つかったら、俺に報せてくれ。
―ケテンラム
厳重に施錠されている・・・・・・。
少し時間はかかるが、ほかに入り口はないようだから、開けられないか試してみるか。
入り口からほど近くにあった仄明るい石を調べる。
魔力を帯びた石が、周囲を仄かに照らしている。
明らかに人工物であり、天然由来のものではない。
石自体が発光しているのか、光らせるための機構があるのか・・・・・・現時点では、それを推し量るのは難しい。
続いて苔むした建物を調べる。
風雨に晒され、苔がびっしりと自生している・・・・・・。
建てられてから、かなりの年月が経っているに違いない。
周囲に足跡なども見られず、人がいる気配もないようだ。
最後に長い階段を昇った先の少し開けたところから海を眺めてみる。
凪いだ海面を見渡すと、遠くに沈没した船の舳先(へさき)が見える。
過去に死の三角海域に挑み、消息を絶った船だろう。
船首の向きから考えると、島から離れようとして、沈んでしまったようだ。
乗組員たちも、運命を共にしたのだろうか?
ひととおり町を見て回った。
わかったことを「ケテンラム」に報告しよう。
明らかにすべてが人工物であるものの、人の気配は全くない。
過去にここに住んでいた人がいて今は住んでいないのだろうが、この町にはどんな歴史が眠っているのだろうか。
ケテンラム
謎を解く手がかりになりそうなものは、お前も見つけられなかったか。
建物の状態からして、かなり古い時代の町らしい。
住人がいなくても不思議ではないが、難破船の生き残りでもいてくれればと思ったんだがな・・・・・・。
俺の方は、厳重に閉ざされたこの建物が気になって、難儀しながらも、どうにか開錠したところだ。
なに、開錠の技をどこで得たのか、だと・・・・・・?
何かと便利じゃん、教えてよ。
フッ、それを聞くのは野暮というもんだ。
さっそく、中を確認してみようじゃないか。
さにすとに勝てることを見つけて喜んでいるように見えてちょっとイラってした。
ケテンラムに言われるまま、建物の中へと入る。
建物の中は、蝋燭が灯っていて、そこに1つの棺が置いてあるだけだった。
この蝋燭の火はいつから燃えてるんだ?
永久機関か?
ケテンラム
石棺か・・・・・・?
待て、安易に近づくな。
魔法的な封印があるかもしれない。
そもそも、蝋燭が燃え続けているのも、何かしら魔法の痕跡を感じる。
慎重に近づいてみるぞ・・・・・・。
石棺に近づいてみたところ何かが反応。
床にはディープダンジョンに施されていたワナのような紋章が浮かびあがった。
紋章見るとアシエンを思い浮かべてしまう自分もいて、やになっちゃう。
ケテンラム
やはりな。
この手の封印を解除するには、いくつか手順を踏む必要があるのが常だが・・・・・・
さにすと、電撃が走る(2回目)
????
資格あるものだけが、手にすることができる・・・・・・
さにすと
自分にも試させてくれ。
試すもなにも、近づくだけでその封印は崩れ去った。
やっぱヒカセンたる所以?
そしてケテンラムドン引き。
ケテンラム
まったく、お前という奴は、この島と同じくらい不可思議だな・・・・・・。
封印が解かれたことにより石棺は自ら蓋を外した。
中からあらわれたのは凶悪な魔物・・・・・・ではなくトンベリだった。
ケテンラム
こ、こいつは、伝説の怪物トンベリ・・・・・・!?
ケテンラムの中では伝説の怪物のようだ。
僕はトンベリキングまであったことあるで?
????
んー、よく寝たぞい!
日本語話せる系か。
はて・・・・・・お前さんたちは、誰じゃ?
ケテンラム
人語を喋れるとは・・・・・・驚いたな。
????
いきなりご挨拶じゃのう。
・・・・・・ま、この姿では驚くのも無理はないか。
アーカイブ
わしは博識の天才学者、アーカイブ様じゃぞい!
ほれ、そっちも名乗らんかい!
アーカイブ?
過去の記録見れたりするん?
まあ喋り口調的にめちゃくちゃ悪そうな奴じゃないので名乗る。
アーカイブ
ほう、さにすとというのか。
・・・・・・探求心に満ちた、良い目をしておるな。
ケテンラム
俺はリムサ・ロミンサ出身の探検家、ケテンラム。
トライヨラ連王国の支援を受け、この島を調査しにきた。
アーカイブ
リムサ・ロミンサに、トライヨラ・・・・・・!?
12の都市国家を巡り、そのすべてを知り尽くしたわしが、国名すら聞いたこともないとは・・・・・・。
いったい、いつどこに成立した国なんじゃ?
はぁ、これはすり合わせが必要なタイプのおっさんか。
とりあえず説明できる範囲のことは説明しておく。
アーカイブ
なんとまぁ、今が第七星暦じゃとは!
身体が異形に変じる「トンベリ病」の蔓延を恐れて、孤島に移り住んで眠りについておったのじゃが・・・・・・。
ケテンラム
そういえば、第五星暦の末期に、そんな奇病が流行したという説があるらしい・・・・・・。
となると、1500年以上も眠ってたのか?
アーカイブ
おぬしらの話を聞くに、ずいぶんと長い時間が経ってしまったようじゃ。
そして、この島の探査とな・・・・・・。
アーカイブは中では居心地が悪かったのか、外に出て町を見渡した。
アーカイブ
ふむ、戦勝記念に建てた噴水もずいぶんと古びてしまっとるのう。
おぬしらの言葉に偽りはなかったか・・・・・・。
そして、この島全体を覆う不思議なエーテル。
この術式は・・・・・・ある種の結界か・・・・・・?
くっ、長らく眠りについていたせいか、頭がうまく働かんぞい。
悔しいのう、かつては世界中で起きた戦闘の回数から、貴重な宝が収められた箱の数まで・・・・・・なんでも答える「もの知りじいさん」だったこのわしが・・・・・・!
よし、決めた!
おぬしらが、この島の謎を解かんとするのならば、わしも協力させてもらうぞい!
現地のことを、歴史をある程度知っている人が助っ人になってくれるのはでかいな。
何歳かは知らんけどw
さにすと
こちらこそ、よろしく頼む。
ケテンラム
ひとまず、町の脅威となる存在はいないようだ。
船で待機させている連中を下船させ、探査の拠点準備を指示してくる。
すぐに戻るから、引き続き、ここで「アーカイブ」と情報交換をしよう。
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