「ハヌハヌ族を知る」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
バクージャジャからの思わぬ襲撃から逃れ、無事イヒーハナ祭の開催を目指す。
ウケブ
さて・・・・・・無粋な余興は終わり、神輿の修理も完了している。
オック・ハヌのハヌハヌ族たちに、満を持して、イヒーハナ祭の復活を喧伝しようではないか。
無論、挨拶を忘れてはならない。
ここまで来た君たちには、言うまでもないだろうがな。
ウクラマト
わかってるさ。
「オフォカリー」・・・・・・だろ!
―ウケブ
もしや挨拶を忘れたのか?
やれやれ、まったく・・・・・・。
オフォカリー!!
挨拶するのは少し恥ずかしいけれど、まあせっかくの祭りだ、羽目を外してもいいじゃないだろうか。
物憂げなハヌハヌ族
ふぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
イヒーハナ祭ができないと、活力が湧いてこない・・・・・・。
さにすと
オフォカリー!!
物憂げなハヌハヌ族
オフォカリー!!
イヒーハナ祭の復活は魅力的だけど、復興作業も急がなくちゃいけないから、迷うな・・・・・・。
だけど、だけど、教えてくれてありがとう。
まあ祭りなんて心に余裕がないと楽しめないからこれそうだったら来てくれや。
元気がないハヌハヌ族
ハァ・・・・・・・・・・・・。
こんな状況で、元気になんてなれるはずないわ・・・・・・。
さにすと
オフォカリー!!
元気がないハヌハヌ族
オフォカリー!
今からイヒーハナ祭を開くですって?
そんなこと、急に言われたって・・・・・・
参加するしかないじゃない!!
復興作業で元気がなくなっていては、気力を振り絞れば、どうにでもなるからさ!
こうしちゃいられない!
すぐに準備をしなくちゃ!
悲しげなハヌハヌ族
うぅ・・・・・・・・・・・・。
これから、何のために頑張ればいいんだ・・・・・・。
さにすと
オフォカリー!
悲しげなハヌハヌ族
オフォカリー!
ついに、ついに、直ったのか、神輿が!
またイヒーハナ祭が開けるようになったと知ったら、大嵐の被害に遭った同胞たちも喜ぶはずだ!!
彼らの分まで、祭りを楽しんでやるさ!!
3人のハヌハヌ族に祭りができたと言った瞬間の目の変わりようは、希望の光が差し込んだかのような反応だった。
この方法を選んでよかったな、とひとまず感じた瞬間であった。
そのままウケブのところまで反応を届けに帰る。
ウケブ
戻ったか。
ハヌハヌ族たちは、イヒーハナ祭の復活を喜んでいただろう。
そうだろうとも、ほかの皆が戻ったら、いよいよ始めようではないか。
イヒーハナ祭開催に集まってくれたのは3人のハヌハヌ族だけだった。
ウクラマト
集まったのはこれだけか・・・・・・。
ウケブ
なに、イヒーハナ祭が始まれば、ハヌハヌ族はじっとしていられまいよ。
リヌハヌ
そうだ、そうだ!
ウケブの言うとおり!
さあ、さあ、神輿に乗ってくれ、ウクラマト!
イヒーハナ祭を始めるぞ!
ウクラマト
よっしゃ、わかった!
ウケブ
イヒーハナ祭は豊穣を願う祭りだが、こめられた意味は、それだけではない。
担ぎ手と乗り手・・・・・・両者の友情が、末永く続いていくことを願う、盃事でもあるのだ。
リヌハヌ
いいか、いいか、みんな!
俺たちが担ぎ上げるウクラマト王女は、イヒーハナ祭を復活させてくれた恩人だ!
羽根が抜けようが、肩がいかれようが・・・・・・絶対、絶対、落とすんじゃないぞ!
せーの!
威勢のいい掛け声とともに神輿を担ぎあげる4匹のハヌハヌ族。
ウクラマト
ははっ!
こりゃ気持ちいいぜ!
リヌハヌ
腹が減ってるからって、見てるだけでいいのか?
担ぎたい奴はついてこい!
リヌハヌの号令で、集落中のハヌハヌ族が集まって神輿を担ぎに来た。
やっぱり伝統の祭りはみんな開催したかったんだろうな。
ザヌハリ
おやおや、おやおや。
王族が神輿の乗り手を務めるとは。
あなた以来じゃないですか。
ねえ、グルージャジャ。
担げる者は担ぎ、担げない者もハヌハヌ族伝統の踊りによって神輿を盛り立てる。
リヌハヌ
よーし、担ぎ手は集まった!
向かうはコザヌア・キーだ!
さにすとたちが安全を確保したコザヌア・キーまでの道のりを神輿が、ハヌハヌ族が踊りながら通過する。
無事何事もなく、コザヌア・キーに神輿を届けた。
ウケブ
さあ見るがよい。
ここからが、イヒーハナ祭の真骨頂だ!
神輿をハヌハヌ族が信仰する豊穣の神を模したケーツハリー像の前へやると、ハヌハヌ族たちが青く発光しだした。
それにつられてか、ウクラマトやさにすと一行など周りにいた人々も同じく青く発光しだした。
な、なんだ、なんだ!?
ウケブ
神輿は、周囲に集う者たちの魔力を、集め、束ね、増幅し・・・・・・
ケーツハリー像を通じて大地に注ぎ込み、地脈を刺激して、流れを加速させる!
集められた魔力が、神輿の目からビームのように鼻たれケーツハリー像の心臓に注ぎ込まれる。
それに呼応するかのように、集落にあった水田が発光し、瞬く間に枯れた葦が綺麗な緑の葦に成長を遂げた。
アルフィノ
おお、葦が!
クルル
これが、イヒーハナ祭の豊穣魔法なのね・・・・・・!
リヌハヌ
神輿が魔具だって話、本当だったのか・・・・・・。
ウクラマト
すげえ、すげえよ・・・・・・こんなの、今まで知らなかったぜ!
人の身長よりも高く成長した葦を見上げながら、イヒーハナ祭は終了した。
―エレンヴィル
イヒーハナ祭、どんなものかと思ってたが・・・・・・たしかに、これはすごいな。
―クルル
魔力を補給できていなくてヘトヘトなはずなのに、イヒーハナ祭が始まった途端、みんな元気に騒ぎ始めて・・・・・・お祭りの効果ってすごいのね!
―ウケブ
言っただろう?
素晴らしい光景が見られるとね。
―アリゼー
次は、私も神輿の上に乗ってみたいわね。
だって、楽しそうじゃない?
ウクラマト
思わず、神輿をほかのハヌハヌ族たちに託して、水田を見に来ちまったぜ。
リヌハヌ
うん、うん、問題ないさ。
みんな、イヒーハナ祭の復活が嬉しかったみたいで、担ぎ手を交代しながら、神輿を村まで運んで行ったよ。
さあ、さあ、そんなことよりも、近くでよく見てみたらどうだ?
あんたらのおかげで、元気に実った葦の姿をさ!
ウクラマト
全部が元気になったわけじゃねぇのか・・・・・・
アルフィノ
一度の豊穣魔法では、これが限界ということだろう。
これから何度もイヒーハナ祭を繰り返せば、すべての葦が活気を取り戻すはずさ。
クルル
この場合、試練はどうなるのかしら・・・・・・。
ゼヌハリ
うん、うん、心配は無用ですよ。
葦の不作を解決することは、偶然ではできません。
たとえ1本でも元気にできたなら、それは、試練に本気で向かった証です。
神輿が魔具であることを見抜き、解決策をイヒーハナ祭に求めたのは、実にお見事!
なんだ、長は知っていたわけか。
神輿に力があることを。、
ただ、圧倒的人手不足で、それどころじゃなかったんだな。
しかし、しかし、あれほどの効果を発揮したのは・・・・・・私が小鳥だったころ以来でしょう。
ハヌハヌ族だけの魔力ではなかなかここまで一気に成長することがないから後回しにあされてたのかもしれないな。
イヒーハナ祭で人手を少なくしてては元も子もないからね。
それはつまり、神輿の修繕を怠ったことで魔具の力が弱まり、イヒーハナ差しが形骸化といていたということ・・・・・・。
あなた方は、我らの文化を取り戻してもくれたのです。
コーナも葦をかき分けてやってきた。
ウクラマト
兄さん!
コーナ
不届き者が出たもので、遅くなりました・・・・・・選者の方がいらっしゃるなら、ちょうどいい。
そういうと懐から1本のビン?を取り出し、田んぼに1滴なにかを注ぐ。
すると、そこにあった元気のなかった葦が元気を取り戻し、人の頭を悠々に超えるほどまで成長した。
何を差したんだ、今。
とんだ噛ませ犬か?
ザヌハリ
ほう、ほう・・・・・・これは素晴らしい。
ウクラマト
はあっ!?
水を垂らしタダで、葦が元気になっちまった!
アルフィノ
葦の不調は、地脈の流れが滞っていることが原因だった。
あなたはそれほ、水のエーテル伝導率を高める、錬金薬を流すことで解消したのですね?
水の流れにも簡易的な地脈としての役割を与えることで、エーテルが効率的に流れるように。
コーナ
これもひとえに、シャーレアン魔法大学で培った知識と、賢人たちの協力のおかげですよ。
無茶苦茶謙虚なんだよなコーナさん。
王にするには謙虚すぎるというか、なんというか、ね。
アルフィノ
賢人だって・・・・・・?
コーナ
いいかい、ラマチ。
これが外つ国の知識と技術だよ。
上手く扱えば、こんなにも簡単に物事を運ぶことができるのさ。
それこそ、重い神輿を担ぐ必要もなく、ね。
ウクラマト
はぁー・・・・・・やっぱ、兄さんはすげぇなぁ。
クルル
ウクラマトさんのやり方が間違ってたわけじゃないわ。
たどり着いた結果は同じだもの。
結果は同じでも効率は違う。
それは混同したらあかんで。
リヌハヌ
そうだ、そうだ。
何より、イヒーハナ祭、楽しかっただろ。
ウクラマト
おう、めちゃくちゃ楽しかったぜ!
この村には、前にも来てるから、お前らのこと、全部わかった気になってたけどよ・・・・・・。
葦のことといい、イヒーハナ祭のことといい、アタシが知らないことばかりだった。
だけど今度こそ、ちゃんとわかった気がする。
そしたらよ・・・・・・
もっと好きになったぜ、この村と、お前らハヌハヌ族のことが!
リヌハヌ
こちらこそだよ。
自分たちの神輿が持つ本当の意味・・・・・・教えてくれて、ありがとな!
ザヌハリ
では、では、見事試練を超えたおふたりに、秘石を授けましょう。
どうぞこちらへ。
ザヌハリから、コーナとウクラマトに秘石が配られた。
ウクラマト
これが、秘石・・・・・・。
アリゼー
さっそく、石板に嵌めてみましょ!
ウクラマトは「葦の章」が描かれた石板を取り出し、秘石を嵌め込んだ。
ウクラマト
ピッタリだな!
残るはあと6つだ!
コーナ
では、僕はこれで。
ウクラマト
ったく、兄さんは余韻も何もあったもんじゃねぇな。
リヌハヌ
ウクラマト。
次のイヒーハナ祭の季節にも来てくれよな。
今度は、トライヨラの王様としてさ!
ウクラマト
それじゃ、いったんトライヨラに戻るか!
みんな、世話になったな!
また会おうぜ!
ウケブ
フフ、この国もまた面白くなりそうだ。
ドプロ族の妖賢士
こいつがコーナ王子の作った錬金薬・・・・・・。
試作品らしいが、中身は同じはずでさぁ。
戦のバクージャジャ
でかした。
オレサマたちは、何がなんでも勝たなきゃならねェ。
そのために、使えるものは使っていかなくちゃなァ。
葦の試練でも分かったけれど、今回の試練は通過できるかが問題ではなく、どう問題解決を導いたかが重要だと思う。
それは王の資質を見る意味でも4人の候補者全員に課せられた課題なんだろう。
バクージャジャはこの調子でほんとに国王になれると思っているのだろうか。
であれば頭お花畑だな。
―クルル
第二王子のコーナ様・・・・・・悪い人じゃないとは思うけれど、口調や行動からは、少し冷たい印象を受けるわね。
―エレンヴィル
どうあれ、ウクラマトは試練を超えて、秘石を得た。
今のところは、それで十分だろう。
―アリゼー
結局、バクージャジャはあれ以来、「あっち」の方は上手くいったとか何とか、言ってたけど・・・・・・。
―アルフィノ
コーナ王子が話していた、「賢人たち」とは、いったい・・・・・・?
ウクラマト
まだ旅は始まったばかりだってのに、早くもいろんな出会いがあったよな。
リヌハヌだって、死んじまった友達のため、イヒーハナ祭を開こうっていう強い決意を見せてくれた。
この先はどんな出会いがあるんだろうな。
あぁ、楽しみすぎては焼く先へ進みたくなってきた!
トライヨラのシャバーブチェに戻ろうぜ!
コザマル・カを後にして、トライヨラはシャバーブチェへと向かう。
―ペルペル族の協力者
ふぅ・・・・・・久しぶりだよ、こんなに食べたのは。
だいぶ長い時間放置してたもんなw
実際どれくらい時間経ったんやろうか?w
―エレンヴィル
ウクラマトが祭りを復活させるなんて言い出したときは、どうなることかと思ったが・・・・・・なんだかんだで、良い方向に転がったな。
―アリゼー
次の試練では、バクージャジャと一緒じゃないことを祈るわ。
―クルル
ゾラージャ王子・・・・・・ハヌハヌ族の集落では見かけなかったけれど・・・・・・。
―アルフィノ
雲海のバヌバヌ族における「舞」のように、ハヌハヌ族も「祭り」という固有の文化を持っていたね。
ウクラマト
まさか、いきなり連王の選者と会えた上に、秘石まで手に入っちまうなんてよ・・・・・・。
お前の勘を信じて正解だったな。
よっしゃ!
この調子で、ペルペル族の集落があるオルコ・パチャに乗りこもうぜ!!
エレンヴィル
向こうにも連王の選者がいると決まったわけじゃないが、まずは「ペルペル族の協力者」から情報を聞いてみよう。
―ウクラマト
この調子で、もう片方の集落にも行ってみるぜ。
―エレンヴィル
ウクラマトだけじゃ、試練を超えることができなかっただろう。
おたくを紹介したのは、間違ってなかったってことか。
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