「墓の試練」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
「墓の試練」の条件が判明した。
トラルヴィドラールであるヴァリガルマンダの封印が弱まってきていることは気がかりだが••••••
アルフィノ
私たちに課された「墓の試練」は、この山のどこかにいる、祭司長グーフールーを見つけだすこと、そこで手分けして情報を集めたいところだが••••••
これが試練である以上、そう簡単に居場所を教えてもらえるとは思えない。
そこで、聞き込みの際には、グーフールー殿について尋ねながらも、どんな会話をしたのか、よく覚えておいてもらいたい。
直接的な言及がなくとも、会話の中に、手がかりが隠されている可能性があるからね。
では、各自数名から話を聞き、またここで集まってくれ。
ヨーゲーウォー
祭司長の居場所を知らないかだと?
そういえば、今日は見ていないな。
ところで、先ほど祭拝殿から出てきたシュバラール族••••••ウクラマト王女だというのは本当か?
なんだか頼りなさそうに見えるが、グルージャジャ殿の後継者として相応しい御方なのかね?
ーヨーゲーウォー
その点、青いフビゴ族の姿をしたゾラージャ王子は、グルージャジャ殿に勝るとも劣らない迫力を纏っていたな。
あー、ここの集落もゾラージャ推しかよ。
ズーフェーラー
おや、君も祭司長のことを尋ねて回っているのかい?
今、グーフールー殿がどこにいるかは知らないけれど、ぜひ一度、会ってもらいたいものだよ。
彼は伝統を重んじる立派な人物だからね。
たとえば僕が今彫っている絵文字の彫刻なんかも、とても大切にしてくれているんだ。
これは人が生きた証を刻んだもので、今日、君と出会ったことなんかも記録されることになる。
太陽が幾度も巡った後でも、この出会いを振り返れるようにね。
もし僕たちの文化が知りたいなら、墓所のひとつ「佇む自証」に行ってみてよ。
ここから北西の方にあるからさ。
ーズーフェーラー
「佇む自証」に行けば、僕たちヨカフイ族のことが少しわかるかもしれないよ。
ゼーボーロー
トライヨラ••••••いや、外つ国から来た者か。
悪いが、グーフールー殿の居所は知らん。
祭司長は封印の監視役であると同時に、墓守でもある故、不在にしてることが多いからな。
ーゼーボーロー
それにしても、トラル公用語を使うのは久しぶりだ。
ここまで訪ねてくれる者は希少だからな。
ーウクラマト
それにしても、でけぇなぁ。
ハヌハヌ族よりひと回り大きいぐらいか?
ーアリゼー
これ、ヨカフイ族の文字よね。
なんて描いてあるのかしら。
ーエレンヴィル
この畑では、トウモロコシを育ててるようだ。
北のサカ•トラルでも見られる代表的な穀物だな。
さてさっきの場所で再集合。
アルフィノ
では、集めた情報を共有し合おう。
まずはグーフールー殿の居所について、話が聞けた者は?
シーン。
誰も聞けないか、流石に試練の内容だもんなw
予想どおり誰も聞けなかったようだね。
では、祭司長について些細なことでも、なにかわかったことがあれば教えてほしい。
ウクラマト
アタシが聞いた話じゃ、祭司長には墓守の側面もあるんだってよ。
クルル
その話は私も聞いたわ。
ヨカフイ族にとって、お墓というのは特別な存在のようね。
まあ「墓の試練」って名前つけてるくらいだもんな。
アルフィノ
墓守が行くところと言えば、墓場が相場だが••••••それはどこにあるのだろう?
あーさっきズーフェーラーが言ってたな。
なんだっけ••••••「佇む自証」か。
佇む自証••••••それがヨカフイ族の墓場がある場所かい?
ウクラマト
なら、グーフールーがいるかどうかはともかく、ひとまず「佇む自証」ってところに行ってみようぜ!
ヨカフイ族のこと、もっとよく知りたいしな!
クルル
ここから北西の場所にあるって話だったわね。
ならまずは、街のそちら側の出口に向かってみましょう。
刻むねw
北側の出口へと向かう。
クルル
ほかのみんなは、佇む自証を目指して西へ進んでいったわよ。
道がかなり急勾配になってるみたいだから、転ばないように、それぞれのペースでね。
誰が老人やねん
自分のペースでいきますわ。
エレンヴィルさんに追いつけば、的確に案内してくれるはず。
私も、このあたりの地形を確認したら、すぐに追いかけるわ。
ークルル
もしかして遠くに見えるあれが、佇む自証••••••?
エレンヴィル
このクレーターを見てくれ。
薪どころか草すらないのに火が燃え続けてるだろう?
トライヨラ叙事詩いわく、これはヴァリガルマンダが暴れたときに生じたものだそうだ。
かの存在が操る炎は、嵐の中でも燃え続け、永遠に消えることがないんだとか。
てっきり、盛って書かれてるもんだと思ってたが・・・・・・。
え、じゃあ80年くらい燃え続けてるってこと!?
やばすぎやろww
それはそうと、「佇む自証」は、街道を北西に進んだ先だ。
ウクラマトが先行してるはずだが、道に迷ってないだろうな・・・・・・。
―エレンヴィル
これが「ひとりでは見られない世界」・・・・・・あいつも連王たちとの旅を通じて、それを見たのか?
だったら、俺だって・・・・・・。
―アルフィノ
ここは、墓というよりも住居のように見えるが、放棄されてもうずいぶん経っているようだね。
しばらく道なりに進むとウクラマトの姿があった。
―穏やかなヨカフイ族
どうやら、来たようだな。
ウクラマト
へへっ、アタシが一番乗りだ!
え、競争してたん?
教えてやww
んじゃ、みんな揃ったところで、こいつに話を聞いてみるか。
なあ、お前がグーフールーか?
穏やかなヨカフイ族
いいや、俺は祭司長ではないよ。
ただ、彼から頼みごとをひとつ引き受けている。
自分を探しに来た者がいたら、この墓のことを教えるようにと。
ウクラマト
そうか、ならここに来たのは、まったくのハズレってわけじゃないんだな!
それじゃ教えてくれよ、ここには誰が眠ってるんだ?
穏やかなヨカフイ族
誰も眠ってなどいないさ。
役目を終えた肉体は火葬され、オルコ・パチャの山々に散骨されるからな。
そもそも我らが考える「死」は、君たちのそれとは異なる。
人が死ぬのは、心臓が止まったときではない。
自己の存在が、すべての人々の心から消え去ったときだ。
だから俺たちは、肉体が終わりを迎える前に墓を建てる。
皆の心の中で、永遠に生き続けるために。
これは、俺の親しい友人の墓でな。
彼の肉体は、数年前にその役目を終えたが、友人は今でも俺の心の中で生きている。
あの中には、俺の墓もあるんだ。
墓がある限り、俺の存在は残り続ける。
友人のように、墓に刻まれた絵文字を読んだ者の心の中で、生きていくことができるからな。
クルル
ヨカフイ族の「死」に対する考え方は、もともとあなたたちが持っていたものだったの?
穏やかなヨカフイ族
「忘れじの深奥」に行ってみるといい。
そこで我らの歴史を知ることで、今の問いの答えが見えてくるだろう。
ウクラマト
なら、そっちにも行ってみようぜ。
もっと知りたくなってきたからな。
アタシたちとは違う、ヨカフイ族の生き方ってやつをさ!
穏やかなヨカフイ族
ことらこそ、話を聞いてくれて感謝する。
俺の存在を、君たちの心に残すことができたのだから。
「忘れじの深奥」はこの道の先だ、気をつけて行きなさい。
あー、ゾラージャには無視されたんだろうなぁ・・・・・・
無視されたら生きてる価値無しってことだもんなぁw
―穏やかなヨカフイ族
「忘れじの深奥」に行けば、我らヨカフイ族の歴史を知ることができるだろう。
さらに道なりに進むと、山々を貫通したトンネルに到着。
この中が忘れじの深奥なのかな。
―クルル
人は肉体的な終わりを迎えても、誰かの心の中で生き続ける・・・・・・か。
だとしたら、ガラフおじいちゃんも、私の心の中で生きているってことになるのよね。
そう考えると、少し温かな気持ちになってくるのはなぜかしら。
人間に置き換えると、ちょっと頭お花畑だなって感じてしまうよねw
―アリゼー
さっきの彼と同じく、私たちを待っていたようね・・・・・・。
―エレンヴィル
これまでヨカフイ族と話したことがなかったからな。
彼らがああいう死生観を持ってる部族とは知らなかった。
―アルフィノ
上にあるのは壁画か・・・・・・!
4つそれぞれ違う場面を描いているようだが・・・・・・。
―実直なヨカフイ族
お待ちしていましたよ。
ウクラマト
あのさ、佇む自証で出会った奴から、ここに来るよう勧められたんだけどよ・・・・・・。
実直なヨカフイ族
祭司長の命により、あなたがたをお待ちしておりました。
我が家系は、語り部としてこの壁画に描かれた伝承を、祖先より継承しております。
壁画を見渡す。
アリゼー
ずいぶん立派な壁画ね。
もしかして、これはヨカフイ族の歴史を描いてるの?
実直なヨカフイ族
そのとおり。
あなたがたには、試練に挑む前に知っていただきたいのです。
我らヨカフイ族の、これまでの在り方を・・・・・・。
これまでの奴らと一緒で、座学があって試練があるんだなw
分かりやすい展開だけど、ワンパターンって感じがしちゃうよね。
ウクラマト
ああ、望むところだぜ。
ぜひ聞かせてくれよ!
実直なヨカフイ族
では、さっそく・・・・・・
これは、ヨカフイ族の隆盛期を描いた壁画です。
伝承によれば、千百年以上もの大昔のこと・・・・・・。
他の部族よりも体躯に恵まれたヨカフイ族は、その圧倒的な力をもとに、ヨカ・トラルの大半を、支配下に収めたといいます・・・・・・。
多くの部族を制圧した祖先たちは、さらなる勢力の拡大を狙い、北を目指した・・・・・・。
そのサカ・トラル出征の様子を描いたのがこちらの壁画。
船では渡れぬ海峡を渡るため、祖先たちは100年の歳月をかけ、北へ渡る大橋を完成させました。
ああ、トライヨラの観光のときに見たあの遠くまで続く橋か・・・・・・。
ウクラマト
トライヨラに今も遺ってる、ゾーゴー永結橋のことだよな。
あんなデカい橋まで作って、サカ・トラルに攻め入るだなんて、やることが大き過ぎるぜ・・・・・・。
あれ、でもあっち側の大陸に、ヨカフイ族がいるなんて聞いたことないぞ?
実直なヨカフイ族
次の壁画をご覧いただければ、その疑問も解消されるでしょう。
一応語り部なんだから、一通り聞いたうえで疑問を投げかけてやれよ。
途中で質問入るのやりにくそうだろ?
クルル
これは・・・・・・ヨカフイ族が大勢倒れているように見えるけれど、サカ・トラル出征時に、いったい何が起こったというの?
だから黙って聞けってw
そっからやろw
実直なヨカフイ族
千年ほど前に行われた出征において、サカ・トラルに足を踏み入れた祖先たちを待っていたのは、正体不明の病でした。
ウクラマト
病気か・・・・・・。
まあこういう巨体ってかなり病気に弱いイメージあるよな。
実直なヨカフイ族
これは特段、新しい病ではありませんでした。
現地で暮らすトナワータ族やシャトナ族にとっては、季節ごとに流行る、ちょっとした風邪程度のもの・・・・・・。
ところが、ヨカフイ族が感染すると、なぜか命を奪い去るほどの恐ろしい力を発揮しました。
こうして同胞の実に9割が、北の大地で命を落とし、生き残った者も、子が生まれづらくなる後遺症に苦しんだのです。
エレンヴィル
異国の地で耐性のない病に罹ると、現地民よりも強く症状が現れることがある・・・・・・。
サカ・トラル出征が失敗に終わったのも、頷ける話だ。
アルフィノ
遺体を土葬せず、火葬するようになった要因でもありそうだね。
実直なヨカフイ族
最後の壁画は、ここオルコ・パチャを描いたもの。
サカ・トラルへの出征で多くの同胞を喪った祖先たちは、故郷であるこの山へと戻ってきました。
そもそも、私たちが戦い続けていたのは、このオルコ・パチャの平和を護るためだったのです。
遥か昔、ヨカフイ族の始祖は、この大陸に我らとは違う見た目、違う考え方を持った部族がいると知りました。
そしていつか彼らが、私たちのもとへ攻めてくると考えた。
故に、先にこちらから打って出ることにしたのです。
ですが、そうして戦い続ければ戦い続けるほど、本当に欲しかった平和は遠ざかっていった・・・・・・。
そして、サカ・トラル出征が失敗に終わって故郷に戻ったとき、祖先たちは・・・・・・ようやく気づいたのです。
私たちが望んだものは、始めからここにあったのだ、と。
生まれ育った場所で、記憶を石に刻みながら生きる。
それこそが私たちにとって真の平和だったのです。
ウクラマト
戦い続けるかぎり、目の前の平和に気づくことができない・・・・・・。
実直なヨカフイ族
私の話はこれで終わりです。
我らヨカフイ族の歴史、おわかりいただけましたか?
ウクラマト
お前たちが、これまでどうやって生きてきたのか・・・・・・そして、これからどうやって生きていきたいのか・・・・・・同じ国に生きる同胞として、たしかに受け取った!
実直なヨカフイ族
ならば今こそ明かしましょう。
祭司長は、かの霊峰・・・・・・ウォーコー・ゾーモーの山頂にて、あなたがたをお待ちしています。
ウクラマト
へっ・・・・・・やっぱあの山を登ることになんのかよ。
上等だぜ、それでこそ王を決める試練だ!
実直なヨカフイ族
ウォーコー・ゾーモーへの入口は、ここを出て南に進んだ先。
山頂までの道には、獰猛な獣や魔法生物が多く生息しています。
どうかお気をつけて。
ウクラマト
ああ、ありがとよ!
壁画について教えてくれたこともな!
それじゃ行こうぜ。
目指すはここから南にある「ウォーコー・ゾーモー」だ!
―実直なヨカフイ族
ヨカフイ族の歴史を知ろうとしてくださったこと・・・・・・感謝いたします。
結局は自分たちの種族について知ってほしいという想いなんだよな、この継承の儀ってのは。
多部族国家を治める王として、それぞれの歴史・文化を知ることは必要最低限だとグルージャジャは考えているんだろうな。
洞窟を少し戻って、違う山道を進む。
―ウクラマト
上等とは言ったけどよ・・・・・・ここまでひたすら坂を上り下りして、足がパンパンだぜ・・・・・・。
アリゼー
ふぅ、さすがにこれだけの山道となると、空気が薄いこともあって息が上がるわね・・・・・・。
って、あなたいつからそこに?
言っとくけど、ぜんぜん疲れてなんかないから!
ほらほら!
アルフィノたちに置いていかれないよう、先に進むわよ!
なんやこいつ。
さらに山道を道なりに進む。
―エレンヴィル
今回ばかりは、俺のガイドは期待しないでくれ。
秘境であるウォーコー・ゾーモーについて書かれた文献は、トライヨラにも、ほとんど存在しないんだ。
―アルフィノ
ウクラマトには簡単な治癒魔法をかけてほいたよ。
ここまでの険しい山道で、足腰に限界がきていたみたいだからね。
そんな魔法まであるんかよw
―クルル
これが、ウォーコー・ゾーモー・・・・・・近くで見ると、その高さに圧倒されるわね。
―アリゼー
山頂を目指す道中で、バクージャジャたちと出くわすかもしれないわね。
そのときは、コザマル・カでの借りを返してあげないと!
ウクラマト
壁画の語り部が言ってたよな。
戦い続ければ戦い続けるほど、本当に欲しかった平和は、遠ざかっていった・・・・・・ってさ。
ゾラージャ兄さんも「墓の試練」に挑んでるなら、きっと同じ話を聞いてるはずだよな。
だったら、戦を以て、人々に平和の価値を思い起こさせる・・・・・・なんて考えは、思い直してくれねぇかなぁ。
傾聴して聞いてるとマジで思ってるなら幸せだなお前は。
聞き流してるに決まってるやろw
変な期待はするなよ。
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