「船大工のウケブ」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文緑文字はさにすとの感想
「葦の試練」と「イヒーハナ祭」が直接的な関係があると踏んだウクラマト一行は、イヒーハナ祭に使う神輿の修繕に取り掛かった。
リヌハヌ
船大工の名は、ウケブ。
数年前に移住してきたシュバラール族なんだけど・・・・・・その割には、ここコザマル・カの文化に詳しくてさ。
特に礼儀作法には厳しいから、挨拶だけは欠かさないようにしてくれよ。
じゃないと、機嫌を損ねてしまうかもしれない。
ウクラマト
挨拶って・・・・・・ああ、あれか!
ハヌハヌ族流の挨拶なら、ちゃんと覚えてるからな!
オフォカリーだっけ?
リヌハヌ
それなら問題なさそうだな。
まずは、東に進んでオック・ベックベを目指すぞ。
東のオック・ベックベに到着。
―クルル
ここでは、ハヌハヌ族以外の部族も、コザマル・カの文化に馴染んで生活しているのね。
―ウクラマト
おい、奥の方を見てみろよ!
すげぇ長い階段が見えるぜ!
おいおい、上らなあかんフラグやんけそれw
リヌハヌ
ここが「隣人の村」という意味を持つ、オック・ベックベだ。
その名が意味するとおり、この村では俺たちハヌハヌ族と、トライヨラから流れてきた他部族がともに暮らしてる。
そして、そして、ウケブが住居兼工房として使ってるが、村の東にあるツリーハウス・・・・・・「清き水満ちる浮嶋の屋敷」だ。
少し階段が長くて大変だけど、頑張ってついてきてくれよ。
あーやっぱ上るんですね。
ツリーハウスのグルグル階段って憧れあるけれど上るとなると話が違うよねw
―ウクラマト
挨拶、挨拶っと・・・・・・。
この階段を上ってそのことばっかり考えれるって体力オバケかよ。
―リヌハヌ
ウケブは礼儀にうるさいだけじゃなくて、その、なんというか・・・・・・。
ウケブ
ん・・・・・・?
なんだ、お前たちは。
ウクラマト
挨拶、挨拶・・・・・・。
オフォカリー!
ウケブ
オフォカリー!!
・・・・・・どうやら、礼儀はわきまえているようだな。
郷に入っては郷に従え。
トライヨラが多部族国家であるからこそ、それぞれの部族が大切にしてきた文化を尊重すべきなのだ。
頭硬そうなおっさんか?
ウクラマト
・・・・・・そうか。
だからお前は、ハヌハヌ族の文化にも詳しいんだな。
ずっと思ってたけど、初対面でお前呼ばわりは印象悪いで?
ラウバーンの「貴様」くらい不快だぜ?
たしかに、お前の言うとおりだ。
ともに生きるってことは、お互いのことを知るってことなのかもしれねぇ。
ウケブ
ほう、柔軟な考え方をする。
そういえば、君の姿・・・・・・見覚えがあるような。
って、ウクラマト王女ぉぉぉ!?
ま、まさか第一王女が、このようなところにおいでとは!
このウケブ、礼儀を語っておきながら、王族の方に無礼を働くとは・・・・・・弁解のしようもございません!
ど、どうかその斧で、ひと思いにこの首を・・・・・・!!
なんやこいつww
おもろいやつかいなw
ウクラマト
怖ぇこと言うんじゃねぇよ!
ま、気にすんな!
アタシは堅苦しいことは嫌いなんだ!
ウケブ
そうですか、では気にしません。
wwwww
早いってwwww
クルル
切り替えが早いわね・・・・・・。
ウクラマト
実は、イヒーハナ祭に使う神輿が壊れちまって。
新しい担ぎ棒と眼を作ってほしいんだよ。
ウユイポの木と、アボキシャって石を使うんだろ?
ウケブ
ええ、そうです。
喜んで協力させていただきたいところですが・・・・・・その材料が底をついておりましてな。
先の大嵐で被害を受けた家屋の修理に、ウユイポ材を使い果たしてしまったのですよ。
アボキシャと合わせて、調達には10日ほど必要でしょう。
え、高級木材を惜しげもなく使ってるんか、あの集落w
意外と金払いいい種族なんだなハヌハヌ族ってw
ウクラマト
悪いが、それじゃ遅いんだ。
場所を教えてくれよ、アタシが採ってくるからさ。
確かに、シャバーブチェで待たせてるペルペル族のツケがいくらになるかわからんもんなw
ウケブ
そ、そんな!
王女を使いぱしりのように扱うなど・・・・・・!!
礼儀を重んじるこのウケブには、到底できぬ相談です!
ウクラマト
だから、気にすんなって言っただろ!
ウケブ
そうですか、では気にしません。
ネタなん?
漫才見せられてるん?w
ところで、そちらのハヌハヌ族は?
リヌハヌ
俺は次のイヒーハナ祭のまとめ役だ。
神輿を修理するために同行してる。
本当かどうか眉唾だが、ウクラマトたちの話では、あれは葦の不作を解決するための魔具でもあるって話だしな。
ウケブ
ほう、イヒーハナ祭の真の意味をご存じとは。
昨今では、ハヌハヌ族でも知らぬ者が多いというのに、さすがは王女ですな。
やっぱりそうだったんか。
じゃあこの道は正解だな。
ウクラマト
ま、まぁ・・・・・・な!
思いついたのはアルフィノやからなw
ウケブ
ウユイポの木が伐採できる場所には、私が案内しましょう。
アボキシャの方は、お仲間に任せてもよろしいですかな?
キキトラ洞のあたりを探せば、必要なぶんは採れるでしょう。
リヌハヌ
あそこなら、何度か行ったことがある。
俺が案内するよ。
すぐとれるのに10日ほどかかるってことはそれほどまでに人手が不足してるってわけなのかな。
クルル
ええ、お願いね。
ウクラマト
よーし!
そうと決まれば、行動開始だ!
ん?
何やら後をつけられていたようだな・・・・・・?
バクージャジャの偵察隊のようだった。
ドプロ族の妖賢士
お頭。
面白い話が聞けましたぜ。
戦のバクージャジャ
ほう・・・・・・イヒーハナ祭ねェ・・・・・・。
魔のバクージャジャ
本命がダメだったときの備えとして、泳がせておくのも悪くないかもよ・・・・・・。
戦のバクージャジャ
どうやら、メスネコちゃんにも使い道ができたみてェだな。
―クルル
ウケブさん、なんだか変わった人みたい。
でも、悪い人じゃなさそうだわ!
変わってなかったら他部族の集落に住み込みなんてしないよなw
リヌハヌ
よし、俺たちも出発するか。
キキトラ洞は、「オック・ハヌ」を南西に進んだところにある。
まずは集落の南側に向かい、そこから歩いて行こう。
集落の南側へと移動する。
―リヌハヌ
ウケブの切り替えの早さが、少しうらやましいときがある。
クルル
ここから南西、だったわよね。
さあ、行きましょう。
―クルル
すごい、洞窟の奥に滝が見えるわ!
いったいどうなっているのかしら・・・・・・。
リヌハヌ
あの洞窟がキキトラ洞だ。
ただ魔物が多いから、戦えない俺はこのあたりを探すよ。
あんたらは洞窟の中を頼む。
アボキシャの原石は、緑色にキラリと光るから、そんなのを見つけたら持ってきてくれ。
クルル
洞窟に入ったら、二手に分かれて探しましょう。
私は東側を探してみるから、あなたは西側をお願いね!
―リヌハヌ
俺たちの神輿を直すために、あんたらに戦わせるのは忍びないけど・・・・・・奥の方は任せたよ。
いいんだよ、適材適所って言葉があるんだから。
気にすんな。
洞窟に入った西側のキラキラした水面を探す。
緑に色に輝く石を手に入れたので、リヌハヌのところへ持って帰ろう。
リヌハヌのところへ行くと、クルルももう帰ってきていた様子。
―クルル
何度か魔物に襲われはしたけど、何ともないわ。
今の私には、ピクトマンサーの魔法があるもの!
リヌハヌ
入口のほうを探したけど、ひとつも見当たらなかったよ。
そっちはどうだった?
緑色に輝く石を渡す。
リヌハヌ
これはたしかに、アボキシャだ。
クルルが採ってきてくれた分と合わせれば、足りるはずさ。
どっちのアボキシャも、良く輝いてる。
助かったよ、ふたりとも。
クルルも持って帰ってきてたのか。
なんかあいつの方が早かったし、悔しいな
リヌハヌ
神輿の修理が終わって、イヒーハナ祭を開くことができれば・・・・・・きっと、きっと、あいつも喜ぶはずさ。
もともと、今回のイヒーハナ祭のまとめ役は、村で仲の良かった友達がやるはずだったんだ。
でも、そいつがこないだの大嵐で死んじまって・・・・・・俺が、まとめ役を受け継ぐことになったのさ。
し、死んだ!?
急に暗い話するなよww
クルル
だから、ウクラマトさんの言葉を聞いて、イヒーハナ祭に協力してくれたのね。
リヌハヌ
ああ・・・・・・ウクラマトが言ってたよな。
暗い顔してるからって問題が解決するわけじゃないって。
それを聞いて、思い知らされたんだ。
悲しんでるだけじゃ、一歩も前には進めない。
俺の前に広がる路を歩いていかなくちゃってさ。
クルル
話してくれて、ありがとう。
その想いは、私たちも受け継がせてもらうわ。
安心して。アルフィノくんたちもウクラマトさんも、きっと素材を手に入れてくれる。
だから、みんなが元気になれる、楽しい祭りにしましょう1
リヌハヌ
ああ、必ず!
クルル
そうと決まれば、まずは「清き水満ちる浮島の屋敷」に戻って、ウケブさんにアボキシャを渡しましょう。
長いよ名前ww
清き水満ちる浮島の屋敷。
でも言いたくなるなw
清き水満ちる浮島の屋敷へと戻る。
―リヌハヌ
ここまできたんだ、絶対にイヒーハナ祭を成功させるぞ!
―ウクラマト
おう、戻ったか!
こっちも今終わったところだ!
―クルル
ウクラマトさんの方も上手くいったのかしら?
ウケブ
ウクラマト王女のおかげで、良いウブイポの原木が手に入った。
そちらはどうだ?
アボキシャの原石を手渡す。
ウケブ
うむ、素晴らしいアボキシャ原石だ。
量も十分足りるだろう。
ところで君たちは、イヒーハナ祭を開くことで、どのように豊作に繋がるかまでは、知らないだろう?
楽しみにしているといい。
きっと、素晴らしい光景が見られるはずだ。
さて、担ぎ棒と眼の製作に取りかかるとしよう。
ウユイポ材のエーテル伝導率を高めるためには、魔法に長けた助手が必要なのだが・・・・・・。
クルル
だったら、私がお手伝いします。
みんなは、先に戻っていて!
神輿の前で合流しましょう!
―ウケブ
残りの作業は単純明快だ、すぐに終わる。
焦らずに神輿の前で待つがいい。
―クルル
イヒーハナ祭、とっても楽しみね!
作業が順調に進むように祈りつつ、最初に集まった神輿の前で待機する。
―リヌハヌ
ウケブの言うとおり、イヒーハナ祭が始まれば、素晴らしい光景が見られるよ。
ウクラマト
ウユイポの木を採りに行くときは、大変だったぜ。
ウケブの奴が、あーだこーだ文句つけてきたかと思えば、「王女への不躾な発言を詫びて、自分を罰します!」
とか言って、ウユイポの木に頭突きを始めてよ・・・・・・。
まあ相変わらず、気にすんなって言った次の瞬間には、「そうですか、では気にしません」って平然としてたけどな。
やっぱあいつ、おもしれぇ奴だぜ!
ともかく、眼と担ぎ棒の算段はついた。
あとはアルフィノたちを待つだけだな!
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