【FF14】異界「ヴァナ・ディール」 エコーズ・オブ ヴァナ・ディール

「異界「ヴァナ・ディール」」

アルシャール
今の私は、まがい物と否定されるような過去を、思い出すことすらできない。
だが、プリッシュの場合は、そうもいかないだろう。
これまで進んできた路に刻まれた思い出が、「彼女自身」のものではないと言われたのだから・・・・・・。

 

戦のバクージャジャ
落ち込むにしても場所を移さねェとな。
ここはあのサレージャが創り上げた空間なんだ。
長居しねェ方がいいだろう。

 

魔のバクージャジャ
・・・・・・あそこから出られるあもしれないねェ。

 

戦のバクージャジャ
このふたりはオレサマが連れていく。
ヤクテル樹海に戻れたら、マムークで落ち合おうぜ。
母上にも事情を説明しておきてェしよ。

 

 

 


―プリッシュ
・・・・・・・・・・・・。
―アルシャール
あらためて見ると、たしかにヴァナ・ディールのマムークではないようだ。
―ミーラジャ
あなたもバクージャジャも無事のようで安心したわ。
ところで、この女の子は・・・・・・?


戦のバクージャジャ
おう、来てくれたな。
母上にオマエからも事情を説明してもらえるか?

 


ミーラジャ
外つ国どころか、異なる世界から来た人だなんて・・・・・・どうりで話が通じないわけだわ。

 

アルシャール
その節は迷惑をかけてすまなかった。
そして、倒れていた私を保護してくれたこと・・・・・・深く感謝する。
異なる世界にありながら、「マムーク」や「マムージャ族」など、我々の世界の間には、いくつもの共通点がある。
もしかすると、この世界とヴァナ・ディールは、なにか特別な繋がりがあるのかもしれない。

 

ミーラジャ
別の世界にもマムージャ族がいるなんて驚きだわ。
あなたの世界では、私たちはどんな部族なの?

 

アルシャール
姿形は同じでも、君たちとは似ても似つかぬ存在だよ。
かつて、私たちの世界でも、人とマムージャ族は共存関係にあったらしい。
しかし、絶対的な力を持つ僭主が誕生すると奴らは反旗を翻し、私たちに対して侵略戦争を仕掛けるようになったのだ。

 

ミーラジャ
・・・・・・ある意味では、私たちも同じよ。
少し前までは、他部族より優位に立つために、双頭という力にすがって生きていたのだもの。

 

魔のバクージャジャ
だけど、変わろうとしてる。
今はそれでいいんじゃないかな。

 

戦のバクージャジャ
だが、サレージャみてェな輩がこの国の玉座に就けば、それが台無しになっちまう。
何としても、奴を止めなきゃならねェ。

 

アルシャール
変化の路を進まんとする君たちの障害となるんだな。
そうと聞いたら、私も放っておくことはできない。

 

戦のバクージャジャ
ヘッ、覚悟が決まったってツラだな。

 

アルシャール
ああ。
私を形作る記憶がなくとも、やるべきことは魂が教えてくれる。
サレージャの陰謀を食い止めるため、私も戦おう!
ヴァナ・ディールの冒険者として!

 

プリッシュ
冒険者として・・・・・・か。
もしこの場に「あいつ」がいたら、アルシャールと同じように、誰かのために闘うことを選んだかもしれねぇな・・・・・・。
よし!
自分が本物かどうかなんて、考えたってわからねぇ!
それよりも、今の自分が何をするかだ! 
俺と同じヴァナ・ディールで生まれた奴らの記憶が、サレージャの野郎に良いように利用されるのは我慢ならねぇ!
だから、俺も協力するぜ!
さにすと、アルシャール!

 

戦のバクージャジャ
おいおい、オレサマのことを忘れてもらっちゃ困るぜェ?
ヤクテル樹海で起こった異変を解決するのは、勇連隊士であるバクージャジャ様の仕事だからなァ!

 

魔のバクージャジャ
現状、オイラたちがサレージャの尻尾を掴む方法はないけど、いずれさにすとの前に姿を現すはず。
「エコーズの残滓」を選定するためにねェ。
そのときがきたら迷わず行動できるように、キミたちふたりには、この世界に慣れておいてもらわないと。

 

戦のバクージャジャ
なら、弟よ。
コイツラをトライヨラまで連れていってやるとするか。
戦いへの備えも必要だろうしなァ。

 

魔のバクージャジャ
ふたりの案内はオイラと兄者に任せて、キミは、トライヨラの「気球発着場」で待っててくれるかい?
―ミーラジャ
アルシャールさんとプリッシュちゃんのこと、任せたわね。
それと、息子にも伝えておいてくれる?
あまり頑張りすぎないように、ってね。

 

 

 


プリッシュ
ふー、やっと着いたか。
飛空艇に慣れてると、気球のふわふわした乗り心地は新鮮だな!
ここがトライヨラかぁ!
そういや、聞きそびれてたんだけどよ。
おまえ、俺のこと知ってるような口ぶりだったよな。
何か思い出したのか?

 

アルシャール
ああ、私にとって君は・・・・・・。
・・・・・・いや、やはり気のせいのようだ。
君が私を知らない以上、面識はなかったのだろう。
どこかで噂話でも聞いて、名を知っていたのかもしれないな。

 

プリッシュ
うーん・・・・・・そうか、なら、今はそういうことにしとくぜ。

 

戦のバクージャジャ
んじゃ、どこから案内するか・・・・・・

 

魔のバクージャジャ
待って、兄者!
その前に、一連の出来事を勇連隊に報告するのを忘れてたよ!
遅くなったら、あとで理王様になんて言われるかッ・・・・・・!!

 

戦のバクージャジャ
チッ・・・・・・コーナ王に理詰めで説教されるのだけはカンベンだぜ。
仕方ねェ、詰め所に寄るとするか。
そういうわけで、わりィがこいつらとメシでも食いながら待っててくれや。
・・・・・・そういや、前にタコスをダメにしちまったことがあったな。
詫びってわけじゃねェけどよ、今回はオレサマのおごりだ。
過去のことを許してもらおうなんざ思っちゃいねェし、この先いくら善行を積み重ねても、オレの罪を覆い隠せはしねェ。
それでも・・・・・・まだ路が続いてるなら、進むだけだ。
さて、「タコスのチーちゃん」なら顔が利く。
オレサマの名前を出して注文するといい。
んじゃ、またあとでな。
―アルシャール
彼女は私を知らない・・・・・・ならば、「この私」はいったい・・・・・・。

 

プリッシュ
察しのいい俺様はわかっちまったぜ・・・・・・。
その「タコスのチーちゃん」ってのは、タコスの店なんだろ!?
やっぱりそうか、食ってみてえなー!
俺の故郷でも、タコスはよく食べてたんだ。
わりぃが、案内してもらえるか?
でも、ちょっとぐらい寄り道したって構わねぇぜ。
街を見て回れば、アルシャールが何か思い出すかもしれねぇしな。
―プリッシュ
当たり前だけど、ヴァナ・ディールじゃ見ない種族も多いな。
でも、みんな仲良く暮らしてるのを見ると、ここが良い国だってことがわかるぜ。
―アルシャール
こうして知らない街を歩いていると、気分が高揚してくるよ。
記憶はなくとも、冒険者の気質が染みついてるようだ。

 

 

 


「アルパカ」について話す
プリッシュ
あの生き物は見たことねぇ!
鞍がついてるのを見るに、騎乗用の獣らしいな。
ヴァナ・ディールじゃ、チョコボって鳥に乗るんだぜ。
もしこっちにもいるなら、見てみたいところだな。

 

アルシャール
あの白い騎乗用の獣を見て、思い出したよ。
ヴァナ・ディールの冒険者にとて、チョコボという欠かせない友がいたのをね。
冒険の旅に、東へ、西へ・・・・・・。
私は、彼らにまたがって多くの土地を駆けたものだ。

 

 

 


「ゴーニトルクの宝浜」について話す
プリッシュ
俺の故郷も海に囲まれててさ。
天気の良い日は結構眺めもよかったんだぜ。
でも、魔物や獣人と遭遇することもあるから、こんなに落ち着いて出歩くことはできねぇ。
ちょっと羨ましいな。

 

アルシャール
砂浜を見ていると、ふと記憶が蘇るよ。
とある老人から新たな戦い方について教えを受けるため、腹虫やふんどし、サレコウベを集めたことを。
君も冒険者ならば、似たような経験があるだろう?

 

 

 

「ベイサイド・ベヴィー」について話す
プリッシュ
トライヨラの人たちはここで買い物をするんだなぁ。
人も多くて、目が回りそうだぜ。
にしても、果物・・・・・・美味しそうだな・・・・・・。
いや、ダメだ、これからタコスを食うっていうのに・・・・・・。

 

アルシャール
道中、ゴブリン族を見かけて思い出したよ。
ヴァナ・ディールでも、彼らは人間と共存していた。
しかし、街の外には気性の荒い個体もいてね。
駆け出しの冒険者だったころ、多数のゴブリン族に追われて、命からがら街まで逃げ込んだこともあったな・・・・・・。

 

 

 

 


プリッシュ
ここがタコスのチーちゃんか!
焼けた肉の香ばしい匂いがして、ますます腹が減ってきた!
さっそく注文しようぜ!
あんたがチーちゃんってわけだな。
バクージャジャから聞いてきたんだ、タコスを人数分頼むぜ!

 

チーソジャ
はいはいはい、あたしがチーソジャでございますー!
いま世界一美味しいのを準備したげるから、空いてる席で待っててちょーだいねぇー!

 

 

 

 

プリッシュ
これがこっちの世界のタコスか!
うおー、うまそうだぜっ!
んーーーー!
故郷じゃ海鮮たっぷりのタコスをよく食ってたけど、こいつは、スパイシーな肉の味がたまんねぇぜ!!

 

さにすと
好きなだけ食べなよ

 

アルシャール
では、私たちもいただくとしよう。

 

 

 


プリッシュ
いやー、満腹、満腹!
腹いっぱい食わせてくれてありがとよ。
タコスを食ったら、思い出しちまったよ。
俺の故郷・・・・・・タブナジアのことをさ。
まだ時間もあるからな。
ここまで案内してくれた礼ってわけでもねぇが、ヴァナ・ディールの話をしてもいいか?
ヴァナ・ディールじゃ20年前に、「水晶大戦」っていう、人間と獣人たちの戦いが起こってさ。
侯国だったタブナジアも獣人軍の攻撃を受けたんだ。
そのときに獣人軍が使った秘密兵器のおかげで、国があった半島が、大陸から分断されるほどの被害を受けてよ。
・・・・・・崩壊しちまったのさ。
でも、少なからず生き残った人たちもいて、俺も含め、「タブナジア地下壕」ってとこで暮らしてるんだ。
つつましくも、たくましくな。
・・・・・・って、暗い話になっちまったな。
そうだ、おまえは冒険者なんだろ?
これまでの冒険のこと、聞かせてくれよ。

 

 

プリッシュ
なるほど。
鏡像世界とかいう、分かたれた世界に行ったり、この星を絶望から救うために戦ったりしてきたんだな。
ってうォいッ!?
おまえ、めちゃくちゃすげーやつじゃねぇか!

 

アルシャール
世界を救いし、英雄・・・・・・か。

 

戦のバクージャジャ
待たせたなァ。
一連の事件について、勇連隊に報告してきたぜ。

 

魔のバクージャジャ
ブネワ族に伝わる呪法を使って、グルージャジャ様の幻影が創り出されたこと。
ヤクテル樹海に、異界へと繋がる裂け目が現れたこと・・・・・・。
そして、それらを企んだ黒幕が、行方をくらませていたサレージャであったことまで、すべてね。

 

戦のバクージャジャ
裂け目について、すでにトライヨラでも噂になってるらしくてな。
それを聞いたお宝目当ての荒くれ者や探検家が、我先にと現地に向かったって話した。
サレージャに逃げられちまった以上、いつまた「エコーズの残滓」とやらが現れるかわからねェ。
オレサマは、ジュノに戻って、野次馬どもを追い出してくる。

 

プリッシュ
だったら、俺たちも行こうぜ!
じっとしてるのは性に合わねぇからな!
―アルシャール
タブナジア風タコスなら、私も食べたことがあったな。
たしか、耐久力がつく食事として有名だったと思う。
―戦のバクージャジャ
今度はウクラマトとクルルの姉ちゃんも連れてこねェとな。

 

 


プリッシュ
タコス美味かったぜ!
それに、おまえのことが少しでも知れて良かった。
―プリッシュ
じゃあ、ジュノに向かうんだったな。
俺はバクージャジャについてくぜ。

 

 

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