パッチ6.5「光明の起点」で実装されたお得意様マーグラットのクエストです。
「お得意様 マーグラット」
ストーリーテキスト
★
テオポルダン
了解した、その方針で進めてくれ。
手紙と伝言まで運んでもらって、ありがとうよ。
うおっ!?終末を退けた英雄殿じゃないか!
奇遇だな、こんなところでまた会えるなんて!
どうだ、その後は元気にしてたか?フルシュノんとこの双子とは、今でも一緒に?
・・・・・・って、お前にとっては一度会っただけだもんな。思い出せなくても無理はない。
改めて、俺はテオポルダン。
ラヴィリンソスの研究員たちをまとめる立場にある。
前に会ったのは、エーテル縮退炉の問題で揉めてたときさ。
準備を手伝いに来たお前とルヴェユールの双子に、フルシュノの話をしたんだが・・・・・・まあ些末(さまつ)なことだ。
終末の騒動において、「暁」はこの星に最高の結果を持ち帰ってくれた。
お前たちの功績があってこそ、うちの連中も今なお研究や開発を続けられていられるんだ。
リフィル
まだラヴィリンソスで研究すべきことが?
テオポルダン
魔導船を造り終えたらお役御免じゃないかって?
残念、幸か不幸か、仕事は今日もたんまりあるぞ!
折角だ、もし時間があるなら、ラヴィリンソスの「今」を見学していかないか?
どのみち俺も、下へ戻る予定なんだ。
グリーナー経由で受け取った研究員宛のアレコレを、甲斐甲斐しく配って回らなくちゃならん。
よしきた!
研究員たちも、きっと喜ぶぞ!
とすると、誰のところを訪ねるべきか・・・・・・イマドキな仕事をしていて、英雄殿と話せそうな・・・・・・
ああ、「マーグラット」にしよう。
おもしろい奴だし、ちょうど彼女宛ての伝言を預かってるから、俺の用事も済んで一石二鳥だ。
んじゃ、さっそく向かうとするか!
彼女の所属する研究室は、リトルシャーレアンの東側にある。
入口に誰かしらいるだろうから、声をかけてみよう。
―テオポルダン
この建物で間違いない。
マーグラットがいるか聞いてみるか。
休憩中の研究員
はい、うちの研究室に何か御用でしょうか?
テオポルダン
休んでるところに悪いな。
マーグラットは中にいるか?
休憩中の研究員
彼女なら・・・・・・ええと・・・・・・その・・・・・・「シソーロス資材院の発注窓口」にいるんじゃないかと。
必要なものを頼みにいっているというか・・・・・・くだを巻きにいっているというか・・・・・・はい・・・・・・。
テオポルダン
シソーロス資材院ってのは、名前のとおり、研究に必要な物品を管理している部門でな。
その窓口のひとつが、リトルシャーレアンにあるんだ。
ちょっとした消耗品の購入から、グリーナーズ・ギルドシップへの収集依頼代行までこなす、非常に便利な窓口なんだが・・・・・・。
とりあえず、俺たちも顔を出してみるか。
広場の先、エーテライトのすぐそばにある建物だ。
―休憩中の研究員
うひゃあ・・・・・・テオポルダンさんが行っちゃった・・・・・・。
ごめんマーグラット、無事を祈る・・・・・・。
テオポルダン
到着、この中に発注窓口があるんだ。
さてさて、マーグラットはまだいるか・・・・・・?
マーグラット
言うまでもないことだけどね、我々ラヴィリンソスの研究員は、知の開拓者らしい合理的手法で労働環境を構築している。
ひとつ、研究の成果は独占せずに共有すること。
ふたつ、付随して利益が生じた場合には、所定の割合を本部に納入すること・・・・・・。
そうして集まった資金で、研究に用いる物品を一括購入&一元管理。
おかげさまで、安く上がるし無駄もないというわけだ。
しかしね、ホッジくん。
私は思うんだよ。
このやり方、研究に必須な物品は正しく供給されるけど、「必須じゃないけどあると快適~!」なものは、承認が下りにくい!
てか下りない!
天下のラヴィリンソスともあろうものが、なんて狭量なんだ!
このけちんぼ!
しみったれの甲斐性なしー!
テオポルダン
・・・・・・ほほーう?ずいぶん熱心にホッジの職務を邪魔してるじゃないか。
マーグラット
い、意見の提出と言ってほしいな!
そして聞いてたんなら改善していただきたいものだね本部長!
テオポルダン
資材院の連中はいつだって善処してくれてるさ。
しかし悲しきかな、資金には限りがある・・・・・・。
というわけで、おとなしく働けマーグラット。
ちょうど、大事な共同開発者様から伝言を賜ってるぞ。
「ご相談いただいたスケジュールの件ですが、当初日程のままでお願いしたく存じます、かしこ」
マーグラット
ンギイイイイィィ・・・・・・!
それが難しいから相談したんだがー!?!?
なんだいなんだい、またアレかい?
現場が無理だって言ってるのに、上へ上へと伝わる中で、「厳しいですがまあどうにか」みたいな空気になった!?
いつもそうだ!
どこもそう!
かすかな望みに縋ってみても、最後にこちらへ寄こされるのは、どうにかやらなきゃならないって事実だけ!
言っておくけど、作業時間ってそうそう圧縮されないからな!?
「急ぐ」なんていうのは結局、休憩やら私生活やらを削って、仕事の時間を増やしますって意味なんだ!
ウエエエーーーン、あんまりだあ・・・・・・!
やっと再会した愛しのフカフカベッドと、もうお別れだなんて!
あのソフトな優しさから引き離された我々は、研究室の、かっっったい椅子の上で昼も夜も過ごすんだ・・・・・・!
けちんぼ資材院が全然換えてくれない、あの椅子の上で!
腰が痛い・・・・・・腰が痛いよう・・・・・・って呻きながら!
リフィル
何か手伝おうか?
マーグラット
おや、君は・・・・・・確かどこかで・・・・・・・・・・・・
ああそうだ、エーテルタンクを探してた人!
手を貸してくれるだなんて、そんな・・・・・・恩返しされるほど大した情報は提供してなかったはずだけど、今の私は頼れるものなら頼り倒す所存だぞ?
具体的には、職人仕事を頼めるかい?
資材を集めてきたりとか、物を作り出すような・・・・・・。
エクセレント、なんて頼り甲斐があるんだろう!
どこかの誰かさんと違って、すっごく優しいし気前もいい!
それじゃあ遠慮なく、我々の腰を救ってくれるかな?
快適な椅子やクッション、筋肉の凝りをほぐすもの、腰痛改善に役立つサプリメントの材料・・・・・・。
数はいくらあっても構わないよ。
うちの研究室の仲間たちは、みんな同じ苦境に立たされているからね!
もちろん、無賃労働なんて最低なことはさせるものか。
以前どこぞと仕事したときに頂戴して持て余している、カラフルなスクリップを贈呈しよう!
テオポルダン
本当にいいのか・・・・・・?
こいつを手伝えば、ラヴィリンソスの今を知るって目的は、確かに果たせるだろうが・・・・・・。
それならまあ、こっちとしては反対する理由もない。
すまないが、しばらく付き合ってやってくれ。
ホッジ!
マーグラットの持ってるスクリップを発行元に連絡して、暫定的にここでも交換対応ができるようにしといてくれ。
ホッジ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・了解。
テオポルダン
製作に必要なものがあれば、ホッジの隣にいる「ル・ヒャンキ」に頼むといい。
備品から出す以上、さすがに無償とはいかないがな。
じゃあ俺は仕事に戻るが・・・・・・くれぐれも無理はするなよ。
マーグラット、お前は無茶をさせるなよ!
マーグラット
ではでは、腰痛改善のための品々、よろしくお願いするよ!
最初は様子見ってことで、少数から持ってきてくれてもいいからね・・・・・・?
★★
マーグラット
優しい人、君の申し出に感謝するよ。
椅子や机って良いものになると本当に高くてね。
資材院に頼み込んでも、環境が改善されないんだ・・・・・・。
腰痛改善必需品
マーグラット
腰痛対策として、椅子を取り換えるのはもちろん、クッションを敷くだけでも大違いのはずさ!
ゲル状の素材を用いるのもいいと聞いたことがあるよ。
・・・・・・いや、だからといって、こんな上等品を持ってくるかい普通!?
資材院に頼むより、よっぽどいい結果だよ!
これだけの品なら、きっといい感じに腰を救ってくれるはず。
さっそく、うちの研究室で配ってくるよ!
マーグラット
ただいま。みんなと一緒に活用してみたんだけど・・・・・・
ヒハハハハ!なんだかとってもいい感じ!
これでもう腰痛に悩まされなーい!
その分、作業に集中できて、締め切りにだって間に合う気がする!
・・・・・・・・・・・・かろうじて・・・・・・多分!
いやはや、いきなり難題を押しつけて悪かった。
考えてみたら、ちゃんとした自己紹介すらしていなかったね。
私は、推進魔法工学研究室のマーグラット。
魔導船の製造においては、動力機関の開発に携わっていたんだ。
あの艇には、中核を成すエーテル縮退炉のほか、複数の動力機関が搭載されていてね。
統括責任者であるククロ・ダンクロ氏のもと、うちを中心にいくつもの研究室が協力して、各方面から作業を進めていたのさ。
たとえば私のチームが担当していたのは、機関内部で発生する、魔法的、物理的現象の検証だ。
ほかのチームでは、エーテル伝導率なんかを計算して、動力機関全体の必要コストを導き出していた。
そういった諸々の結果を踏まえて、具体的な設計図も作らなくちゃならない。
それにもまた専任のチームがあって・・・・・・って感じかな!
いずれにせよ、分野が分野だろう?
終末という切迫した需要が消えたあとも食っていけるのかって、みんな心配していたものよ。
そしたら、魔導船の仕上げを手伝ってくれたときの縁で、ガーロンド・アイアンワークスからお声が掛かってね。
今は共同開発って形で、飛空艇用の新型動力機関を製作中!
ガーロンド社といえば、技術的にはガレマールの流れを汲む会社だ。
やっぱり青燐水を燃料とした機構に強くって・・・・・・
燃料で思い出した!
君たち、どうしてエーテルタンクなんて探していたんだい?
あれを使わなきゃならない状況なんて、そうそうないと思うんだけど・・・・・・。
月にヴォイドゲートをブチ開け、異世界から迫る危機を退けるため・・・・・・!?
なんて大胆な作戦だ!
まるで魔導船に乗ってウルティマ・トゥーレを目指した、「暁」の人たちみたいじゃないか!
えーっと・・・・・・?
私、何かおかしなこと言ったかい?
もしかして、君・・・・・・「みたい」じゃなくて、本当に「暁」の人だったりする?
リフィル・メイデン・・・・・・じゃあ、君が、あの・・・・・・。
ま、まいったな・・・・・・!
終末のときは立て込んでたから、私も含め、大多数の研究員は「暁」の人たちに会えず仕舞いだったんだ。
だからそも、気づかなくて・・・・・・本部長が、ちゃんと言ってくれたらよかったんだけど・・・・・・。
ハハ・・・・・・なんだよもう・・・・・・。
こんなのって、ありかよう・・・・・・・・・・・・。
悪い悪い、思ったより有名人だったから驚いてしまった!
・・・・・・君が用意してくれた品、大切に使わせてもらうよ。
それはそれとして、だ!
今回の件しかり、シソーロス資材院は、「あったら快適なのにな~!」の要望に応じきれていない。
君さえよければ、引き続き、そういった物品の供給に協力してくれないかな?
いうなれば・・・・・・そう、私の個人的で独断的な収集を請け負う、プライベート・グリーナーとしてさ!
リフィル
よしきた、任せろ!
マーグラット
いい返事!これは非常にウキウキしてしまうな!
????
失礼します・・・・・・。
ルガディン族の研究員
あのぅ、この前お願いしたものは、どうなったでしょうか・・・・・・?
ホッジ
・・・・・・研究に必要なものは提供済み、という認識だった。
さらにとなると、資材院からは出せない。
ルガディン族の研究員
うう、そんなぁ・・・・・・。
マーグラット
やあ、ホッジくんにフラれた仲間がいるぞ。
いったいぜんたい、何を要求したんだい?
ルガディン族の研究員
ああ・・・・・・こんにちは、マーグラット。
資材院の返答はとても残念だよ。
僕たちにとっては、喉から手が出るほどほしいものだったのに・・・・・・。
マーグラット
ふむ・・・・・・私だけじゃなくて・・・・・・そういう趣向もありか・・・・・・。
頼れる私のグリーナーくん、さっそく次の依頼を想いついたよ!
彼は、ローリング・スプリング。
やはり魔導船の開発に携わった研究員だけど、私とは違う研究室の所属で、異なる役目を担っていたんだ。
そんな彼の欲する品を、用意してやってはくれないかい?
ついでに、どんな研究をしている人なのか当ててみてよ!
喜べ、ローリング・スプリングくん!
ただいま特別キャンペーン中につき、資材院に代わって、君が求めているものを提供してしんぜよう!
さあ、こちらの偉大で寛大なマイグリーナーくんに、何がほしいか言ってみるといい。
ローズリング・スプリング
えっと・・・・・・?
よくわからないが、いいのかい・・・・・・?
だったら・・・・・・そのぅ・・・・・・・・・・・・
ネコサン!!!!!
そう、猫さんたちがメロメロになるような、玩具やおやつがほしいんだッ!
僕らの研究室においては、猫さんの愉しみこそが愉しみ!
猫さんの幸せこそが幸せであるからして!
できるだけ質のいいものを、たくさんお願いしたくーッ!!
マーグラット
フフ、フヒヒヒ・・・・・・猫だって・・・・・・!?
君たちの研究室、いつの間にそんな可愛くなったのさ・・・・・・!
予想外の品だったけど、切望されているのは間違いなさそうだ。
納品先は一旦私で構わないから、よろしく頼むよ!
★★★
マーグラット
やあ、マイグリーナーくん!
ローリング・スプリングくんの要望どおり、猫がメロメロになりそうな品は見つかったかな?
猫さんメロメロ必需品
マーグラット
猫の気を引くものといえば、玩具やおやつが定番だよね。
興味を持ってくれるかどうかは気分次第らしいけど!
・・・・・・いや、だからといって、こんな上等品を持ってくるかい普通!?
資材院に頼むより、よっぽどいい結果だよ!
私は猫の生態にはあまり明るくないけど、これならメロメロになってくれる気がするよ。
ローリング・スプリングくんに渡してくるから、少し待ってて!
マーグラット
ただいま!彼が君に直接お礼を言いたいっていうから、連れてきたよ。
ローリング・スプリング
やあ、この度はどうもありがとう。
すごく上等な品が届いたものだから、びっくりしたよ!
うちの研究室でお世話している猫さんたちも、すっかり気に入ったみたいでね。
メロメロになっている猫さんたちに、僕たちもメロメロさ!
マーグラット
依頼をするときに言ったよね。
彼がどんな研究をしている人なのか当ててみてってさ。
それで・・・・・・こちらの猫大好きおじさんたちは、いったい何を研究していると思う?
彼らはね、空飛ぶ船の設計に欠かせない、「空気やエーテルの動き」を取り扱っているんだ。
航行する船の周りで、どのように空気やエーテルが流れるのか・・・・・・船体や整流パーツの適切な形状とは・・・・・・
なーんてことを、魔導船の開発においても、地道にやってくれていたわけだね。
けど、そんな研究室が猫まみれになってる理由は、私にも見当がつかないな。
ストレスが連鎖爆発でもした?
ローリング・スプリング
いいや、猫さんこそが僕たちの新たな挑戦・・・・・・大事な大事な研究の中核なんだ。
終末の騒動が落ち着いてきたころ、エオルゼアで活躍する博物学者のマルセット氏から、うちの研究室に手紙が届いてね。
かねてより謎とされてきた「何故だか空を飛べる生物たち」・・・・・・その真相解明に向けて、力を貸してほしいと頼まれたんだよ。
驚くべきことだけれど、アダマンタスやダルメルといった地上を歩行する種の中に、突如、空を飛べる個体が生じることがある。
彼らの飛行は、不思議な現象に思えるだろう。
でも、「飛んでいる」という事実がある以上、そこに生じている力は僕たちで導き出せるはずなんだ。
それを足掛かりとして、自在に飛べる理屈を解明する。
すると、通常の個体と飛べる個体の差も、見えてくるかもしれない・・・・・・。
ひいては、マルセット氏の提唱する、「古代レビテト因子要因説」のような、新機軸の発見に繋がる可能性も・・・・・・!
マーグラット
なるほど、重大なプロジェクトだね。
そうして君たちはマルセット氏と手を組み、調査をはじめたわけだ。
ローリング・スプリング
まずは飛べる個体を集め、観察するところから、そんな中で、僕たちは出会ってしまったんだ・・・・・・。
空飛ぶ、大きく(ビッグ)てふかふか(ファット)な猫さん(キャット)に・・・・・・!
ハァァ・・・・・・君はどうやって浮いているんだろう・・・・・・!
全方向どこから捉えても愛くるしいあの曲線、その周りで何が起きているのかな?
まさにミステリアス!
なんてファビュラス!
僕たちは夢中だ、人生を捧げることを決めたと言ってもいい。
マーグラット
いやぁ、運命の出会いってあるものだねぇ!
これからも彼らを大切にして、ともに素晴らしい研究成果を挙げてくれたまえ。
ローリング・スプリング
誠心誠意がんばるよ。
ありがとう、マーグラット。
そちらの君も・・・・・・。
これほど的確な仕事をしてくれるんだから、さぞかし名のあるグリーナーなんじゃないかい・・・・・・?
マーグラット
ああ、便宜上そう呼ばせてもらっているけれど、彼女はギルドシップのグリーナーではないよ。
リフィル・メイデン・・・・・・我らが魔導船に乗った、あの「暁」の一員さ!
ローリング・スプリング
・・・・・・・・・・・・本当に?
うぁぁ・・・・・・僕ってばなんてことを・・・・・・!
お手数おかけしましたぁぁぁ・・・・・・!!
・・・・・・まあ、私たちにもいろいろあるのさ。
あとでちゃんと、驚かせちゃったことを謝っておくよ。
????
うぉーーーーいホッジ!!
今日という今日は、頼んでたアレ、出しやがれってんですよ!
ホッジ
・・・・・・・・・・・・無理、必要なものとは認められない。
アウラ族の研究員
はあっ!?
なんでです!?
ウチらの意欲を上げるためには、必要不可欠なんですけど!?
ホッジ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自腹でどうぞ。
アウラ族の研究員
ムキィィィーーーーーッ!
マーグラット
ホッジくんは人気者だなぁ。
おーいイブキくん、あんまり怒鳴ってやるなよ。
彼に絡むなら、せめて私のようにクドクドいきたまえ。
イブキ
誰かと思えば、マーグラットさんですか。
今日は締め切り大丈夫なんです?
マーグラット
や、め、て、く、れ、る、か、な!
出会い頭にその言葉を投げつけてくるのは!
イブキ
わ、悪かったですね・・・・・・。
作業環境が整わなくて、こっちも苛立ってたんですよ。
マーグラット
ああそうそう、声をかけた理由はそれだ。
資材院に袖にされて悶々としているなら、力になれるかもしれないと思ってね。
リフィル
気持ちよく労働できるの、大事!
マーグラット
ありがとう。
まったくの同感だよ、大事な人生を費やすんだからさ!
ということで同志イブキくん!
ただいま特別キャンペーン中につき、君の「あったら捗る」を叶えようじゃないか!
こちらのマイ・スペシャル・グリーナーくんに、欲しいものを遠慮なく言ってみるといい!
イブキ
なんと・・・・・・!
よくわからねーですが、太っ腹なキャンペーン・・・・・・!
ならモンスターを・・・・・・!
猛獣、魔獣、召喚獣、そういうものの立体造形物をウチらに!!
カテゴリは自由、彫像でも模型でもぬいぐるみでも大歓迎!
テイストも問わねーです。
界隈で有名な、某ガーロンド社の原型師さんの作品みたいに、完全再現を目指したリアル路線はもちろんのこと・・・・・・
あの「謎めいた彫金師さん」の作品みたいに、大胆なデフォルメが利いているのもまた素敵・・・・・・!
時間があれば自分たちでも作るので、素材のままでも、すっごく嬉しいっていうか!
とにかくよろしくお願いしますですよ!!
マーグラット
ちなみに彼女も、魔導船の開発に携わっていた研究員だ。
どんな役目を担っていたやら・・・・・・依頼の品を用意しながら、推理してみて!
★★★★
マーグラット
待っていたよ!
イブキくんがホッジくんに再突撃してしまう前に、彼女を立体造形物で囲んでしまおうじゃないか!
魅惑の立体造形物
マーグラット
モンスターを模してさえいれば、彫像でも模型でもぬいぐるみでも構わないんだったね。
さあ、君の力作を見せておくれよ!
・・・・・・いや、だからといって、こんな上等品を持ってくるかい普通!?
資材院に頼むより、よっぽどいい結果だよ!
イブキくんたちも大喜びするんじゃないかな。
彼女たちの研究室まで届けてくるとしよう。
マーグラット
ただいま、イブキくんも連れてきたよ。
せっかくだから、評判を直接聞いてもらおうと思ってさ。
イブキ
あんないいものが届くなんて、正直、予想もしてなかったというか・・・・・・ウチも研究室の仲間たちも、大盛り上がりですよ!
ほら、身の回りに好きなものが飾られてると元気が出ません?
おかげさまで、これからはさらに気合が入りそうです!
マーグラット
どうだい、マイグリーナーくん。
モンスターの立体造形物に囲まれて燃え滾る彼女が、いったい何の研究員か・・・・・・予想はついたかな?
リフィル
生物を研究しているに違いない!
マーグラット
この依頼内容じゃ、そう思うよね。
確かに魔導船の開発には生物学的な意見も必要だったけど、彼女たちの役目はまた別だ。
イブキくんの所属する研究室はね、魔導船の材料を模索していたんだよ。
星の内外を航行するあの船は、使用する材料ひとつとっても、検討に検討を重ねて決めなくちゃならない。
たとえば推進機には、運動によって生じる熱や衝撃に耐えられる材料を選ぶ・・・・・・といった具合にね。
一方で、いかに頑丈だとしても、重すぎたり加工しにくかったりしたら魔導船には不向きだ。
そういった諸々の条件をクリアする材料を探したり、ときには自ら作り出したりするのが、イブキくんたちの仕事さ。
イブキ
まあ、みんな「何が作られているか」には興味を持ちますけど、「何で作られているか」なんて気にしませんからね。
地味ぃな仕事ですよ。
マーグラット
おや、私たちはいつも難しい相談に乗ってくれる君たちに、感謝しきりだけどね。
イブキ
だとしたら、次こそは、時間に余裕をもって依頼してこいってんです。
外とやりとりするようになった最近では、武具の製作に協力してくれって依頼がひっきりなしですわ。
どれだけ性能を上げても、冒険者たちが、さらに上を要求してくるとかで・・・・・・。
そういう人たち向けの武具ってことなら、やっぱり強敵との戦いを想定しなきゃならねーです。
じゃあ具体的に、どういう性能があればいいのか・・・・・・それを洗い出すため、ウチの研究室総出で、いわゆるモンスターについて調べまくりました。
マーグラット
で、気づいたら深い沼の中にいたと。
イブキ
模型やぬいぐるみを眺めながら想像するんですよ・・・・・・。
ここから繰り出される鋭い一撃や、すさまじい殴打、灼熱のブレスなんかを、ウチらの選んだ素材が弾く!
そして反撃のとき・・・・・・!
硬い鱗や、まとわりつく粘液をものともせず、衰え知らずの切れ味でズバッ!
はぁぁー・・・・・・たまんねーです・・・・・・!
マーグラット
君が冒険の際に身に付けている装備も、イブキくんたちの研究と繋がっているかもしれないね。
イブキ
どういうことです?
そちら、危険地帯での依頼も請け負っているとか?
リフィル・・・・・・メイデン・・・・・・?
ビョビャアァァー!?!?
なん・・・・・・待っ・・・・・・そんな・・・・・・ィィイ・・・・・・!
め、めめ、銘ッ!!
さっき納品してくれたものに、「リフィル・メイデン作」って入ってます?
端っこにチマットそれとなく!?
嫌だ嘘だもっと主張してください次回からデカデカと・・・・・・ッ!
チクショー!
やりやがりましたね、マーグラットさん!
ええい撤退、研究室のみんなに報告だーッ!
エレゼン族の研究員
イブキが奇声を上げながら走り去っていきましたが・・・・・・何かあったのですか?
・・・・・・まあいいでしょう。
先日発注したものを受け取っても?
ホッジ
・・・・・・・・・・・・却下された。
普通に帰って休め、とのこと。
エレゼン族の研究員
フフフフフ・・・・・・ご冗談を・・・・・・。
ホッジ
残念ながら確定事項だ。
・・・・・・ただ、そこで特別キャンペーンをやっている。
マーグラット
ホッジくん!?
そんな丸投げしてくれなくてもいいんだよホッジくん!?
エレゼン族の研究員
ごきげんよう、マーグラット。
今日は泣き叫んでいないようで何よりです。
グロンディルヴェ
こちらの方は初めまして・・・・・・ですね。
システム魔法学研究室の、クロンディルヴェです。
マーグラット
あーあ、言っちゃった・・・・・・!
クイズにならないじゃないか、いたって良識的な対応だけど!
彼の仕事をざっくり説明すると、魔法の面から、魔導船を動かしやすくしてくれていたんだ。
前提として、あの船のあらゆる機関には魔法が仕込まれている。
魔道士たちの力を都度借りずとも、エーテルさえ流し込めば、自動で発動するような形でね。
となると肝心なのが、船内のエーテルの流れをどう制御するかだ。
クロンディルヴェくんたちは、まさしくそこを担ってる。
乗員の「速度を上げろ」という命令に対し、適切な機関へ、適切な量のエーテルが流れるようにするわけだ。
実際は複数の機関や条件が絡んでくるし、非常に複雑な仕事さ!
だからこそ人力よりも、彼らの制御機構が活きるんだよ。
クロンディルヴェ
そんな風に改まって解説されると、少々ムズがゆいですね・・・・・・。
ときに、マーグラット。
資材院に却下された発注を、あなた方が取り計らってくれるのですか?
マーグラット
こちらのグリーナーくんに、個人的な依頼をするのさ。
腕がいいから成果には期待できるし、とりあえず初回については、報酬も私持ちだ!
クロンディルヴェ
あなたが何故そんなことをしているのかは気になりますが・・・・・・悪い話ではありませんね。
では、疲れ目対策の品をお願いできますか?
目薬や、周囲の血行を促進するもの・・・・・・あるいは目に良いとされる食品でも構いません。
より長く、より細かなものを見続けられるように・・・・・・!
研究室に所属する全員の分を・・・・・・ッ!
マーグラット
ヒュウウウ!
うちと同じ匂いがするぞう!
ではでは、マイ・スイート・グリーナーくん!
彼らの目に、ひとときの休息をもたらしてやってくれ!
★★★★★
マーグラット
マイ・ワンダフル・グリーナーくんのお出ましだ!
グロンディルヴェくんたちの目を癒す算段はついたかな?
疲れ目対策必需品
マーグラット
疲れ目には目薬が有効、あとは簡易ベッドなんかもいいかもね。
下手につらいのを押して作業を続けるより、アイマスクでもして15分眠る方が効果的というものさ!
・・・・・・いや、だからといって、こんな上等品を持ってくるかい普通!?
資材院に頼むより、よっぽどいい結果だよ!
よし、急いでグロンディルヴェくんのところへ届けてくるよ。
目をシパシパさせながら待っているだろうからね!
マーグラット
ただいま!
見てくれよ、グロンディルヴェくんったら、前より少しめがぱっちりしたと思わないかい?
グロンディルヴェ
さすがに変わりないと思いますが・・・・・・そんな気になってしまうほど、持ってきてくださった品が効いたのは事実です。
目の霞みや頭痛が軽くなって、快適なだけでなく、作業精度の向上も見込めそうだ。
あなたに頼むことができて、実に幸運でした。
マーグラット
しかし、本格的な疲れ目対策がいるだなんて、君のとこ、今はずいぶんと細かい作業をしているんだね?
グロンディルヴェ
ええ、とても緻密で困難な・・・・・・しかし絶対に成し遂げたい仕事なのですよ。
方舟を魔導船へと改造した際、荷物を運んできてくれた、リムサ・ロミンサの巴術士と知り合いました。
そもそも巴術とは、南洋諸島にて発展した「算術」を祖とする魔法体系・・・・・・
自然現象を算術的に解明し、魔紋と呼ばれる図形として記すことで行使を試みたものです。
そこに用いられる考え方は、私たちの魔法制御と重なる部分も多い。
話すうちにそうと気づいた巴術士殿は、感激していました。
そして平和が取り戻された今、巴術士ギルドと私たちで共同研究をする運びになったのです。
マーグラット
へえ、うちとガーロンド社に似ているじゃないか。
具体的にはどんな研究を?
グロンディルヴェ
彼らの描く魔紋に、私たちの方で、「状態の測定」と「その結果による動作の分岐」を加えます。
その作業を繰り返し、最終的には包括的なひとつの魔紋とすることで、ついにできあがるのです・・・・・・。
誰でも手軽に、加減を間違えることなく、食品をあたためることのできる機構が・・・・・・ッ!
マーグラット
な、なんだって・・・・・・!?
それはつまり、買ってきたはいいが作業に追われて食べ損ね、冷え冷えになってしまった賢人バーガーを、自動で適温にあたためてくれる・・・・・・そういうことなのかい!?
グロンディルヴェ
ええ・・・・・・。
人類はもう、冷めたバーガーを前に悲しまなくていいのです。
マーグラット
ああ、なんてこった!
君は工神ビエルゴの寵児(ちょうじ)か何かか!?
世界が変わる・・・・・・その発明によって・・・・・・!
リフィル、君も楽しみだろう!?
グロンディルヴェ
リフィル・・・・・・?
というと、「暁の血盟」の・・・・・・?
マーグラット
あちゃー・・・・・・興奮して、つい・・・・・・。
君の予想どおりだよ。
彼女があの、リフィル・メイデンさ。
グロンディルヴェ
いたずらが過ぎますよ、マーグラット。
魔導船の開発に携わった者にとって、彼女は・・・・・・
マーグラット
わかってる、わかってるとも。
私だって気持ちはみんなと同じさ・・・・・・。
だから取引を続けてきたんだ。
この人を実感して、この人に実感してもらうために。
グロンディルヴェ
・・・・・・研究は続いているので、また機会があればお願いします。
お渡しする報酬を、私たちの方でも用意しておきますので。
それでは、また。本当に・・・・・・ありがとうございました。
今日も今日とて騒ぎは続く
マーグラット
・・・・・・おや、ひっきりなしだった来訪者が途絶えたね。
君が地道に供給してくれた成果が、やっと表れたかな。
ちょうどいい機会だ、君の貢献に改めてお礼をさせてよ。
スクリップだけじゃ味気ないと思って、密かに準備していたものがあるんだ。
それを研究室から取ってきたいんだけど・・・・・・待つ間、よければテオポルダン本部長のところへ、顔を出してくれないかい?
君が私にコキ使われてないか、心配してるみたいでさ。
・・・・・・なら最初から資材院の判定を緩めてほしいんだけどね!
この時間なら、彼はアポリア本部にいると思う。
かえって手間をかけてすまないけど、よろしく頼んだよ!
―マーグラット
それじゃあ、私は君へのお礼を取りに行ってくるよ!
テオポルダン本部長はアポリア本部にいるはずだから、よければ顔を出してやってくれ。
テオポルダン
ああ、マーグラットに言われて来てくれたのか?
悪いな、余計な手間をかけて。
結局、ほかの連中からの要望まで、お前が対応してくれたと聞いてるぞ。
「ラヴィリンソスの今を知る」という当初の目的は、十二分に達成できただろうが・・・・・・迷惑にはなってないか?
リフィル
愉快な研究員たちと楽しくやってる
テオポルダン
そいつは上々だ!
ルヴェユール家や賢人たちを相手にしてるだけあって、あくが強い連中も慣れたものってか!
まあ、お前がリフィルだと気づいたなら、マーグラットにかぎって、悪いようにはしないだろうさ。
なに、取るに足らないような、終末の裏話だよ・・・・・・。
ラザハン周辺で最初の災厄が観測され、俺たちは、至急方舟を完成させなければならなくなった。
その後エーテル縮退炉の改良を経て、方舟は「暁」を天の果てへと運ぶ魔導船となる・・・・・・。
そうした一連の職務は、研究員たちに多大な心的負担をもたらしたんだ。
そりゃ、レポリットが技術面の指導をしてくれたし、世界中からの助けもあったのさ。
だが、作業に追われながら、誰もが考えずにはいられない・・・・・・「失敗したらどうしよう」「自分がしくじっていたら」ってな。
マーグラットだってそうだ。
作ってるときはまだ忙殺されてハイになってたようだが、魔導船を送り出したあとは、そりゃあもう酷かった。
船が帰還するまで・・・・・・いや帰還してからしばらくの間も、食べられない、眠れない、延々と泣いては吐いての繰り返しだったんだよ。
ほかの研究員たちにしたって、程度に差はあれ、同じように苦しみながら終末の一件を乗り越えた。
だから、あいつらにとってお前は・・・・・・お前が活きてるってことは、救いであり誇りなんだよ。
ありがとうな、みんなに元気な姿を見せてやってくれて。
もっとも、この話はすでに過去のこと。
今後あいつらに迷惑をかけられそうになったら、遠慮なく拒否するんだぞ!
用件は以上!
引き続き、知恵と悲喜こもごもが渦巻くラヴィリンソスを、大いに楽しんでいってくれ。
マーグラット
おかえり!
その様子だと本部長には会えたみたいだね。
私も、君へのお礼の品を取ってこられたよ。
・・・・・・ということで、これを受け取ってくれたまえ!
グリーナー向けの作業服、それも特注の色違いだ!
よかったら、着て見せてくれないかい?
倉庫になってる建物を貸すから、そこで着替えたあと、エーテライトの前で待ち合わせしよう!
????
あー、聞こえる?
聞こえているね・・・・・・?
マーグラット
オーケー、私だ、推進魔法工学研究室のマーグラット。
ラヴィリンソスで働く同志諸君に、今日は素敵なお知らせだぞ!
ただいま、リトルシャーレアンのエーテライト前で、とある重要人物が待機している。
誰って?
リフィル・メイデンだよ!
我々の魔導船に乗って天の果てを目指し、終末を退けて帰ってきてくれた、彼女さ!
会いたい?
ひとこと物申したい?
・・・・・・いいとも、ただし勢い余ってキスの雨とか降らせるなよう!
目印は「青いグリーナーの作業服」。
さあさあ、チャンスの前髪は逃すべからずだ!
慌てた様子の声
聞いたか、今の放送!?
意気込んだ声
もちろんだ!
今回こそは逃さないぞ・・・・・・!
焦りの滲む声
急がなくては・・・・・・目印は確か・・・・・・
はつらつとした声
青よ、青いグリーナーの作業服!
あっ、ほら、あそこ!
熟練の研究員
君が、リフィル・メイデンか・・・・・・?
そうか・・・・・・君は・・・・・・君は、こんな人だったのか。
緊張した研究員
ええと、その、なんだ・・・・・・宇宙から帰ったあと、具合が悪くなったりしてないか?
大丈夫なんだな。なら何よりだ、うん・・・・・・!
泰然とした研究員
アタシらも、おかげさまで、つつがなく毎日を過ごせてる。
研究だって続けられてるわ。
気鋭の研究員
魔導船を造った実績が役立ってるんだ。
新しいことに・・・・・・いろいろと・・・・・・!
終末に呑まれてたら、こうはならなかった。
月に逃げていたとしても、きっと・・・・・・。
温和そうな研究員
全部、みなさんの勇気と活躍があってこそです。
本当に、ありがとうございました!
マーグラット
ごめんごめん!
ちょっとしたサプライズってことで、許しておくれよ?
・・・・・・終末が迫っていたあのとき、君と仲間たちは、世界の命運を背負って魔導船ラグナロクに乗り込んだ。
それは選ぶ余地もない、仕方なく採った方法だったのかもしれない。
だとしても、だ。
あの船に命を預けた人がいる・・・・・・私たちにとっては、それがすべてだったのさ。
君たちの無事を、ずっと、ずっと願ってた。
しつこく魔導船に語りかけたものだよ。
どれだけボロボロになっても構わないから、その人たちを乗せて帰ってこいね。
はたして、アイツはやり遂げた・・・・・・。
おかえり、我らがヒーロー。
少しばかり遅くなっったけど、惜しみない感謝と称賛を君に。
それから、参考までに聞かせてくれると嬉しいな。
魔導船の乗り心地は、どうだった・・・・・・?
リフィル
素晴らしく快適な旅だった!
マーグラット
・・・・・・最高!踊り出したいくらいだよ!
マーグラット
いやぁ、大盛況だったね!
私も、君に言いたかったことをやっと伝えられて満足だ!
サプライズに利用してしまったけれど、あの服は、間違いなく君へのプレゼントだよ。これからたくさん着てくれると嬉しいな。
あ、次は反対に、君から服を提案してもらうのもいいね!
順調に仕事をするためにも、気分転換は必要だし・・・・・・うん・・・・・・。
それから、今回の一件で君のことが知れ渡った結果、「あると快適!」な品の要望が怒濤の勢いで届いている。
さすがに個別対応するとキリがないから、みんなで使える「休憩時間を快適にするもの」だけ、追加で依頼させてもらうよ。
それも含め、今後も気が向いたら協力してくれるかい?
頼りにしているよ、マイ・ディア・グリーナーくん!
―マーグラット
顔を見られて嬉しいぞ、マイグリーナーくん!今日も今日とて私たちは働き、新たな成果と要求を生んでは、ホッジくんにフラれているよ!
納品後
・・・・・・それはともかく、研究室に戻らなくていいのかって?
フッフッフ・・・・・・君が帰ったらすぐに缶詰になる予定さ。
だからもう少しゆっくりしていかないかい?
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