【FF14】華めく神域タレイア パッチ6.5ミソロジー・オブ・エオルゼア

パッチ6.5「光明の起点」で実装された、ミソロジー・オブ・エオルゼアのクエストです。

「華めく神域タレイア」

 

ストーリーテキスト

デリック
ああ、君か。
来てくれたのはありがたいが・・・・・・クルルとグ・ラハ・ティアはまだ帰ってきてない。

ふたりとも、オールド・シャーレアンで、神域の調査結果をまとめる作業を続けているんだろう。
グ・ラハ・ティアが記録した神域の様子や、十二神秘石を巡って読み取った、碑文の件なんかもあるから・・・・・・存外、時間がかかるのかもしれないな。
そこで、ふたりを待っている間に、スノーゲイムの様子を見にいこうとしていたんだ。彼女、「オムファロス」に籠りっぱなしだから。
リフィルも、よければ来てくれ。

 


―ベイビーオポオポ
ウキャー~?
―デリック
スノーゲイムは驚くほど熱心に、ここへ通い詰めているな。
忙しいときは食事もおろそかになっているようだし、身体を壊さないといいんだが・・・・・・。

スノーゲイム
リフィルさん、デリックさん、おかえりなさい!
クルルちゃんたちは・・・・・・まだ戻ってきていないみたいですねぇ。

デリック
ああ、君もシャーレアンに行かなくてよかったのか?
研究者なんだろう?

スノーゲイム
ええ、私はもとよりフィールドワークの方が性に合ってて!
十二神の研究をするのには、現地の方が着想が得られてるんです。
今は、碑文の序文にある・・・・・・

「我らは、星の意思によりて存在せし者。数多の人の祈りや想いは、我らを変じうる力となり得る。ゆえに、くびきをここに記す」
この表記を読み直していました!
人の信仰が、神々の姿や性質に影響を与えたという説は、非常に興味深いです。

本当は、ここにいたら神々が現れてくれないだろうか、と打算的なことを考えていたりもしますが・・・・・・
碑文の解読以降はお姿を見かけてはいないので、おそらくここに集まるのは、特別なときだけでしょうね。
でも私は、神々にお目にかかる機会がまだあると踏んでいます。
というのもですね。
人と戦った神々は皆、あなたと話たがっていると、秘石巡りの際にアーゼマ様から聞いたんです!

なので、あなたが神域の門で呼びかけたら、神々が答えてくれる可能性が高いと思うんですよ!
よければ話を聞いてみてください!
そしてどんなことを話したか、あとでこっそり教えてほしい・・・・・・!

デリック
クルルたちもまだ帰ってこないし、もし話を聞きたいのなら、今のうちかもな。
気が進まないなら、それでもいい。
俺たちと一緒にバルデシオン委員会のふたりを待とう。

―スノーゲイム
神々、出てきてくれましたか・・・・・・!?

 

 

 

工神ビエルゴ
私を呼んでくれたのですね、リフィル。
あなたと言葉を交わせることを、嬉しく思います。

ものづくりにも励んでいるようで、素晴らしい。
工神として、これからもあなたが多くのものを作り、世に送り出していくことを楽しみにしていますね。

手仕事で何かを作るというのは、現状をよりよくしたいという、前進の姿勢そのもの。
あなたが真に望むものに対して、誠実に手を伸ばし、己の技量で掴みとっていくことを、願っていますよ。


壊神ラールガー
ほう、リフィルではないか!
我に詣ろうとは感心、感心。

お前たちは、星導教についてよく調べておったな。
なかでも赤髪の連れが話していた・・・・・・

シルフ族の信仰する神と我の類似性、あの説はなかなか面白い。あの小さき子らが独自の解釈で信仰していった、かの蛮神との関係をよく考察しておる。
よく悩み、よく考え、結論を導きだすその心意気やよし!
これからも邁進せよ、人の子よ!


日神アーゼマ
ああ、愛しきリフィル!
そのあたに会いたかったぞ。

あの熱心な学者に言伝をしていて正解だったな。
一度相対せば、さらに言葉を交わしたくなるような・・・・・・そんな魅力が自分にあると自覚しているか?

そなたを見ているとな、どこか懐かしい気持ちになるのよ。
灰の中の埋火のようにじんわりと、かつて焦がれていた想いが蘇る。

遠い記憶の中の知己と、そなたが似ているのかもしれんな。
これからも心赴くままに生きていくがよい。


商神ナルザル
リフィルよ・・・・・・。
汝の来訪を歓迎しよう。

人の子にひとつ伝えておきたいのは、私たちは、ナルとザルで1神であるということ・・・・・・。
長きに亙る人の信仰が、今の私たちの姿をつくりあげていったのだ。
人の強き想いは、願望を叶えんとする力になる。
願いに手を伸ばす姿を、私たちは商神として見守っているぞ。

 

地神ノフィカ
まぁ、リフィルね!
私とおしゃべりしたかったの?

そういえばあなたは、黒衣森の精霊とは実際に会ったことがあるのかしら。
私から分かたれたものと信じている人の子も多いけれど・・・・・・。
前にも話したとおり、あの子たちは森に生きるものたちの、意思を仲介する存在よ。

時には過激になることもあるけれど、森と、森に生きるものたちを大切に思うがゆえの反応なの。
だから仲良くしてあげてちょうだいね。


時神アルジク
リフィルか。
人に呼ばれるのも、ふむ、悪くないな。

進み続ける時の中で、人の命は儚く短い。
がむしゃらに前へと進んでいくのも、無論悪くはないが・・・・・・

立ち止まってみなければ、見えない景色もあるだろう。
一見無駄だと思える時間を過ごすことを恐れるな。

そういった時間に、ふと未知の体験が訪れたりするものだ。
時間の豊かさを知るといい、人の子よ。

私もかつて、自分たちとは異なる存在にそれを教わった。
遥か昔の話だがな。


星神ニメーヤ
あら、私を守護神として慕ってくれている、可愛い友人のリフィルね。
声をかけてくれて嬉しいわ。

お兄様と戦うときは、驚かせてしまったわね。
ふふ、どうしてもお兄様と一緒がよくて、つい。

おかげで、とても楽しかったわ。
定められた運命に抗い、進まんとする人と戦うのは、思いもしなかった経験ばかりで・・・・・・素敵な思い出をありがとう。

そういえば似たような話を、昔、別の誰かにもしたような気がするわ・・・・・・。
いったい、誰だったのかしらね。


戦神ハルオーネ
戦神である私に詣でるとは、なかなか感心だな、リフィル。
ではその殊勝な心がけを褒め上げ、ひとつ、私の立場からの忠告をくれてやろう。
私は、人の想いの強さを、信仰の強さをよく知っている。
そしてどんな信仰も私は否定しない。だが・・・・・・

いつの世も、神の名を借りて己の意思を通さんとする者はいる。
ゆめゆめ惑わされぬように。


月神メネフィナ
まぁ、リフィルだわ!
わたくしに会いにきてくれたの?

わたくし、今こうして人と言葉を交わらせることが、心の底から嬉しいの。
わたくしは慈愛を司る神であるけれど、それを抜きにしても・・・・・・あなたをはじめとして、この星で懸命に生きている人を、愛していない神などいないわ。
人の信仰ではオシュオンが恋人とされていたりもするけれど、わたくしがただひとりを愛しているだなんて、寂しいことを言わないでね。
人の子も、十二神も、わたくしはみんなが大好きよ!
あなたたちがお供にしてくれた、ダラガブのこともね!

 

 

 


―ベイビーオポオポ
ウキャッキャッ!

デリック
リフィル、どうする?
神々と話すのに満足したなら、俺たちお一緒にクルルたちの帰りを待つか?

まだ・・・・・・戻ってくる様子はないか・・・・・・。
あーー・・・・・・。
これは雑談として、ひとつ聞いてみたいんだが・・・・・・

君は、たくさん旅をしてきただろう。この世界で、君はどんな場所が好きだ?

リフィル
人の多い賑やかな街

デリック
君らしいし、わかる気がするな。
俺はひとり旅ばかりだが、立ち寄った街で、そこで生活する人々の喧騒に耳を傾けるのは、すごくいい。

俺は・・・・・・やはりエオルゼアを巡るのが好きかな。
エーテル豊富で、いろんな顔を見せてくれる地域だから。

こいつに出会ったのも、黒衣森を旅しているときだったな。群れからはぐれでもしたんだろう、怪我をしていて、見捨てるわけにもいかなかった。
もうとっくに怪我も治ってるし、情を捨てて、自然に帰すべきだったのかもしれないが・・・・・・
君たちにも神々にも物おじしないところを見ると、こいつが今ここにいるのは、運命のような気もするよ。
だが、いつかはわかれなくては・・・・・・

スノーゲイム
リフィルさーん、デリックさーん!
クルルちゃんたちが帰ってきましたよー!

デリック
おかえり、ふたりとも。調査の方は順調か?

クルル
ええ、お待たせしちゃったけれど、今までの調査をまとめた上で、今後の方針も検討してきたわ。

グ・ラハ・ティア
ああ、これからの調査に関わるような件があって、慎重に動こうと思ってる。
ほら、神域で戦うあんたに同行して、エーテルスキャナーで環境エーテルを記録しただろ?
その分析結果なんだが・・・・・・。

神々は、人との戦いでエーテルを消耗している。
それも存在が希薄になるくらい、著しく。

クルル
もちろん、戦ったあなたが悪いとは少しも思っていないわ。
神々と戦うのは、彼ら自身が人に望んだことだもの。

とはいえ、人との戦いの先にある十二神の「願い」について、ある程度の確証が得られるまでは・・・・・・残る神々と戦うのは避けたい。
そのために話を聞きたいのが、この碑文に記された十三番目。
「監視を司る、名を得ぬ者」よ。

以前にラハくんが仮説を立ててくれたように、嘆きの海にいる「月の監視者」が最有力候補だと思うの。
そこでイルサバード派遣団に対して、月へ向かうための、バブイルの塔の利用申請を出しておいたわ。ガレアンとの交渉を経て、今も彼らが塔を管理しているから。

スノーゲイム
ということは、本当に月に行けるんですね!
神々に名を連ねる「十三番目」とは、いったいどんな方なんでしょう・・・・・・!

さあ、善は急げですね!
すぐに支度をして「月の監視者」さんのもとへ向かいましょう!

デリック
もし、それぞれの神とまだ話が残っているなら・・・・・・今のうちだぞ。
月へ行くまでに、やり残したことがないようにな。

 

 

 

 

 

月の監視者
よく来てくれた、リフィル。
それに、初めての来訪者たちも。

クルル
月の監視者さん。
ハイデリンをよく知るあなたに、お聞きしたいことがあります。

私たちは、神域にある碑文を解読しました。そこに記されていたのは、十二神それぞれの役割、そして、「監視を司る、名を得ぬ者」という十三番目の存在・・・・・・。
これはもしや、あなたのことではないでしょうか?
十二神は、世界分割後の古くから存在している。
あなたが彼らについて知っていることがあれば、どうか教えていただきたいのです。

人と戦うことで叶えたいという、十二神の願い・・・・・・。
その真相に近づくために。

デリック
・・・・・・・・・・・・俺からも、頼む。

月の監視者
なるほど、人はそこまでたどり着いたのか。
ならば、貴殿らの問いに目を背けず、向き合うべきだろう。
ただし、私はあくまでハイデリンに創りだされた機構。
古き人の記憶も継承してはいるが、完全には程遠いものと、承知しておいてもらいたい。

まず、貴殿らの推測のとおり、十二神が碑文に記した、十三番目の「監視を司る者」とは、この私のことを指している。
そう、貴殿らが十二神と呼んでいる存在たちもまた、私と同じ、ハイデリンによって創りだされた機構なのだ。
彼らの使命は、分割されることで、不安定化するであろう星の均衡を保つこと。
そのために、それぞれ異なる十二の機能を有している。

そして私が、かつて実在したある学者を素としているように、彼らにもまた、機構を形作るうえでのオリジナルがいる。
そのいずれもが、終末を退けた後、星を新たな命に託すべきと考える者たち、いわゆる「ヴェーネス派」に属していた。
仔細な経緯は記憶していないが、おそらくヴェーネスが、人柄、能力、経験などを考慮し、重責を担うに足る者を選んだのだろう。

グ・ラハ・ティア
だから神々は、まるで人のような個性を持っているのか・・・・・・。

月の監視者
その点については、オリジナルの個性だけではなく、人の信仰による影響も大きいはず。
祈りを捧げる際、人は神に対して、願いを叶えうる存在であってほしいと、想いを抱く。
つまり、長い長い時間の中で、神は人によって信仰という名の理想を託されることで、今の形に「成っていった」と言える。

クルル
祈りや願いの効力は、ほんの微かだったとしても実際に機能している、と・・・・・・。
ラハくんの仮説は当たっていたようね。

月の監視者
十二神はそうして変わりながらも、ヴェーネスの志のもとに、人への過度な介入は控えていたはずだ。
それは、思うに・・・・・・人の神として望まれる在り方と、背反することもあっただろう。
ハイデリンが消え、貴殿らが終末を真の意味で退けた今、十二神は、彼らなりの答えを出した。
その真意は私が語るべきことではない。
しかし、人を害するものであろうはずがないことは、同じくハイデリンに創りだされた者として、保証しよう。

スノーゲイム
ええ!神々が私たちを気にかけてくださっているのは、これまでの言動からしても、疑いようがありません。

グ・ラハ・ティア
話が聞けてよかった。十二神と、ハイデリンやあなたとの関係について、確証が得られたよ。
こうなったら彼らを信じて、突き進んでみるしかないな!

クルル
ありがとうございました、月の監視者さん。
では、私たちは「オムファロス」に戻って、改めて彼らの願いに耳を傾けようと思います。

月の監視者
ああ、貴殿らと十二神の行く末に幸があるよう、私もこちらから見守っている。
よい旅を・・・・・・

 

 

 

 


クルル
なんだか様子がおかしいわ。
神々の依り代が、いなくなっている・・・・・・?

壮健で勇ましい声
準備が整ったのさ!
ああ、もう待ちくたびれたよ!

知的で柔和な声
これ、リムレーン。
人に対しての開口一番がそれかい・・・・・・?

海神リムレーン
仕方ないだろう!
サリャクだってこの日を待ち望んでいたんじゃないか?

知神サリャク
それはそうとも。
だが、やっと人の子らと直接対話する機会が巡ってきたのだから、丁重に言葉を尽くそう。

やあ、人の子らよ。
月の監視者に会い、我らの正体に辿りついたのだね?

そう、我らはハイデリンに創られし、星の補助機構。
エーテル豊かなエオルゼアの各地に神域を置き、地脈の集まる、この星の中心にオムファロスを据えて・・・・・・惑星アーテリスの均衡を保ってきたのだ。

グ・ラハ・ティア
ああ、その話は月の監視者から聞いてきた。
だが、オレたちには、まだわからないことがあるんだ。

前回、記録した神域の環境エーテルを分析してみたんだが、神々は少なからず、人との戦いで消耗しているはず。
星の均衡を保つための存在として、人と戦うことは、本当に問題ないのか?

デリック
心配してくれてありがとうな。
でも、大丈夫だ。

リフィル
どういうこと?

デリック
隠していて、すまない・・・・・・。
ほかの神々が、依り代に神使の動物や魔法生物の形に用いる中、人の孤独にそう使命を持った放浪神だけは・・・・・・彼らの内に紛れるために、人の似姿を選んだ。
そして、俺たちの願いを叶える者を、オムファロスへと誘う役目を担い・・・・・・今ここで、その役割を終える。

旅神オシュオン
俺が、旅神オシュオンだ。

スノーゲイム
どうしてそんな大事なことを黙って・・・・・・!?

旅神オシュオン
俺の正体も、戦う理由も・・・・・・本当のことを知ったら、人は俺たちと戦ってくれないんじゃないかと思っていたんだ。
だけど杞憂だったな。
君たちは俺たちの言葉に耳を傾け、想いを感じ、どうするべきかを考えながら、ここまで来てくれた。

リフィル・・・・・・すまないが、そいつのことを頼む。
そして、神域の最奥で真実を伝えよう。
・・・・・・だから、待っているよ。

海神リムレーン
アタシたちのハレの舞台さ!
心してかかってきな!

知神サリャク
愛しい子ら・・・・・・。
奔流となり、向かっておいで。

 

 


―ベイビーオポオポ
ウキャ・・・・・・ウキャ・・・・・・?
―クルル
デリックさんが私たちに対して、何か隠しているのは感じていたの。
自分が人のふりをした神だなんて、言いづらいわよね・・・・・・。

―スノーゲイム
デリックさんはどんな想いで、旅をしていたんでしょうか。

グ・ラハ・ティア
デリックは人の似姿をとった、放浪によって人の孤独に沿うための神、か・・・・・・。
そしてオレたちを神域に招き入れるために探検家を名乗り、聖コイナク財団に情報を持ち込んだ・・・・・・。
いや、嘘をつかれたとは思わないし、悲しさとか憤りとかがあるわけじゃないんだ。
でも、なんというか、少し寂しく思ってさ。

クルル
ラハくんの気持ち、わかる気がするわ。
私たちに対して親身にかかわってくれたからこそ、急に遠くに行ってしまったみたい・・・・・・。

いま思えば、彼がほかの人と距離を保とうとしていたのも、戦う未来を見越してのことだったのかもしれないわね・・・・・・。

ベイビーオポオポ
ウキィー・・・・・・。

クルル
そうよね、あなたも寂しいわよね・・・・・・。

スノーゲイム
でも、やっぱり、一緒にいてくれたからこそデリックさんの・・・・・・いえ、十二神の想いに応えたいですね。

クルル
そうね、十二神はずっと・・・・・・この星に生きる人々を見守ってくれていた。
機構として星を補助する役割を遵守しながらも、意思ある存在として、人の想いに寄り添って・・・・・・。
月の監視者も保証してくれたことだし、私たちは最後まで、十二神の願いに沿いましょう。

グ・ラハ・ティア
・・・・・・なら、やることは決まってるな。

 

 

グ・ラハ・ティア
「向かってこい」といざなったのは、知神サリャクだったな。
リフィルはほかの冒険者たちと一緒に、ここから神々のもとへ向かってくれるか?

十二神全員と戦った後になにが起こるか、まだわからない。
オレはもしものときのため、この場所の安全確保に努めるよ。

あんたなら大丈夫だって信じてる。
神々との戦いは、頼んだ!

―グ・ラハ・ティア
十二神全員と戦った後になにが起こるか、まだわからないんだ。
あんたの方も、十分に気をつけてくれよな。

―スノーゲイム
知神サリャクは河川と知識を、海神リムレーンは海洋と航海を、そして旅神オシュオンは山岳と放浪を司る神です。
星神ニメーヤは、時神アルジクと共にすでに戦っているので、もう目的を果たした可能性が高いですね。
リフィルさん、頑張ってください!

―クルル
十二神が存在を希薄にしてまで成し遂げたいこと・・・・・・星や人のためであろうことはわかっていても、どんなことなのか心配になるわ。
―ベイビーオポオポ
ウキィー・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 


エウロギア
ありがとう――

 

 

 

 


グ・ラハ・ティア
リフィル、大丈夫か!?

クルル
あなたのおかげで、私たちも神域の最奥に辿り着けたわ。
あの姿は・・・・・・十二神、なのね・・・・・・?

エウロギア
よくここまで至ってくれた、人の子らよ。
約束どおり真実を伝えよう。

私たちの願いはただひとつ・・・・・・。
この身を「祝福」として、星に還元すること。

十二神という機構が創られており、1万2000年・・・・・・。
私たちには、その間に捧げられた人々の祈りが、想いが動かす力が、蓄積されている。

これを戦いにより、ほどくことで星に還し、新たな生命を紡ぐための糧と成す。
それが、華めく星へ私たちが離れる最期の「祝福」。

スノーゲイム
じゃあ、消えてしまうってことですか・・・・・・!?

エウロギア
たしかに機構の核となった古き魂の断片は、星海に還り、命の巡りに合流するだろう。
だが、姿は見えずとも機構そのものが消えるわけではない。
今後も変わらず、星の均衡を保つ働きは果たされよう。

変わることがあるとすれば、祈りが届く先だけだ。
以後はこの天球・・・・・・意思なき「祝福機構」が我らに代わり、人の想いを受け取り、星を育む糧として還元することになる。

グ・ラハ・ティア
でも、神々への信仰は人々の心の支えになってる。
なにも消えなくても・・・・・・!

エウロギア
人はいつも嬉しいことを言ってくれる。
そう、これは私たちの勝手な願いだ。

この星と、この星に生きる人々は、終末を乗り越えてみせた。
本当に本当に、よく生き延びてくれたと・・・・・・機構でしかないはずの私たちの内にさえ、歓びが満ち溢れた。

だから、この世界で生きている、そしてここまで命を繋げてくれた、すべての「人」に・・・・・・この愛を返したいのだ。
大丈夫。
神話は人が紡ぎ、語り継いでゆくもの。

人々の間で「エオルゼア十二神」が語られ、受容され続けていくかぎり・・・・・・その時々の想いを反映する形で、信仰は残っていくだろう。

スノーゲイム
そんなっ・・・・・・そんな風に言われてしまったら・・・・・・!!

エウロギア
君たちが輝ける未来へ羽ばたくために、そして私たちも、その未来の一部となるために・・・・・・別れの時だ。
さようなら人の子ら、愛しているよ。

 

 

 

時神アルジク
さあ、最期の祝福を。

工神ビエルゴ
人の創意に、幸多からんことを。

壊神ラールガー
人の子ならば、どんな困難をも破壊できよう。

日神アーゼマ
誠実に生き、真を貫くのだぞ。

商神ナルザル
人の営みが価値となる。生を謳歌し、死を尊ぶがいい。

地神ノフィカ
富み、潤い、豊かな実りとなりますように。

時神アルジク
限りある時を、慈しみ生きよ。

戦神ハルオーネ
高潔を持して、勝利のために進み続けたまえ。

月神メネフィナ
自身を愛し、他者を愛し・・・・・・そして、世界を愛して生きてくれたら、嬉しいわ。

知神サリャク
先人から学び、己を磨き、後世へと紡ぎ・・・・・・淀みない知の流れを、願っている。

星神ニメーヤ
運命を切り拓いた先に、見たこともない、素敵な世界が待っていますように。

海神リムレーン
何事も大海のように、どんと構えていれば大丈夫さ。

旅神オシュオン
何にも囚われない風が、人に吹き続けるように・・・・・・。

 


勇ましい戦士の声
無理をするな、オシュオン。

陽気でおおらかな声
あの子たちと行きたいのでしょう?

旅神オシュオン
だが、ともに星へ還ろうと、皆で願い、決めたことだ・・・・・・!
神域に招き、今日この日を迎えるまでに、こんなにも離れがたくなるとは、思わなかったんだ・・・・・・。

重なり響く声
オシュオンよ、我らの魂は命の巡りに合流するが・・・・・・

静かで厳格な声
人の生という、星からすれば瞬きのように短い時間だけでも・・・・・・

聡明でたおやかな声
人と運命をともにしてもいんじゃないかしら。

壮健で勇ましい声
お前らしく生きて、旅をして・・・・・・

朗らかで愛らしい声
命が尽きたら、また会いましょう。

 

 


デリック
あともう少しだけ、旅をさせてもらってもいいかな?

―ベイビーオポオポ
ウキャッキャ!
―グ・ラハ・ティア
決意したことを覆すのには、きっと相当の覚悟が必要だったと思う。
いったい何が起こったのか、あとで教えてもらわないとな。

―デリック
まさか戻ってこられるとは・・・・・・。
俺もまだ驚いている。

―スノーゲイム
デリックさあああああん!!
戻ってきてくれて、本当に嬉しいです!!

クルル
びっくりしたわ、まさかデリックさんが戻ってきてくれるなんて・・・・・・!
まずは再会の喜びに浸りましょう。
詳しい話は落ち着いてから、ね。

―クルル
まずは再会の喜びに浸りましょう。
デリックさんも、あなたと話したいんじゃないかしら?

 

わかりづらい言葉

本文内で青色に塗った言葉についての補足です。

 

 

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