【FF14】炎影の旅路 FF16クロスオーバーイベント

「炎影の旅路」

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ストーリーテキスト

クライヴ
どうにも詩人と言うのは、回りくどい言い方を好むらしい。
何か策があるそぶりだったが・・・・・・。
仕方ない・・・・・・。
今は、彼の策に乗ってみるしかないようだ。
すまないが、「アプカル滝」という場所まで、付き合ってもらえるだろうか。
ありがとう。
なるほど、すぐ近くにあるんだな。
このまま行ってみるとしよう。

 

 


クライヴ
ここが詩人の言っていた「アプカル滝」か・・・・・・。

 

異邦の詩人
そして、この滝は第七霊災に際して北洋の大賢人、ルイゾワ師が、冒険者たちを集めた場所でもある。
イフリートを討滅するために・・・・・・。

 

クライヴ
イフリート・・・・・・!?
ぐっ・・・・・・なぜだ・・・・・・もう少しで思い出せそうなのに・・・・・・!

 

異邦の詩人
クライヴ君が発した、いくつかの単語・・・・・・。
ベアラーという言葉の意味はわからなかったが、イフリートの名には僕たちも覚えがある、そうだろう?
その痛みが、拒絶感の現れだとすれば、君にはイフリートと呼ばれる存在と深い因縁があるはずだ。
これより、僕の詩想の力を使って、この世界のイフリートの幻を見せよう。
かつてルイゾワ師が、イフリート討滅のため、かの蛮神の居場所と地脈を繋いだ、この場所ならばそれができる。
その幻想の中でイフリートと対峙するんだ。
荒療治になるかもしれないが、君は向き合わなければならない。
真実の記憶に近づくためにね・・・・・・。
さあ、赤く燃え盛る星よ、過去に立ち向かうときだ!
白く輝ける星の助けを借りて・・・・・・!

 

 

 

 

 

 

クライヴ
ここは、いったい・・・・・・!?

 

異邦の詩人の声
かつてアマルジャ族によって、蛮神イフリートの召喚が行われた炎帝祭跡さ。
光の戦士による神殺しの舞台としても有名でね。
かの焔神との戦いに想いを巡らせながら、詩想の力で幻想を紡いでみたんだ。
いでよ、焔神イフリート!
だが、君が知るイフリートとは異なる存在のはず・・・・・・!

 

クライヴ
そうだ、違う。
似てはいるが違っていた・・・・・・!

 

 

 

クライヴ
ぐっ!

 

リフィル
真実を受け容れるときだ!

 

クライヴ
真実を、受け容れる・・・・・・そうだな。
イフリート・・・・・・
そうだ・・・・・・奴は弟を、ジョシュアを殺した仇・・・・・・!
俺は奴を追い続け、復讐のために生きてきた!
リフィル!
記憶を取り戻すため・・・・・・真実に立ち向かうため、俺に力を貸してくれ!

 

 

 

 

 


クライヴ
行くぞ、リフィル!
いいぞ、反撃だ・・・・・・!
奴の動きをよく見て、回避するんだ!
炎の勢いが増した・・・・・・!?
気をつけろ!
くそっ・・・・・・身動きが・・・・・・!
このままじゃ、まずい・・・・・・!
リフィル、時間を稼いでくれ!
こんな、もので・・・・・・!
うおおおおおおおッ!!
すまない、助かった・・・・・・!
やらせるか・・・・・・!
リフィル、大丈夫か?
あの剣から力を集めているのか?
だが、壊してしまえば・・・・・・!
数が多すぎるか・・・・・・!
ならば、フェニックスの力で・・・・・・!
リフィル、もう少しだ!
すべてを破壊するぞ!
まずい・・・・・・!
何か仕掛けてくるぞ!
無事だな・・・・・・?
一気に叩いて奴を倒すぞ!

 

 

 

 

 

クライヴ
受け容れろ・・・・・・自分を、過去を。
そうだ、すべてを重し出した。
俺は召喚獣イフリート。
おまえは、俺だ!


異邦の詩人の声
どうやら、完全に過去の記憶を取り戻したようだね。
おや、これは・・・・・・?

 

 

 

 


異邦の詩人
不思議なこともあるものだね。
詩想の力で紡いだ幻の中から、そんな存在を連れ帰るとは・・・・・・。

 

クライヴ
こいつはトルガル・・・・・・幼い頃から育てていた狼だ。
ともに戦い、迷えば先導もしてくれる頼れる「相棒」さ。

 

異邦の詩人
なるほど・・・・・・だとしたら、トルガルは、クライヴ君が元の世界に戻るための、「導き手」として創出されたものかもしれないね。
クライヴ君は、認め難い事実を受け容れることで、失われていた記憶を取り戻し、帰る準備ができたということさ。
だから、無意識に先導する存在として愛狼を想起したのだろう。

 

クライヴ
認め難い事実・・・・・・そう、あんなことは認めたくなかった。
俺には、ジョシュアという名の弟がいたんだ。
本当にできのいい弟だったよ。
フェニックスの力を受け継いで生まれ、ゆくゆくは父上の跡をついで大公になるはずだった。
それなのにジョシュアは、幼くして殺されたんだ。
俺は、ずっと復讐のために生きてきた。弟を殺した火の召喚獣のドミナントを見つけ出し、仇を討つために・・・・・・。
だが、その仇は俺自身だった。
俺が弟を・・・・・・。
子どもだった頃、俺は火の召喚獣イフリートに顕現した。
自分自身も知らなかった、あるはずのない力だ・・・・・・。
そして、召喚獣の力を制御できず・・・・・・ジョシュアを、この手で・・・・・・。

 

異邦の詩人
意図せず、愛する家族を殺めてしまうだなんて・・・・・・。

 

クライヴ
だからこそ・・・・・・どんなに苦しくとも前に進むと決めた。
少しでもジョシュアに償うために。
そして、知る必要があった。
なぜ俺に、イフリートの力が宿っているのかを・・・・・・。
俺は真実を求めてフェニックスゲートという場所を訪れ、地下に広がる「空の文明」の遺跡に入った。
そこで過去と向き合おうとした直後、気を失って・・・・・・・・・・・・

 

異邦の詩人
ふむ、古の文明の遺跡に秘められた不可思議な力によって、意識を飛ばされてきたということか。
実に興味深い現象だね。
しかし、君がフェニックスのにゆかりのある場所から、エオルゼアに来たというのなら、帰るために赴くべき場所は・・・・・・。

 

クライヴ
わかるのか?

 

異邦の詩人
ああ、僕の推測が正しければ、これから向かうべきは、始まりの場所のはずだ。
行こう、東ザナラーン「バーニングウォール」へ!
そこまで行けば、君が導いてくれる。
そうだね?

 

 

 

 


―トルガル
・・・・・・・・・・・・。
聞き耳をたてて、周囲の様子を探っているようだ。

―クライヴ
あらためて見ると、すごい光景だな・・・・・・。

 

異邦の詩人
さて、ここからの案内役は、トルガル君に任せるとしよう。
導き手となるべく形作られた存在ならば、それができるはずだからね。

 

クライヴ
トルガル、行けるな?
俺を導いてくれ。

 

トルガル
ウォン!
―クライヴ
トルガルを見失わないようにな。
―異邦の詩人
フェニックスが導く縁・・・・・・なかなかに素敵じゃないか。

 

 

 

 

 

―トルガル
ウォン!
―異邦の詩人
奇跡の物語も終わりに近づいている。
そう実感しているよ。

クライヴ
トルガル、ここなのか?

 

異邦の詩人
やはり、始まりの地が終着点となったようだね。

 

クライヴ
俺が倒れていた場所・・・・・・。

 

異邦の詩人
そのとおり。
最初は、なぜここが、ふたつの異なる世界を繋ぐ接点になったのか不思議だったが、得心がいったよ。

 

クライヴ
・・・・・・どういうことだ?

 

異邦の詩人
エオルゼアはね、数年前に第七霊災と呼ばれる災厄に見舞われ、文字通り、滅亡の危機に瀕したことがあるんだ。
だが、すべてが終わったと思われたその時、不可思議な再生が起こり、世界は新生を果たした。
一説には、どこからともなく現れた、不死鳥「フェニックス」が成した奇跡とも言われている。

 

クライヴ
フェニックスだって・・・・・・?

 

異邦の詩人
ここバーニングウォールの光景も、霊災の爪痕のひとつ。
その際に一夜にして生じた燃え上がる炎の如き決勝を、フェニックス出現の証拠と考える人もいてね。
フェニックスの力を宿してたという、弟さんを求める心が、君をここに導いたのかもしれない。
僕には、そう思えるのさ。

 

クライヴ
そうか、だから・・・・・・。
・・・・・・そろそろ別れの時のようだ。
ふたりとも、本当にありがとう。

 

リフィル
前へと進み続けろ!

 

クライヴ
ああ、約束する。どんな因果が待ち受けていたとしても。
帰ろう、ヴァリスゼアへ。
過去を受け容れ、前へと進むために。

 

異邦の詩人
行ってしまったね。
この奇跡を詩に・・・・・・
いや、それは野暮といいうものか。
この刹那の出会いだけで、彼の物語を語ることなどできない。
それが許されるのは、物語の結末を見届けた者だけ。
異界を覗き見るには、少しばかり奇跡が足りないというものさ。
異能を持つ君ならば、あるいは・・・・・・とは思うがね。

 

 


異邦の詩人
夢から始まった小さな旅も、ここで終わりのようだ。
突然の不可解な申し出に対して、よく付き合ってくれた、本当にありがとう。
そうだ、最初に約束していた報酬だが、こんなものでどうだろう?
トルガル君という素晴らしい導き手を見せてもらったからね。
魔笛の力を借りて、その姿を現し世に留めさせてもらった。
どうか旅の供に加えてやってほしい。
君の新たなる旅にも幸あらんことを!
それじゃあ、またどこかで!

 

 

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