【FF14】新生祭2023①

新生祭2023のクエストです。

「とある姉弟と新生祭」

 

ストーリーテキスト

キピ・ジャッキヤ
あら・・・・・・あなたは、冒険者のリフィルさん?なんて偶然、ひさしぶり!「週刊レイヴン」記者のキピ・ジャッキヤよ!
こんなときに会えるなんて、幸運だわ!ちょっと困っていたところで・・・・・・いきなりでごめんなさい、少し話を聞いてもらえないかな?
実は、ちょっと前に弟から手紙が届いたのよ、「新生祭の期間中に、ウルダハで会おう」って内容で。ところがあの子ったら、約束の時間を過ぎても全っ然現れないの!
心当たりを探しても見つからなくて・・・・・・さすがに何かあったんじゃないかと、胸騒ぎがしてきたのよね。よければ捜索を手伝ってほしいんだけど、お願いできるかしら?


ありがとう、本当に助かるわ!
弟の名前はナギ・ア・ジャッキヤ!歳は16と少しで、髪色はあたしと似てて、背も同じくらい・・・・・・小さな頃から憧れてた冒険者に、最近なったばかりよ。
そうだわ、あなたも冒険者なら・・・・・・同業者として、何か知ってたりしない?

リフィル
その名前に覚えはない

キピ・ジャッキヤ
うーん、そうよねえ・・・・・・。街で見つからないってことは、何かの用事で外に出てるのかしら?
だとしたら・・・・・・そうね、ナギがどこかへ行ってる前提で、手分けして情報を集めましょうか!
あたしはクイックサンドに行ってくるから、あなたはこのあたりで、冒険者と関わりの深そうな人に話を聞いてみてもらえる?
何かわかったら、クイックサンドの横で合流しましょ!それじゃ、お願いね!

 


ミッドランダーの新生祭実行委員
あら、あなたは・・・・・・冒険者の方でしょうか。どうかなさいました?
なるほど、冒険者のナギさんを探していらっしゃると。でしたらちょうど、「異邦の詩人」さんが、その方に新生祭に関わる重要なお仕事を頼んでいたはず。
詳しい事が知りたいなら、異邦の詩人にお尋ねください。ただ・・・・・・私、あの方の居場所まで存じませんので、お手数ですが、探してみていただければと思います。

 

ハイランダーの冒険者
おや、あたしに何か用かい?
ナギ・・・・・・って、元気のいいミコッテの子?今どこにいるかは知らないけど、少し前に会ったよ。たしか、何かの輸送を請け負ったとか言ってたっけ。
あの子、人付き合いが悪いってわけでもなさそうなのに、なぜか仕事になると、仲間と組みたがらないんだ。近頃は街道に野盗(やとう)が増えてるらしいし、ちょっと心配だよね・・・・・・。
―ハイランダーの冒険者
どこに行ったのかは知らないけど、ナギには最近会ったよ。たしか、何かの輸送を請け負ったとか言ってたっけ。

 

ブラン
おや、あなたは以前、ボトルレターの調査に協力してくれた方・・・・・・お久しぶりッすね、お元気そうで何より。
見ればなにやらお仕事中の様子。情報誌「ハーバーヘラルド」のベテラン記者こと、このブランに聞きたいことがあれば、何なりとどうぞッすよ。
ははあ、人探しを・・・・・・。申し訳ないんですが、自分、その方のことは知らないッすね。さっきまで新生祭の取材で「異邦の詩人」さんと話してましたし。
あの人、新生祭では公演やら何やらやってらっしゃるんですが、今回もまた変わった企画を立ててるみたいなんッすよ。たしか、レターツリーとかいう・・・・・・。
もし興味がおありでしたら、あなたも詩人さんと話してみてはどうでしょう?たぶんまだ、ザル回廊のゴールドコートにいると思うッすよ。
―ブラン
いつも新生祭で公演やら何やらやっている「異邦の詩人」さん、今回も変わった企画を立ててるみたいッす。ゴールドコートにいるはずなので、話を聞いてみては?

 


―レターツリーの管理人
新生祭のレターツリー展示場へようこそ。こちらでは、第七霊災を乗り越えて今を生きる「誰か」へ向けた、匿名のお手紙を展示しているんですよ。
なかには冒険者の方に宛てたものもございます。現在、実行委員が準備を進めておりますので、よければ、のちほど改めてお声がけくださいませ。

異邦の詩人
やあ、君は・・・・・・!ひさしぶりだね、まさかここで会えるとは思わなかった。今日はどうしたんだい?
なるほど、お姉さんに頼まれてナギ君を探していたと。たしかに彼には仕事を頼んだし、居所にも心当たりがあるよ。
順を追って説明させてもらおうか・・・・・・新生祭とは、第七霊災の犠牲を悼(いた)み、明日への思いを新たにする祝祭のこと。その一環で、今回はレターツリーと言うものを企画していてね。
霊災後の今を生きる誰かから別の「誰か」への、感謝や激励・・・・・・。そうした想いを匿名の手紙として広く募(つの)り、ここに飾って、新生祭の来場者に自由に読んでもらおうと思ってるんだ。
そしてナギ君には、レターツリー用の手紙を回収して輸送する、チョコボ・キャリッジの護衛を頼んでいるところなのさ。
実は少し前、ナギ君からリンクパール通信で、黒衣森での回収を終えて帰路につくと報告があってね。ブラックブラッシュ停留所を経由して戻る、との話だった。
たしかに本来であれば、もう到着していてもいい頃合いではある。手間をかける形になってしまうだろうが・・・・・・彼の依頼者として、僕からも捜索をを頼んでいいだろうか?
僕がここを動くわけにもいかないから、ありがたいよ。彼に何かあったとしたら、ブラックブラッシュ停留所付近・・・・・・キピさんにも、そう伝えてあげてくれるかな?
―異邦の詩人
ナギ君たちに何かあったとするなら、ブラックブラッシュ停留所付近のはず。キピさんとともに会えるよう、こちらから祈っている。

 

 

キピ・ジャッキヤ
おかえりなさい。ナギについて何か聞けたかしら?
なるほど・・・・・・異邦の詩人さんから、輸送の護衛を請(う)け負ったというのね?
それならひとまず、最後の連絡で話に上がっていた、ブラックブラッシュ停留所に向かってみましょ!何かわかるかもしれないわ!

 

 

―ミッドランダーの商人
早く、誰か応援を呼ばねえと・・・・・・。

キピ・ジャッキヤ
あ、来てくれたのね!ちょうど今、この人が何か見たって・・・・・・

ミッドランダーの商人
あんた冒険者か?よかった・・・・・・!実は、ついさっきクラッチ狭間(はざま)を通りがかったとき、キャリッジが盗賊に襲われてるのが見えたんだよ!
奴ら、この近くを縄張りにしているキヴロン家の連中に違いねえ。常に集団で人を襲う悪党どもだ。
なのに、護衛は若えのひとりでよ・・・・・・。いまにもやられちまいそうだったんで、あんた、助けに行ってやってくれねえか!?

キピ・ジャッキヤ
大変・・・・・・それ、きっとナギだわ!すぐに現地へ行ってみましょう!

 


ナギ・ア・ジャッキヤ
くっ、次から次へと・・・・・・!

キヴロン家の構成員
しぶといガキめ・・・・・・だが、ここまでだ!

キピ・ジャッキヤ
ちょっとあんたたち!それ以上うちの弟に手出ししてみなさい。ボッコボコにするわよ!?
・・・・・・この、めちゃくちゃに強い冒険者さんがね!!

キヴロン家の構成員
チッ、あの威圧感ただ者じゃねえ!ガキに手間取りすぎたな・・・・・・退(ひ)くぞ!


キピ・ジャッキヤ
ナギ、あんた怪我は!?動ける?大丈夫?

ナギ・ア・ジャッキヤ
姉ちゃん・・・・・・それに、リフィル?助けてくれてありがとう。まさか、あんたが駆けつけてくれるなんて・・・・・・!

リフィル
元気だった?

ナギ・ア・ジャッキヤ
ああ・・・・・・元気だったさ!嬉しいな、覚えててくれたのか!
姉ちゃんも、ひさしぶり・・・・・・そこまで酷くやられてはいないから、大丈夫だよ。

キピ・ジャッキヤ
それならいいけど・・・・・・あとでちゃんと手当はするわよ。
リフィルさんも、咄嗟(とっさ)に脅かしてくれて、さすがの機転だわ!・・・・・・そういえば、ふたりは顔見知りなんだったかしら。

ナギ・ア・ジャッキヤ
初めてウルダハを訪れた俺に、最初に声をかけてくれたんだ。冒険者登録を見届けてくれたり、ギルドを紹介してくれたり、依頼にまで付き合ってくれた恩人だよ。
それにしても、戦わずして相手を退(しりぞ)けるなんて・・・・・・うすうす思ってたけど、やっぱりあんたは凄い冒険者なんだな!
それに比べて、俺は・・・・・・まだまだ、全然ダメだ。もっと力をつけて、ひとりで戦えるようにならなくちゃ・・・・・・でないと、姉ちゃ・・・・・・に・・・・・・と認められるなんて・・・・・・。

キピ・ジャッキヤ
あたしに・・・・・・?

ナギ・ア・ジャッキヤ
そうだ、こうしてる場合じゃないや。俺、旅商のブレモンダさんと新生祭用の荷を運んでてさ、このあと納品と報告をしなきゃならないんだよ。
慌ただしくて悪いけれど、なるべく早くウルダハに戻らないと。

キピ・ジャッキヤ
それなら・・・・・・ご挨拶もしたいし、あたしたちも異邦の詩人さんのところに行きましょうか。

 

 

―キピ・ジャッキヤ
リフィルさん、助けてくれてありがとう。ナギが無事で安心したわ。
でも、さっきっ小さく聞こえたあの子の言葉・・・・・・ちょっと気になるのよね。
―ナギ・ア・ジャッキヤ
姉貴の手当て、荒っぽいんだよな。約束の時間に遅れたの、相当怒ってるのか・・・・・・?

異邦の詩人
やあ君たち、おかえり。ナギ君も無事だったようで、何よりだ。
実行委員から、手紙も無事届いたと聞いている。おかげでレターツリーの準備を進められるよ、本当によくやってくれた。

ナギ・ア・ジャッキヤ
遅くなってすみません、実は・・・・・・。

 

ナギ・ア・ジャッキヤ
リフィルが助けてくれなきゃ、手紙も旅商の人も、無事じゃなかったと思います。俺は、全く力になれなかった・・・・・・。

異邦の詩人
なるほど、そんなことが・・・・・・。
依頼主として、僕からも礼を言わせてくれ。彼らを助けてくれて、どうもありがとう。
しかしナギ君、君だって何もしなかったわけじゃないだろう?助けが来るまで、手紙や旅商を守り通したんだから、そんな自分を卑下(ひげ)することでもないさ。

ナギ・ア・ジャッキヤ
いや、リフィルは、ひとりで多勢の野盗を追い払ったんだ。それも、睨(にら)むだけで。
この人に比べたら俺は、まだまだ半人前。誰にも頼らず、どんな問題も自分だけで解決できなきゃ、とても立派な冒険者だなんて言えないよ。

キピ・ジャッキヤ
誰にも頼らず・・・・・・。
ねえナギ、あんたもしかして、これまで仲間を頼らず、単独で冒険者の仕事をしてきたの?危険が伴う場所にも、たったひとりで?

ナギ・ア・ジャッキヤ
ああ、人に頼らず生きてられるのが、一人前の冒険者だろ?俺は姉ちゃんに認められるような冒険者になりたい・・・・・・だからどんな依頼もひとりでやるって、そう決めたんだ。

キピ・ジャッキヤ
・・・・・・そう。
それならナギ・・・・・・姉ちゃんは、あんたが冒険者を続けることに反対するわ。叔母さんたちのいる村に帰って、一度出直してきなさい。

ナギ・ア・ジャッキヤ
な・・・・・・どうしてそうなるんだよ?冒険者になったって伝えたとき、姉ちゃん喜んでたじゃないか!
俺、姉ちゃんに認めてもらえるよう頑張ってきたのに、何で今になってそんなこと・・・・・・。

キピ・ジャッキヤ
今のあんたは、大きな思い違いをしているのよ。それが何なのか・・・・・・あんたが思い出さない限り、あたしは冒険者ナギ・ア・ジャッキヤを認められない。
・・・・・・それでもナギが冒険者を続けたいのなら、あたしを納得させてみなさいな。自分がなぜ旅を始めようとしたのかを考えながら、ね。

ナギ・ア・ジャッキヤ
わかった。・・・・・・少し考えてみる。

―異邦の詩人
冒険者についての思い違い・・・・・・つまりキピさんはナギ君にとっての「冒険者とは」を問うているのかな。非常に興味深い・・・・・・君ならどう答えるだろうね。

キピ・ジャッキヤ
リフィルさん、ごめんなさい、妙なことになっちゃって、きっと驚かせたわよね。
ああは言ったけど、あたしとしては弟を応援してるし、ちゃんと仕事をしているあの子を認めてもいるのよ。
でも今のままじゃきっと、運が悪ければすぐに死んでしまう。・・・・・・そうじゃなくても、いずれナギ自身がつらくなるわ。だから、ちょっとした荒療治が必要だと思ったってわけ。
そもそもあの子、口を開けば姉ちゃん姉ちゃんと・・・・・・、。あたしに認められる打とか、誰と比べてどうなんて気にせず、自由に旅すればいいに・・・・・・まったくもう!

 

 

 

わかりづらい言葉

本文内で青色に塗った言葉についての補足です。

ハイランダーの冒険者
おや、あたしに何か用かい?
ナギ・・・・・・って、元気のいいミコッテの子?今どこにいるかは知らないけど、少し前に会ったよ。たしか、何かの輸送を請け負ったとか言ってたっけ。
あの子、人付き合いが悪いってわけでもなさそうなのに、なぜか仕事になると、仲間と組みたがらないんだ。近頃は街道に野盗(やとう)が増えてるらしいし、ちょっと心配だよね・・・・・・。
野盗(やとう):定住せずに盗みを働く者。

 

 

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