今回はパッチ4.2から始まったサブストーリークエスト「四聖獣奇譚」のストーリーを分析してみました。
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【四聖獣奇譚 最終章】
クエスト名:ただ、春の夜の夢の如し
開始NPC:紅玉海 青龍
【登場NPC】
【ストーリー】
急いで醴泉神社に戻った青龍とヒカセン。四聖獣のみんなへ青龍が謝る。
こうやって自分の非を素直に認めて謝れる人間になりたいなぁ。
玄武もこういうけど、四聖獣みんなそうだったからね。
足を踏み外したところを助けたのはいつだってヒカセン様なのだよ。
と、青龍謝罪会見が終わったところ座敷童が飛び込んでくる。
黄龍の封印に使われている注連縄が破れようとしているのだという。玄武たちは立ち上がり、四聖獣本来の姿で再封印の儀が行われる。
この時ばかりは座敷童と気持ちは同じ。
逃げたところで結果は同じ。逃げれば嘲笑されるにきまってる。
一蓮托生で紅玉海の未来を祈る!意外と早い段階で再封印の儀が終了。
玄武が言ってたとおり、やっぱり早すぎて妖力貯めきってなかったんじゃないかな?ということはなく、いともあっさりと再封印を破られてしまう。黄龍からの先制レーザービームに守りの要玄武による守りのヴェール。その願いもむなしくガードは割れ、玄武は力尽きる。
黄龍の圧倒的な力に一同唖然。我に返った白虎はヒカセンたちに撤退を促す。
四聖獣揃わないと再封印ができないのだという。
そんなところにやってきたのは、四聖獣からずーっと吹き込まれてきた一人の侍。ヒカセンの超える力とテンゼンの超える力により黄龍を怯ませる。
が、玄武がいないため再封印ができない。
ちょうどいいところにいるのが四聖獣奇譚のある意味主人公でもあったソロバン。玄武から習った祈りの祝詞「降霊術」で玄武の魂を降ろそうというのだ。しかし玄武レベルの魂を身体に降ろすとなるとソロバンの自我が…。
朱雀がもったいぶって言う。自分にしかできないこと。
テンゼンとヒカセンが黄龍を怯ませている間に封印しなければ、紅玉海もろとも塵と化す。
降霊術で見事玄武を身体に宿した。
ソロバンは自分一人の命より、未来の命を優先した。四聖獣+テンゼン+ヒカセンによる合体封印術は無事成功し、世界は救われた。一度も言葉を発しなかったテンゼンを見るに、おそらく再封印のためのエーテルのみを死ぬ間際に残していたのだと想像できる。
そして、黄龍が再封印できたのも、テンゼンが完全体になる前にわざと封印を解き、再封印の儀を行ったのだと考えられる。
→玄武が「封印が解けるのが早い」と言っている理由として妥当かなぁと考えました。
完全体だったら手が付けられないので、四聖獣ときっと来るであろうテンゼンと同じ超える力を持つ者で封印できるタイミングを見計らっていたのだと考えてもいいんじゃないかな。
最後の最後までこの世界の「守りたいもの」を「守った」のである。
しかし、ソロバンを失った代償は大きい。悲しみに包まれながら喜びに浸る一同。
ではなく、ソロバンはまだ消えていない。
セイテンタイセイから得た「風水玉手箱」の試練で、長時間煙を浴びたせいで玄武の魂よりもソロバンの魂が上回っていたのだという。
その代り黄龍にやられた玄武は、その降霊術の効果が切れれば魂も消えてしまう。
残された時間で、ソロバンを次代の玄武として育てることを宣言。
他者の命を救うために自らの命を擲つことはそうそうできることではない。
テンゼンが言っていたことを体現したのはソロバンなのであった。
となると話は早い。朱雀・白虎・青龍に囲まれ、彼は決断する。「オイラやってみるよぉ~」
この時ばかりは自分から進んで現実を受け入れたソロバン。
強い男気を感じた。暁への依頼が完了し、報酬のお話。
そもそもなんでこんな良くわからないところでよくわからない生き物と同じに黄龍を倒したのか。
だれかさんががとんでもない価格で今は修行中の侍大将の刀を購入したからだな。
報酬を用意してくれている内にそれぞれの四聖獣・瑞獣たちと最後の語りあいに行く。
白虎さん
遥か遠くのことを考えるよりも、今ある幸せ・平和を味わおうではないか。意外とかわいい白虎さん。
初めて出会ったときでもアラミタマにそれほど侵されてなかったのか、まともな立ち居振る舞いを見せていた。
四聖獣の中で一番頼りになりそうな兄貴分的存在だったと思う。
朱雀姐
またテンゼンを見れて私は幸せ。逢わせてくれてありがとうヒカセン。
朱雀姉さんは出会いから結構刺激的で、感情が荒ぶっていた印象だった。何を聞いても「テンゼンテンゼン」で理解に苦しみました。
ヒカセンのことを「四聖獣を誑かす者」と言ったのは忘れませんよ。
最後の最後までテンゼンと離れることができなかったのは、ヒカセンの僕に魅力がないからでしょうか?w
青龍くん
テンゼンは後世のテンゼンを探していたんだな。
死してなお、未来の「守りたいもの」を守ろうとするテンゼンにはかなわないよ。
青龍くん、落ち着いているように見えて一番やばいこと考えるタイプ。
青龍くんは直近で登場してるからあまり深い思い入れがない。ごめんね。
あと、僕を越えたいのはわかるけど、早めに連絡しないと老いてしまうよ!
3人と話し終えると報酬が用意されていた。
報酬は小判・金貨ザクザク!なかなかこういうリアルな報酬を見ることがなかったので新鮮な気持ちになった。
いつも報酬と聞くとなんかよくわからない食事を3セットもらえたり、ミニオンという名のからくり人形がもらえたりしかなかったからさw
さて、お別れの時。
白虎が言っていた通り、ヒカセンも別れには慣れない。
基本的に死別が多い故、こういう形で見送られながら別れる経験をあまりしてこなかっただけにこっぱずかしい。
っていう時間なのに、ソロバンと玄武がケンカを始めた。お互い同じ体で言い合いしているので、はたから見たら気持ちが悪い。これまで座敷童と呼んで蔑視していた玄武が、ここに来て「タタル」と呼ぶ。
この演出もまた「別れ」を意識させる。
個人的にはこの演出とても好きで、あー終わりかぁってすっごく思った。
非常に名残惜しい気持ちで醴泉神社を後にした。
最後はいつもの如くブンチン様に報告をしにいく。
「ソロバンが玄武に!」と唐突に報告したことで混乱した様子だったが、ブンチン様もある程度理解している様子。懐の深さがうかがえるな、この人は。
テンゼンを取り巻く四聖獣との邂逅から始まり、最後は一人のコウジン族が未来へつなぐ。
長い長い年月をかけて、この物語も「テンゼン鬼退治」の1ページとなり、後世へ受け継がれていくのでしょうね。
【補足メモ】
クエスト名「ただ春の夜の夢の如し」
平家物語は祇園精舎からの引用かな。
どんなに勢いが盛んな者でも必ず衰えるものであるという道理を表している。
14ちゃんに置き換えて開発の人たちもしみじみ思ったはるのかなと感じました。
今は好調でもいずれ不調の時が来る。その時にどう対応するか、というメッセージなのかな。
瑞獣たちの絡みシリーズ
「狸とカワウソパート③」
新参のカマイタチくんシリーズ
細かい演出ではあったものの、瑞獣たちも四聖獣奇譚を盛り上げてくれていました。
さにすとの一言
四聖獣奇譚が最終章を迎えたわけですが、すっきりした終わり方だったと思いました。
黄龍との戦闘は!?とパッチ前は思ったり、クエストバトルかな!?とか憶測が飛び交ったりしましたが、ムービーベースの方がじっくり感情移入できたのでよかったと感じました。
終始「テンゼン」を中心に物語が進んでいき、四聖獣それぞれのテンゼンに対する想いが深く理解できたのがこのストーリーでしっかり感動を味わえた要因なのかなと思いました。最後のタタルの呼び方の演出は個人的には一番気に入ってたりします。本文でも書いた通り「はー、これで終わりかぁ~」って、四聖獣奇譚に対するもの悲しさを経験した演出でした。メインストーリーに負けじとサブストーリーも完成度は抜群に高いので、これからもいろいろなサブストーリーに注目していきたいと思います!
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