【FF14】四聖獣奇譚を分析してみた 青龍編

今回はパッチ4.2から始まったサブストーリークエスト「四聖獣奇譚」のストーリーを分析してみました。

 

 

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【四聖獣奇譚 青龍編】

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クエスト名:群青の誓い
開始NPC:紅玉海(27.9:16.4) ブンチン

 

【登場NPC】

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【ストーリー】 

 

久しぶりに碧のタマミズを訪れるとブンチン様に呼び止められた。
玄武様から火急の要件っぽい手紙を預かっているという。
文面を見てもかなり急いでいる模様。
もしや黄龍が復活しているのではないだろうな?

醴泉神社に入ると、奥にある鎮石が煌々と輝いている。f:id:jinbarion7:20190123132819p:plain白虎・朱雀。ソロバンの3人が対応している模様。
おほう、結構切羽詰ってるな。

玄武の見立てではまだまだ時間が残されていたはずなのに、なぜ今封印が解かれようとしているのか。
まあ目の前で封印が解けそうになっている事実は変わらないので、これまで準備してきた対応策の最終フェーズに入る。

もちろん四聖獣のアラミタマを鎮めるフェーズ。f:id:jinbarion7:20190123154057p:plain今回の挑戦者は、おまちかね青龍君です!

玄武によると青龍君は四聖獣随一の妖力の持ち主。激戦が予想される。
青龍はとても落ち着いた面持で、すぐに戦いを始めるつもりである。
場所を移してさっそく鎮めて差し上げよう。
ベッコウ島から玄武の神通力で青龍がねぐらにしている孤島へと運んでくれるんだって。f:id:jinbarion7:20190123154353p:plain
ベッコウ島につくと、なぜ青龍が四聖獣となりテンゼンと旅をしたのかの大雑把な説明がなされた。
青龍がテンゼンたちと共に旅に同行するようになった理由は

「テンゼンとの勝負に敗れたから」

仲間になる際に青龍は

「テンゼンを越えて見せる」

という誓いを胸に鍛錬に勤しんだ。
しかしその機を得る前にテンゼンは黄龍と刺し違え、この世を去った。
青龍にはテンゼンを越えるために鍛錬した力のみが残った。
それを果たす場所もない。

落ち込んでいた青龍だったが、あるとき謎の声が耳に入った。
「テンゼンを殺した黄龍を倒せば、テンゼンを超えることができる」と。
まあ良くあるやつ。


そして「黄龍を倒す力がほし ければ我が呼び声に応えよ」と続けた。
行き場のない鍛錬した力を持つ青龍にとってただ一つの光となった謎の声に応え、青龍はアラミタマを自ら手に入れた。

白虎のときに説明したように、アラミタマに支配されると黄龍のように暴走状態となり、紅玉海一帯をも静めるレベルの力を得る。

白虎や朱雀はその支配してくるアラミタマに対し、自分の妖力を持って制御していた。が、今回はアラミタマに己の心を売り払い、間もなくアラミタマ100%になりそうな状態であることが分かる。f:id:jinbarion7:20190123154609p:plainまだ理性を保てているのは、
ヒカセンというアラミタマを鎮めてくる危険の芽を先に摘んでおきたいからなのか。
それともこのままアラミタマに呑まれることに自分の中で少し引っかかっている部分があるが故に最後の引導を渡さずにいる状態であるのか。

悪鬼になろうともテンゼンとの誓いを優先したがる強い意志が青龍からあふれ出す。
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いずれにせよこのまま青龍VS黄龍が紅玉海で行われてもマズイので、アラミタマを鎮めて差し上げようと思います。 

 f:id:jinbarion7:20190123154818p:plainf:id:jinbarion7:20190123154745p:plainおなじみの「アラミタマ鎮められて我に返ったら昔話がしたくなる病」が青龍にも伝染。

青龍が生まれた島では「大蛇信仰」が盛んで、ただの蛇で生まれた青龍であったが「幸運を司る神」として崇められていた。f:id:jinbarion7:20190123154902p:plainある100年の時が経つと、青龍は妖力に目覚め、島の者たちに気味悪がられる。その島で災害が起きるとこぞって青龍の妖力のせいであると考え、青龍に対して生贄がささげられることとなった。

幸か不幸かその後島で災害が起きることがなかった結果、「青龍に生贄を捧げると災害が起きない」と習慣化し、民は喜んだ。
そんなオカルトは在り得ないと、青龍はこっそり生贄を逃がしていたのだという。
青龍はデジタル麻雀が得意なのか!?f:id:jinbarion7:20190123155205p:plain
やがて大蛇信仰が薄れていき、残ったのは「村の女を生贄として求める悪しき大蛇」という恐怖の対象のみだった。f:id:jinbarion7:20190123155349p:plain
そこからは他の四聖獣と同様周りの者から忌み嫌われ、挙句賞金稼ぎの獲物へと成り替わってしまった。
妖力の強い青龍は次々とくる刺客を退け、「悪しき大蛇」を演じているところに風変わりな侍が現れた。f:id:jinbarion7:20190123155416p:plainここが青龍とテンゼンとの出会い。

青龍はテンゼンと一戦交え、敗れた。
一時は神として崇められた青龍も、果ては賞金稼ぎの獲物と自嘲した。
そこでテンゼンが一言。

「我とともに行かぬか?」

悪しき大蛇として孤独を貫き、居場所を失っていた青龍にとって身に染みる言葉だった。
だが青龍は戦いに敗れた身。すぐに首を縦に振ることはできない。
命を助けられた上に居場所まで与えられるなど、大恩に報いる術がなかった。

するとテンゼンはf:id:jinbarion7:20190123155555p:plainと鼓舞した。
テンゼンって自分のこと「テンゼン」って呼ぶんやなw

いつかテンゼンよりも強くなって、彼が守りたかったものを守れる存在になる。
そう誓った思いが時が経つに連れ、「ただテンゼンよりも強くなる」という気持ちが前面に出てしまった。
その結果アラミタマを暴走させてでもどんな手を使ってでもテンゼンを上回りたいという気持ちがアラミタマに隙を生んだ。

このまま黄龍を倒し暴走状態の青龍は、誓いを立てた「テンゼンが守りたかったもの」を侵す存在になりかけていた。

恩を仇で返すところだったといったのはきっとこういうことでしょう。
危機から去った安堵に浸る2人。とはいかないのがこの物語。
玄武が一足先に帰った醴泉神社で何やら嫌な予感がするのだという。


間に合わなければひんがしの国が沈む。
急いで醴泉神社へ向かう!


次回、「四聖獣奇譚 最終章

 

【補足メモ】

青龍の技分析
九字切り:九字護身法の作法の一つ。防災戦勝等を祈る作法。
修験道では「九字に切る」と称することから青龍は密教を信仰していたのだろうか。

陰陽五行:紀元前の中国で春秋戦国時代に生まれた自然哲学。
儒教・仏教・道教の自然観。青龍は春で東の方角を指し、木を象徴とする。

刀禁呪:呪禁(じゅごん)を文字繰りしたのかな。
呪禁は道教の考え方。呪文や太刀・杖刀を用いて邪気・獣類を制圧して害を退けるもの。陰陽師が病気平癒のために行使する。
青龍の持っているもの的に太刀ではないので、杖刀になるのかな。

登り龍:天に向かって上昇している龍。
勇壮果敢で勢いづいている様子を形容して表すこともある。
青龍のいっちゃんいいときを表しているのか。

呪怨の形代:形代(かたしろ)は神霊が依り憑く依代の一種。

虚証弾:虚証(きょしょう)とは人体の正気が不足し、抵抗力が低下して生理機能が減退している状態を表す。

雲蒸竜変:英雄や豪傑などがいい時期に現れて活躍すること。
「雲蒸」は雲が湧き上がることを指し、「竜変」は竜が思いのままに動き回ること」を指す。


さにすとの一言
四聖獣最後の1人の青龍との出会い。青龍もまた孤独に苦しみながらもテンゼンとの出会いにより「生きる意味」を手に入れた。しかしそれも長い年月が経つにつれ歪曲していく形になる。
恐らくテンゼンを越えたい!という焦りが、テンゼンの死によって昇華しきれず残り、力を求めるようになったんだと思う。本来の誓いは「テンゼンが守りたかったものを守る」はずだったのに、年月というものは残酷でテンゼンを失うと舵を正しい方向に切ってくれることもない。
力を持ちながらも孤独に戦い続けた青龍には深く同情してしまう、そういうストーリー展開なのかなと感じました。



 

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【四聖獣奇譚リンク】 

四聖獣奇譚 導入編
四聖獣奇譚 白虎編
四聖獣奇譚 ガンエン廟編
四聖獣奇譚 朱雀編
四聖獣奇譚 最終章