「保存する者たち」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想

ジオードの死でもたもたしているうちにも、プリザベーションは計画を順調に進められているように思える。
遅れをとった今、僕たちにできることとは?
ウクラマト
みんながトライヨラに移住するのは構わねぇさ。
だけど・・・・・・・・・・・・
先王が護りたがってたものが、アレクサンドリアからどんどん失われてるんだ。
みんなの笑顔、明るさ、穏やかさ・・・・・・。
スフェーン
ウクラマト・・・・・・。
ウクラマト
これ以上あいつの大事なものを奪われてたまるかよ。
約束したんだ、アレクサンドリアを護るって・・・・・・!
スフェーン
どうしてそこまで・・・・・・。
彼女はキミたちを裏切ったって聞いたけど・・・・・・。
ウクラマト
なんでだろうな・・・・・・似てたのかな、先王とアタシは、民の笑顔が大好きで、そのくせひとりじゃ何もできなくて・・・・・・
護りたいものが抱えきれないほどたくさんあるのに、取りこぼしてばかりだった。
それが怖くて、心のどこかで、手を取り合える相手を・・・・・・
ああ、そっか・・・・・・そうだったんだな。
きっと友だちになりたかったんだ。
アタシは、あいつと。
と、友だち!?
お前王やで?
スフェーンもドン引き。
ウクラマト
だからこそ、あいつが最期に恐る恐る重ねてくれた手を・・・・・・この国を頼むって約束を、絶対に放したくねぇんだよ。
スフェーン
・・・・・・彼女は、最期にいい友だちを持ったんだね。
ウクラマト
お前とだって、手に手を取っていきたいんだ。
転んだり、つらくてうずくまったときには、必ず駆けつける。
だからアタシの力が足りてねぇときにも、助けてやってくれ。
そうして護り抜いてみせようぜ・・・・・・アレクサンドリアをさ!
スフェーン
うん、必ず・・・・・・!
僕にはスフェーンとウクラマトの温度差がすごいあるなぁと感じた。
さにすと
自分も協力しよう!
スフェーン
もちろん、キミのことも、すごく頼りにさせてもらってるよ。
これからも、どうぞよろしくね!
ウクラマト
・・・・・・っと、なんか、つい話し込んじまったな。
アタシたちも、そろそろ行こうぜ。
見回りをするか、シェールたちを手伝うか・・・・・・。
どちらか決めかねているところで、後ろの方から声がした。
????
おーい、みんな!
そこには、シェール、グルージャ、クルルが立っていた。
ウクラマト
グルージャ・・・・・・みんなも!
クルル
さっきアリゼーたちからここに居るって聞いたのよ。
入れ違いにならなくてよかったわ。
シェール
さにすとさん。
やっと足がかりが見つかりましたよ・・・・・・!
プリザベーションが過去に使っていたとみられる研究施設を、エバーキープの第十層で発見したんです。
施設の登録名称は、「格納殻10-29」。
物流関係の施設に偽装登録されていたことに加え、数十年前に放棄されたことになっていました。
クルル
カリュクスの潜伏先というわけではなさそうだけど、その重要な手がかりが掴まれるかもしれないわ!
シェール
お待たせしてしまってすみません。
もしよければ、みなさんも一緒に調査に向かいませんか?
またカリュクスに見つかるように誘われてるんじゃないか?
スフェーン
ありがとう、3人ともお手柄だね!
これでカリュクスに一歩近づけるよ。。
グルージャ
研究施設には、昇降機で行けるんだよ。
絶対に手がかりをみつけようね・・・・・・!
シェール
昇降機の使用許可はすでにもらっています。
「オブリビオンの案内役」に声をかけて、早速向かいましょう。
まあ最悪騙されてても、新たな情報が手に入るならよしとするか。
時間がないからここでモタモタしてられてないんだけど、糸口もないわけだから仕方なしな。
昇降機へと向かう。
ースフェーン
廃棄されたプリザベーションの研究施設・・・・・・。
少し怖くもあるけど、怯んでなんかいられないよ。
ークルル
プリザベーションほどの組織なら、研究施設もひとつじゃないとは思うけれど・・・・・・私の両親も働いてた場所なんじゃないかって、つい考えちゃうわ。
ーグルージャ
僕もシェールを手伝ったんだ!
簡単なデータの扱い方も教えてもらったよ。
ーウクラマト
ここを突き止めるとき、グルージャも大活躍したらしいぜ。
落ち着いたら、ご褒美にうめぇもんでも食いにいかなきゃな!
ーシェール
どうやって格納殻10-29の存在に行き着いたかは、また追々・・・・・・。
坑道でお話しした、バックルーム発見に至る秘話と、おおよそ同じことですよ。
オブリビオンの案内役
「格納殻10-29」に行かれるのですね?
よろしければご案内しますよ!
よろしく、どうぞ。
中にはちょっとしたホールがあった。
スフェーン
ここが、プリザベーションの研究室のひとつ・・・・・・?
ウクラマト
暗くてよく見えねえな・・・・・・。
シェール
ちょっと待ってくださいね。
回路にエネルギーを通して・・・・・・と。
シェールが端末の電源を入れると、部屋に灯りがついた。
グルージャ
わ、ついた・・・・・・!
クルル
さすがに空気が淀んでいるわね。
もう長い間使われていないようだから。
シェール
ここを見つけられたのは、クルルさんとグルージャのおかげなんですよ。
クルル
私の首飾りに、黄金郷の扉の制御コードが記録されていたでしょう?
あの扉がプリザベーションの組み上げたものなら、当然、それを操るコードにも彼らの痕跡があると考えたの。
シェール
実際、件のコードを丹念に調べてみたら、製造者を示す記述が残っていました。
それと同じ記述を、制御コードに含んでいる扉がないか・・・・・・エバーキープ中の扉という扉にアクセスして調べたんですよ。
そして、調査開始から1860個目にして、ようやくこの放棄された施設に行き着いたというわけです。
グルージャが手を貸してくれて助かりました。
確実にこっちの動き相手にバレてるやろそれw
グルージャ
シェールってば、僕が休んでる間もずっと調べてたんだよ。
さにすと
ありがとうシェール
シェール
僕にできることなんてこのくらいですから。
でも、今はその言葉が沁みますよ。
ともかく、僕たちだけでできるのはここまで。
ここからはみなさんのご協力が必要なんです。
クルル
手分けして探してほしいものがあるの。
うまくいけば、カリュクスの潜伏先を突き止められるはずよ。
スフェーン
もちろん協力するよ。
でも、私たちがここに来たことって、カリュクスに勘付かれないのかな・・・・・・?
シェール
可能性は高いでしょうね。
・・・・・・望むところですよ。
1859個アクセス失敗してるんだから勘づいてるもなにもって感じちゃうんw
シェール
では改めて、今回の調査の進め方をお伝えさせてください。
僕たちの目的は、カリュクスの潜伏先の手がかりとなり得る、「ある装置」を見つけ出すことです。
装置の詳細は調査を進めながらお伝えしますが、事前に入手した情報から、それが「所長室」にあることがわかっています。
場所は・・・・・・よかった、マップデータどおりだ。
今僕たちがいる場所は、西側にある「汎用研究室」。
北東にあるのが、目的地の「所長室」です。
スフェーン
ええと、ここから所長室に行くには・・・・・・中央にある円形のスペースを経由すればいいんだね。
当たり前やんけwww
シェール
ええ、ですが・・・・・・。
ご覧のとおり、扉にはロックがかかっています。
構造から察するに、あの扉を開けるには、読み取り機にかざす鍵のようなものが必要なはずです。
おそらくカード状のものか、それに類する形状ではないでしょうか。
ウクラマト
ハッキング・・・・・・ってやつで開けられねぇのか?
シェール
ええ、もちろん試してみますが、かなり旧式のロックなので、時間がかかるかもしれません。
すみませんが、この部屋を探索してもらえませんか?
鍵・・・・・・便宜上セキュリティパスと呼ばせてもらいますが、そいつがどこかに残っているかもしれません。
クルル
たしかに、計画的に放棄されたというよりも、かなり慌ただしく捨てられたように見えるものね・・・・・・。
可能性はあると思うわ。
それじゃあ、私たちは手分けしてこの部屋の探索ね。
セキュリティパスらしきものが見つかったら、扉の読み取り機にかざして、開くかどうか試してみましょう。
あるとしたら・・・・・・研究員の私物が残っていそうな場所かしら。
レッツ調査開始!
ーシェール
ハッキングを試みていますが、数十年前の施設とあって、魔法回路の形式もだいぶ違うようです・・・・・・。
すみませんが、セキュリティパスを探してみてもらえますか?
ーウクラマト
それっぽいものは見当たらねぇな・・・・・・。
この箱の中身は空っぽだったぜ。
ーグルージャ
それにしても、プリザベーションの施設なのに、この部屋はなんだか、特別な感じがしないね。
ースフェーン
この棚にはほとんど物がないね。
念のため、書類の中身も調べてみるよ。
ークルル
研究員の私物が残っていそうな場所を探してみましょう。
この辺りに紛れてないかしら・・・・・・。
乱雑に置かれた書類
机の上に書類が散らばっている。
セキュリティパスはここにはなさそうだ・・・・・・。
情報端末
新規参入者に向けた案内のようだ。
いくつかの項目があるようだが、どれを調べようか・・・・・・。
ー就業規則
当施設「格納殻10-29」は、機密保全の観点から、物流施設として登録済みである。
施設の内外を問わず、その旨を忘れることなく行動すること。
各院は指定された配置場所、汎用研究室、第一実験室、第二実験室で作業を行うこと。
許可されていない部屋への立ち入りは厳禁である。
セキュリティパスを必ず携帯すること。
なお、権限レベルに応じたゲートのみが解除可能となる。
常時、レギュレーターを装着すること。
また研究内容を含む施設内のあらゆる情報が機密となるため、記憶の所有権、および改変権は組織にあるものとする。
ー研究目的
閲覧権限がありません。
研究員アカウントでログインしてください。
ー責任者一覧
研究所長:デメトリオス
第一実験室長:えおるふぉる
第二実験室長:抹消済み
研究員向けの掲示板
掲示板には数枚の用紙が貼られている。
セキュリティパスはここにはなさそうだ・・・・・・。
小さな収納棚
デスクの上に小さな収納棚が置かれている。
セキュリティパスはここにはなさそうだ・・・・・・。
リサイクルボックス
中には何も入っていない。
セキュリティパスはここにはなさそうだ・・・・・・。
スフェーン
その様子じゃ空っぽだったのかな?
うーん、私物がありそうな場所か・・・・・・。
開きかけの引き出し
この机だけ、引き出しが閉じられていない。
覗いてみると、中には物が残ったままになっているようだ・・・・・・。
「Lv1」と書かれた、エレクトロープ製のカードが入っていた!
クルル
それ、もしかして探していたものじゃない?
使えるかどうか、「読み取り機」にかざしてみましょう!
読み取り機へ持っていく。
読み取り機
読み取り機がある。
「セキュリティパスらしきカード」が使えそうだ。
「セキュリティパスらしきカード」を読み取り機にかざした。
グルージャ
わーい、開いたよ!
やったね、さにすと!
クルルは反省しろ、あんなに近くにいたのに見つけられなかったんだから。
シェール
見つけてくれてありがとうございます。
僕の方はハッキングに手こずってたの助かりましたよ。
クルル
それにしても、この施設はなぜ放棄されたのかしら・・・・・・。
今のところ、わからないことだらけね。
ウクラマト
ここの所長がデメトリオスって名前だってことは、そこの端末でわかったぜ。
スフェーン
ほかにも調べてるうちに、いろいろとわかるかもしれないね。
とにかく奥に進んでみよう。
シェール
では、この先の中央ハブを経由して、「所長室前の読み取り機」に、先ほどのパスを使ってみましょう。
ースフェーン
案内板に、それぞれの部屋の名前が書いてあったよ。
「実験室」もあるみたい・・・・・・。
2つあるって言うてたやんw
聞いてなかったんか?
ーグルージャ
ここが所長室に繋がる扉だね。
セキュリティパスをかざしてみよう!
ーシェール
やはりここもロックがかかってますね・・・・・・。
先ほどのセキュリティパスで開くといいんですが。
ークルル
・・・・・・やっぱり人の気配はないわね。
ーウクラマト
ここが施設の中心で、他の部屋に行けるみてぇだな。
「Lv1セキュリティパス」を読み取り機にかざした。
しかし扉は開かない・・・・・・。
グルージャ
あれ・・・・・・そのパスじゃダメなの?
もしかして、レベルが違うのかな?
パスにレベルが記載されてた時点で察してたよ。
シェール
そうですね・・・・・・グルージャの言うとおり、ここには「レベル3」のセキュリティパスが必要みたいです。
・・・・・・うまくいかなくてすみません。
面倒ですが、別の部屋でパスを探すしかありませんね。
北西の「第一実験室」は扉が開いているようなので、まずはそこから当たってみましょう・・・・・・。
スフェーン
大丈夫、みんなで探せばきっと見つかるよ。
行ってみよう!
第一実験室へと入る。
ーシェール
一筋縄ではいかないとわかってるんですが、カリュクスの手がかりがあるかと思うと、どうも気が焦って・・・・・・必ず目的の装置まで辿り着いてやりますよ。
ークルル
この装置・・・・・・ソウルケージに繋がっているわ。
まさか、人を収容する装置じゃないわよね・・・・・・。
うぅ・・・・・・アラミゴで帝国軍に囚われたときのことを思い出しちゃった。
物々しい装置に繋がれたのよね、私・・・・・・。
ーグルージャ
この携帯端末の中身を調べてたら、ここで働いてた人の日誌みたいなものを見つけたんだ。
そこに気になることが書いてあったよ。
ええとね、実験ナンバー158・・・・・・「経過は良好・・・・・・エーテル採取率の向上を認めた。
カリュクス様の、目標値に・・・・・・達することができた」
「撤収命令により、私は永久人になるが・・・・・・この記念すべき数値とともに・・・・・・物理世界における数少ない私の所持品を保管しよう」・・・・・・?
いったい何のこと言ってるんだろう。
うーん・・・・・・うーん・・・・・・?
ーウクラマト
ここには実験の報告みたいなもんが書いてあるぜ。
ええと、なになに・・・・・・?
えー・・・・・・実験ナンバー148・・・・・・効率化手順の見直しに関する推論候補「201930」の提出・・・・・・?
実験ナンバー158・・・・・・結果は最高値「11509」を記録し・・・・・・差分をレポートへ・・・・・・。
なんだこりゃ!?
・・・・・・っと、もう一枚あるぜ。
実験ナンバー163・・・・・・改善案による実験結果「9834」における数値減退の検証・・・・・・。
・・・・・・うへえ、アタシにはなんのことかさっぱりだぜ。
何かの役に立てばいいけどよ。
【携帯端末】
研究員の個人用携帯端末のようだ。
ー日誌ファイルNo. 1
今日からプリザベーションで働くことになった。
聞いたことのなかった組織だが、勧誘の通達が届いたとき、医師の仕事よりも面白そうだと直感したのだ。
ー日誌ファイルNo.2
俺の直感は当たっていた。
カリュクス様の理念は、俺も常日頃から漠然と考えていたこと・・・・・・人類は肉体の枷から解放され、進化するべきだ。
ー日誌ファイルNo.4
所長のデメトリオスという男と面会した。
彼も天才との評判だったが、カリュクス様の足元にも及ばない。
ー日誌ファイルNo.9
最上層にあるリビング・メモリーを視察した。
計算どおり永久人維持用の生命エーテル不足が深刻化しており、「スフェーン様」は無駄な足掻きを続けているようだ。
ー日誌ファイルNo.14
第二実験室の室長を含む、ミララ族の研究員たちの動きがどうにも怪しい。
所長に報告すべきだろうか?
ー日誌ファイルNo.18
明日から第二実験室の研究を手伝うよう辞令を受けた。
大規模な実験が行われるというが、内容は知らされていない・・・・・・。
記憶のバックアップを取らなければ。
日誌はここで終わっている・・・・・・。
スフェーン
見て、この部屋・・・・・・。
中央にある装置に、ソウルケージみたいなものが入ってるの。
もしかして永久人の実験をしていた部屋なのかな・・・・・・。
気になることはたくさんあるけど、今は所長室に入る方法を探さないとだよね。
ぐるーじゃが「奥のロッカーが開かない」って言ってたから、キミも見てくれるかな。
ロッカーなんていかにも怪しいし、開くといいんだけど・・・・・・。
ースフェーン
う・・・・・・難しそうな画面だね・・・・・・。
私もそのうち、シェールに習って勉強しようかな・・・・・・。
【施錠されたロッカー】
ロッカーは施錠されているようだ。
プレートに正しい数字を入力すれば開錠するだろうか?
この部屋で得た情報の中に、数字にまつわるものがあった気がする。
試しに入力してみようか・・・・・・。
さにすと
11509
開いたロッカーの中に、セキュリティパスがあった!
・・・・・・どうやら、レベル2のセキュリティパスのようだ。
ウクラマト
すげぇ、開いてる・・・・・・さすがはさにすとだぜ!
グルージャ
それってセキュリティパスだよね!
やったあ!
でも、レベル2って書いてある・・・・・・?
所長室の扉を開けるには、レベル3が必要だったよね・・・・・・。
律儀に1ずつ刻んでいくんやね・・・・・・。
シェール
ええ、ですが調べられる部屋は増えましたよ。
素晴らしいです、さにすとさん。
ウクラマト
なんていうかさ、プリザベーションの研究員も、意外と普通に生活してたんだな。
メモ取ったり、セキュリティパスを置きっぱなしにしたり・・・・・・もっと機械みてぇな奴らばっかりだと思ってたぜ。
確かに、もっとデジタルチックなのを想像してたけど、割とアナログチックなところが多いよな。
顔認証とかで扉の開錠とかしそうなのに、パス使ってたりね。
クルル
ふふっ、私の両親だって元はプリザベーションだったのよ?
いや、そういう話してるんじゃないやんw
機械みてぇとは言ったけど、機械とは言ってないやろ!
カリュクスの思想に賛同する人たちは、永久人となって組織に残り続けたようだけど・・・・・・。
おそらく、ついていけなかった人たちは、組織を抜けることになったのでしょうね。
グルージャ
あっ、そうだ!
僕が見た携帯端末に研究員の日誌があったよ。
詳しいことは書いてなかったんだけど・・・・・・この施設で起きた重大な出来事がきっかけで、研究員たちはみんな永久人になることが決まったみたい。
日誌を書いた人は、永久人になれることを喜んでたよ。
カリュクスのことをすごく尊敬してるんだって、伝わってきた・・・・・・。
それ以降の日誌はなかったけど、ほかの携帯端末にも、持ち主の記録が残っているかもしれないね!
ウクラマト
よし、調査がてら別の部屋に行ってみようぜ。
シェール
残る部屋は・・・・・・南東にある、第二実験室ですね。
そこへ向かう途中に、管理設備室という部屋もあるようです。
グルージャ
じゃあ、ひとまずは中央ハブに戻って、「第二実験室前の扉」を開ければいいんだね。
シェール
ええ、レベル2のセキュリティパスを使ってみましょう。
低レベルのものはもう不要でしょうし、僕が預かっておきますね。
え、なんで、いいよカバン無限大だから。
なんか使うんか?
中央ハブへと向かう。
ークルル
私の両親のほかにも離反者がいたのなら、その人たちは今何をしているのかしら・・・・・・・・・・・・。
ーシェール
そこの読み取り機にセキュリティパスをかざしてみてください。
きっと開くはずです。
ースフェーン
プリザベーションに入った人も、すぐには永久人にならなかったんだね。
生身の身体で実験したいことでもあったのかな・・・・・・。
ーウクラマト
ここまでカリュクスが接触してくる気配はねぇな。
気づいてねぇのか、様子を見てるのか・・・・・・。
ーグルージャ
この先は、どんなふうになってるんだろうね。
地図をみる限り、ユウェヤーワータの研究施設よりは、小さそうだけれど・・・・・・。
読み取り機がある。
「Lv.2セキュリティパス」が使えそうだ。
スフェーン
よかった、ここは開けられたね!
シェール
この先には第二実験室と管理設備室がありますけど、どちらから行きますか?
グルージャ
うーん、じゃあ「第二実験室」の方から行ってみようよ!
第二実験室の扉の前に到着。
ーウクラマト
どうした、グルージャ?
ークルル
ここでもう一度、セキュリティパスをかざすのかしら?
ースフェーン
・・・・・・あれ?
扉の照明が消えてるみたい。
ーシェール
これは・・・・・・。
読み取り機の上に注意書きがありますね。
グルージャ
・・・・・・ねえ、シェール。
ここのエレクトロープ、エネルギーが通ってないんじゃないかな?
シェール
そうみたいですね・・・・・・この部屋だけ、雷力供給を別で管理していたのかも。
でも、開ける手立てはありそうですよ。
見てください・・・・・・そこの読み取り機の上に復旧方法が書いてあります。
「非常時には、管理設備室から予備雷力の供給が可能」と。
「管理設備室」なら、この通路の反対側でしたね。
行って、第二実験室を復旧させてやりましょう。
ここだけ雷力を別で管理してるって何か理由があるのかしら?
管理設備室へと向かう。
ーグルージャ
よかった、こっちの部屋は端末が動いてるみたい。
ちゃんと雷力が供給されてるんだね。
ークルル
第二実験室はより多くの雷力が必要だったってことかしら。
いったい何の実験を・・・・・・。
ーウクラマト
やけに主張の強い床だなと思ったけど、よく見るとこれも装置・・・・・・なのか・・・・・・?
ースフェーン
この部屋で備品や来力の管理をしてたんだね。
レベル3のセキュリティパスがないかどうかも、調べてみようかな。
シェール
供給開始、と・・・・・・。
・・・・・・来力供給の操作をしてもエラーが出てしまいますね。
恐らく、何か手順があるんでしょう。
エラーコードを参照してみた限りでは、長期間、来力供給が絶たれていた場合の復旧には、「非常雷源と回路ユニットの再設定」が必要とありますが・・・・・・。
グルージャ
・・・・・・ねえ、シェール。
部屋の向こう側にあるのが非常雷源だよね。
シェール
間違いないかと。
ヘリテージファウンドで用いられているのと、同型の雷源ユニットですね。
グルージャ
そこで発生させた雷力を、どうやって第二実験室まで送るの・・・・・・?
シェール
・・・・・・・・・・・・ああ、なるほど。
端末わきの壁を這っている、この送雷線が、第二実験室へ続いてるみたいです。
スフェーン
ということは、非常雷源からその送雷線まで、雷力の通り道ができればいいのかな・・・・・・?
雷源と送雷線の間には、模様の描かれた床みたいな装置があるよね。
これが回路ユニットってこと・・・・・・?
シェール
恐らく、そういうことでしょうね。
それぞれの中央にある端末を操作して、雷力の通り道を正しく繋げられれば、第二実験室への供給が可能になるのではないかと。
スフェーン
正しく繋げる、かぁ・・・・・・。
できれば手順書みたいなものがあるといいんだけど。。
シェール
僕は、この端末の中に有益な情報がないか探ってみます。
ほかを調べるのと、非常雷源の操作を、お任せしても?
グルージャ
非常雷源の操作なら任せて!
あの型の装置なら、触ったことがあるから!
クルル
じゃあ、さにすとさんには、「回路ユニットの設定」をお願いしてもいいかしら?
残りのみんなで、設定の助けになる情報を探して、さにすとさんに伝えましょう。
謎解き担当までさせられるわけねw
ーシェール
通雷先の設定と、雷圧の調整は済んでいますので、すみませんが、回路ユニットの方はお任せします。
ーウクラマト
あ、さにすと!
この紙を見てくれねぇか?
左下に走り書きがあってさ・・・・・・「回路ユニット4つを操作し、雷力パスを正常に接続せよ」って感じの内容みてぇなんだ。
なら、絵の部分はこの部屋の略図じゃねぇかと思ってよ。
左上の四角がシェールが見てる端末だとすると、右下がグルージャが今いる非常雷源ユニットってやつだよな?
ほかの部分は・・・・・・肝心なとこが掠れててよく見えねぇが、4つある模様のうち、右下が四角で、右上は・・・・・・半分消えてるな。
これって設定のヒントになりそうか?
ーグルージャ
非常雷源の方は、これといった設定も必要ないみたい。
回路の方が準備できたら、すぐに雷力を送れそうだよ。
ースフェーン
そこのコンテナの隙間から、張り紙が一部分だけ見えたんだ。
問題が起きた場合の注意事項が書いてあるみたいで、回路ユニットの模様が重複していないか確認せよ・・・・・・って。
つまり模様は、1種類につき1回ずつしか使わないということなのかな・・・・・・?
ークルル
古い時代の記録媒体かしら・・・・・・。
気になるラベルはあるけれど、復旧に必要な情報を探さないと。
一応、セキュリティパスも探してみたけれど見当たらなかったわ。
雷力の復旧に賭けるしかなさそうね・・・・・・。
さて、ヒントをもとに回路ユニットをいじってみる。
・・・・・・すべての回路が繋がったようだ!
仲間たちに報告しよう。
グルージャ
やったあ!
スフェーン
大成功だね、さにすと!
シェール
これで「第二実験室」への雷力が供給されたはずです。
みなさん、ご協力ありがとうございました。
クルル
・・・・・・あの、シェールさん。
移動する前にこの記録媒体を閲覧できないかしら?
古い記録媒体が保管されている棚を調べていたら、気になるラベルがあって・・・・・・。
「プリザベーション発足当時の記録」って書いてあるの。
シェール
お安い御用ですよ、ちょっと待ってくださいね。
ええと・・・・・・中身は文字ベースのデータのようです。
読み上げますね。
アレクサンドリアの技術開発組織プリザベーションは、当時11歳の天才少年、かりゅくすが発足させた組織である。
発足当時、アレクサンドリアは雷光対戦の戦時下にあった。
そこで、侵略から国を守るための技術開発を担うという名目で、国費による支援を受けることに成功した。
戦争が激化し、戦死者が増えるなかで、最高責任者カリュクスは「記憶の保存技術」の開発に着手。
戦争終結後も研究は続けられ、やがてかリュクスは自身の記憶を「記憶の幻想世界」に保存した。
クルル
これって・・・・・・。
カリュクスが永久人になる前の話よね。
スフェーン
・・・・・・雷光対戦が始まる前、当時アレクサンドリア王だった父の付き添いで、一度だけカリュクスと会ったことがあるの。
当時の彼は10歳にも満たなかったはずだけど、生まれつきの病の治療を受けながら、いくつもの論文を発表して、その評判は王家にも伝わっていたから。
「理不尽な死によって、命が失われてはならない」・・・・・・そうまっすぐ語った彼の言葉を、今でも憶えてるよ。
だからこそ、戦争が始まったときに、カリュクスが発足させたプリザベーションを、父は国をあげて支援したんじゃないかな。
その数年後、両親が急逝して私が王座を受け継いだ・・・・・・。
私にはちっとも余裕がなかったから、永久人の研究の件も、恐らく周りが報告とを止めていたんだと思う。
グルージャ
じゃあ、スフェーンの知らないうちに、カリュクスは人が変わっちゃったんだね・・・・・・。
スフェーン
・・・・・・そうかな。
私が知らなかっただけで、本当は最初から、理想のためには犠牲を厭わない人だったのかもしれない。
自分が病から永久人になることで解決したわけだから、それを全員に共有しようとしただけなんじゃないかな。
あるいは・・・・・・信じ続けているのかも。
理不尽な死はこれでおしまいにして、新しい生き方を確立させるのが、自分の役目だって。
いずれにせよ、彼の今の行いは止めるべきものだよ。
調査を続けよう!
ひとつの成功体験がカリュクスを大きくしたんだろうな。
シェール
雷圧の設定が間違っていなければ、今度こそ「第二実験室」に入れるはずです。
一度僕の方で確認してみますね。
再度第二実験室の前に集合。
ークルル
カリュクス自身が長く生きられない体だったからこそ、永久人への想いも強かったのかしらね・・・・・・。
ーウクラマト
プリザベーションの構成員たちがカリュクスに心酔してたこと、残されてる情報の端々から感じるぜ・・・・・・。
ースフェーン
戦時下のアレクサンドリアが守られたのは、プリザベーションが開発した防衛機構のおかげでもあるから・・・・・・。
それには本当に感謝してるんだ。
ーグルージャ
よかった、扉が起動してるみたいだよ!
シェール
雷圧は大丈夫そうですが・・・・・・。
念の為ここの扉は僕が開けますね。
セキュリティパスが必要そうなので、お預かりします。
読み取り機にあてた瞬間、ショートして焼け死なないといいんですが。
なんやそのジョーク、おもろない。
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