【FF14】約束のとき パッチ7.3メインクエスト

「約束のとき」

黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想

さあ迷うことはない。
カリュクスに誘われたメインターミナルへと歩みを進めよう!

 

ヤ・シュトラ
・・・・・・さて、全員そろったことだし、そろそろ向かいましょうか。
メインターミナルへ・・・・・・きっと彼がお待ちかねだわ。

 

 

 

―クルル
ターミナルの内部は人が入れる構造だったのね。
考えてみれば、永久人を創りだす大掛かりな装置だもの・・・・・・人の手で点検することも想定されているはずだわ。

―アルフィノ
これの上部区画に、カリュクスが・・・・・・。
彼の目指すところは理解したつもりだが、なぜそれを目指すかも、私はできれば聞き届けたい。

―グ・ラハ・ティア
各地区のターミナルをシャットダウンしたとき、永久人たちが消えていくのを、オレたちは見届けた。
あれは見せかけだけの出来事じゃなかったと思う。
だが、メインターミナルについては・・・・・・記憶領域から出てきたオレたちが意識を取り戻すと、すでに停止していたよな。
悔しいが、偽装するだけの隙はあったと思う。
だから今度こそ・・・・・・オレたちの手で始末をつけよう。

―アリゼー
このメインターミナルには、先王の記憶も保存されていたのよね。
優しい王であることをやめ、冷徹な機構となるために、最後には自らそれを消し去ってしまった・・・・・・。
創られた永久人だって、抱えた想いは本物だったでしょうに。

―ヤ・シュトラ
リビング・メモリーには、第九世界の濃い雷エーテルが滞留しているわ。
ターミナルを動かすのにも、それを使っているのでしょうね。

―スフェーン
ここで目が覚めたときのことはあまり覚えていないんだ。
まだ麻痺が残っていて、目もよくみえなかったから・・・・・・。

 

ウクラマト
またここで決着をつけることになるなんてな。
あのときのことを思い出すぜ。

 

スフェーン
・・・・・・私はこの中で400年も眠っていて、目が覚めたら、世界は様変わりしてたんだ。
最初はすごく怖かった。
私が知っているものは何ひとつなくて、すべて跡形もなく消えてしまったんだって思ったから。
・・・・・・でも、変わらないものはたくさんあった。
オーティスが、ゼレニアが、王国騎士たちが・・・・・・命を賭して護ってくれたから。
アレクサンドリアのみんなが、未来を信じて命を繋いでくれたから。
それから、もうひとりの私が・・・・・・アレクサンドリアを愛してくれたから。
そして・・・・・・キミたちの背中が、私に希望をくれた。
もう一度立ち上がる勇気をくれたんだよ。
お互いの大切なものを護るため・・・・・・私と一緒に、戦ってくれますか?

 

 

過去のスフェーンの発言が思い起こされる。

先王スフェーン
かつて、優しいだけのスフェーン王は、民を護れなかった。
だから私は、弱い心を捨てることにしたの!
そうして・・・・・・世界を喰らう最悪のシステムとなって、アレクサンドリアを護るんだ。

 

さにすと
今度こそ、一緒に護ろう。

 

スフェーン
・・・・・・嬉しい、こんなに頼もしい味方はいないよ。
きっとオーティスやゼレニアも力をくれるはずだよね。

 

ウクラマト
・・・・・・よっしゃ、ケリをつけに行こうぜ。

 

クルル
メインターミナルの上部区画にあるという、カリュクスの記憶を収めた装置・・・・・・そこまでどうにか辿り着いて、停止を試みましょう。

 

グ・ラハ・ティア
ああ、アレクサンドリアにこれ以上の被害を生まないためにも、「鍵」を諦めさせるためにも、絶対に負けられない。

 

ヤ・シュトラ
そうね、「鍵」は先王がさにすとに託したもの。
私だってまだ本格的に調べていないのに、持っていかせたりはしないわ。

 

アリゼー
カリュクスは、あなたの力を測って、それに応じた戦力を用意したとか。
・・・・・・上等じゃない、そいつを凌いでやりましょ!

 

アルフィノ
同館だが、彼自ら私たちを招いたくらいだ・・・・・・勝てるという確信があるのだろう。
何が出て来ても対処できるよう、用心は怠らずにね。

なんやこの全員に1回まわってくるやつw
最後の闘いだぜ!っていう演出か?

 

スフェーン
・・・・・・行こう。
永久人たちが眠る、碑石の中へ。

 

―アルフィノ
カリュクスが用意したという戦力が、いったいどんなものなのかはわからない。
アリゼーと、思いつく限りの準備はしてきたが・・・・・・。
・・・・・・いや。
何が出てきたとしても、君やスフェーンを護ってみせよう。
だから全力で、路を駆け上ってくれ!

―クルル
父と母が最期にはプリザベーションの手に掛かったというなら、この戦いは私にとって、両親の敵討ちでもある・・・・・・。
それに、ガラフおじいちゃんの黄金郷調査に結末を書き足すとき、どうせなら良い報告で締めたいでしょう?
そのためにも、カリュクスを止めなくちゃ!

―グ・ラハ・ティア
カリュクスがどんな風に永久人化の計画を進めてきたのか、その400年余りを、オレは知らない。
けど、それだけの年月にわたって目標を追い続けるなんて、生半可な意志じゃできやしないんだ。
世界をひっくり返すような、果てしない目標なら・・・・・・なおさらさ。
カリュクスにも、相当な覚悟と願いがあるはず。
自分たちが挑むのがそういうものだって、心に刻んで、油断せずにいこう。

―ウクラマト
・・・・・・アタシはこれからきっと、武王としても、人としても、たくさんの約束をしていくんだ。
それを、ちゃんと守っていけるように・・・・・・まずは先王と交わした約束を、全力で果たしたい。
記憶の中のあいつが、心から笑ってくれるくらいにさ。

―スフェーン
アレクサンドリアで、これまでたくさんの命が消えていった。
彼らの悲しみや怒り・・・・・・恐怖をひとつ残らず抱えて、もうひとりの私がこの国を護ってきたんだ。
その彼女との約束を、全力で守ろうとしてくれる人たちがいる。
だから私も、命を懸けて戦ってみせる。
悲しいだけの結末なんてない・・・・・・明日は変えられる。
みんながそう信じられるように、絶対に最後まで諦めない・・・・・・どんな覚悟もできてるよ。

―ヤ・シュトラ
肉体を捨てて永久を獲得するというカリュクスの計画は、イーア族の生き方とも似た部分があるけれど・・・・・・それを話したところで、彼は引き下がらないでしょうね。
他人の出した「唯一無二の答え」は、私にとっての絶対じゃない・・・・・・。
押しつけられた結論では、好奇心のひとつさえ殺せない・・・・・・。
私がイーア族にそう言ったのと、本質的には同じことよ。
だからこそ正面からぶつかり合うしかないって、ほかならぬ私には、よくわかってしまうの。

―アリゼー
あなたがいろんな場所で、いろんな人から物事を託されるのを、正直ちょっと抱えすぎだって思うことはあるわよ?
でもね・・・・・・余計だとは思わないわ。
謎めいた「鍵」が先王からあなたに託されたのだって、きっと大切な意味を持ってる。
ここでカリュクスに奪わせるもんですか!

 

 

 

永久幽界 メインターミナル

 

メインターミナルの情報端末
我々、プリザベーションの存在意義とは何か。
それは「人々の生存に寄与すること」にほかならない。
雷属性に偏った世界の中で、安全に人々が暮らすことができる場を創出すると同時に、人々を蝕む麻痺症状の治療法を確立すること・・・・・・。
これらの難題に対して、実に多くの対処法が提示されたが、ついに全てを完全に解決する手法が発見された。
それも、少年と言って差支えのないほどの若き天才によって。

 

カリュクス
足跡の永久人を創ったんだ。
戦闘向きじゃないけど、命令次第だよ。
「鍵」を殺して生き延びろ・・・・・・とかね。
さあ、仮初の舞台を創ってやろう。

そういうと何かの施設?のような背景に一気に様変わりした。
医療病棟かな?
研究施設か!

 

カリュクス
命を救う医師の記憶だ。
死に抗う想いは強いだろうな。

 

下層多目的広場で「ある医師長の記憶」と戦う。

ある医師長の記憶
やむを得ん・・・・・・患者の命を守るため、薬学の知識を利用する。
装置を起動する・・・・・・!
強い薬を使わせてもらう。
すまないが、どうしても君を止めなければ・・・・・・。

知覚撹乱薬でギミックにブレが生じる。

 

 

様々な薬を駆使され、目の前がチカチカした中でなんとか医師長の記憶を討伐。

カリュクス
・・・・・・システムが絶えられなかったか。
まあいい、目的は達した。

 

メインターミナルの情報端末
我らが指導者カリュクスによれば、生物を生命たらしめるのは、肉体ではなく魂だという。
そして、魂に刻まれた記憶こそが「人の本質」だと主張する。
彼は、この思想を根幹として、エレクトロープによる魂の管理という方法論を提示した。
魂がエーテルで構成される以上、必ず保存できるというのだ。
実際、重犯罪者や志願者を対象として行われた実験において、人が死亡する際に放射されるエーテルの確保に成功した。
人類は大いなる一歩を踏み出したのだ。

 

道中はポッドとかわかるんだけどアイアンクローがいるのが気になるなw
帝国の風が少しは入っているんかな?

カリュクス
さて、次は邪心渦巻く監獄・・・・・・。
命じるまでもなく好戦的だ。

さっきのレポートにあった重犯罪者の記憶だろうか。

 

中層ホールでは「ある処刑人の記憶」が4体並んでいる。
1人1体処刑人と向き合うということなのか。

カリュクス
処刑人たちは忠勤だ。
「罪人」を徹底的に処するだろう。
さあ、処刑開始だ。
どこまで抗う?
逃げ惑え。
「罪人」は決して逃さない。

 

処刑人4人並んでるのに、全員同じギミックなんだね・・・・・・。

カリュクス
多少は削れたか・・・・・・次に進むといい。

 

道中雑魚の装いが帝国チックなんだよなぁ。
装甲を嵌めれば固くなるだろうって考え方がたまたま一致しただけなんだろうかな。

メインターミナルの情報端末
エレクトロープ製の特殊装置に保存した魂を、機械兵に注入し、人として動作させる実験に成功した。
もはや肉体が雷属性に蝕まれることを恐れる必要はないのだ。
だが我らが指導者カリュクスは、この偉業にも満足していない。
魂と記憶を分離し、魂を資源として活用すると同時に、記憶に永遠の命を与えるというのである。
記憶であればバックアップも可能であり、魂にさえ縛られない。
生来の病により余命いくばくもない彼だからこそ、純粋な情報生命「永久人」という進化の道を見いだせたのだろう。

 

カリュクス
死を知る時代の記憶・・・・・・。
決死の想いは使えそうだ。
さあ・・・・・・兵たちよ、「敵」の侵略だ。
命を賭して、国を護れ。

 

最後はアレクサンドリアの背景か?

 

重要記憶保管室で記憶の集合体である「ある人々の記憶」と戦う。

カリュクス
さて・・・・・・個でだめなら、集合させてみよう。
死を前に抱いた無念を思い出せ。
国を護り、民を護り、家族を死から救うんだ。
ほら、目の前に敵がいるよ・・・・・・

 

カリュクス
寄せ集めの記憶だけど・・・・・・どうかな。
今は昔、雷光大戦の真っただ中・・・・・・。
愚かさのせいで、無数の命が散っていく。
戦争は次第に激しさを増して・・・・・・。

エレクトロープを駆使して雷光大戦を追体験させているのか。

敵の爆撃は容赦なく続いた。
雷光が閃くたび命が消えていく・・・・・・。

ギミックの予兆を殺される人間にするの新しいな。

いたるところで、死が未来を奪っていた。

 

心を痛めながらなんとか退けることができた。

メインターミナル 踏破!

 

 

ウクラマト
・・・・・・スフェーン?

 

スフェーン
けしかけられた永久人たち、みんな、私が眠る前の・・・・・・雷光大戦の時代の人たちだった。

 

ヤ・シュトラ
カリュクスの記憶が収められている区画だけが、シャットダウンを免れているとして・・・・・・
順当に考えれば、周囲に保管されている記憶は、彼と近い時代を生きた人のものでしょうね。

 

スフェーン
カリュクス・・・・・・キミはいつから・・・・・・。

 

アルフィノ
ほかに何かが襲ってくる気配はないね。
襲撃が途切れている今のうちに、先へ進もう。

 

 

 

 

螺旋状の塔みたいなところを登っていく。
頂上にはカリュクスとともに何やら懐かしそうな装置が置いてあった。

ウクラマト
カリュクス!

 

カリュクス
おめでとう、目的地に到着だ。
俺の記憶は、そこの制御装置に繋がれている。
永久人を創る研究の最初期に定められた、いくつかの大原則・・・・・・それによって、いかなる記憶も複製はできない。
おかげでこれきりではあるけど、方針に異論はないよ。
俺にとって記憶とは自己そのもの、増殖はごめんだ。
お前たちはこれを壊すために。
俺は「鍵」を奪還するために。
手っ取り早く、決戦を始めようか。

 

スフェーン
キミと戦う覚悟はできてるよ。
絶対に負けたくないとも思ってる。
ただ、同じ時代に生まれた者として、最後に確認させて。
キミはどうして進化を求めるの?
永久の先に、いったい何を望んでいるの・・・・・・?

進化を求めない科学者なんていないだろw

 

カリュクス
・・・・・・質問の意味がわからない。
種を存続させるための、より良い路が見えている。
そのためにできることが自分にある。
ほかに理由が必要・・・・・・?
知ってるだろう。
旧来の人の生存戦略は、複雑化した社会と衝突して、あらゆるところでエラーを生んでいる。
このままじゃ、争いも、冗談みたいな悲劇もなくならない。
生物的な強度と発展性が同義でなくなってなお、心臓が止まればすべての可能性を手放すことが必須なのか?
さすがにもう、そんな歪さは解消されるべき頃合いだ。
そう思ったから実行に移した・・・・・・それだけだよ。

 

スフェーン
・・・・・・真っ直ぐすぎるんだよ、あのことからずっと。
私も私の望む未来のために、キミの計画を打ち砕きます。
これ以上、アレクサンドリアのみんなを傷つけさせない!

 

カリュクス
なら、始めよう。
お前を倒す存在を、ここに「喚び降ろす」。

 

ヤ・シュトラ
なんですって・・・・・・!?

 

ウクラマト
これは・・・・・・
なんだ、これ・・・・・・!
寒い・・・・・・いや、もっと何か・・・・・・力が抜けて・・・・・・!

 

カリュクス
今のアレクサンドリアには、ある想いが蔓延している。
死への恐怖。
生きとし生けるものをやがて呑み込む、永遠の闇への恐れ。
さあ、見せてあげるよ。

 

 

ソリューション・ナインに場面が映る。
黒いレギュレーターを奪った?市民が高らかに騒いでいる。

様子のおかしい市民
間に合った・・・・・・間に合ったァ!!
4999だ・・・・・・!
コイツはさっき、4999人だと言っていたッ!
ああ・・・・・・間に合ったんだ。
これで利用登録さえ済ませれば・・・・・・
これで・・・・・・これで死から逃れられる。
もう恐怖に押しつぶされることもなくなるんだ・・・・・・。

 

放送の声
黒いレギュレーターをご着用のみなさん、おめでとうございます。
利用登録者数が5000人に到達しました。
「約束の日」が、間もなく実行されます。

 

レギュレーターを奪われた市民
くそおっ・・・・・・!

 

様子のおかしい市民
死にたくなイ・・・・・・死にタくなイんだヨォ・・・・・・。

 

レギュレーターを奪われた市民
そんなの、俺だって・・・・・・!

見上げると様子のおかしい市民が胸の前に腕を十字にクロスさせ、目は虚ろに空を見上げ祈りを捧げている様子だった。

これみたらレギュレーターつけてなくてよかった、奪われてよかったって思うんちゃう?

 

放送の声
黒いレギュレーターをご着用のみなさん。
どうぞ死を想起してください。
その恐れこそが、あなたを消えざる永久人にするでしょう。
その祈りこそが、死を支配するものを生むでしょう。

 

レギュレーターを奪われた市民
なんだ・・・・・・!?

黒いレギュレーターを持った市民たちがみな目を青くして空に祈りを捧げている。

いったい、何が起きてるんだ・・・・・・!?

 

 

カリュクス
エーテルの確保は簡単だ。
リビング・メモリーを稼働させていた雷力をまわせばいい。
あとは人々の想い、願い、祈りで「それ」を形作る・・・・・・。
が、そのやり方では不確定要素が多い。
俺が欲しいのは、お前を確実に倒せる存在だ。
だから・・・・・・我流ながら「設計図(イデア)」を引いた。
途方もない作業だったよ。
結局、直前までかかってしまったけど、まあ良しとしよう。
すべては今、ここにそろった。
さあ、奔れ・・・・・・!

 

 

何とも言えない形をした異形の生物が上から降りてきた。
ハイデリンチックな形してる?
顔はモザイクが掛かってる。
これは間に合わなかったのを示しているのか?

スフェーン
なに・・・・・・あれ・・・・・・。

 

ヤ・シュトラ
神降ろしの術式、加えてイデアだなんて・・・・・・いったいどこで覚えてきたのかしらね。

 

アリゼー
これを持っていて・・・・・・!

 

アルフィノ
あれは人々の祈りと願いによって生み出された偽りの神だ。
その霊燐を手放してはいけないよ、心を焼かれて虜にされる。

 

カリュクス
改めて、お相手を願おうか。

 

さにすと
勝って「鍵」を諦めさせる・・・・・・!

 

カリュクス
やれるものなら、やってみなよ。

 

―グ・ラハ・ティア
クリスタルの代わりに、潤沢な雷エーテルを使ったのか。
知識の出所を聞かせてもらわないとな・・・・・・!

―ウクラマト
こいつがどんな化け物でも、絶対に負けねぇ!
やるぞ、さにすと・・・・・・!

―アルフィノ
彼女たちの霊燐を用意しておいて正解だったよ・・・・・・。
蛮神相手なら、なおさら負けるわけにはいかない。

―アリゼー
召喚の前兆だけで、酷く悪寒がしたわ。
身体の熱が奪われていくような・・・・・・ええ、まさに亡骸になっていくみたいだった・・・・・・!

―ヤ・シュトラ
死にまつわるイメージを具象化した蛮神というわけね・・・・・・。
厄介なものを召喚してくれたわ。

―クルル
・・・・・・やっと合点がいったわ。
エレクトロープの暴走事件を起こし、命までも奪ったのは、遺体からエーテルを回収するためだけじゃなかった。
死への恐怖を、極限まで高めるため・・・・・・そこから生じる蛮神を、より強力にするためだったのね・・・・・・!

―スフェーン
これを、アレクサンドリアのみんなの恐怖が・・・・・・生みだしたというの・・・・・・?

 

 

 

 

永遠の闇討滅戦

進化を遮る者よ・・・・・・
肉体とともに朽ち果てろ

 

カリュクス
肉体は「死」から逃れられない。
それがお前たちの限界だ。
闇よ、そいつらを道連れにしろ。
ほら、死が目の前にきてるよ・・・・・・。
次はこれだ。
交わる恐怖が、生気を蝕む。
エーテルに還してやろう。
そろそろ倒されてもらうよ。
生命にとっての最悪は、死を受け入れることだ。
「永遠の闇」に呑まれて沈め・・・・・・。
しぶといな・・・・・・厄介だが、まだやりようはある。
抗わない者に、死は似つかわしい。
・・・・・・不毛な争いだ。
一度生じた死の恐怖は、際限なく増大する・・・・・・。
交わる恐怖が、生気を蝕む。

 

無事討伐しました。

 

 

ウクラマト
やった・・・・・・のか・・・・・・?

 

ヤ・シュトラ
今のうちに制御装置を!

ヤ・シュトラのファイア!
も、バリアに弾かれる。

そらむき出しなわけないもんな。

 

アリゼー
防がれた・・・・・・!?

 

カリュクス
壊せばいいとは言ったけど、自衛しないとは言ってない。
なるほど、強さは一概に測りきれないということか。
・・・・・・けど、それも想定内だ。

永遠の闇がもう一度復活する。

 

スフェーン
何をしたの!?

 

カリュクス
笑いぐさだ。
しでかした本人たちが気づいてないのか。
お前たちは一度、奴を殺した。
「死の恐怖」から生じた存在が、恐るべき死を体験したら・・・・・・?
より強い力を得るのは道理だよ。

頭いいやん
死の恐怖の具現化を殺して更に死の恐怖を増幅させるっていいね。

 

ウクラマト
まただ・・・・・・身体に、力が・・・・・・!

 

カリュクス
そして、この世界に満ちる雷のエーテルが尽きるまで、何度だって再召喚することができる。
抗うだけ無駄だ。

 

ウクラマト
ち・・・・・・くしょう・・・・・・!

 

カリュクス
結局、人が死を恐れる気持ちは、これほどまでに強いということさ。
お前ですら、打ち破ることはできなかった。
だが、死との戦いは俺が続けよう。
記憶が残り続けるかぎり、命は永久に失われることはない・・・・・・俺は人類に、そういう世界を約束するよ。

 

スフェーン
記憶が残り続けるかぎり、命は永久に・・・・・・?
ううん、違うよカリュクス。
その言葉はね、そういう意味じゃないんだ。
生きている人に、肉体の死は怖くないんだって言い聞かせてるわけじゃないの。
遺されてしまった人が、寂しくても生きていくための言葉。
知ってるよ、だって、戦争のときに、何度も何度も聞いたから・・・・・・!
シェール、お願い!
街の人たちに、私の声を届けて・・・・・・!

 

 

一方ソリューション・ナインは混沌を極めていた。

黒いレギュレーターをした市民たちはずーっと祈りを捧げ続けている。
こちらの声も全く聞こえない様子だ。

エレンヴィル
おい、俺がわかるか!?
ナーヘ・・・・・・!

 

リサンダー
何が起きてんだ・・・・・・!
こいつら無事なのかよ!?

 

マラカイト
どうなってしまうんだ・・・・・・この国は・・・・・・。

 

スフェーンの声
アレクサンドリアのみんな・・・・・・少しだけ耳を貸してほしい。

 

リサンダー
なんだ?
放送か?

 

マラカイト
この声・・・・・・。

 

スフェーンの声
死は怖いし、悲しい・・・・・・。
全部忘れて目を背けたいという想いも、永遠の命を得て安心したいという願いも、よくわかる。
だけど私たちは今・・・・・・たくさんの記憶を抱えて、この世界に生きている。
不安に押しつぶされそうになって、闇に心を預けたくなる夜があっても・・・・・・
私たちが諦めずに生き続けていけば、世界は夜明けを連れてきてくれる。
あなたが生きる始まりの朝に、大事な人たちの記憶が寄り添ってくれる。
だから忘れないで、人の死を・・・・・・恐れず生きて・・・・・・繋いでいこうよ。
そうやって懸命に生きたあなたの記憶がまた、いつか誰かの朝に、そっと寄り添うから・・・・・・。

 

スフェーンの声が市民に届いたのか、永遠の闇が揺らぎ始めた。

カリュクス
なんだ、この反応は・・・・・・。
・・・・・・イレギュラーの要因は、あいつか。
排除しろ。

 

永遠の闇が両腕を振り下ろす。
左はさにすと、右はウクラマトが担当。

ウクラマト
させるかよ・・・・・・ッ!

 

カリュクス
記憶を複製できないとも言ったけど、移動できないとは言ってない・・・・・・。

カリュクスが制御装置の移動を試みる。

 

ヤ・シュトラ
ここは私たちが預かるわ!
あなたはどうにか、制御装置を・・・・・・!

どうにか、て・・・・・・

 

ウクラマト
はあああああっ!

ウクラマトがバリアに対して斧で精一杯殴る。
持ち手から出血しながらも。

 

スフェーン
ウクラマト・・・・・・!

 

ウクラマト
約束したんだ、あいつと・・・・・・!
アレクサンドリアの、みんなの笑顔を・・・・・・!!

 

スフェーン
うん、護ろう・・・・・・一緒に・・・・・・!!

スフェーンがエンサンダーか何かで雷属性をウクラマトの斧に付与。
100万馬力で振り下ろした斧がバリアを突き破る。

 

一方ヤ・シュトラたちも永遠の闇を退かせた。

アリゼー
あっちは!?

 

手が傷だらけで斧を持つことすらもままならなくなったウクラマト。
温存されていたさにすとにすべて託されることに。
さすがヒカセン、一撃で制御装置を破壊した。

 

ウクラマトは限界を超え、そのまま倒れていった。

アルフィノ
骨が損傷しているんだ。
1箇所や2箇所で済んでくれれば幸運な方だよ。
おそらく、このあと熱も上がる。
急いでトライヨラに戻って、呪術医に診てもらおう。

 

ウクラマト
約束・・・・・・守ったぜ・・・・・・。

 

スフェーン
うん、ありがとう・・・・・・ラマチ。

これはあっちのスフェーンの声かな。
ラマチって呼ぶのはそっちだもんな。

 

 

 

 

リビング・メモリーに戻る。

―ヤ・シュトラ
・・・・・・ひとまずはおつかれさま。
調べるべきことはたくさんあるけれど、今はお互いを労いましょう。

―クルル
カリュクスは最後まで端末を操作していたけれど、爆発と同時に、その姿は掻き消えたわ。
間に合った・・・・・・ということだと思う。

―グ・ラハ・ティア
ふう・・・・・・やっとここまで戻ってきたな。
あんたも、怪我や不調はないか?

―アリゼー
全力で叩き込んだから、私もエーテルがカラッカラ!
・・・・・・最後、キメてくれてありがとね。

 

アルフィノ
まだ意識は戻らないようだが・・・・・・大丈夫、命に別状はないよ。
コーナ王に連絡して、移送の手はずも整えた・・・・・・というか、自ら迎えに来るそうだ。
怪我と消耗が落ち着くまで、しばらく療養になるだろうね。

 

スフェーン
ウクラマト・・・・・・。

 

アリゼー
ほんと、無茶するんだから。
でも・・・・・・よく頑張ったわ、ラマチ。

 

クルル
カリュクスの記憶が保存されていた装置は、さにすとさんが破壊してくれた。
ようやくこれで、プリザベーションと決着をつけることができたのよね。

 

スフェーン
もう、カリュクスに人の行く先を定められることはない・・・・・・。
システムによって悲しみを忘れ去る時代も・・・・・・終わった。
喜びも悲しみも、何もかもが、アレクサンドリアのみんなの手に、返ったんだ。
キミたちのおかげだよ・・・・・・!
本当に・・・・・・本当にありがとう・・・・・・!

いやいや、スタート地点よ。
大変なのはこれからよ?

 

ヤ・シュトラ
カリュクスが神降ろしの術式を知っていたことについては、後日じっくり調べるとしましょう。

 

グ・ラハ・ティア
ああ、アシエンと無関係ではないはずだからな・・・・・・。

ア、アシエン・・・・・・。
また出てくるんかw

 

アルフィノ
蛮神が召喚された以上、祈りを捧げた者たちが、テンパードになってしまっている恐れがある・・・・・・。
私がここに残ってラマチをコーナ王に引き継ぐから、皆は先にアレクサンドリアに戻っていてくれるかい?

 

アリゼー
そうしましょう。
移動しながら、シェールたちにも連絡をとって、状況を聞いておくわ。

 

スフェーン
じゃあ、キープの外の様子をみるためにも、まずはアウトスカーツを目指そう・・・・・・!

―アルフィノ
コーナ王が到着するまで、ラマチのことはしっかり見ておくよ。
・・・・・・もっとも、空でも飛んできそうな勢いだったから、さほど時間はかからないかもしれないね。

 

 

 

アウトスカーツに到着。

―クルル
よかった・・・・・・思ったよりも、街の様子は落ち着いているみたい。

―ヤ・シュトラ
機械兵が暴れたような形跡はないわね・・・・・・。

―アリゼー
エレンヴィルとシェールに連絡がついたわ。
聞いた話を、このあとみんなに共有するわね。

―グ・ラハ・ティア
スフェーンにも、蛮神やテンパードについて軽く伝えておいた。
・・・・・・あまり不安を煽りすぎない範囲でさ。

 

スフェーン
さにすと・・・・・・みんなから、テンパードについて教えてもらったよ。
蛮神に心を捧げてしまった状態だって・・・・・・。
ここから見る限り、アウトスカーツに異変はなさそうだけど・・・・・・どうしよう、何かあった・・・・・・!

 

アリゼー
落ち着いて、スフェーン。
エレンヴィルとシェールから街の状況を聞けたわ。
まず・・・・・・懸念していたとおり、黒いレギュレーターを着けていた人たちが、テンパードになってしまったみたい。
だけど、ほかの住民を襲うようなことはしていないって。
・・・・・・スフェーンの声が聞こえたからじゃないかと、私は思うわ。
今は、ガバメントや街の人たちが一丸となって、保護を進めてくれているそうよ。
大きな混乱に発展することなく、怪我人も出ていないみたい。
ただし!
さすがに仔細を聞かせてほしいと、ガバメントからのご要請よ。
ラハ、クルル、そっちを任せてもいいかしら?

 

グ・ラハ・ティア
ああ、任された!
終わり次第、テンパードにされた人たちの治療を手伝いに回ろう。

 

クルル
スフェーンたちは、ゆっくり様子を見回ってきてね。
あなたが護ったアレクサンドリアの人たちを、その目でしっかり確かめないと!

 

スフェーン
ありがとう・・・・・・。
キミたちがいてくれて、本当によかった・・・・・・。

いなかったら始まってもなかったしおわってもないけどねw

 

―ヤ・シュトラ
黒いレギュレーターを着けていた人がテンパードと化したなら、その数は5000人・・・・・・魔力のある人を総動員しても、治療には数か月はかかりそうね。
それでも、被害としては最小限と言えるでしょう。
多くの縁に導かれて、テンパード化を治せるようになったのは、本当に大きなことだったと思うわ。

―クルル
ガバメントへの説明役は私たちに任せて、あなたはもう少し、スフェーンと一緒にいてあげて?

―グ・ラハ・ティア
蛮神召喚も絡むとなると、どう説明したものか悩ましいが・・・・・・これくらい上手くやれなくちゃ、バルデシオン委員会の名が廃るってものさ。

―アリゼー
もちろん私も、少し街の様子を見たら、テンパードにされてしまった人の治療に向かうつもりよ。
アンジェロたちにも頑張ってもらわないと!

 

 

 

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