「ふたりの剣」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
永遠の闇を無事倒しきったさにすと一行。
ここからは壊された世界を修復していかないといけない大変な作業が待っている。
スフェーン
お言葉に甘えて、みんなの様子を見て回りたいけれど・・・・・・私の素性も含め、事情を知らない人に話を聞いても、かえって混乱させちゃうかな・・・・・・?
クルル
それなら、ユーペ円形農地で働いている、農務役のマフーサさんを訪ねてみるのはどう?
ほら、カリュクスとの決戦に行く前に、ガバメントセクターまで見送りに来てくれた人のひとりよ。
帰還の報告もできるし、ちょうどいいんじゃないかしら。
スフェーン
名案だね、ありがとう!
それじゃあ私たちは農地の方へ向かうから、クルルたちも、気をつけて行ってきてね。
ユーペ円形農地のマフーサさんの前に到着。
―アリゼー
エレンヴィルもシェールも、私たちの帰還に安堵していたわ。
通信の声だけでも、ずっと心配していたのが伝わってきたもの。
―ヤ・シュトラ
スフェーンの存在については、間もなく真実が広まっていくでしょうね。
放送の声は、国中に響いていたそうだから。
―スフェーン
そっか・・・・・・彼女はここで働いてる人だったんだね。
レゾリューションでの見送りのとき、「戻ってきたら、あんたのことを教えて」って言ってくれたけど、私もみんなのこと、もっと知っていけたらいいな。
マフーサ
あんたたち・・・・・・!
よかった、無事に帰ってきたんだね!
スフェーン
心配かけちゃって、ごめんなさい。
・・・・・・みんなの様子はどう?
マフーサ
これといって、危ない目に遭っちゃいないさ。
ただ、黒いレギュレーターを着けてた人が、一斉に妙な様子になっちまってね。
町のまとめ役のペポーネさんもだ。
ガバメントが医療施設で保護してくれてるみたいだけど、どうなることやら・・・・・・。
アリゼー
安心してちょうだい。
根気よく治療を続ければ、元どおりになるわ。
マフーサ
ならよかった・・・・・・。
これ以上、ひとりだって町の仲間を失いたくはないからね。
それにしても、永久人の話をもちかけたスフェーン様は、結局のところ偽者だったっていうし・・・・・・私たちの心も、いいように弄ばれたもんだよ。
けど・・・・・・それももお終いで、あんたたちが命懸けで解決してくれたんだろ?
・・・・・・本当にありがとね。
ならあとは、私たちひとりひとりが頑張らないと!
だって命があるんだ。
生きてりゃ未来を変えることだってできる。
あのときのあんたの放送に、希望をもらったんだよ。
私も、みんなもさ。
たくましい市民だなー。
スフェーン
・・・・・・・・・・・・!
マフーサ
さてと、私はそろそろ出かけさせてもらうよ。
ペポーネさんたちが戻るまで町を護らなきゃいけないからね、意外とやることが多いんだ!
スフェーン
あ、あのさ・・・・・・!
テンパードになってしまった人の治療、私にも手伝えることはあるかな・・・・・・!?
アリゼー
ええ、もちろん。
あなたに手伝ってもらえるなら大助かりよ。
ヤ・シュトラ
いい機会だし、ほかにも魔法の心得がある人に呼び掛けて、一緒にポークシーの扱い方を覚えてもらいましょう。
雷による麻痺の治療にも役立つわ。
スフェーン
うん・・・・・・!
私、さっそくゴッサンに提案してくるよ!
ヤ・シュトラ
フフ、見回りどころじゃなかったわね。
アリゼー
そうそう、今しがた連絡があって、ラマチは無事にコーナへ引き渡せたそうよ。
アルフィノもこっちに向かっているそうだから、治療の段取りは、私たちでどうにかなると思うわ。
・・・・・・それで、あなたには別のお願いがあるの。
なんだ?
まだなんかせなあかんのか?
グルージャのところに行ってあげてほしいのよ。
シェールから聞いた話では、ずっと張り詰めた様子で、アレクサンドリア中を駆け回っいたそうだから・・・・・・。
今はエレンヴィルと一緒に、ドリフトダウンズを訪ねているそうよ。
タープさん・・・・・・だったかしら。
その人に聞けば居場所がわかるんじゃないかって言ってたわ。
おーけーおーけー。
んなら別行動なー。
タープ
ああ、その声は・・・・・・。
皆でお前さんたちの無事を祈っていた。
帰ってきてくれて嬉しいよ。
グルージャなら、たしかにここにいた。
何か困っていることはないか、様子がおかしい人はいないかと、わざわざ聞きに来てくれたんだ。
その声が、どうにも疲れた様子でね・・・・・・大丈夫だから少し休んでおいきと、伝えたのさ。
そしたら、旧アレクサンドリア城下町の方へ向かっていったよ。
あのあたりは、グルージャにとって馴染み深い場所だし、落ち着くんだろう。
―タープ
グルージャは利口な子だが、年相応の、柔らかな心も持っている。
さあ、迎えに行っておやり・・・・・・。
―エレンヴィル
おたく、なんでここに・・・・・・!
いや、探しに来てくれたのか。
疲れてるところに悪いな。
大体のことは、アリゼーから連絡を受けてる。
加えて、コーナ様からもな。
グルージャ
あ、おかえりなさい!
エレンヴィル
・・・・・・大変だったな、互いに。
グルージャ
コーナ兄さんから、ラマチのことは聞いてるよ。
ちゃんと元気になる、だから心配いらないって・・・・・・。
エレンヴィル
トライヨラの武王だっていうのに、まったく・・・・・・少しは心配する方の身にもなってほしいもんだ。
グルージャ
ラマチもみんなも、アレクサンドリアのために命懸けで戦ってくれた。
なのに僕は・・・・・・
僕は・・・・・・・・・・・・!
父さんから預かった王権を・・・・・・うまく使えなかった・・・・・・!
いやいやw
完全に都合のいい時だけ持っていかれてたんやからしゃーないよ。
僕がもっと強ければ!
救えた命だってあったはずなのに!
なんでこんなに・・・・・・弱いんだ・・・・・・。
さにすと
成長すればいい。
めそめそするな。
エレンヴィル
ああ、おたくには命がある・・・・・・。
今はそれだけで十分だ。
グルージャ
・・・・・・あのさ、ちょっと来てほしいところがあるんだ。
少し離れたところに2本の剣が刺さっている場所があった。
グルージャ
父さんとオーティスの剣だよ。
ラマチに頼んで、持ってきてもらったんだ。
こんなとこ刺してたら盗まれるやろw
僕ね、勇連隊の人に弟子入りして、剣の修行をすることにしたんだ。
エレンヴィル
随分と思い切ったな・・・・・・。
グルージャ
武王を継ぐかどうか、まだ答えは出せない。
でも、ちゃんと大切な人たちを護れるくらい、強くなりたいんだ。
だからいちから修行して、またここに戻ってくるよ。
それが僕の決めた、僕の路なんだ!
また路だ。
そんなキラーワードでもないんよw
エレンヴィル
・・・・・・そうか。
成長が楽しみだな。
グルージャ
そのときは僕と手合わせしてくれる?
もちろんだ。
―エレンヴィル
手合わせか・・・・・・。
さすがはグルージャジャ様の孫だな。
グルージャ
話を聞いてくれてありがとう、ふたりとも。
おかげでなんだかとっても、頑張りたいって気持ちなんだ!
まずは・・・・・・オーティスに教えてもらったごはんを作って、みんなに元気になってもらうとか、どうかな?
エレンヴィル
いいんじゃないか?
気を張ってた連中も、そろそろ腹が減ってくるころだろうしな。
というわけで、こっちはもう心配なしだ。
おたく、まだバックルームには戻ってないんだろ?
一度顔を出して、シェールたちにも、無事な姿を見せてやるといい。
―グルージャ
オーティスの剣はボロボロだけど、大きくなったらゲノルトに直してもらうんだ。
父さんの剣の方は、天深きセノーテで見つかったんだって。
いったいどんな思いで手放したのかな・・・・・・。
―エレンヴィル
俺も、もうしばらくはこっちに残るつもりだ。
テンパードになった同郷の奴も気になるしな。
バックルームへと戻ります。
―クルル
あら、あなたも戻ってきたのね!
私も、ガバメントと本格的に話し込む前に、顔だけでも見せておこうかなと思って立ち寄ったの。
―ゲノルト
よく無事に帰ってきたじゃねぇか!
さっすがこのオレが目を付けただけあるぜ!
こっちは今、復旧の仕事がいろいろ舞い込ンできてて、しばらくまともに寝られそうにねぇがな・・・・・・ダッハッハ!
シェール
さにすとさん・・・・・・!
ああ、無事でよかった・・・・・・。
報告は受けてましたが、やっぱり顔を見るまでは安心できなくて。
本当に、ありがとうございました・・・・・・。
おかえりなさい。
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