「ドプロ族の流儀」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
岩を採ったりウィヴルのお世話をしたりしてるとルヴォージャから呼び出しを受けた。
ルヴォージャ
お、さにすと!
アンギルが持ってきてくれた苗は順調に育ってるぜ。
シャーレアンの知識ってのはすごいな。
アンギル
いまのところは順調だけど、油断は禁物・・・・・・実は作物に小さい虫が付着しているのを見つけたの。
葉を食い破る種の害虫よ。
ルヴォージャ
そんなもの、潰しておけばいいだけだろ?
アンギル
1匹いれば、その背後には隠れた10匹がいる。
それを放置したら100匹、1000匹と増えていって・・・・・・やがて作物は全滅するでしょう。
目に見えてるものがすべてではないってことね。
だからこそ、今のうちに手を打って、「共栄生物」を導入しておきたいの。
共栄生物というのは、文字通り共栄関係にある動植物のことよ。
たとえば今回の場合だと、虫に狙われている作物の傍に、虫除け効果のある香草を植えるとかね。
ただ、私がもってきた種は、変異したエーテルとの相性の良さを重視しているから、虫害を防げるような香草が少ないのよ。
ルヴォージャ
なるほど・・・・・・。
それで、隕石の影響化にあるこの森に自生する種から、共栄生物になるものを見つける必要がある、ってことか。
アンギル
ええ、そのとおり。
なにか、よさそうな生物に心当たりはないかしら?
さにすと
ジャティーカバナナは?
適当に発言。
ルヴォージャ
ジャティーカバナナ・・・・・・この辺じゃナジュールって呼んでるが、
あれはむしろ虫害に悩まされることが多い作物なんだ。
虫避けには役立たないだろうぜ。
それなら「ブランチベアラー」はどうだ?
一見すると鳥に間違えそうな姿の移動性の植物なんだが、虫を寄せ付けないよう、エーテルを放射すると聞いたことがある。
アンギル
試してみる価値はありそうね。
まずは1体、捕まえてきてもらえるかしら?
ルヴォージャ
ああ。
俺たちドプロ族は、ウィヴル以外の魔物も使役するから、その手法を応用できるはずだ。
だが、もしうまくいかなかったら・・・・・・戦闘になってしまう可能性もあるだろう。
念のため、あんたにも同行を狙いたい。
アンギル
ありがとう、私からもお願いするわ。
その間、私は作物を詳しく調べて、害虫がどれほど広まっているか確認しておくわね。
ルヴォージャ
じゃ、さっそくブランチベアラーの棲息地に向かおう!
「ゴルマジーカ蜜園」を越えて、少し北に行ったあたりにいるはずだぜ。
―アンギル
ブランチベアラーのエーテル計測の準備もしておかないと。
・・・・・・ふふっ、研究者の血が騒ぐわね。
どんな結果が出るか楽しみだわ。
先に行っていたルヴォージャと合流する。
ルヴォージャ
・・・・・・ブランチベアラーが棲息するのは、この辺りだ。
奴らは、鳥に擬態することで肉食獣を引き寄せ、返り討ちにして養分を吸収しているらしい。
俺たち自身を囮とする手もあるが、そうなると戦いになって、無傷で捕まえられなくなる。
手懐けるためにも、信頼関係を損なうことはしたくないしな。
だから、奴が養分以外に好むもの・・・・・・エーテルを大量に含む品を用意して、おびき寄せたい。
すまないが、あんたに調達を頼めるか?
もちろん、調達担当だからなんでも言ってくれ!
ありがとう、助かるぜ!
セノーテ・ネヨーゾテ付近で採れる「淡く輝く鉱水」なら、隕石の成分が溶け出ていて、エーテルを多く含有しているだろう。
手間をかけるが、よろしく頼む。
俺らは奴らを観察して、手懐けるための算段を考えておくさ。
淡く輝く鉱水を3つ持っていく。
ルヴォージャ
ブランチベアラーの好物は持ってきてくれたか?
さすがだな、一級品だぜ。
ここからは俺に任せろ・・・・・・ドプロ族の流儀で、必ず手懐けてみせる!
鉱水を所定の位置に置いて、遠くから見張る。
ブランチベアラーが誘い出された。
ルヴォージャ
・・・・・・来た!
ブランチベアラーが鉱水を吸収しようとしたところでルヴォージャが行動に出る。
ブランチベアラー
ギュッ、ギュィィー!
聞いたこともない叫び声がしてすぐ、ルヴォージャとブランチベアラーが揃って帰ってきた。
成功したんだな。
というか何したんや?
すごい声やったでw
ルヴォージャ
よしよし、いい子だ・・・・・・。
エーテルに込められた想い、伝わったか?
俺たちに敵意はない・・・・・・森に生きる同胞として、お前とも共に生きていきたいんだ。
ふう・・・・・・無事に懐いてくれたな。
・・・・・・いてて、ちょっと小突かれちまった。
ま、急に近づかれたら警戒するよな。
だが、俺に敵意がないことがわかったら、大人しくなってくれたよ。
あんたが集めてくれた好物に、飛獣を手懐けるための伝統的な魔法をかけてみたんだ。
いちかばちかだったが、うまくいって良かったぜ。
そんな魔法あるんや、今度教えてや!
さっそく、アンギルに調べてもらおう。
この子を連れて、先に「ゴクゴルマ農園」に戻ってるから、あんたも来てくれよ。
ゴクゴルマ農園へ戻る。
―ブランチベアラー
ギュィ、ギュィィ。
こちらに敵意がないと伝わっているようで、落ち着いている様子です。
―ルヴォージャ
ここに戻ってくるまでにも、何度か好物をせがまれたよ。
よほど気に入ったらしいな!
どう見ても鳥にしか見えないんだけど、植物なんだよな、これw
アンギル
草木綱の魔物なら、何度も調べたことがあるけれど、この子は初めて見る種だわ・・・・・・。
ふふ、なかなか面白そうね。
ルヴォージャ
せっかく懐いてくれたんだ。
共栄生物として、うまくかみ合ってくれるといいんだがな。
ブランチベアラー
ギュィィ、ギィィー!
やる気十分なブランチベアラーくん。
ルヴォージャ
こ、これは・・・・・・!?
アンギル
可視化されるほどのエーテル放射・・・・・・身を守るための原始的な防護魔法よ!
あなたたちを仲間と認めて、自分を害する存在から守ろうとしているみたい。
これを畑の作物に浴びせることができれば・・・・・・!
ルヴォージャ
畑を害虫から守るため、力を貸してくれるか?
ブランチベアラー
ギィ!
言葉も理解できる聡明さ。
ルヴォージャ
・・・・・・いけそうだな!
ドプロ族の同胞にも協力を仰げば、さらに多くの個体を訓練することもできるだろう。
アンギル
ええ、ありがとう。
ブランチベアラーをこの農園で飼育することで、害虫の駆除と予防を、安定して行える体制に整えましょう。
何体かブランチベアラーを確保し、畑の作物周辺に設置。
これで害虫から作物を守ることに成功した。
アンギル
すっかり、あの子が相棒になったようね。
ちょっとしか会ってないからあれやけど、めちゃくちゃ懐きやすくてかわいさを覚えて来たよ、僕も。
従順で言うことちゃんと聞いてくれるしね。
ブランチベアラーのエーテル放射により、畑の作物から害虫たちが逃げ去ったことが確認された。
ブランチベアラーは、共栄生物として有用なようだ。
初めての収穫も行われ、マムージャ族は喜びに満ちている。
この調子で、これからもゴクゴルマ農園の発展に協力していこう!
―ルヴォージャ
マムークを出てトライヨラで生活するときに、相棒であるウィヴルを手放しちまったんだ。
だから、魔物を扱うのは久々だったんだが、うまくできてよかったぜ。
ドプロ族としての能力は、この体に染みついていたってことだな!
え、だから魔法教えてよ。
―カゲージャ
農業のためにブランチベアラーを飼い慣らすとは、思い切ったことを考えたのね。
この森で生きるもの同士で協力できるなんて、素敵なことだ。
―アンギル
ドプロ族の方々は、魔物の扱いがお上手だと聞いていたけれど、ウィヴルだけでなくブランチベアラーにも通用するのね。
ただの主従関係じゃなくて、お互いに信頼していることが、見ていると伝わってくるの。
だから、ブランチベアラーも過ごしやすそうにしているわ。
―ジラージャ
せっかくだからよ、ブランチベアラーにも騎乗術を教えたんだ。
この畑の中だけじゃなく、森のどこでも、エーテル放射ができるようにってな!
あんたは、獣の騎乗にも慣れてんだろ?
必要なときは俺に声をかけてくれりゃ、元気なブランチベアラーを貸すぜ。
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