「行商の民、ペルペル族」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
山岳集落オルコ・パチャに到着したウクラマト一行。
ペルペル族の連王の選者を探す。
ウクラマト
ちょっとばかり情けねぇところを見せちまったが、ここに来た目的である、連王の選者を探さなきゃな。
まずは、ワチュン・ペロの連中に聞いてみるとするか!
アルフィノ
では、話を聞く相手を分担しよう。
私とクルルさんとアリゼーは、商人を当たるから、ウクラマトとエレンヴィルは手分けして道行く人を頼む。
効率的なのは全然いいんよ、手際もいい。
でもなんとなくな、なんとなく冒険が冷めるって感じするんよな。
別に効率的やからいいんやで、でもなんとなく機械的というか・・・・・・。
さにすとは、商店以外の施設を調べてみてくれ。
何か気になることがあれば、ウクラマトに伝えるようにしよう。
商店以外の施設・・・・・・急にざっくりした要求だなぁ。
まあ適当にペルペル族に聞き込みをしてみよう。
職人らしきペルペル族
連王の選者を知らないかって?
普段見かけない人とすれ違うと思ったら、継承の儀ってやつか。
誰が王様になってもいいけど、平和な世が続いてほしいよ。
戦争になれば、この素晴らしいメスカルを楽しむ余裕が喪われてしまうからね!
ほらほら、一杯どうだい、君も?
この幸せを分けてあげようじゃないか。
メスカルってなんだい?
なんか嗜好品ぽいね。
いま、忙しいんだ。
ういうい。
探してるんだったね、連王の選者を。
継承の儀のことは聞いてるが、行商から帰ってきたばかりで、詳しいことはわからないんだ。
族長の「トーブリ」なら知ってるだろうけどね・・・・・・。
―職人らしきペルペル族
継承の儀のことは、族長のトーブリが詳しいんじゃないかな。
せっかちなペルペル族
連王の選者?
ああ、継承の儀のことなら知ってるよ!
次代の王を決めようってんだろ?
俺は断然、「奇跡の子」ゾラージャ様推しだね!
外征をお考えのゾラージャ様が王になれば、領土が増える。
領土が増えれば、資源も増える、客も増える。
そうして増えた新しい顧客に良い商品を届けて、幸せを広げる!
侵略ってそういうことにはならないんだよなw
幸せは届けられないんだよ、ペルペルくん。
まあ戦争特需ってのは大いにありえるから商人としては戦争は大歓迎って感じだろうけどね。
この考えに賛同する同胞たちが増えてきたことで、ゾラージャ様をイメージした民芸品を作ったんだ。
良ければ買わないかい、お前さんも?
さにすと
連王の選者について教えてほしい!
せっかちなペルペル族
ういうい、連王の選者だったね。
知ってるが、教えられないな。
お前さんはゾラージャ様の協力者ではなさそうだからさ。
―せっかちなペルペル族
ゾラージャ様も、いずれここに来るんだろう?
なら、少しでも協力して差し上げなければ!
そういうパターンもあるんか。
派閥ってほんと厄介だなぁ。
マーブル
うーいうい!
私はここで働いてるマーブルだよ!
何か聞きたいことでもあるのかな!
連王の選者、ね・・・・・・。
わからないなぁ、悪いけど!
そんなことより、ウチの自慢のアルパカを見ていってよ!
あ、でも見るだけにしておいてね!
ここの子たちは臆病で、無理に近づこうとすると、吐いちゃうんだ・・・・・・臭い唾をね!
この前も、得意先の職人さん相手にやらかしちゃってさ!
牧場主の「トーブリ」に怒られたばかりなんだー。
トーブリってば、いつもどこからか私たちを見てて、そういうミスを見逃したりしないんだよね。
牧場主トーブリがものすごく怪しいな。
ハヌハヌ族の時も集落主だったわけだから、トーブリの線でいってみようか。
―マーブル
さあ、仕事、仕事!
サボってると、牧場主のトーブリに怒られちゃう!
ウクラマト
ふぃー、またペルペル族の話術に乗せられて、メスカルやら民芸品やらを買いそうになっちまったぜ。
継承の儀には族長のトーブリって奴が絡んでるらしい、ってとこまでは掴んだんだけどよ。
肝心の居場所がさっぱりでな・・・・・・。
こっちも同じだ。
ただいつもどこかから見てるって言ってたよ。
へえ!
トーブリは牧場主って肩書も持ってるのか!
たしか、集落の奥にアルパカの牧場があったよな!
みんなが戻ってくる前に、ちょっと行ってみようぜ!
牧場へと向かう。
―マーブル
へえ、また来たんだ!
ウクラマト
うぅ・・・・・・なんて数のアルパカだよ・・・・・・。
でも、ここに族長のトーブリがいるかもしれねぇんだよな・・・・・・。
なら、ビビってる場合じゃねぇ!
いや、そもそもビビってねぇ!
なあ、トーブリってのはどいつだ?
マーブリ
うん?
トーブリなら、牧童たちに紛れて働きぶりを見てると思うよ!
誰がそうなのかは、言えないけどね!
ウクラマト
・・・・・・言えないってことは、これも試練絡みか?
マーブル
私に言えるのは、トーブリは話すときに、自分で相槌を打つ癖があるってこと。
それにうまい商売にも目がないから、取引を持ちかければ、明かしてくれるかもね、正体を。
ウクラマト
へっ、そういうことか。
上等だ!
トーブリを見つけることも試練の一環だって言うなら、取引をもちかけて見抜いてやるぜ!
・・・・・・けど、片っ端からカネを払っていたら、すぐにアタシの懐は、スッカラカンになっちまう。
まずは全員に話を聞いてから、本命を絞ろう、な?
よっしゃ!
話を聞き終わったら、またここに集合な!
族長&牧場主トーブリを探すため、牧場内のペルペル族に声をかける。
―ウクラマト
へっ!
どいつがトーブリかなんて、簡単に当ててみせるぜ!
マーブル
うーいうい!
って、私はトーブリじゃないよ?
あ、これ言っちゃうと答えに近づいちゃうね、失敗失敗!
トーブリはいったい誰なのか、そもそも連王の選者がこの集落にいるのか・・・・・・見事、当ててごらんよ!
―マーブル
私は一言も言ってないからね、この集落に連王の選者がいるなんて!
早口なペルペル族
ういうい。
あなた、見たところ外つ国から来た方のようですね、ええ。
では、注意してください、アルパカの唾には。
急に近づいたりすると、驚いて飛ばしてきますから、ええ。
―早口なペルペル族
さて、早く終わらせて仕事を片付けなければ、ええ。
自分で相槌を打つクセ・・・・・・
物静かなペルペル族
ういうい・・・・・・。
僕が、トーブリかって・・・・・・?
フッ・・・・・・いかにもそのとおりさ・・・・・・。
さすがはウクラマト王女の協力者・・・・・・良い勘をしている・・・・・・。
さあ、継承の儀を始めようではないか・・・・・・。
―物静かなペルペル族
どうした・・・・・・始めないのか・・・・・・継承の儀を・・・・・・。
ナリキリ型か・・・・・・
力強いペルペル族
ういうい!
私がトーブリではないか、と?
ハッハッハ、どうですかな・・・・・・さて!
ひとつ言えるのは、私はこの集落でもっとも、アルパカを育ててきた男だということだ、さて!
―力強いペルペル族
見せてもらうとしましょう!
王女殿下の器とやらを、さて!
変な相槌・・・・・・
マーブル含めて4人のペルペル族に話を聞いた。
この中にトーブリはいるのだろうか・・・・・・?
ウクラマト
そっちも、ひととおり話を聞き終わったみてぇだな。
それで、お前はどいつが怪しいと思った?
アタシはなんとなく、アタリをつけてるんだけどよ。
さにすと
物静かなペルペル族
ウクラマト
物静かに話すあいつか?
あれ、アタシの考えとは・・・・・・ま、良いさ!
お前がそうだって言うなら、そっちを当たってみるぜ!
物静かなペルペル族のとこへと向かう。
ウクラマト
トーブリ!
お前の正体をかけて、取引を申し込む。
真実を言ってくれれば、カネを払う・・・・・・どうだ?
物静かなペルペル族
良いだろう、取引は成立だ・・・・・・。
今こそ明かそう・・・・・・私は、通りすがりのアルパカ好きであるということを・・・・・・。
ウクラマト
へぁ!?
お前、ここで働く牧童ですらねぇのかよ!!
ちくしょう、ここは自分の勘を信じておくんだったぜ・・・・・・。
っと・・・・・・その悲しみはあとでぶつけるとして、誰がトーブリなのか、もう一度考えてみようぜ!
さにすと
力強いペルペル族
ウクラマト
力強く話すあいつか?
へえ、お前はそっちがトーブリだと思ったのか・・・・・・だったら、その事実を突きつけてやろうぜ!
力強いペルペル族のとこへと向かう。
ウクラマト
お前の正体を知れば、アタシは幸せになれる・・・・・・!
だから取引に応じて真実を教えてくれ、カネならある!
力強いペルペル族
ハッハッハ!
乗りましょう、その取引・・・・・・さて!
たしかに、いただきましたよ!
では肝心の私の正体ですが、さて!
私はこの牧場で働く牧童のひとり!
つまり、トーブリではありません!
ウクラマト
なにぃ!?
トーブリじゃないのかよ!!
おいおい!
あれだけのカネがあれば、タコス30個は買えたんだぜ!?
ええ!!?
なんか茶番に付き合わせて悪かったよw
って、今はトーブリが誰なのかを当てることに集中しねぇと!
もう一度、考え直してみようぜ!
もうあと1人なんだけどな
さにすと
早口なペルペル族
ウクラマト
へえ、早口で話すあいつか!
実はアタシも、そうじゃねぇかって睨んでたんだ!
さっそく正体を暴いてやろうぜ!
早口なペルペル族のもとへと向かう。
ウクラマト
お前がトーブリだってことは、こっちはとっくにわかってんだ!
正体をかけてアタシと取引しろ!
支払うカネならある!
いや、こいつで確定なんだから取引せんでもええでw
早口なペルペル族
その取引に応じて、明かしましょう、私の正体を。
私の名はトーブリ。
ワチュン・ペロを仕切るペルペル族の族長であり、この友の牧場の主、そして・・・・・・
グルージャジャ様より託されたひとりです。
連王の選者という役目をね、ええ。
見つけたー!!!!!
トーブリ―!!!!!
ウクラマト
へへっ、つまりアタシらの予想は大当たりってことだな!
ま、ここに来るまでに、アタシの財布はだいぶ軽くなっちまったけどな・・・・・・。
マーブル
当てられちゃったね、トーブリ!
トーブリ
なに、ここで躓かれなくてよかったですよ、ええ。
「連王の選者」が誰なのか、見抜くこと自体が、試練の一環だったというわけです。
簡単すぎたでしょうけどね、王となる者には、ええ。
ウクラマト
お、おう・・・・・・・・・・・・まあな!
ここでゾラージャ一行も到着。
ウクラマト
兄さん・・・・・・。
ゾラージャ
この牧場に、族長のトーブリなる者がいると聞いてきた。
マーブル
誰がトーブリか、当ててごらんよ!
これは試練なんだからさ!
ゾラージャはじっと近くのペルペル族をにらみつける。
恐れをなしたペルペル族の視線は、自然とトーブリの方へと向く。
ゾラージャ
お前がトーブリだな。
一発、短時間で見抜いてみせた。
トーブリ
問いかけるまでもなく、当ててみせるとは・・・・・・いやいや、お見事です、ええ。
おふたりを試すような真似、失礼しました。
さっそく始めましょう、試練の説明を。
ゾラージャが来たら空気が張り詰める感じがするな。
これも王となるものの覇気とやらなんだろうか。
連王からは伺っております、どんな試練を出すも、私の自由と・・・・・・。
いろいろ考えましたが、これにしますよ。
捕まえてきてください、アルパカを。
ウクラマト
アタシは少しばかり苦手だけどさ、アルパカった人懐っこい動物なんだろ?
だったら難しい試練じゃなさそうだな。
トーブリ
それでは・・・・・・連れてきてください、あの子を!
そういうと1匹のアルパカを連れてきた。
トーブリ
このアルパカは、特別な個体でしてね。
少し近づいてみてくれますか、ウクラマト王女?
ウクラマト
ア、アタシがか?
ま、まぁ何もしなきゃ何もしてこねぇよな。
エレンヴィルもそう言ってたし・・・・・・。
フラグ立ちました。
アルパカの目の前に立つウクラマト。
次の瞬間、ウクラマトの顔面にべとっとした液体が飛び散った。
ウクラマト
ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!
こいつ唾吐きやがったぞ!!
って・・・・・・うわっ、くせぇ!!
きもちわ・・・・・・オエエエエエエエ!!
これは王女に対して失礼な仕打ちではないか?
トーブリ
アルパカは、臆病なのに好奇心旺盛という、相反する性質を持っています。
そして、怖がっているときに無理に近づこうとすると、唾を吐きかけてくるのです、威嚇のために、ええ。
とても臭いですよ、アルパカの唾は。
混じっていますからね、未消化の食べ物が。
唾は外敵を追い払うための、彼らの武器なのです。
あんま詳しい成分とか言うんやめよか?w
特に、その子みたいな谷に生息する野生種は、臆病で攻撃的なんだ。
そのぶん強いけどね、足腰も。
頑強な体の野生種と、温厚な心の家畜種。
そのふたつをかけ合わせることで、生み出してるんです、ええ。
行商人が求める、重い荷を運べて扱いやすいアルパカを。
ウクラマト
な、なるほどよくわかったぜ。
今の説明で、別に唾を浴びせる必要はなかった気がするが・・・・・・。
もっともです王女。
ゾラージャ
野生のアルパカの捕獲、それが試練か。
トーブリ
お察しのとおりです、ええ。
しかし、アルパカの捕獲は見た目ほど簡単ではありません。
万全の準備をするといいでしょう、お仲間とともにね。
そうそう、ひとつ言っておきますが、野生種が生息する谷に立ち入っていいのは、継承候補者だけ・・・・・・。
アルパカが見てくれるわけですよ。
次代の王として、秘石を得るのにふさわしいかをね、ええ。
ウクラマト
唾吐きアルパカを捕まえる・・・・・・王を選ぶ試練が、そんなのでいいのか?
トーブリ
連王から好きに決めていいと言われてるのでね。
それに、継承の儀を最後まで進めば、わかるかもしれないですよ、この試練に隠された目的が。
ゾラージャ
行くぞ。
すぐに終わらせる。
殺して持ってくるんちゃうんw
トーブリ
ちょ、ちょっと!
言ったでしょう、野生のアルパカは簡単に捕まらないと!
するべきです、然るべき準備を、ええ!
ゾラージャ
所詮は獣。
力でねじ伏せるのみだ。
殺す気やんwww
生け捕りやで?
ゾラージャ一行は早々に立ち去ってしまった。
これでめちゃくちゃ手間取ってたらおもろいんやけどなぁw
ウクラマト
これまで、なんとなく苦手だったアルパカだけどさ、今日ではっきりと嫌いになったぞ・・・・・・。
へっ!
アルパカがなんだ!
唾さえかけなければ、あんな動物・・・・・・!
アルフィノたちが合流してきた。
アルフィノ
ウクラマトの壮絶な悲鳴が聞こえてきたが・・・・・・?
ウクラマト
このアタシが悲鳴なんか上げるかよ!
ただちょっと・・・・・・驚いて声が出ただけだ。
エレンヴィル
それを悲鳴って言うんだろ。
クルル
「連王の選者」は見つかったの?
ウクラマト
ああ、実はな・・・・・・
先ほどまで起こった出来事を説明するウクラマト王女。
―トーブリ
私は連王の選者として正確に伝えましたよ、試練のことを。
あとは、継承候補者たち次第です、ええ。
―マーブル
ゾラージャ王子、すぐにトーブリを見抜いたことはすごいけど、怖い人だったな、なんだか・・・・・・。
―エレンヴィル
たしかに、アルパカは何もしなければ温厚な動物だと言った。
だがそれは、人の手で育てられた家畜種の話だ。
―クルル
この人が連王の選者のひとり、トーブリさんなのね。
―アリゼー
同じ王子なせいか、ゾラージャ王子からはゼノスと似たものを感じるわね。
あっちは、もっと話を聞かない奴だったけれど。
―アルフィノ
ウクラマトがあれほどの悲鳴を上げるんだ。
アルパカの唾というのは、すごい匂いなのだろうね。
・・・・・・とても試してみる気にはならないが。
ウクラマト
はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・ひとまず状況は共有できたから、急いで顔を洗ってきたんだ。
もう臭くねぇよな・・・・・・?
鼻がバカになっちまって、自分じゃわからねぇんだよ。
なあ、試しに嗅いでみてくれねぇか?
あーっ!
お前、今嫌そうな顔しなかったか!?
するだろ!
めちゃくちゃ顔面にかかってるとこ見たん木だけなんやから!
―ウクラマト
もう、臭くねぇよな・・・・・・?
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