【FF14】金荒物屋の新人の悩み ワチュメキメキ万貨街取引

「金荒物屋の新人の悩み」

ラルソジ
はぁ・・・・・・。
こんなときにひとりじゃなくてよかった。
あんたという相談相手がいてくれて助かるよ。
行っちまったパパーニを負うべきなのかどうか・・・・・・自分の頭を整理するためにも、話を聞いてもらっていいか?
ありがとう。
俺としちゃあ、これでもパパーニのことは買ってるんだ。
初めて店に来たときは、なにやら気落ちした様子だったが、それでもあいつは、自分からここで働きたいと言ってきた。
職人であり続けようという強い意志を感じたものさ。
実際、パパーニの製作に対する熱意は本物だ。
だが、丁寧に仕事をしようとするあまり作業に時間がかかりすぎ、できるだけ早く仕上げるという、うちの方針とは合っていない。
まぁ、そもそも俺が、この店をそうあるべしと決めているのは・・・・・・俺自身が、品質と仕事の早さを両立できる職人じゃないからだ。
手際よく高い品質を冠せさせられる、あんたのことは、心の底から尊敬しているよ。
やっぱり、独学で冶金術を学んだ俺とは大違いだな・・・・・・。
そういえば、これまで俺のことも、ちゃんと話したことがなかったか・・・・・・。
若い頃、俺は辺境の村で狩猟道具を作っていたんだが、そのうちものづくりを追求したいと思うようになってな。
人が集まるトライヨラまで出てきたんだ。
そしてモブリン族を探して雇ってくれと頼むことにした。
金属製品といえば彼らが一番だって評判は知っていたし、仕事を通じて技を学べると思ったからな。
頭を下げて頼み込んで、どうにか彼らも頷いてくれたが、雇うにはコザマル・カへの移住が条件だと提示されたんだ・・・・・・。
だから俺は断った。
製品を使う人たちの近くで、ものづくりをしたかったからな。
そうして、モブリン族の下で働くことなく・・・・・・彼らの高級志向なものづくりとは異なる、普段使いの品を手早く作ることを信条に店を開いたわけさ。

 

さにすと
モブリン族は世話と調達の達人だ。

 

ラルソジ
どういうことだ?
パパーニも、飛び出していく前にそんなことを言っていたが・・・・・・詳しく教えてくれないか。
そういうことだったのか・・・・・・。
あの精巧で素晴らしい品々は、てっきりモブリン族が作ってるものだと思い込んでいた。
俺が雇ってほしいと頼んだとき、移住を条件にされたのは・・・・・・その壺匠とやらの見習いとして受け入れよう、という意図だったんだな。
パパーニも、そこで壺匠として働いていて・・・・・・だから客から礼を言われたことがなかったのか・・・・・・。
だが、壺匠に戻るとはいっても、なにかしらの理由があって、一度は辞めたんだろう?
そう簡単に戻れるものなのか・・・・・・。
パパーニが心配だし、俺も一度、壺匠たちがいる村へ行ってみたい。
「アースンシャイア」というところへ、一緒に来てもらえるか?

 

 

 


ラルソジ
ここがモブリン族と職人たちの集落か・・・・・・!
パパーニは・・・・・・

 

パパーニ
そう・・・・・・もう別の職人を迎えたと・・・・・・。
ああっ!
さにすとさん、ラルソジさん・・・・・・!
どうして、ここに・・・・・・!?

 

ラルソジ
モブリン族のことや、壺匠のことを・・・・・・さにすとが教えてくれた。
その上で、あんたを追いかけようと思ったからだ。
あんたが品質を重視するのも納得だ。
ここで丁寧に、最高のものづくりをしてたんだな。
それで・・・・・・壺匠に戻るのか?

 

パパーニ
いえ、それが・・・・・・以前私が契約していたこちらの方は、もう別の人の製作を世話するのに忙しいらしく・・・・・・

 

ラルソジ
なら戻ってこいよ!
あんたの経験を知った今なら、品質を重視するような仕事を回すことだってできるはずだ。

 

パパーニ
でもそれじゃ・・・・・・ラルソジさんが掲げてきた信条とは、違ってしまう!
私は・・・・・・戻れないっ!
「金荒物屋ラルソジ」のためにも戻っちゃいけないんだ!

 

さにすと
ふたりで手を組めばいいのに・・・・・・

 

モブリン族のお世話係
フゴォ・・・・・・フゴォ・・・・・・ モブはたくさん 職人 見てきて 特徴違うの すぐわかる!
恐らく パパーニ ラルソジは 得意不得意 正反対ー!
それぞれ 不得意 違うなら― おぎない合えば 大丈夫 助けあえば 大成功!
あなたも そうだと 思ってるねー?
フゴォ・・・・・・フゴォ・・・・・・ それではひとつ 試してみたら?
共同作業 してみたらー?
ちょうど天秤 壊れてて 修理する人 探してたー!
軸が歪んで 秤が揺れて 重さが確かか 計れないー!
だから みんなで 修理して?
ラルソジ 素材を ざっくり加工ー パパーニ 仕上げを 丁寧にー!
さにすとは お手伝いー ふたりの間 繋げてあげてー!

 

ラルソジ
ひとりで、すべての工程を担当するのではなく、得意分野を活かして分業するということか・・・・・・。
わかった。
困っているというなら、やらせてもらおう。
パパーニもそれでいいか?

 

パパーニ
は、はい・・・・・・!

 

ラルソジ
じゃあ、ふたりを少し待たせてしまうことにはなるが、今からすぐに、俺が部材を用意しよう。
―パパーニ
分業・・・・・・。
上手くできるかな・・・・・・頑張らなくちゃ・・・・・・!
―モブリン族
フゴォ・・・・・・フゴォ・・・・・・ パパーニ 仕事は 丁寧 繊細ー!
契約解除は 今でも後悔 残念無念の大後悔ー!

 

 

 

ラルソジ
よし、待たせたな。
とり急ぎ、「交換用の天秤軸部材」を用意したから、さにすとに組み立ててほしい。
そして、組みあがった「交換用の天秤軸」を、パパーニに渡して、部品の交換と最終調整をやってもらう。
これなら効率的に作業を終えられるはずだ。
「交換用の天秤軸部材」が足りなければ、いつでも渡すから、言ってくれ。
じゃあお手数だけど、「交換用の天秤軸」が組み上がったら、私にください!
それまでに壊れた天秤を調べて、調整方針を考えておきますので!
―ラルソジ
「交換用の天秤軸部材」の用意なら、俺に任せてくれ。
それを使って「交換用の天秤軸」の製作を頼む。

 

 

 

パパーニ
この天秤を修理するには、やっぱり「交換用の天秤軸」が必要不可欠・・・・・・。
さにすとさんの進捗はいかがで・・・・・・?
ああ、ありがとうございます!
すぐに軸をこれに交換して、調整作業に入らなくては!
長いこと使い続けていたようで歪んでいたけど・・・・・・新しい軸に取り替えたことで、修理できました。
可動部に油もさして、微調整もばっちり!

 

モブリン族のお世話係
フゴォ・・・・・・フゴォ・・・・・・ 実にお見事 ばっちり修復!
迅速丁寧 重さも正確 計測できるー!
職人みんなに 感謝 感激!
適材適所で 素敵な仕事ー!

 

パパーニ
こちらこそありがとうございます。
お客さんに直接お礼を言ってもらえるのって、やっぱり嬉しい・・・・・・。

 

モブリン族のお世話係
モブの得意は 創作環境 ばっちり整え お手伝い!
だから知ってる 求める環境 人それぞれに 違うことー!
パパーニに大事なの お礼言われる場所 だったのねー!
自分の実力 出せる環境 見つけたならば 大事にねー!

 

パパーニ
それなら私は・・・・・・許されるなら・・・・・・丁寧さが活かせる仕事を回してもらえるなら・・・・・・
やっぱり「金荒物屋ラルソジ」で働きたい・・・・・・!

 

ラルソジ
パパーニ、あんたは俺が切り捨てた夢だ。
できることなら品質も認められる店になりたがったが、力不足でそれを諦め、早さばかりを売りにしていたんだからな。
あんたと一緒なら、手早さと品質を両立できる。
俺の方からも頼むよ、ぜひうちの店で働いてほしい。

 

パパーニ
はい・・・・・・!
よろしくお願いします・・・・・・!!

 

モブリン族のお世話係
これで 円満 仲直りー 働く場所は 変わったけれど パパーニ活躍 願ってるー!

 

ラルソジ
さにすと・・・・・・。
パパーニと腹を割って話せたのは、あんたが間に入って、作業を手伝ってくれたおかげだ。
やっぱり職人たるもの、仕事でぶつかりあうのが一番だな。
旅人でもあるあんたは人との関わりに長けてるだろうから、そういうところに助けられたよ。
あんたをずっと、店に引き止めるわけにはいかないだろうが・・・・・・パパーニとの新しい仕事のやり方が軌道に乗るまで、あともう少しだけ力を貸してくれ・・・・・・!
ありがとう。
じゃあ、万貨街の店に戻るか。
―モブリン族のお世話係
いってらっしゃい 応援してるー!
職人パパーニ 素敵な仕事場 モブもとてとて 嬉しいよー!

 

 

 

―パパーニ
辞めた壺匠に戻ろうとしたり・・・・・・自分の優柔不断な態度でお騒がせして、ごめんなさい!
こだわりゆえ手が遅い私を雇ってもらうことに、引け目があって・・・・・・。
でも、ラルソジさんが自分を求めてくれて嬉しかった・・・・・・!

ラルソジ
素材も住まいも食事も用意してくれるモブ燐族の集落は、職人にとっては夢のような環境だが・・・・・・俺はなんだかんだ、この店が落ち着くな。

 

パパーニ
はい、アースンシャイアにはアースンシャイアの、そして、この店には、この店の良さがあると知りました。
壺匠だった頃も楽しかったけど・・・・・・お客さんの顔が見られる環境が、私にとって向いていたんだって。

 

ラルソジ
なら、改めて「金荒物屋ラルソジ」の職人として、これからも頼むぞ、パパーニ。
俺たちはこれからの仕事のやり方を相談しておく。
さにすとは、少し待っていてくれ。

 

 

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