「はばたけ、お前」
オスェル
俺ら荷運び人つったってよぉ、毎日毎日、人様の荷物を届けるので精一杯さ。
馴染みの友達に書いた手紙も、届ける時間がありゃしねぇ。
そうだお前、俺の代わりに「シルバーバザー」まで「キキプ宛の手紙」を配達してくれないか?
それと・・・・・・手紙には、「ハンマービークの尾羽根」を5枚添えてもらいたい。
羽は近くにいる「ハンマービーク」から入手できるぜ。
キキプは古い馴染みでな。
あいつの住んでる「シルバーバザー」に関して、最近、妙な噂を聞いて、ちょっと気になってるんだ、頼んだぜ。
その辺りにいたアックスビークを5匹倒し、ハンバービークの尾羽根も握りしめて西にあるシルバーバザーへと向かう。
キキプ
何よ、あんた冒険者!?
もしかして、あいつらに雇われて嫌がらせに来たの?
アタシはここを一歩だって動かないんだからねッ!
「ハンマービークの尾羽根」と手紙?
あら・・・・・・この手紙、オスェルからじゃない。
どういう風の吹き回しから、どれどれ・・・・・・。
オスェルからの手紙
「キキプ、元気か?
シルバーバザーに立ち寄ることもめっきりなくなって、お前と会う機会も少なくなっちまった。
シルバーバザーは今、 厄介事が起きてると聞いた。
お前もそんなシケた集落で、いつまでも腐ってちゃ駄目だ。
大きく羽を広げて、はばたくときじゃないか?」
キキプ
は、はばたくって・・・・・・だから「ハンマービークの尾羽根」を添えたってわけ?
バカみたい、だいたいハンマービークって飛べないわよ!
それに・・・・・・悪いけど、余計なお世話よ!
私はこの集落から、はばたくつもりは毛頭ないからね!
ええ、テコでも動くもんですかッ!
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