【FF14】余談?エンジョイ不足な野郎ども パッチ6.55無人島開拓

「余談?エンジョイ不足な野郎ども」

 

 

ストーリーテキスト

れんらくくん
ご連絡、ご連絡!
タタルからの伝言をお伝えします!

前回ご相談させていただいた「追加の招待客」について、諸々の準備が整ったので、そちらにお連れします・・・・・・とのこと。
今や名実ともに最高の開拓事例となったこの島なら、どなた様が来ても、きっとご満足いただけるかと!
島の南西の浜辺でお出迎えをお願いします!

―れんらくくん
ウフフ、最高の開拓事例というのが、声に出すたび誇らしいです・・・・・・!
ここで働くことができた我々は、本当に幸せな人形ですね!

 

 

 


タタル
リフィルさん、お待たせしまっした!

 

ユルス
悪いな、突然・・・・・・。
ユルス・ピル・ノルバヌス、ただいま到着した。

それから、お招きにあずかった、第I軍団の軍卒たちだ。
軍服を着てないからわかりにくいかもしれないけどな。

いずれもガレマルドに留まって、ガレアン・コミュニティの生活を守るために働いてる奴らだよ。
俺たち自身、今回のことには驚いてるんだが・・・・・・この前、手伝いに来てくれてたアルフィノとアリゼーに、休みを取れって話をしただろ?
ふたりは当然、イルサバード派遣団側にも事情を告げてから帝都を発った。
そしたらそこから・・・・・・伝わったらしくてな。

 

タタル
エマネランさんとシカルドさんでっす!
「いや、帝国軍の連中こそずっと休んでないだろ」って、ルキアさんからの通信に図らずも声をそろえたのだとか!

彼らはユルスさんたちに休暇を取らせる計画を練った・・・・・・。
そしてすぐに、リフィルさんの島ならば、気兼ねなく羽を伸ばせるだろうと気づいたのでっす。

ということで!
エマネランさんが飛空艇を、シカルドさんが船を手配し、私タタルが細々とした予定を根気よく調整!

勤勉なるガレアン・コミュニティの守り手たちを、一部ではありますが、ここにお連れした次第でっす!

 

ユルス
俺たちも最初は渋ってたんだけどな。
あまりに丁重に準備されるものだから、最後には頷いてた。

そんなこんなで短い休暇を取りにきた。少しの間、世話になる。

 

タタル
それではみなさん、ここから先は自由時間でっす!
旅の疲れをゆっくり癒すもよし、とにかく遊びに繰り出すもよし・・・・・・何かご希望はありまっすか?

 

ユルス
・・・・・・・・・・・・どうするのがいいんだ?

 

リフィル
海水浴はどう?

 

ユルス
問題ないはずだ。
一応全員、軍の訓練として泳ぎは習ってる。

こういう場合、どれくらい泳げれば事足りるんだ?
海での実践は初めてだから、あまり遠距離じゃないといいんだが・・・・・・。

 

タタル
これは・・・・・・典型的な休み下手、やることがないとかえって困ってしまうタイプでっす・・・・・・!
でしたらひとまず、リフィルさんと魔法人形たちの、島での仕事を体験してみるのはいかがでっすか?

 

得意げな軍団兵
畑仕事なら任せてくれ!
うちは代々農家だから、俺もよく手伝ってたんだ!

 

楽しげな軍団兵
家畜の世話もそれなりにできるわよ。
・・・・・・懐かしいわ、父さんも母さんも牧場に勤めてたの。

 

はりっきた軍団兵
うちは林業を営んでたんだ。
木の伐採から、日々の薪割りまでお手のものだぞ!

 

ユルス
ガレアンは、もともと農耕の民だからな。
北方に追いやられてからも、可能性のある土地を探しては拓いて畑にしてきたし、作物を飼料として家畜を育ててきた。
それに、青燐水と鉄が取って代わるまでは、燃料も建物も木材に頼ってたんだ。
お前たちもラピス・マナリスの探索中に廃村を見ただろうが・・・・・・親や祖父母の代まで、ああいう素朴な家に暮らして、自然と隣り合った仕事をしてる人が大半だったんだよ。

 

タタル
そうでっしたか。
なんだか意外というか・・・・・・教えてもらえて嬉しいでっす!

これは安心して仕事をお任せできそうでっすね!
さっそく開拓拠点にご案内しても?

ではではみなさん、こちらへどうぞ!

 

 

 

 

タタル
ひとまず各々のやりたい仕事を伺って、魔法人形たちに案内をお願いしておきまっした。
みなさん、はりきって持ち場に向かわれまっしたよ!

この島で体験できることの多くは、今のガレマルドに暮らす人々にとって新鮮で特別なはず・・・・・・きっといい気分転換になりまっす!
って、ああっ!?
大事なものを渡しそびれてまっす!?

ユルスさんたちに、バカンスらしい服をご用意したんでっす。
島に着いたら渡そうと思っていたのに、私が持ったままに・・・・・・。

でもまだ追いつくはず・・・・・・!
リフィルさん、申し訳ないのでっすが、手を貸していただけると助かりまっす!

私は拠点の北側に向かった方々を追いかけますので、そちらは南側にいらっしゃる方と、採集環境へ向かった方にこの服をお渡しください!
配り終えたらまたこの場所で・・・・・・!
よろしくお願いしまっす!

 

 

 

 

ユルス
リフィルか・・・・・・ちょうど魔法人形からお前の話を聞いてたんだ。
この島を、いちから開拓したんだって?

素直にすごいと思ったよ。
俺は帝都の生まれで、高等学院を出てすぐ軍に入ったから、これといって生活に役立つ技能も持ってないしな・・・・・・。

今も、この拠点を回りながら、まずどんな仕事があるのかから教えてもらってたんだ。
俺たちに新しい服を・・・・・・?
無難な私服を着てきたつもりだったが、もっと休暇らしい格好があったんだな・・・・・・。

・・・・・・服が一式入っているはずなのに、すごく軽い。
いつもの軍装とは何もかもが大違いだ。

ありがとう、どこかで着替えさせてもらうことにする。
タタルにも礼を言っておいてくれ。

ほらマニウス、お前の分の服だ。
・・・・・・リフィルとは、話したことがあったか?

 

マニウス
おうよ、自己紹介だってとっくに済んでるぞ。
前に「臣の褒賞」で偶然会ったの、覚えてるか?
あんたは青い服を着た小さなチョコボと、虫みたいな機械を連れ歩いてた。

それでその機械が、墓参りに来てた俺に、心が云々って難しい質問をしてきてさ・・・・・・。

 

ユルス
チョコボと機械が・・・・・・なんだって?
それ、お前の夢の中の話じゃないか・・・・・・?

 

マニウス
んなわけないだろ!
講義の最中に寝ぼけて妹と弟を叱りだした、どこぞのユルスくんじゃあるまいし!

 

ユルス
なっ・・・・・・!
いつの話だよ、もう忘れろ・・・・・・!

 

マニウス
やーなこった!
お前がどれだけ出世しようが、貴重な同期として思い出し続けてやる!


―ユルス
まったく、マニウスの奴・・・・・・!
あれは不可抗力だったんだよ。
まだ訓練に慣れてなくて・・・・・・すごく眠くて・・・・・・。

も、もういいだろ!
魔法人形に案内してもらって着替えてくるから、この場は解散だ、解散!

 

 

 

 


はりきった軍団兵
おお、あんたか!
ちょうどこれから、この魔法人形と一緒に、木材の採集に行くところなんだ。

バカンスのための服・・・・・・?
あのお嬢ちゃん、こんなものまで用意してくれてたのか。

よーし、これは大事に持っておいて、採集から戻ったら着替えることにしよう。
袖を通すのが今から楽しみだ!

それじゃあ、ちょっくら行ってくる。クイントゥス様のもとで長年しごかれてきたんだ。
南国の木々相手だって負けないぜ!

 

 

 

 


タタル
はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・。
こちらはどうにか、探していたふたりに追いつけまっした。

そちらはいかがでっしたか・・・・・・?
ああよかった!
おかげさま、より快適に島を満喫してもらえそうでっす!

このあとしばらくは、それぞれ仕事を楽しんでもらうとして・・・・・・一生懸命働いたら、きっとお腹が空きまっすよね。
リフィルさん、よければ一緒に、食事の支度をしておきませんか?
みなさんが戻ってきたおきに、新しい宴を開けるように!

 

 

 

 

 

ユルス
・・・・・・・・・・・・不思議だな。
いろんな・・・・・・本当にいろんなことがあって・・・・・・今、ここでこんな風に過ごしてる・・・・・・。
最初の転機は、きっとソル帝が亡くなったことだ。
続いてヴァリス帝まで亡くなって、日常が壊れていったんだ。

ガレマルドでの内戦・・・・・・あれは、何も知らなかったおれたちの、罪だ。
結果、蛮神アニマが呼び降ろされて、多くの同胞を・・・・・・大事な家族を喪った。
イルサバード派遣団が来て・・・・・・あの寒夜に、俺自身もアニマのテンパードにされて・・・・・・。
でも、それで終わりじゃなかった。
治療してもらって、目が覚めて・・・・・・

見たんだ、空が燃え上がるのを。
終末の災厄に、世界が脅かされていた。

・・・・・・そういう災難を払いのけて、残ったものは何だ?
生きていくための、山積みの問題・・・・・・、帝都の瓦礫みたいに折り重なって、どう片づけたらいいのかさえ、わからない。
そこに、アルフィノとアリゼーが来た。
お前たちと、ラザハンの太守も。

あとは・・・・・・そう、ゼロもだな。
来て、友人になって、そして去っていった・・・・・・。
次から次へと何かが起きて、立ち止まることさえできない。
毎日が流れるように過ぎていく。

そこで浮いたり沈んだりしてるうちに、わかったんだ。
笑えるくらい当たり前のことかもしれないが・・・・・・。

生きることは、死にゆくこと。
出会えれば別れ、始まれば終わる。

・・・・・・けど何だって、終わりを積み重ねながら続いていくんだってな。
―タタル
結局、私まで一緒に飲んで歌って、楽しんでしまいまっした。
帝国軍の方々とこんな風に過ごす日がくるなん、考えてもみなかったでっす・・・・・・。

 

 

 

ユルス
全員、帰り支度はきっちり済ませた。
仕事についても、それぞれきりのいいところまでやって、魔法人形に引き継ぎしてある。

・・・・・・楽しかった、本当に。
ここでのことを思い出せば、寒さの厳しい夜だって、少しあたたまりあそうだ。
何か礼ができればよかったんだけどな。
支援物資に頼ってる身じゃ、結局、手伝い程度が関の山だ。

 

タタル
みなさんが手際よくて仕事がはかどったって、魔法人形たちが言ってまっした。
なので、こちらがお礼をしたいくらいでっす!

 

ユルス
だったらよかった。
復興の参考になりそうな話も聞けたし、あいつらにも、感謝を伝えておいてくれ。

それはそれとして、ガレマルドを立て直すことができたら、今度は俺たちがお前を帝都に招待しよう。
できることなら、短い夏の間にな。
遠くの山まで広がる草原を、風が駆け抜けていくんだ。

・・・・・・この島の主なら、きっと気に入ると思う。

 

リフィル
楽しみにしてる!

 

ユルス
ああ、俺たちも、そうなるのを楽しみにがんばろう。
いい休暇をとって、たっぷり英気を養ったことだしな。

・・・・・・その日が来るまで、お互いに元気で、またな、リフィル。

 

タタル
それでは、みなさんをお送りしまっす!
帰りもガレマルドまでの経路はしっかり確保してあるので、安心してお任せください!

 

 

タタル
これで、今度こそ来客の予定はすべて完了でっす!
振り返ってみると、私もみなさんと一緒に、たくさん楽しませていただきまっした・・・・・・。
持ち込んだ企画が認められたことも嬉しかったですが、この島で過ごした時間が、何よりの宝物でっす。
リフィルさんはどうですか?
戦いの合間に、気分転換できまっしたか?

そうだとしたら、私も幸せでっす!
これからも風の向くまま気の向くまま、自由に島へお越しください!

 

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