【FF14】その瞳が見据えるもの パッチ6.5メインクエスト 

「その瞳が見据えるもの」


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ストーリーテキスト

グ・ラハ・ティア
トラル大陸ってだけでも驚きなのに、黄金郷だって・・・・・・!?
こいつはすごい冒険の予感じゃないか!

・・・・・・って、違う違う!
突然の誘いとあっちゃ、乗っていい話かどうかわからないよな。

だからこそ、互いの仲を深めようという提案、オレは賛成だ。
しかし、この近くで狩りといってもな。いったいどこへ行けば・・・・・・。

 

エレンヴィル
さっき、ギルドシップの窓口にも挨拶してきたんだが・・・・・・そこで聞いた依頼が、ちょうどいいかもしれない。
先日おたくらが向かったハーム島。
そこで、普段はおとなしい動物たちの行動に異変が生じ、これまでになく荒ぶっているそうだ。

研究者たちの手には負えないらしくてな。
原因を突き止め、必要ならば討伐してくれという話だ。
その依頼を引き受けるのはどうだ?

 

グ・ラハ・ティア
ハーム島ならさほど遠くはないし、人助けにもなる。

 

ウクラマト
よし決まりだ、そこにしようぜ!
ただし・・・・・・
アタシはトライヨラの獰猛な獣を相手に鍛錬を積んできたんだ。
生半可な獲物じゃ、互いのことを知る前に終わっちまうぞ?

 

クルル
狩りを通じて、背中を預けられる協力者を・・・・・・。
ごめんなさい・・・・・・私、ちょっと準備してくる!
すぐに追いかけるから、みんなは先にハーム島へ向かってて!

 

エレンヴィル
そういうことなら遠慮なく・・・・・・俺たちは「知神の港」に行くとしよう。
ギルドシップの依頼だと話せば、船を調達できるはずだ。

 

 

 


―エレンヴィル
船を貸してくれたのは、妙に陽気な船頭だ。
操船なら俺にもできるから、同行は不要だと言っておいたぞ。


―グ・ラハ・ティア
さっきのクルル、ちょっと様子が変だったよな。
大がかりな狩りってわけでもないし、何の準備だ?

 

ウクラマト
トラル大陸からずっと波に揺られて、ようやくシャーレアンに着いたっていうのによ。
まーた船に乗らなきゃならないのか・・・・・・。

けど、向かう先に獲物がいるんなら構わねぇ!
早く行こうぜ!

さあ、お前の準備はいいか!?

 

 

 

エレンヴィル
ここからは歩いていくぞ。

 

ウクラマト
へぇ、こっちにもこんなでけぇ流氷があるんだな。
ヨカ・トラルにも負けてねぇぜ。

なぁ、おい、白い熊がいるぞ!
美味そうだなー!

 

エレンヴィル
襲いかかってこない奴にまで手を出すなよ?
あくまで目的は、危険生物の討伐なんだからな。

 

ウクラマト
わかってるわかってる。
あれが、エーテルが湧き上がる島って奴か。

 

エレンヴィル
そう、ハーム島だ。
といっても、エーテルが湧く間欠泉があるのは、島のずっと奥の方らしい。

 

ウクラマト
お前はなんでも知ってるなぁ。
知の都の近くにこんな場所があるだなんて、コーナ兄さんからも、聞いてなかったぜ。

 

エレンヴィル
あの人も、さすがにこんなところまでは来てないだろう。
ラヴィリンソスくらいなら、見学できたかもしれないが。

 

ウクラマト
それって、街の地下にある空洞のことだろ?
作り物の空が広がってるなんて、信じられねぇよなぁ。

 

グ・ラハ・ティア
その「コーナ兄さん」っていうのは?
察するに、こっちへ来たことがある人なのか?

 

ウクラマト
コーナ兄さんは、アタシの二番目の義兄さ。
ちょっと前まで、シャーレアンに留学してたんだよ。

トライヨラに帰ってきた途端、あちらの先進技術はすごいと、まくしたてるのなんの。
それで、アタシも一度は来てみたかったんだ。

さっき見学していた魔法大学、あれも兄さんが通ってた場所でさ。

 

グ・ラハ・ティア
魔法大学の学生だったのか!
優秀な人なんだな。

でも、ウクラマトの義兄ってことは、王子だろ?
異国の王族が留学に来ているとなれば、もっと噂になってそうなものだが・・・・・・。

 

ウクラマト
厄介なことにならねぇよう、上にかけあって身分は伏せてたらしい。
兄さんも養子で、見た目はお前と似た・・・・・・いわゆるミコッテ族なんだ。
なら、言わなきゃバレねぇだろ?

けど、一度うっかり口を滑らせちまったときには、教授に質問攻めにされたとか。

 

グ・ラハ・ティア
そのときの様子が目に浮かぶよ。
オレだって、教えてもらいたいことばっかりだ。

 

ウクラマト
お前にも、この狩りを通じて、アタシのことを知ってもらうぜ。

 

エレンヴィル
この先に、調査に来ている研究者たちがいるはずだ。
そいつらに会って、状況を確認しよう。

 

 

 

エレンヴィル
この先に、依頼主の研究者がいるはずだ。
北東に見える建物を目指して進もう。

 

グ・ラハ・ティア
普段はおとなしい動物が、荒ぶってるって話だったな。

 

ウクラマト
なんでもいいさ!
襲ってくる奴は、全部まとめてぶっ倒してやる!

よっしゃあ、狩りまくるぜ!

 

 


エレンヴィル
あそこを見ろ、誰か襲われてるぞ!

 

ウクラマト
オラオラオラ!アタシの斧は軽くねぇぞ!

 

エレンヴィル
なるほど妙だな。本来は温厚な種なんだが・・・・・・。


点検中の研究者
助かったよ、本当にありがとう!
討伐依頼を出したって聞いたから、それで来てくれたのかな?

・・・・・・って、君はリフィル?
この星を救った冒険者じゃないか!
こんなところで会えるだなんて、驚きだよ・・・・・・!

私はここで、崖を渡るための移動装置の点検をしていたのだが、周囲の動物が急にいきり立って襲いかかってきたんだ。
この先の一帯でも異変が生じているらしいが、君たちなら何か手がかりを掴めるかもしれない。
崖の向こう側に渡って、依頼主の研究者と話してみてほしい。

装置の最終確認をするから、少し待っててくれ。

 

ウクラマト
お前、本当に有名な冒険者なんだな。

 

グ・ラハ・ティア
有名なだけじゃなく凄腕だ!オレが保証する!

 

 

ウクラマト
ハッハッハー!なかなか面白いもんがあるじゃねぇか!

 

 

 

エレンヴィル
あいつが依頼者か・・・・・・話を聞いてみよう。


―調査中の研究者
おお、君が来てくれるだなんて!
依頼を出したのは隣の彼女さ。

 

依頼主の研究者
以来を引き受けてくれた冒険者ですね。
ああ、まさか、あなたが引き受けてくれるだなんて!

実はここ最近、見慣れぬ魔物が出没しているようで、その影響を受けて、島の動物たちの様子も、おかしくなってしまったのではないかと見ています。
この扉の向こう一角が、特に酷い状況です。
本来は大人しい種まで暴れていて、私たちでは中に入ることもできません。

そのため、暴れている個体を鎮めつつ、「元凶と思しき外来の魔物の痕跡」を調べていただきたいのです。
何かわかったことがあればお知らせください。
よろしくお願いします!


―依頼主の研究者
見慣れぬ魔物の影響で、島の動物たちも気が立っているようです。
どうかお気をつけて!

 

 


ウクラマト
この程度、アタシひとりで十分だ!
なんだなんだ、こんなもんか?
さあ、獣の痕跡を探そうぜ!

 


魔物の死骸
動物の亡骸だ。
鋭い爪で切り裂かれたような痕跡がある・・・・・・。

 

ウクラマト
鉤爪でやられてるな。前にもこういう傷を見たことがある。
いいねぇ、ようやく狩りらしくなってきた!

 


鮮やかな羽毛
ごわごわした羽毛が散らばっている。
このあたりで暴れたのだろうか・・・・・・?

 

グ・ラハ・ティア
襲われた獣の羽か?
それとも襲った方の・・・・・・?

 

ウクラマト
獲物は焼いちまうか?
それとも生で食うか?

 

エレンヴィル
食べられること前提で話すなよ・・・・・・。

 


茶色い落とし物
動物の糞が落ちている。
まだそれほど時間は経過していないようだ・・・・・・。

 

エレンヴィル
まだ新しいな・・・・・・。
標的のものなら、近くにいそうだ。

 

 

グ・ラハ・ティア
こいつら、巣を荒らされたから興奮してるんじゃないか?

 

ウクラマト
身に覚えがねぇな!
何にせよ、やる気なら受けて立つ!

 

エレンヴィル
ひとまず戻って、わかったことを報告しよう。

 

 

 

ウクラマト
たくましい翼に、鋭い鉤爪・・・・・・見つけたぜ、アタシの獲物だ!
うおお、でっけぇー!
なんだこいつは!?

 

ジャイアント・コリブリ
ナンダコイツハ!
ナンダコイツハ!

 

ウクラマト
しゃ・・・・・・
しゃべった!!!

 

グ・ラハ・ティア
滝のほうに向かったぞ!

 

エレンヴィル
俺は、ここで研究者たちの安全を確保しておく。
あの魔物はおたくらに任せた。

 

グ・ラハ・ティア
行こう、ウクラマト!

 

 

 

ウクラマト
さっきのは、ビビったわけじゃねぇぜ。
いきなりだったから、ちょいと驚いただけだ。

 

グ・ラハ・ティア
それ、一緒じゃないか?

 

ウクラマト
い、いい加減、腹も減ってきたところだ!
とっとと片づけて、飯にしようぜ!

 

ジャイアント・コリブリ
ビビッタワケジャネェ!
ビビッタワケジャネェ!

 

ウクラマト
うるせぇ、クソ鳥!
丸焼きにしてやんぜ!

 

 


ウクラマト
チッ、驚かせやがって、喋ったから何だってんだ!
骨も残さず食ってやるからな、覚悟しろよ!

 

ジャイアント・コリブリ
カクゴシロヨ!
カクゴシロヨ!

 

ウクラマト
腹立つクソ鳥だぜ・・・・・・。
いちいちアタシの真似すんじゃねぇよ!

 

ジャイアント・コリブリ
マネスンジャネェヨ!
マネスンジャネェヨ!

 

グ・ラハ・ティア
こんな大きさのコリブリ、見たことないぞ・・・・・・?

 

ウクラマト
やべぇのが来そうだ!
お前ら、一箇所に集まれ!

アタシに任せろ!

 

 


グ・ラハ・ティア
マズい・・・・・・みんな散らばれ!

 

ウクラマト
ハッ、それで本気かよ?
ぜんぜん効いてねえっての!

 

ジャイアント・コリブリ
キイテネェッテノ!
キイテネェッテノ!

 

ウクラマト
おっしゃぁ!
そろそろトドメだぜ、クソ鳥!

 

ジャイアント・コリブリ
クソドリ!
クソドリ!

 

 

 

 

ウクラマト
ヘッ、もう終わりかよ?
やっと身体があったまってきたってのに・・・・・・。

 

グ・ラハ・ティア
なかなか強敵だったな。
だが、見事な斧さばきだった。

 

ウクラマト
ま、まあな。
この程度は・・・・・・当然だ!

お前たちの動きも、めちゃくちゃよかったぜ?
やっぱ、狩りに来て正解だったな!

それにしても、なんなんだよ、この鳥は・・・・・・。
トラル大陸にも似たような奴はいるが、大きさが違うし、あんないやらしい技も使いはしねぇ。

 

ジャイアント・コリブリ
イヤラシイ・・・・・・!
イヤラシイ・・・・・・!

 

ウクラマト
だよな?
でなかったら、もっと簡単に・・・・・・

 

クルル
私に任せて!

 

 

 

グ・ラハ・ティア
クルル・・・・・・?

 

クルル
ごめんなさい、遅くなってしまって。

 

エレンヴィル
ちょうど研究者たちを避難させたところに、そいつが駆けつけてきたんだ。
状況説明をしつつ、ここへ連れてきた。

 

グ・ラハ・ティア
準備をするって言ってたのは、これのことだったのか。

 

クルル
「継承の儀」の話を聞いたとき、私も参加できたらって思ったの。
それに足る実力があるってこと、この討伐でウクラマトさんに示したかったんだけど、すっかり出遅れちゃって・・・・・・。

 

ウクラマト
い、いやぁ・・・・・・お前も強いなぁ!
おかげで助かったぜ!

 

クルル
よかった、お役に立てたなら幸いよ。

 

グ・ラハ・ティア
で・・・・・・どうしてまた?

 

クルル
ハイデリンに会うため、アイティオン星晶鏡から星海に潜ることになったとき・・・・・・私は残って、サポートをすることを選んだでしょう?
理由は、あのときも話したとおり。
私の実力が、前線を駆け抜けてきたみんなに、遠く及ばなくなっていたから・・・・・・。

それが、ちょっと悔しかった。
ウルティマ・トゥーレに送り出すときだって、もっと戦う力があれば・・・・・・って思ったわ。

だから、終末の一件が落ち着いたあと、隙を見て修練を重ねていたの。
まずは、戦い方を見直すところから・・・・・・。
アリゼーやサンクレッドさん、ほかのみんなだって、自分の能力や状況を踏まえて、戦い方を改めたでしょう?

そして行き着いたのが・・・・・・
十二賢者リルムが伝えたという秘術。
ピクトマンサーの魔法だったというわけ。

ラハくんだって、どんな状況でも誰かさんと冒険できるようにって、こっちでもその戦い方を選んだじゃない?
私も一緒よ。
置いてけぼりはもうたくさん、ってこと!

 

グ・ラハ・ティア
・・・・・・違いない。
しかし、「継承の儀」に参加したいっていうのは、どうしてだ?
これまでの冒険とは、事情もずいぶん違うと思うんだが・・・・・・。

 

クルル
実は、ウクラマトさんに見てほしい物があるの。
これはバルデシオン委員会に保管されていた手紙よ。
宛先は、委員会の創設者でもあるガラフおじいちゃん。

送り主の名は、かすれてて後半が読めなかったのだけれど、トライヨラ連王国のグルー・・・・・・と記されてる。

 

ウクラマト
グルージャジャ・・・・・・アタシのオヤジ、トライヨラ連王国の連王だ。
・・・・・・中には、なんて?

 

クルル
トラル大陸の「黄金郷」について調査を依頼したい、と。

 

エレンヴィル
連王自ら、黄金郷の調査依頼だって・・・・・・?

 

ウクラマト
ほほう・・・・・・本物だとすれば、だいぶ興味深いな。

 

クルル
これが本当に連王からの手紙なのかどうか。
王女であるあなたなら、わかるんじゃないかしら?

 

ウクラマト
うん、これは連王が書いたもんじゃねぇ。
トライヨラでは、トラル公用語って言葉が使われてるんだ。
ウチは多種族国家でさ、それぞれがバラバラの言葉を使うから、共通の公用語を作る必要があったのさ。

その際、どれかひとつの種族の言葉を強制するんじゃなくて、世界的に広く使われてる言葉を参考にしたらしくてな。
エオルゼア共通語に似てるのも道理だろ?

だから、こうしてお互い、意思の疎通には不自由しないってわけよ。
で、この手紙はというと・・・・・・完全にお前たちの言葉で書かれてる。
オヤジの直筆なら、トラル公用語が使われるはずさ。

国章が押された封蝋もついてるが、そもそもトライヨラじゃ、そんなものは使わねぇよ。

 

クルル
それじゃあ、これは偽物の手紙だってこと・・・・・・?

 

ウクラマト
おっと、悪い。
いろいろ言ったけど、連王が送った手紙には間違いないと思う。
署名は本物だし、誰かが代筆したんじゃないか?

 

クルル
そう・・・・・・良かったわ、ありがとう。
やっぱり、ガラフおじいちゃんとトライヨラの間には、なんらかの交流があったのね。

私、おじいちゃんがトラル大陸で何をしたのか、とても興味があるの。
今後のことを決めるためにも、まずはあなたの国について聞かせてもらえないかしら?

 

ウクラマト
ああ、いいぜ。
もともと、アタシやトライヨラのことを、知ってもらうための狩りだったわけだしな。
ただし、話はこいつを食いながらだ。
腹も減ったし、アツアツの料理を用意しようぜ!

 

グ・ラハ・ティア
・・・・・・こいつを食うのかぁ。

 

 

 


―グ・ラハ・ティア
クルルの気持ち、オレにはわかるつもりだ。
追いつくのは簡単じゃないが、踏み出さなきゃ始まらない・・・・・・だったらとにかく一歩前へ、だな!


―ウクラマト
いろいろあったけど、楽しい狩りだったよな。
さあメシだ、メシ!


―クルル
手紙の送り主がはっきりして良かったわ。
あとは、おじいちゃんがどうして保管していたのか、それがわかればいいのだけど。

 

エレンヴィル
獲物を無事討伐して、研究者も護れた。
依頼は首尾よく達成できたな。

さて、問題は狩ったコリブリの肉だが・・・・・・。
幸か不幸か、知の都での選択肢はないに等しい。
肉を持ち込むならラストスタンドだ。

店主の「ディコン」に話して、調理してもらおう。

 

 

 

 


ディコン
おう、リフィル。
腹が減って仕方ねぇって顔してるな。

ほう、狩ってきた野鳥の肉を調理してほしいって?
それなら、ピッタリのレシピがあるぞ。

最近、船乗りから聞いた最新のメニューなんだ。
ほかでもないお前たちの頼みなら、何人分でもサービスするから食っていきな!

 


ウクラマト
さぁ食おうぜ!
アタシたちが協力して挙げた、最初の戦果だ!

うめぇー!
シャーレアンの料理は不味いって聞いてたけど、なかなかイケるじゃねぇか!

 

エレンヴィル
なんだこれ・・・・・・匂いが・・・・・・辛い・・・・・・。

 

ウクラマト
おいおい、いつからそんなにヤワになった?
辛いもんなんて、トラル大陸にもあるだろうが!

 

グ・ラハ・ティア
さっきディコンさんから聞いたんだが・・・・・・ラザハンでは、ある女性が食べていたのをきっかけにして、激辛料理が流行ってるらしい。
ほら、あの街からシャーレアンに出稼ぎに来て、そのまま残ってる人も多いだろ?
彼らに喜んでもらうために、さっそく真似てみたんだそうだ。

 

ウクラマト
か、辛くねぇ・・・・・・これぐらい辛くなんてねぇ!

 

エレンヴィル
あのな、王女なら少しはそれらしく振舞ったらどうだ?
おたくを連れてきた俺の沽券に関わる。

 

ウクラマト
ほっとけ!
ったくお前は、たまに口を開けば文句ばっかりだ・・・・・・。

 

グ・ラハ・ティア
ふたりとも、妙に仲がいいよな。
知り合って長いのか?

 

ウクラマト
ああ、こいつとアタシは幼なじみだ!

 

エレンヴィル
違う、昔からの知り合いってだけだ。

 

グ・ラハ・ティア
なるほど、よくわかったよ。

 

クルル
つまり、エレンヴィルさんもトラル大陸の出身ということ?
それを知ってたら、もっと前からいろいろ聞いてたのに。

 

エレンヴィル
お生憎様・・・・・・そういうのが面倒だったから、言わなくなったんだ。

 

ウクラマト
そんじゃ、この陰険野郎に代わって、アタシがトラル大陸について話すとするか。
トラル大陸にはマムージャ族以外にも、アタシやエレンヴィルしかり、多くの種族がいてな。
大昔から異種族間の争いが絶えなかったんだ。

だが、80年ぐらい前、現国王である連王グルージャジャが、トラル大陸に生きるすべての種族を統一し、国を興した。

 

グ・ラハ・ティア
それが、トライヨラ連王国なんだったな。

 

ウクラマト
以後ずっと、戦争とは無縁な平和な世が続いていたんだが・・・・・・
80年も経てば、最強の連王も爺さんになっちまう。
ここらで王位を譲るために、「継承の儀」を執り行うことにしたのさ。

参加できる王位継承者は、アタシを入れて4人。
それぞれ参加を許された理由があるとはいえ、中には、王位に就けちゃならねぇ奴もいる。

 

エレンヴィル
・・・・・・候補者の中にひとり、野望を秘めた者がいるってことだ。
ガレマール帝国が崩壊したという報せは、海を越えてトラル大陸にまで届いててな・・・・・・。
そいつは、それをいい機会だと考えているらしい。
領土拡大を狙って、外海へ打って出るべきだ、ってな。

 

ウクラマト
せっかく連王がみんなをひとつにまとめて平和にしたってのに、領土拡大なんてしようもんなら、また戦争が起こっちまう。
そんなの、アタシは望んじゃいない・・・・・・!
だから、何としてもアタシが「継承の儀」に勝って、今の平和なトライヨラを維持して見せる。

 

グ・ラハ・ティア
だが、王を決める大事な儀式に、異国の人間が参加するなんて許されるのか?

 

ウクラマト
ああ、そのことなら問題ねぇ。
多くの種族が暮らすトラル大陸を統べる王には、それらをまとめあげる力量が求められる。

だから、異国人だろうがなんだろうが、協力者を自由に集めることを、連王が許可・・・・・・いや、むしろ積極的に推奨してるのさ。
それで、お前に会いに来たってわけだ。
エレンヴィルから聞いてた以上の腕前にも惚れたが、何より、狩りを通じて、信用できる奴だって感じた。

だからよ、改めて頼むぜ。
アタシがトライヨラの王となるため、お前の力を貸してくれ!

・・・・・・ま、すぐに答えられるわけねぇよな。
だが、ほかの王位継承者に勝つには、お前が必要なんだ。
儀式に間に合うかぎり、いくらでも待つさ。

 

クルル
それなら、バルデシオン分館に部屋を用意するわ。
こちらに滞在している間は、そこでゆっくりしていって。

 

ウクラマト
ありがとよ!
遠慮なく使わせてもらうぜ。

あ、残った肉、持っていってもいいか?


―グ・ラハ・ティア
さっきのウクラマトの反応を見るかぎり、トラル大陸にも、あのカレーほど辛いものはそうそうないようだ。
ちょっと安心ってところか?

 

 


エレンヴィル
ちゃんと伝わってると思うが、トライヨラの未来に懸けるあいつの想いは本物だ。
王の器かどうかは、俺にはわからないけどな。

引き受けるかどうかは、おたく次第。
ゆっくり考えてくれ。

俺はギルドシップに依頼完了の報告をしてくる。
王女様が肉だメシだと急かすから、順番が逆になったがな。

またあとで、バルデシオン分館にも顔を出す。
それじゃあな。

 

 

このクエストからわかること

ウクラマトの印象は表面上強気を装った女って感じ
ヨカ・トラルという場所には流氷がある。
白い熊を見て美味そうと表現したあたり、食用の熊がいる
2番目の義兄、ミコッテ族の「コーナ」は魔法大学に留学していた
見慣れない魔物の影響で、ハーム島内の魔物がおかしくなってしまった
巣を荒らされてしまったから興奮して荒ぶっている?
ジャイアント・コリブリ戦後の手震え。怖かった獣人女
肝心なところで乙女が出る可能性があるな
ピクトマンサーは十二賢者リルムが伝えた秘術。
7.0はクルルの成長物語も含む?
トライヨラ連王国の連王「グルージャジャ」
ガラフへの手紙は連王が直接書いたモノではないが、署名はホンモノ
ガラフと連王との関係性
トライヨラでは、トラル公用語が使われる。世界的に広く使われている言語を参考にした言葉
なぜガラフはその手紙を保管していたのか?
ジャイアント・コリブリは食べれる
エレンヴィルとウクラマトは古くからの知り合い
トラル大陸は約80年前にグルージャジャによって種族統一をし、国が成立した。
王位継承者は4人。ウクラマトとコーナとあと2人か
その内一人は、領土拡大を謳っている

 

 

 

 

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