【FF14】ヴォイドの英雄 パッチ6.5メインクエスト

パッチ6.5「光明の起点」のメインクエストです。

「ヴォイドの英雄」

 

ストーリーテキスト

ヴァルシャン
一刻の猶予もならない状況だが、私はもう焦ってはいない。
アジュダヤの魂に呼びかける好機を逃さぬぞ。

さあ、今こそふたたび穴底へと降り、ゼロムスに取り込まれた姉さんを救い出すとき、行く手を阻む妖異は、すべて討ち倒し進んでゆこう!
―ヴァルシャン
進むのなら、護り抜け・・・・・・いつか君に贈ったその言葉、私自身が違えるわけにはいかない。
必ず姉さんを救ってみせる!

―ゼロ
ゴルベーザが出てきたら、まずは私に任せてほしい。
刃を交える前に、確かめたいことがある。

―ヴリトラ
私はここで皆の退路を確保しよう。
妖異たちをゲートに近づけはさせない・・・・・・!

―エスティニアン
叩いた妖異どもが復活する前に、ゼロムスを倒し、アジュダヤを救い出すぞ!
ーヤ・シュトラ
光りの残滓が照らす道を進んでいきましょう。
今度こそ決着つけるわよ!

 

 

 

 

 


ドゥランテ
ゴルベーザッ!
嘘だ、お前が闇に呑まれるなど・・・・・・
我が友、我が英雄よ、この身に代えても、お前を止める!

 

 

 

 

 

ドゥランテ
どうして・・・・・・どうして俺でなくお前なのだ・・・・・・。
お前は強く気高く、真に英雄だった。
俺では本来、とても並び立てないほどに・・・・・・。

俺が善き騎士でいられたのは、ただ・・・・・・
お前が信じてくれたからだったんだッ!
・・・・・・魔物となって人を脅かすことを、お前は望まないだろう。
だが、俺にはお前を殺せない、殺せるわけがない。

果てない眠りの中で、どうか信じていてくれ。
俺が救済を成し遂げることを・・・・・・!

・・・・・・英雄ゴルベーザは、決して死なぬ。
これからは、俺がその名を継ぎ、世界を救うために戦い続けよう・・・・・・!

 


ヤ・シュトラ
どうやら、記憶から解放されたようね。

ゼロ
このメモリアは、英雄ゴルベーザが封印されたものだった。
だったら、これまで私たちが戦っていた相手は・・・・・・。

ゴルベーザ
そうだ。
英雄を騙る紛い物に過ぎん・・・・・・。

ヴァルシャン
ゴルベーザ・・・・・・!
いや、真の名は、ドゥランテと言ったか。

ゴルベーザ
もはや忘れ去られた名だ。
未来に残るのは、ただゴルベーザの名前のみよ。

・・・・・・して、どうする?
私が私であるかぎり、目指すのはこの世界の救済。
お前たちがゼロムスの邪魔をするならば、通すことはできぬ。

ゼロ
ルビカンテが言っていた。
すべての命に、終わりという名の救済を与える・・・・・・そのためにお前は異世界へ侵攻するのだと。

そんなやり方は、ちっとも気に食わない。
・・・・・・が、そこに「世界を救いたい」という願いがあるのは、間違いないように思う。

私にもあるんだ、同じ願いが。
だったら、ともに目指すこともできるんじゃないか?
先に断ったのは私の方だが・・・・・・今度こそは。

ゴルベーザ
お前は有しているのか?
ゼロムス以上の、大きな力を!

でなければ、私とお前が手を組んだとて、所詮はちっぽけな妖異2匹・・・・・・どうして世界が救えようか!

ゼロ
確かに、いきなり大それたことはできないだろう。
だが・・・・・・!

ゴルベーザ
その大それたことを為せねばならないのだッ!
覗いたのだろう、「ゴルベーザ」の過去を。
ならばわかるはずだ・・・・・・。

その名を継いだ私は、メモリア戦争を止めるため奔走した。
闇のメモリア使いたちを倒し、魔物と化した人々を戻す方法を探し求めた・・・・・・。

そしてついに出会ったのだ。
災いの根源を断つ方法を知るという者・・・・・・アシエン・イゲオルムに。

彼女は私を月へ導き、そこに潜む光の使徒を討てといった。
人々に異能を与えているのも、戦争が長く停滞しているのも、すべて奴らの仕業なのだと・・・・・・。

信じた私は、使徒を討ち倒した。
すると闇が溢れだし・・・・・・世界を呑み込みはじめたのだ。

ゼロ
闇の氾濫・・・・・・!じゃあ、お前が・・・・・・!

ヤ・シュトラ
第十三世界は、最初に統合が試みられた。
そのときはまだ方法も確立されていなかったと、エメトセルクが言っていたわ・・・・・・。

原初世界で霊災を起こすことなく、分割されていたゾディアークの覚醒だけを進めた結果・・・・・・行き場を失った闇の力が、氾濫してしまったのね。

ゴルベーザ
アシエンは何もかも見捨てて逃げ出した。
騙されていた・・・・・・他人を信じた私が愚かだったのだ・・・・・・!

以来ただひとりで、善き世界を・・・・・・命の巡りを取り戻すための力を探し求めてきた。
竜を虜としたことは、大いなる前進だったぞ。
強大なエーテルの塊として、幾度となく役立ってくれた。

だが、足りぬ。
すべてを救うには、到底足りぬ。

私は長きにわたり、雌伏して時を待った。
そしてやっと、やっと待望の力を掴んだのだ!

すなわち、月に眠りし闇の権化の骸・・・・・・アシエンすら引き揚げるに能(あた)わなかったそれが、エーテルへと還ったのだ。
そこより生まれ出でし大妖異ゼロムスは、間もなく覚醒する。
溶け合った友の魂が望むまま、愛しき故郷へ帰らんと、世界の壁を打ち砕くだろう。

あらゆるヴォイドの命が、隣り合う異界へとたどりつくぞ。
戦争で穢れ、異形となって堕ちた魂が、ついに死して新生を果たす・・・・・・。

かくて救済は為されるのだ!
この、ゴルベーザの導きによって・・・・・・!

ゼロ
・・・・・・お前にはもう、それしかないんだな。

ゴルベーザ
何とでも言うがいい。
じき、ゼロムスの目覚めだ。

 

 


エスティニアン
さてどうする、追いかけるか?

ゼロ
当然だ、そのために来たんだからな。
それに・・・・・・

信頼は伝播すると、ユルスが言っていただろう。
お前たちから受け取ったものを、私で止めてはおけない。

―ヴァルシャン
世界を、友を想う気持ちを持ちながら、故郷への帰還を望む姉さんを道具として利用するとは・・・・・・!
それで貶められるのは、己自身の願いだろうに。

―ヤ・シュトラ
世界を救おうと願いながら、滅びに導いてしまった・・・・・・ゴルベーザの想いの想いの源がわかったけれど、私たちにも退く理由はなくてよ?
―エスティニアン
動機はどうあれ・・・・・・手段が誤っているのであれば、正してやらねばなるまい。
俺たちは、いつもそうしてきたはずだ。

 

 

ゼロ
よし、では奥へ進むぞ。

 

ゴルベーザ
できることなら、救済が果たされる瞬間を見届けたかったが・・・・・・
万が一にも失敗は許されぬ。
ここで貴様らを足止めさせてもらおう!

 

 


ゴルベーザ
なに、すでに敗北を喫した身・・・・・・。
その傷も治りきらぬ状態で、勝てるとは思っておらぬ。

だからこうして、この場所まで貴様らを誘い込んだのだ!

 

 

 

エスティニアン
四天王が・・・・・・復活したのか!?

ゼロ
有り得ない。
スカルミリョーネとバルバルシアはメモリアに封じられ、カイナッツォとルビカンテは原初世界で死んだんだぞ。

ヤ・シュトラ
私の眼には、とても本物の四天王には視えないわ。
石柱に宿っていたエーテルの残滓を掻き集めて作った、影といったところかしら・・・・・・。

ヴァルシャン
ならば本物ほどの力はあるまい。
一斉であろうが、私たちなら倒せる!

ゼロ
・・・・・・お前は奥へ進み、ゼロムスを止めろ。
ここは私たちで引き受ける。

ゴルベーザ
ぬかせッ!

 


ヴァルシャン
行けッ!あとで必ず追いつく!

 

 

ゴルベーザ
もはやゼロムスの覚醒は止められぬ。
目覚めれば、己を妨げる者を容赦なく喰らうだろう・・・・・・奴がどれだけの猛者であれな。

ヤ・シュトラ
あら、それはどうかしら?
あの人は、これまでだって、何度も絶望的な戦いを経験しているわ!

エスティニアン
だが決して諦めず、あいつは戦い抜いてきた!

ヴァルシャン
前へ進み、護り抜かんとする覚悟があるかぎり、彼女は・・・・・・私たちも、決してここで倒れはしない!

ゼロ
どんなに強大な妖異が相手であろうと、あいつなら討ち倒せると、私たちは信じている。
だから私も、あいつの・・・・・・友の信頼に応えてみせよう!

 

 

 

 

????
暗くて寒い・・・・・・完全なる闇・・・・・・ここはどこなの・・・・・・?

ゼロムス
帰りたい・・・・・・兄弟たちが待つ、あの世界に・・・・・・
そう・・・・・・帰る・・・・・・帰るんだわ・・・・・・誰にも、何にも、邪魔をさせるものか・・・・・・ッ!

リフィル
アジュダヤを返してもらう!

ゼロムス
私の邪魔を、するなッ!!

 

 

 

 

ゼロムス
私は、滅びぬ・・・・・・帰りを待つ者が、いるかぎり・・・・・・

エスティニアン
無事か、相棒!

ゴルベーザ
幾度倒そうがゼロムスは復活する。
力を削ぎ、メモリアに封じるのだ!

 

 

 

ゴルベーザ
口惜しい・・・・・・。
何もかもが、口惜しくてたまらぬわ・・・・・・。

闇に呑まれた友を、救えなかったこと。
アシエンの甘言に騙され、闇の氾濫を起こしたこと・・・・・・。

長い年月、ただ待つしかなかったこと。
今、こうしてお前たちに後れを取っていること・・・・・・。

振り返れば、俺にできたことなど、ひとつとしてなかったようにさえ思う。
メモリアの中のあいつも、とうに愛想を尽かしただろうよ。

それでも・・・・・・それだからこそ、この聖戦は制してみせる。
お前たちを、決して合流させはしない・・・・・・!

ゼロ
悪いが、お前じゃ私たちには勝てない。
仮に世界を救えても、闇の氾濫が帳消しになるものか。何ひとつとして、完璧に元に戻りはしまい・・・・・・。
本物のゴルベーザとて、もう二度と・・・・・・永遠に冷めない眠りは、死と変わらないだろう。
お前の感じているとおり、お前は無力で間違いだらけだ。
そんな奴が大きな力を振り回して、救済が為せるのか?
また失敗しないと、どうして言い切れる?

・・・・・・私も同じだよ。
だから、ともに歩んでくれる仲間が必要なんだ。

ゴルベーザ
光・・・・・・?
妖異であるお前が、なぜ・・・・・・。

ゼロ
これは、私が他人を信じた証。
相手がそれに応えてくれて、闇の中に光が差した。

暗くて果てしない絶望の中を往くとき、この光が・・・・・・結んだ繋がりが力をくれる。
凍てつく瓦礫の都でも、強すぎる光に呑まれた世界でも、命はそうして互いに助け合いながら、前へと進んでいたんだ。

ゴルベーザ
お前は、それが我々の世界でもできると・・・・・・?

ゼロ
簡単ではないだろうな。
なにせ皆、妖異として長く生きすぎた・・・・・・。

ただ、ひとつだけ確かなのは、ゼロムスの侵攻が果たされて全員死ねば、可能性は皆無になるということだ。
そうなるより・・・・・・私は、お前みたいに運命を変えようとしてる奴を見つけて、手を取り合いたいと思うよ。


ゴルベーザ
ああ・・・・・・そうか・・・・・・お前、あのときのメモリア使いか・・・・・・。
思い出した。
お前にこっぴどく断れらたあと、ゴルベーザが言っていたんだ。

平和のためにメモリアの力を使う者は、もう少ない。
彼女と、手を取り合えるとよかったのだが・・・・・・とな。

心底気落ちした様子だった・・・・・・そういう男だったんだ・・・・・・本当に、力を合わせれば世界を変えられると思っていた。
あんな戦争の中でも、俺や周りを、いつだって信じてくれていたんだよ・・・・・・。

ゼロ
今はお前が「ゴルベーザ」だろう?
なら、その在り方も、恐れずに継いでみたらどうだ。

ヴァルシャン
・・・・・・お前がアジュダヤにしたことは忘れない。
だが、そもそも私たちは、彼女を助け出すことを諦めていないのだ。

それが果たされ、原初世界の平穏も護られたならば・・・・・・

ヤ・シュトラ
ゼロの仲間として、知恵を貸すわ。
ヴォイドを再生するために役立つ話も、それなりにできるはずよ。

ゴルベーザ
・・・・・・まだ、間に合うのか?

ゼロ
力を合わせれば、きっとな。

 

 


ゼロ
私たちが、もう一度ゼロムスを霧散させる。
魂が露わになるその瞬間を狙って、アジュダヤを呼べ・・・・・・!

ヴァルシャン
わかった、必ず・・・・・・!

 

 

ヴァルシャン
ゼロ・・・・・・ッ!!

 


ゼロ
ああ・・・・・・。
次元の狭間に吸い込まれたときと同じじゃないか。

暗い・・・・・・上も下もわからない・・・・・・何もかもが、ただ遠くなっていく・・・・・・

 

????
おい、しっかりするんだ!
自分を信じろ!

光は君とともにある。意識を集中させるんだ!
あなたはひとりじゃない・・・・・・私たちの声を受け取って


リフィル
やれるか、ゼロ!

ゼロ
無論だ・・・・・・ッ!
世界を越えて得た力で・・・・・・今度こそ、皆を救ってみせる!
ゴルベーザ、貸しを全部返してもらうぞ!
ありったけのをぶちかまえ!

 

 


ヴァルシャン
帰ろう・・・・・・!
帰ってこい、アジュダヤッ!!

 

アジュダヤの声
ああ・・・・・・ヴリトラ・・・・・・そこにいるのね・・・・・・
帰るわ・・・・・・私・・・・・・あなたのもとへ・・・・・・!

ヤ・シュトラ
いけない、再生する!

ゼロ
案じるな。
その魂には指一本触れさせない・・・・・・!

終わりだ、ゼロムスッ!

 


ヴァルシャン
ああ、間違いない。私の姉さんだ・・・・・・!
今から、この身に埋め込んだ私の眼を、姉さんのために使おうと思う。
竜とは、己の生命を集めて仔を為すもの・・・・・・眼のエーテルを使いきれば、この魂に、新たな肉体を与えるくらいはできるだろう。
必然、ヴァルシャンを動かすことはできなくなる。
だから、月面の私のところまで、姉さんをどうか・・・・・・。

エスティニアン
そいつを連れ帰るために、はるばる異世界の月まで来たんだ。
その程度のこと、改めて頼まれるまでもない。

ヴァルシャン
ありがとう・・・・・・。
おかえりアジュダヤ。
これからは、また一緒だ・・・・・・。

 

 

ゼロ
どこへ行くつもりだ?

ゴルベーザ
奇跡を見せてもらった。
お前の言うとおり、世界を元の姿に戻す道も、どこかにあるのかもしれん。

・・・・・・だが、すべての原因は私にある。
計画のため、配下の命を散らしもした。

お前とともに歩むことなど、どうしてできようか。

ゼロ
お前、私が言ったことを聞いていなかったのか?
さっきの一撃で「貸しを全部返してもらう」と言っただろう。

今の私たちは、これからでどうとでもなれる・・・・・・
「ゼロ」の関係だ。
ひとりでは出来ないことも、お前となら成せるかもしれない。
そして、ふたりでも達し得ないなら、この想いを果てまで伝え、仲間を集めていけばいい。
だから・・・・・・私たちふたりで始めよう。

 

 

―エスティニアン
ヴァルシャンの身体は、俺が回収してヴリトラに返しておいた。
人形といえど、ラザハンの連中にとっては家族に等しい存在・・・・・・一緒に帰してやるさ。

―ヤ・シュトラ
命の巡りが存在しない、ヴォイドだからこそ起こりえた奇跡ね。
これまで協力してくれた皆に、感謝しましょう。

・・・・・・そうだ、エーテルトランスミッターについてだけど、原初世界に持ち帰る意味はないでしょう?
ゼロたちに託そうと思って、まとめておいたわ。

―ヴリトラ
ああ、姉さん・・・・・・。

 

ゼロ
この身に取り込んだ光が、こんな大きな変化をもたらすとは、さすがに思ってもみなかったよ。
もしかしたら、領域を作るのと同じことなのかもしれないな・・・・・・私自身の想いが、己の在り方に影響を与えたんだ。
お前たちの戦いの目的は、あくまでも俺を救い、ゼロムスの侵攻を止めることにあった。
私は偶然の出会いによって同行したにすぎない。

だが、それでも敢えて言わせてもらおう。
・・・・・・ありがとう。
―ゼロ
そういえば、帰路についても確認しておいたぞ。
ゴルベーザは月と地上を行き来する手段を持っているそうだ。
それを使えば、私の領域にも帰ることができるだろう。

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解説

 

わかりづらい言葉

本文内で青色に塗った言葉についての補足です。

 

 

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