【FF14】紅蓮祭2023①

紅蓮祭2023のクエストです。

「紅蓮祭と常夏の不審者」

 

ストーリーテキスト

紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
おお、リフィルじゃないか、久しぶりだな!もしかして、マヤル・モヤルから、ヒーロー士について聞いて来たのか?
ふうむ・・・・・・これも何かの縁か。実のところ、その件について少しばかり不安要素があってな。冒険者ギルドの一員として相談をしたいんだが・・・・・・どうだ?


ありがとう、恩に着る。実は、過去の紅蓮祭の期間中、海で溺れかける人がいたり、会場に魔物が現れたりしたことがあってな。
その対策として今回新設したのが、トラブルの早期発見と対処を担う浜辺の守護者・・・・・・名付けて「ヒーロー士」ってわけなんだ。
冒険者ギルドとしては、ヒーロー士の役目を冒険者ギルドの所属者が担うことで、ギルドのアピールや印象向上に繋げたいと思ってる。
とはいえ、我々だけで浜辺を常に見守るのは難しい。そんなところに、ある若手冒険者が立候補してくれたもんで、任せてみようって話になったんだが・・・・・・。
「リオネル」っていうその冒険者、意欲こそあるものの、ここへ到着した途端オドオドしだしてな。本当に役目を果たせるか心配になってたんだよ。
というわけで・・・・・・ヒーロー士の活動が軌道に乗るまででいい。あんたには同じ冒険者として、リオネルを支えてほしいんだ。
助かるよ・・・・・・それじゃ、さっそくリオネルのところに行こうか。コスタ・デル・ソルのエーテライト近くにいるはずだから、向こうで落ち合おうぜ。

 


紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
わざわざすまんな。リオネルのやつ、今はここらで待機中のはずだが・・・・・・。

野太い男の声
何だアンタ、俺の荷物から離れてくれ!

オドオドした男
すすすすみません、すみません!よかれと思ったんですが、ごめんなさい・・・・・・その、重そうに見えたので、手伝えればと・・・・・・。
うう、でも確かに・・・・・・俺みたいなへっぽこ苔並み冒険者になんて、手伝われたくないですよね・・・・・・でしゃばってすみません。迷惑の償いに、バッファローに蹴られて反省してきます・・・・・・。

商人らしきルガディン族
い、いやまあ、手伝おうとしてくれた気持ちは嬉しいが、見ず知らずの他人に、大事な商品を運ばせるわけにもいかんしな。
それにしても・・・・・・そんなオドオドした態度で近寄られたんじゃ、誰だって不審者だと思っちまうだろう。人助けしたいってんなら、まずはそこをなんとかしたらどうだい?
じゃあ、俺は仕事に向かおう・・・・・・あんた悪い人じゃないみたいだし、がんばんなよ。


紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
あー・・・・・・見てたらだいたいわかるが、リオネルよ、お前さんいったい何をやってるんだ?

リオネル
ヘールマガの旦那と・・・・・・そちらの方は、ご同業?
ハッ・・・・・・もしや、ふがいない僕に嫌気が差して代役を・・・・・・俺、まさかの活動前にクビ・・・・・・!?

紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
いや、リフィルには、同じ冒険者としてサポートを頼んだだけだが・・・・・・。それより、まずは状況を話してくれ。

リオネル
え、ええと、待機中、なんだか落ち着かなくて・・・・・・困ってそうな人の手伝いをしようとしたんですけど、見てのとおり、俺なんかじゃうまくいかず・・・・・・。

紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
ううむ、意欲は買うがな、お前さん、ここへ来てからどうも態度がおかしい。元々そんな卑屈じゃないはずだろう、いったいどうしたんだ?

リオネル
そ、それは・・・・・・
俺・・・・・・人に顔を見られてると、ダメダメなんです・・・・・・。普段は、板金兜で頭を覆っているから問題ないんですが、ここじゃ暑すぎるし・・・・・・。
このままじゃ、浜辺のトラブルを解決するどころか、自分がトラブルの元になっちまいます。活動開始まで間がないのに・・・・・・なんとか、なんとかしないと・・・・・・。

紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
なるほど、そういうことだったのか。以前に仕事を依頼したときと様子が違いすぎて、どういうことかと思っていたんだ。
だが、顔を隠せればいいのなら、なんとかできるかもしれん。リオネルよ、ちょっと実行委員の物置きまで来てくれんか?お前に渡したいものがある。
すまんがあんたには、下の浜辺で待機していてもらえると助かるよ。なに、さほど時間はかからんだろう。

 


紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
待たせたな!
どうだ、この素晴らしいスーツ!今回の企画が立ち上がったとき、密かに裁縫師ギルドに発注していた代物だ!
ほかの実行委員から派手すぎだの恥ずかしいだの言われた結果、泣く泣くお蔵入りにしていたんだがな・・・・・・。ヒーロー士が顔を隠したいというなら、使うしかあるまい?

リオネル
このスーツ、着ただけで身が引き締まる気がするぜッ!意外と通気性も悪くないし、何より顔が一切出てない・・・・・・これなら問題なく働ける!

紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
まあ、マスクを被った時のこいつの豹変ぶりには少々驚いたが、俺の知ってるリオネルの性格は、むしろこっちなんだよな。スーツもよく似合ってる・・・・・・あんたもそう思わんか?

リフィル
まあ、似合ってはいる。

リオネル
ああ、ありがとう!これでようやく、浜辺を見守るヒーロー士として活動できるぜ!

紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
さて・・・・・・いいかリオネル、今からお前は、浜辺の守護者、ヒーロー士だ。冒険者ギルドの看板を背負ってる以上、半端は許されん。
そのスーツに恥じない不屈の戦士になりきり、責任をもって来場客に対応するんだ。大丈夫、お前ならできる!

リオネル
おうッ!
―紅蓮祭実行委員長ヘールマガ
これでリオネルの不審者問題は解決したが・・・・・・

 

リオネル
浜辺の守護者、ヒーロー士・・・・・・それだけじゃない、どんなときも人を助けられる冒険者に、俺はなるんだ・・・・・・!大丈夫、きっとやれる・・・・・・。
ああ、アネキ。さっきは醜態を晒しちまって、なんと言っていいのやら・・・・・・。
あんな風に弱気で頼りない性格も、俺の一部でさ。だがそれでも、紅蓮祭を訪れた人たちが笑顔で過ごせるよう、力を尽くしたい気持ちは本当なんだ。
だから、俺自身からもあらためて頼みたい。どうか俺に、あんたの力を貸してくれ!
ありがとう!それじゃアネキ、このあともよろしくな!
―リオネル
アネキ、このあともよろしく頼むぜ!

 

 

 

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