【FF14】万魔殿パンデモニウム天獄編② パッチ6.4

パッチ6.4「玉座の咎人」万魔殿パンデモニウム天獄編

「パンデモニウム」はその目を開く」

 

ストーリーテキスト

ラハブレア
さて・・・・・・何故、ああも遠くからこちらを見ているのか、彼らの心情はわからぬが、時間が惜しい。こちらに呼び寄せ、話を聞くとしよう。

ネムジジ
・・・・・・記憶から生まれた存在とはいえ、報告でしか聞いてなかった方と、直接お会いできるとは、正直、興奮と戸惑いと、多少の恐怖を感じています。

ルイスノ
え、ええ・・・・・・。足が震えないようにするので精一杯です・・・・・・!

エリクトニオス
ろくに力も持っていない、今の俺たちに恐れを感じるのか・・・・・・?

ネムジジ
それはもう!はるか古の時代を生き、私たちにない知識を有している・・・・・・。そんなお方を前にすれば、動悸も止まらないというものです。
・・・・・・とはいえ、恐れてばかりもいられません。私たちの記した記録や資料は、おふたりにも共有しましょう。その知識と合わせれば、導き出せる答えもあるでしょうから。

ラハブレア
後方支援に徹するにも、情報は不可欠だ。もちろん、我らも必要と思われる「記憶」は伝える。
特に、黒幕であるアテナについてだな・・・・・・。あれほど飽くなき探求心を抱えた者は、私は知らない。

エリクトニオス
その願いは当時と変わらず。生命の神秘を理解するため、人を超えた存在・・・・・・すなわち、「神」となることだろうな。

ラハブレア
アテナが定義していた「神」とは、魂を、自由に作り出すことができる存在のことだ。
そのために、冥界・・・・・・いや、この時代においては、星海と呼ばれる、この場所を居城に選んだのだろう。大量のエーテルという「材料」が、潤沢に手に入るからな。

エリクトニオス
生命の巡りを破壊してでも、実験を続けようだなんて、そこまで、欲望に溺れているのか・・・・・・。
一瞬だったが、先ほどアテナを見ることができただろ?あの笑顔も、あの声も・・・・・・全部幼い頃の「記憶」そのままだった。思わず懐かしさを感じたよ・・・・・・。
なに!だからといって、彼女に、手心を加えてほしいなどとは言わないさ。本物のエリクトニオスも、それは望まないだろうからな。

ラハブレア
我らはここで、できうる限りの調査と情報収集を進めておく。パンデモニウムへの侵入と戦闘は、お前に託した。
それと、我らの記憶が封印されていたというクリスタルを、貸してはもらえぬか?役立つ情報が残されている可能性もあるのでな。

エリクトニオス
それじゃあ、いよいよパンデモニウム内部に侵入だな。リフィル、改めて侵入ルートを確認しておこう。


ラハブレア
・・・・・・ひとつ、聞きたいことがある。
「聖石」という言葉に聞き覚えはあるか?

ネムジジ
え、ええ・・・・・・そう呼ばれる物の記録はいくつかあります。イヴァリース伝説に登場するクリスタルですとか、あとは、アシエン・ラハ・・・・・・
・・・・・・あ、いえ。アシエンなる存在がもたらしたという「黒聖石サビク」。いずれも大きな力を秘めていたと言います。
―ラハブレア
・・・・・・思案の最中だ。お前は、お前の為すべきことを為せ。
―ネムジジ
急に黙ってしまいました。このお顔で無言になられますと・・・・・・緊張しますね。
―ルイスノ
そういえば、古代人は現生人類よりも大柄だったと聞きますが、ラハブレアさんもエリクトニオスさんも、身長は大差ないですね。これは再現体だからでしょうか?

エリクトニオス
見たところ、パンデモニウムの外観は、俺たちの時代にあったものと変わりがないようだ。
ただし、内部構造まで同じとは限らない。ひとまず正門前に降り立ち、安全を確保してくれないか?
そうすれば、俺やラハブレアも接近して、内部の様子を探ることができるからな。
中央の転送陣からパンデモニウムに向かえるようだ。どうか、気をつけてくれ・・・・・・!

 

????
君なら、ここまで来てくれると信じていたよ。

テミス
きっとまた、会える気がすると・・・・・・私の言ったとおりだったろう?
リフィル・・・・・・。何故、私がここにいるのか・・・・・・順を追って説明させてくれ。
まず、私は本物のテミスではない。この空間にたゆたう魂から、アテナによって創造された・・・・・・ラハブレアたちと同じ、記憶から生まれた影法師に過ぎない。
だが、状況は理解しているつもりだ。ここは、はるか先の未来だということも含めてね。
その手法は不明なものの、アテナがこの時代に復活。彼女を止めるため、君はこうしてパンデモニウムを訪れた・・・・・・。そうだろう?
よかった・・・・・・そうでなければね。
・・・・・・残念ながら、今の私は創造主であるアテナによって、存在の有り様に、手を加えられているようなんだ。彼女の目的に沿うように、ね。
君への助言程度なら、今も可能だろうが・・・・・・戦いは避けられないと考えてもらいたい。
私は、影法師に過ぎないと言っただろう?だから、そんな顔をしないでくれ。

リフィル
アグティスティスのように、呪縛を解いてみせる!

テミス
ありがとう、その心遣いに感謝するが、倒し得たとて、望む結果になるかはわからないな。アテナの精神呪縛は、かなりの強度だからね・・・・・・。
・・・・・・さて、これから話すことを、よく聞いてくれ。
アテナは、「神」に至るため、エリクトニオスに代わる素体を用意した。そしてさらに星海から魂を集めて、存在を補強しようとしている。
ただし、ツギハギだらけの魂では「神」に足るかどうか不透明だ。そこで、魂の薄さに反して、ヘファイストスを凌ぐ力を持つ、君の強さの秘密を解き明かそうとしている。
この戦いは、そのためのもの・・・・・・。彼女が監視する前で、こいつと戦ってもらいたい。

 

ネムジジ
こ、これは、いったい何が起きているんです・・・・・・?

ラハブレア
まずは、つぶさに観測を・・・・・・なんとしても内部に至る方法がないか、見極めるのだ。たとえ、どれほどの危険を孕んでいようともな。

エリクトニオス
信じて待つことしかできないなんて・・・・・・。頼んだぞ、リフィル・・・・・・。

 

テミス
パンデモニウム。生命を持たぬ構造物にも、魂を与える・・・・・・。
復活したアテナは、ラハブレアに殺された頃とは違う。完全なる魂の創造こそできなくとも、自在に操れるところまできているんだ。
でも大丈夫、君ならパンデモニウムだって倒せるさ。そして、その先に待つ私も打ち倒し・・・・・・
完全なる「神」への至る前に、アテナを止めてくれ。
―ルイスノ
パンデモニウムが・・・・・・すっぽりと覆われてます・・・・・・。
―ネムジジ
これは、本当に現実の光景・・・・・・?
―ラハブレア
・・・・・・パンデモニウムそのものに魂を与えたというのか。あの空間に関する調査は、我々に任せて、お前は、パンデモニウムの排除に集中せよ。
―エリクトニオス
よかった、少なくともお前は行き来ができるのか。俺たちも通過可能か、調査を行っている。この先、何が起きるかわからないからな・・・・・・。

 

パンデモニウム
我が名は・・・・・・パンデモニウム。
万を超えし、失敗作の果て・・・・・・。魂なき器に、生命宿りし殿堂なり!

 

 


テミス
見事な戦いだった。思わず、私も見惚れてしまったよ・・・・・・。

エリクトニオス
リフィル、これは・・・・・・!

テミス
パンデモニウムの最奥に至る「扉」を開いておいた。君の訪問を、待っているよ・・・・・・。

エリクトニオス
一帯を包む球体を観測した結果、俺たちも通過可能と判断し、飛び込んできたんだが・・・・・・。
今いたのは・・・・・・テミスなんだな?

ラハブレア
・・・・・・聞かせてもらおう。いかなる事態が訪れたのかを。
―エリクトニオス
・・・・・・テミスが、敵になるのか。

ラハブレア
アテナが過去のパンデモニウムを観測していたと、そう推理したときに、思い至っておくべきだった。
テミス・・・・・・エリディブスは、私とおなじ十四人委員会の一員。その座に値する、類いまれなる見識と魔力を有する・・・・・・。そのような稀有な存在に、アテナが興味を抱かないわけがない。
星海にたゆたうエリディブスの魂から、奴の記憶を盗み、我ら同様の再現体を生成・・・・・・。そして、お得意の精神呪縛により、傀儡としたのだろう。

エリクトニオス
・・・・・・リフィル、テミスは、「パンデモニウムに魂を宿した」と言っていたんだな?
無機物にまで魂を与えてみせるとは・・・・・・。アテナの研究が着々と進んでいることを実感させられるな。
だが、こちらも収穫がなかったわけじゃない。現代の情報を得たことで、アテナ復活の謎について推測できた。
「黒聖石サビク」という名の結晶・・・・・・それがすべての鍵だ。
研究員たちから、現代に至るまでの大まかな歴史を聞いた。世界か分断されて、一部の古代人がアシエンとなったこと、それによって引き起こされた、霊災という現象のこと・・・・・・。
簡単には信じられない内容ばかりだったが・・・・・・その中に、ラハブレアの記憶と一致する部分があった。それが、黒聖石サビクだ。

ラハブレア
・・・・・・黒聖石サビク。絶大な威力を誇る魔法「アルテマ」が封印されていること以外、その内部を見通すことは誰も叶わなかったという、謎の結晶。
アシエンは戦いを煽るべく、ガレマールなる帝国の将に、この結晶をもたらした。結果、アルテマウェポンなる兵器が生み出されたという。
アシエンなる者の正体については、推測することしかできない。
だが、お前なら、答えを知っているのではないか?アシエンとは、もしや世界分断後の・・・・・・
いや、詮索は後回しにすべきだな・・・・・・。今は黒聖石サビクについて、知っていることを話そう。
・・・・・・もとを正せば、サビクは、ラハブレア院で、アテナが生み出した物なのだ。
パンデモニウムが建造されるよりも遥か前のこと。アテナは、自らが発見したという膨大な力を秘めた結晶を、ラハブレア院に持ち帰ってきた。
彼女は、それを「聖石」と呼び、熱心に研究し、やがてひとつの新物質を創り出すことになる。これこそ黒聖石サビクだ。

リフィル
聖石とは何なんだ?

ラハブレア
星外から飛来した物質らしいと考えられていたが、それ以上の由来は定かではない。
後になってわかったことだが、この「聖石」には、人の欲望を肥大化させる性質があってな。アテナが常軌を逸した行動に出たのも、それゆえなのだろう。
だが、私がその危険な効力を知り、封印指定を施したのは、パンデモニウムでの凶行が起こった後・・・・・・。遅すぎたのだよ・・・・・・。

エリクトニオス
・・・・・・その後、サビクはどうなったんだ?

ラハブレア
アテナを手に掛けた後、彼女の研究室から押収した。
サビクには、高密度のエーテルが内包されていてな。それを用いることで「アルテマ」が放てることまでは確認したが、さらなる解析は不可能だったため、私自身が所持していたのだ。
だが・・・・・・サビク内部に、何重もの隠蔽加工行われたうえで、「アテナの記憶」も込められていたとしたら・・・・・・。
記憶のクリスタルから創造された我らのように、アテナも、記憶を核に復活し活動することが可能になるだろう。

エリクトニオス
それが、アテナ復活の秘密・・・・・・。

ラハブレア
忌々しいことだ。アテナの記憶を、私自身が後生大事に持ち続けていたのだから。
―エリクトニオス
パンデモニウムも、戦闘中に「アルテマ」を使ってきたそうだな、サビクに魔法を込めたものも、知識を得たアテナ自身だろうし、自ら生み出した存在に、この魔法を使わせることも容易なわけか。

 

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解説

 

わかりづらい言葉

本文内で青色に塗った言葉についての補足です。

 

 

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