【FF14】パッチ6.4 玉座の咎人 メインクエスト「歩み寄る先に」

パッチ6.4「玉座の咎人」メインクエスト

「歩み寄る先に」

ユルス
メッティウス殿を追わなければ・・・・・・!セナトゥス駅までの道のりは、戦えない者がひとりで進むには危険すぎる。

ヴァルシャン
では、マキシマ殿にここは頼み、私たちが捜索にまわろう。
セナトゥス駅に戻るのであれば、急げば「ウルバニッシマ区」のどこかで見つけられるはずだ。魔導兵器などと遭遇していないといいのだが・・・・・・!
―マキシマ
私はグナエウス殿と、ここに残ります。あなた方は「ウルバニッシマ区」に向かい、メッティウス殿の捜索を・・・・・・。

 


メッティウス
た、助かった・・・・・・のか・・・・・・?

ヴァルシャン
よかった、無事だったのだな!

メッティウス
こ、こんなことで恩を売ろうとしたって無駄だぞ・・・・・・!

ユルス
メッティウス殿・・・・・・あなたが祖国を愛していることは、充分に伝わっています。
ここは俺たちの帝都だというのに、支援を受けなければ暖を取ることさえままならない。そんな現状を憂うのは、あなただけではないのです。
自分も・・・・・・ずっと、怖れと不安の中にいます。何が正しいのか、どの道を選ぶべきなのか・・・・・・
答えはでません。
だからこそ、問い続けたいと考えています。・・・・・・今このときの現実から、目を背けずに。

メッティウス
そこに希望が見える日が、来るのだろうか・・・・・・。

ユルス
生きていれば、きっと。
それまでに多くの物事が変わっていったとしても、我々が生き抜き、繋ぐことで、「鎖」は未来に続いていく。
環が結び合い、連なってこその「鎖」です。どうか、ともにこの国の明日を考えてはいただけないでしょうか。

メッティウス
若輩のお前に、国の何たるかを説かれるとは・・・・・・政務官失格だな・・・・・・。
・・・・・・今一度、テルティウム駅での話し合いに戻りたい。すまないが、護衛を頼めるだろうか。
お前たちにも、非礼を詫びよう。助けてくれたこと・・・・・・感謝する。

ゼロ
待て、ユルス。・・・・・・聞きたいことがある。
お前もつきあえ。サンクレッドに、そばにいろと言われたからな。

ウリエンジェ
では、メッティウス殿は私たちでお送りしましょう。

ユルス
それで、何を聞きたいんだ?

ゼロ
お前も「信頼」を結べるんだな。だからさっきの男は、強制されてもいないに、話し合いに応じることにしたんだろう?

ユルス
ええと、ここに突っ立ってるのもなんだし、とりあえず・・・・・・・・・・・・歩くか。

 


ユルス
そうか・・・・・・。ゼロはそんな経緯で、お前たちと一緒にいるんだな。
だが、ゼロの求めてる繋がりってものを、俺が説明できるかどうか・・・・・・。
自分で言うのもなんだが、とくべつ交友関係が広い方じゃない。休みの日にも、弟と妹につきあってばかりだった。
さっきの説得だって、ただ日頃考えていたことを・・・・・・
・・・・・・いや。伝えてみようと思ったこと自体が、アルフィノやアリゼーに、感化されてたのかもしれない。
信頼は、多分、伝播するんだ。信じてくれた人がいると、自分も誰かを信じてみようと思う。
そうじゃなかったら、そもそも対話を選ばなかったはずだ。俺が最初、イルサバード派遣団のキャンプから、黙って物資を盗もうとしていたようにな・・・・・・。

ゼロ
・・・・・・だったら、私の世界に信頼がないのも納得だ。
誰からも信じられなかったから、誰も信じなかった。その積み重ねだったんだろう・・・・・・どこまでも・・・・・・。
すべての生命が妖異になる前、メモリア戦争の時代から、私たちは力の強弱や利害関係で互いを判断してきた。
他人を利用しろ、利用される側になったらおしまいだ・・・・・・そんな風に構えていなければ、生き残れない世界だった。
だから私も、母の遺志を・・・・・・世界を救うという、善なるメモリア使いたちの意地を、ただひとりで果たそうとしたんだ。

ユルス
ひとりで世界を・・・・・・。本当に誰も、お前の仲間にならなかったのか?
・・・・・・・・・・・・そういえば。一度だけ、そんなことを真剣に持ち掛けられたな。
ある村に立ち寄ったとき出会った、剣士と魔道士の二人組。闇のメモリア使いの襲撃から、村人たちを護ったのだという。
私も闇のメモリア使いと戦っているのだと知ると、同志だなんだと、喜んでな・・・・・・。
曰く、彼らはバロンという国の兵士で、メモリア戦争を終結させる手立てを探して、各地を巡っていたらしい。
ともに来ないかと誘われたが、当時の私にしてみれば、相手が二人組という時点で論外だった。
他人と組んでいる奴には、必ず裏がある。下手をすれば、数の暴力でこちらを屈服させる気かもしれない。だからすぐに断ったよ、さがない言葉でな。
彼らは強要するでもなく引き下がった。計画を仕損じて憤慨するんじゃないかと身構えたが、ただ寂しげで・・・・・・変な奴らだと感じたよ。
・・・・・・今になって思えば、あの二人組だけは、互いを心から信頼していたのかもしれないな。
信じることを知っていたから、私のことも信じようとした・・・・・・なんて、調子のいい空想か。
私はその後も、ひとりで戦い続けた。だがあるとき、徒党を組んだ闇のメモリア使い相手に、無様に敗れてしまったんだ。
悔しかった。あのときばかりは、誰かに助けてほしいと願った。傷は痛く、氷は冷たく、心は弱りきっていた・・・・・・。
その瞬間だったよ、世界が壊れたのは。
お前たちの言う闇の氾濫が起こり、私はひとり、次元の狭間に閉じ込められた。
亀裂を見つけ、再び故郷に戻ったときには、妖異のみが生きる世界になりはてていたんだ・・・・・・。
そうして私は、誰かを信じる機会を失った・・・・・・というわけだ。
元より世界を救うだけの実力もなかったのだし、ためらわず、あの二人組の手を取ってみれあびょかったのかもな。
もしもそれで、お前たちのように信頼を結べていたら・・・・・・あんな無様な姿で世界の終わりを迎えはしなかっただろう。
まあ、すべては終わったことだ。どんな仮定をしたところで、現実は変わらない。

ユルス
過去がどうだったとしても、ゼロは今、生きてるだろ。
俺たち帝国民が、まさしく過渡期にあるように・・・・・・生きていれば、望んでいなくなって変化がもたらされる。お前にだって必ずな。
できなかったことが、今もできないとは限らないんじゃないか?
実際、この世界でお前と行動をともにしてる奴は、お前のことを信頼しているように見える。
そうじゃなかったら・・・・・・あいつらと出会う前のお前だったら、パンひとつの借りで妖異と戦ってくれたか?
俺だって、お前を信頼の置ける奴だと思ってるよ。

ゼロ
・・・・・・・・・・・・まただ。
お前たちが、力尽きそうな私を助けにきてくれたときと同じ。嬉しいのに泣きたいような・・・・・・言葉にならない熱が、胸の内を巡っている。
これが信頼なら、私はどう応えればいい・・・・・・?

リフィル
思うようにすればいい。

ユルス
じゃあ、ほら。
別に、いちいちこうしなくたって、仲間にだって友にだってなれるけどな。

ゼロ
友・・・・・・ああ、そうか・・・・・・。
おのずと信じることができる。そんな相手を、友と呼ぶのか・・・・・・!
―ユルス
ゼロの臆面もない言動に、最初は驚いたが・・・・・・今はどこまでも素直なやつなんだと思ってる。

ゼロ
お前たちと話せてよかった。私の心を占めていた想いに、ようやく答えが出た。
ヴァルシャンたちも無事に着いているだろうし、「テルティウム駅」に戻るか。

 

マキシマ
メッティウス殿も、あなた方もご無事でなによりです。
ガレアン・コミュニティの顔役も集まっておられますね。通商条約を提案するまたとない機会かと。

グナエウス
ああ、派遣団やラザハンの代表に聞いた話もまとめておいた。先ほど確認してもらったが、貴殿も異論なかろう?

メッティウス
ああ、醜態を晒した上に、具体的な話を任せきりにして・・・・・・申し訳ない。

アリゼー
タッパーズデンにも、塔が再起動されることを、不安視している人がいたけど・・・・・・
私たちの目的が、ヴォイドからの侵攻を阻止するためだって、イチから説明したら、最終的には納得してくれたわ。妖異絡みの騒動があったばかりだったしね。

ヤレック
ついでに汲みあげた青燐水を届けにきたんだが・・・・・・セナトゥス駅に籠ってた連中まで、集まってるようじゃないか。


グナエウス
皆、聞くがよい!
今なおこの地に残りし帝国民・・・・・・すなわちガレアン・コミュニティは、此度、ラザハンと通商条約を結ぶこととなった!
そして最初の取引として、この者らに対し、バブイルの塔の利用を正式に許可したい。対価として得た物資は、コミュニティの者らに平等に分配する。
これは支援ではなく、対等な取引だ。我らの復興と自立への、大きな前進となるだろう。

ヴァルシャン
ラザハンとしても、諸君が持つ技術や資源を求めている。この取引を皮切りに、ガレアン・コミュニティとラザハンが、お互いに利益を得る関係となることを希望したい。

メッティウス
詳細な条件に興味がある者は集まってくれ。ガレマルドに残っている者、全員に伝えたい話だ。


アルフィノ
ガレマルドの民は、長く苦痛に満ちた生活を強いられ、新たな一歩を踏み出せずにいた。
そこへ持ち掛けられた、対等な取引関係・・・・・・彼らにとっては、何よりの希望となっただろう。

ウリエンジェ
良い「取引」のおかげで、私たちも、大手を振るってバブイルの塔を再起動できる。エーテルタンクも間もなく到着する予定だそうです。

アルフィノ
それをバブイルの塔に接続して、合図を待って月へとエーテルを送ればいいんだね?

アリゼー
なら、その役割は私たちが担うわ。あなたたちはヴォイドへ向かうんだから、こっちでの作業は任せて!

ヴァルシャン
ありがとう、ふたりとも。

ゼロ
・・・・・・頼んだ。
―アリゼー
ねぇ、聞いた?ゼロの「頼んだ」って言葉・・・・・・なんだか、燃えてきちゃうわよね。
―アルフィノ
支援される、その先を・・・・・・。ラザハンとガレアン・コミュニティとの通商条約は、双方にとって利のある名案だと思うよ。
―ゼロ
アルフィノやアリゼーも仲間だ、そうだろう?
―ユルス
支えられながらでも・・・・・・この国は少しずつ、前に進んでいると感じている。
―ヴァルシャン
ガレマールの卓越した魔導技術が輸出されれば、ラザハンの子らに新たな知識や刺激をもたらすだろう。錬金術師たちもさぞ喜ぶだろうな。

 

www.sunny-stronger.com

 

 スポンサーリンク