はい、こんにちは。 スポンサーリンク ユールモアへ潜入し、ドン・ヴァウスリーの悪事を暴いたさにすと一行。 造船所にいる職人から、板材の情報を集め、メモを取る。 スポンサーリンク Copyright (C) 2010 - 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
サブタイトル「さにすととエメトセルクと」
【前回までのあらすじ】
【ストーリー】
逃げたヴァウスリーを追うため、ユールモア市民と知識を出し合い、コルシア島北側に位置するグルグ火山を目指す。
コルシア島の南と北を分断するブライクリフ断崖。
これを超えるには、どうすべきか。
知識を寄せ集めて考える。
前向きな市民からは「飛空艇」という案が出たが、飛べる罪喰いたちに襲撃されれば一網打尽にされる恐れがあるため却下。
年老いた自由市民から、過去に使用していた「ラダー大昇降機」を教えてもらう。
過去、断崖の上にいる採掘を生業とする一族との交易の関係で使用されていた設備だという。
が、ヴァウスリーが元首となってからは全く動かされることはなくなったのだという。
動かす方法としては、専用のタロースが装置を操る仕組みらしい。
またタロース??
コルシア島南部には心核となりそうな鉱物がある鉱山はなさそうに見えるんだけど・・・・・・。
と、大声を出したのはドゥリア夫人。
チャイ・ヌズ氏はダイダロス社の跡取りだった。
確かに最初の自己紹介のときに聞いたような気がする。
そうとなれば話は早い。
ヌズ氏を先頭に、ラダー大昇降機復活計画を発案する!
以前使っていたタロースは、ユールモアの倉庫にしまい込まれているらしく、調整をすれば動かせる可能性があると。
希望の光が見えてきたな。
倉庫内からの運び込みに関しては、正気を取り戻したユールモアの自由市民たちがつとめる。
さにすと一行はお先にラダー大昇降機のある場所へと向かう。
さっきまでユールモアの環境に陶酔しきっていた人たちとは全く別人のように働くユールモアの自由市民たち。
これまでの過ちを、この行動によっていい方向へ向けようという魂胆なのだろうかな。
まあどういう気持ちがあるにせよ、協力者として力を使ってくれることは嬉しいことだ。
タロースとなった時に張り切るのは、チャイ・ヌズ氏だけではない。
ウリエンジェもまた、トゥワインでの一件と同じく興味津々でタロースを観察している。
役割分担も自然とできているようで、現状さにすとの入る余地はあまりない。
ということで、補修用の木材が不足しているらしいので、ヴェンモント造船所へ向かって、協力してもらえないかの交渉に行くことに。
交渉人さにすとの力をとくとご覧あれ!
南にあるヴェンモント造船所では、アーヴィスが対応してくれた。
ラダー昇降機を動かす話をすると、冗談めかしい笑いをしてきた。
まあ確かに、これまで停滞が続いていたユールモアの民が急に働きだした、といっても通じるわけもあるまい。
とにかく真実であることを報せるためには、彼の言う通りに作業をするべきだと判断。
造船所にある板材の数を正しく数え、嘘でないことを証明してあることとなった。
なんだこの小学校の算数のような問題はw
68枚あって・・・・・・9枚腐ってて・・・・・・13枚入ってきて・・・・・・1枚は運搬中に割れて・・・・・・
資材置き場には11枚と24枚置かれてて・・・・・・
さて、その答えは!!
106枚!!せいかーーーーい!!
馬鹿にしないでよぉ!
ただの冒険者がそんなに熱意をもって板材を数えるわけがないと踏んでいたのか、アーヴィスは大昇降機を動かすことについて、本気だということが伝わったようだ。
そうとなれば彼らも黙ってはいられないと、造船所のメンバーも大昇降機の復活を手伝ってくれることになった。
やっぱり頑張りは見てくれるんだよ。
汗水たらして目の前の課題をこなすだけで伝わることだってあるんだよ!
ボトムラングへ戻ると、皆いい感じの働きをしてくれているようで、順調に準備が整っている様子。
一つの目標に向かってチームとして走っている姿はなかなかに輝かしい。
いろいろと思うことはあるだろうが、今はヴァウスリーに追いつくべく、作業を進める。
ウリエンジェに報告に行くと嬉しそうな顔をしながら、よくわからんことを言ってきた。
なんでこのテンション上がっているときに、冒険の終わりに別れがつきものとか言うんだよ。
誰の死亡フラグだよ!!
と、さにすと自身やることが無くなったが、この昇降機が動けば次はさにすとの仕事ということもわかっているので、ここは少し離れた場所で休憩しながらみんなの働きを見ることにした。
すると、エメトセルクがこちらに向かって歩いてきた。
彼はユールモア民の掌返しの光景を見て、物事の勝ち負けについての理論を述べてきた。
どうあっても対立する関係との決着の付け方は、力で打ちのめして相手の主張を葬ること。
古代アラグ帝国やガレマール帝国でその実績を遂げてきた。
一方、勝者と敗者が和解することも解決の方法の一つでもある。
しかし、勝者が敗者を見下さず、敗者が勝者を仇としないことは、簡単なようでとても難しい。
となると、物事で勝敗を付けるとなると、一般的には前者の方法が、往往にして採られることが多い。
エメトセルクの見立てでは、ユールモアの民とは前者の方法、すなわちさにすと一行がユールモア民に対して圧力をかけると思っていたらしい。
褒めてるんだよと言われても、そっちももうちょっと素直に褒めてくれてもいいんじゃない?w
災厄のなかった時代には、エメトセルクたちも同じような感情を抱いたこともあったようだ。
意外に思うと、勘づかれたのか突っ込んでくる。
家族・友達・恋人。
エメトセルクにも1人じゃない時代があったんだなぁとしみじみ感じた。
永遠のときを生きられた古代人の心は常に余裕があり、現代のさもしい争いは存在し得なかったという。
異なる意見を持ったとしても、同じ分だけ認め合うことで、お互いを尊重し合っていた時代。
そんな時代に対して、さにすとはとても興味が湧く。
アーモロートの街並みを思い出す!?
どういうこと?
さにすともその「アーモロート」という街を知っているのか?
となると、ヒカセンとしてエオルゼアの地を訪れる前、いやそれよりもっと前だ。
さにすとは一体何をしていたのだろうか。
ここでも目を覚ますようなことを教えてくれた。
目の前にいる第一世界の人間は統合される側。
そして原初世界の暁メンバーは受け取る側の器。
となると、ここでの失敗や成功は少なからず原初世界側に影響してしまうという事実を改めて知らされた。
この人は一体どういうことを考えてさにすとに近寄ってきているのだろうか。
本当に世界の統合がこの人の中での答えなのだろうか。
面と向かって1対1で話していても、感情が読み取れる気がしない。
まあ彼がどう思おうが、一行には目の前の大罪喰い討伐の道しかない。
第5章「光をもたらす者⑤」へ続く。