今回は、パッチ2.1でリリースされた、2.Xのアライアンスレイドストーリー「クリスタルタワー」シリーズを分析してみました。
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【前回のあらすじ】
【クリスタルタワー シルクスの塔編】
クエスト名:シルクスの塔
開始NPC:モードゥナ 聖コイナク財団の調査地 ラムブルース
受注条件:「ノアの調査記録」をコンプリートしている。
【ストーリー】
古代の民の迷宮で英雄王ティターンを退け、次なる「シルクスの塔」への道を開いたノア一行。
大迷宮バハムートのアバターと戦うのに飽きてきたので、聖コイナク財団の調査地へ戻り、進捗確認を行うことに。
ラムブルースによると、まだいい報告は出てきていないらしい。
古代の民の迷宮については調査が順調に進んでいるが、シルクスの塔の侵入方法が全く分からない様子。
古代の民の迷宮の時は「八剣士の前庭」というわかりやすい防衛機構があったが、シルクスの塔は「入口の扉」のみ。どうにも糸口がつかめないようだ。
ん?万策尽きた??
そんなこんなで価値のない会話をしていると、後ろから声が聞こえてきた。
彼らは古代アラグ文明の研究を専門にしており、バルデシオン委員会からの命でノアに協力するようにと依頼されてきたドーガとウネ。
確かに本部は消滅騒動があるため、そんなタイミングでこれまで支援を送ってこなかったノアに調査お手伝いって都合が良すぎる話がする。
よく見ると、グラハの右目と、ドーガとウネの目が同じ色をしている。
グラハティアがそれに反応する。
確かに・・・・・・、同じ色をしているな。
紅血の魔眼・・・・・・。
伝承では失われたはずのアラグ人の特徴であるとされており、グラハの祖父、親父ともに紅血の魔眼を受け継いでいる。
ずっとその意味を探してきたというグラハティアにとってドーガとウネは貴重な存在であるようで、ノアの調査に加えてあげることを提案する。
相談役というポジションを与え、共にシルクスの塔の入口へ向かうことにした。
専門家、というからには何か知っていることがあるかもしれない。
ガーロンドアイアンワークスの技術者も加え、シルクスの塔の入口の扉に立つ。
確かにインチキ機工師が言うように、「八剣士の前庭」では防衛攻撃を反射させて破壊してきた。
ただし今回は「動かざること山の如し」ってな感じで、攻撃もしてこないし糸口も見当たらないという状況。
こんな状況じゃ、何考えてもしゃーないっしょ!
唯一の手掛かりが、扉の意匠。
対となった男女、且つ身分が相当に高い。
ん??対となった男女??
タイミングが良すぎる気がするんだが・・・・・・・?
ふとドーガとウネが扉に手を当てる。
なにそのかっこいい台詞!「扉が勝手に開くんだ!」とかww
シドやグラハはパニック。
そらそうだよな、2パッチ分考えたあげく、何にも方法が出なかったのに、いきなり来た部外者が扉に触れるだけで開くんだもん。
調査費用の無駄遣いだな!
またしても後ろから声がする。しかし今回はどこかで聞いたことのある声・・・・・・。
魔導城で倒したはずの「ネロ」がそこにいた。
魔導城から逃げ出し、放浪の旅を楽しんでいる最中、楽しそうなことをしてたので混ざりに来たというわけだ。
あれ?確かこの調査があることを教えてくれた「異国風の男」って・・・・・・。
お前やったんかーい(知ってた)
ネロはさっそく調査に混ざってくる。
先ほど口に出した謎の言葉には意味がある。
「光束し天突く塔は金色の扉の先に黙さん。其れは厳然たる隔絶の扉。いと尊き始祖の血にのみ至点の道が開かれん」
つまり「シルクスの塔は金色の厳然たる隔絶の扉の先にある。アラグ皇帝の血族のみがその道を開くことができる」という伝承か。
ということは、
そういうことだろうな。
ただし、アラグ帝国が繁栄していたのは数千年前の話。
子孫が残っているはずもない。
ネロが鋭く突きつける。
クローン??アラグ帝国は数千年前にして「クローン」の製造に成功していたのか。
やはり、彼らはバルデシオン委員会から応援に駆け付けた賢人ではなかった。
だが、それ以上の収穫があったので、だれも彼らの嘘に否定できない。
一度クリスタルタワーの表に戻って、情報を整理することに。
彼らがクローンである理由はアラグ帝国の歴史から紐解かれる。
アラグ帝国が繁栄を極めていたころはクリスタルタワーも開かれた施設であった。そこで生み出される無限のエネルギーによって、国は渇きを知らなかったのだという。
だが、飽和は退廃的な感情を生み、それに拍車をかけるように皇族が衰退していった。
民の活力が失われ、皇族の血も弱まれば必然的に国は傾く。
それを止めるために立ち上がったのが、稀代の科学者「アモン」。
魔科学で建国の祖を蘇らせようと試みたのだ。
アラグ帝国の建国の祖は「始皇帝ザンデ」。
ザンデ復活の研究の一環で造られたのが、ザンデ直系の子孫である「ウネ」と「ドーガ」のクローン。
それが彼ら。
ラムブルースが調べたアラグ史には、ザンデの名前が2度登場しているが、2度の名はどちらも始皇帝ザンデのものだったということ。
アモンにより始皇帝ザンデは蘇った。
蘇るや否や衰退していたアラグ帝国を瞬く間に再建し、世界統一に乗り出した。
そのためには多大なるエネルギーが必要になり、開かれていたクリスタルタワーの扉が閉じられ、その無限なるエネルギーが「闇の力」を得るための研究に費やされたのだという。
シドも鋭く質問をする。
確かになぜ数千年前に起こった出来事が今になって現れてきたのか。
人の命をという絶対の理を凌駕したザンデは現実世界でも生きていると、ドーガは言う。
シルクスの塔の中で「闇の力」を制御するためには莫大なエネルギーが必要となる。
エネルギーをクリスタルタワーに集結させるため、ザンデは衛星ダラガブを打ち上げ、太陽の力を利用しようとした。
しかし、僅かな誤算により、エネルギーの力を受け止めきれず地殻が崩壊。
後世に「第四霊災」と呼ばれた巨大地震によって、アラグ帝国は終焉を迎えたように思われた。
だが科学者アモンは、クリスタルタワーの崩壊の際、地中に沈みゆくクリスタルタワーの時間を止め、野望の実現を叶えるべく眠りが覚める刻を待った。
そして、先の「第七霊災」が起きる。
対となるダラガブに呼応してクリスタルタワーが目覚め、地上に露出した。
クリスタルタワーが目覚めたということは、中にいるザンデその他のアラグ帝国も目覚めたということ。
アラグの歴史はまだ続いているのだ。
それは世界を統一しようとするザンデの目論見はまだ終わっていないということを意味する。
このままでは、また「闇の力」を抑えきれずに次なる霊災を生むかも知れない。
このタイミングで「古代の民の迷宮」を攻略している調査団「ノア」が誕生したのは不幸中の幸いか。
シルクスの塔を登り、始皇帝ザンデを永遠の眠りに葬ることが、ヒカセンに与えられた使命だという。
このままでは世界が滅亡する。
ヒカセンとしてもそれは他人事じゃなくなってきたので、精一杯の協力をすることにした。
グラハは自分の右目についての疑問を投げかけた。
人造生命体は子孫を残すことができない。
ゆえに彼の右目はしっかりと受け継いできたものだ。
そしてその眼は「紅血の魔眼」ではなく「皇血の魔眼」と呼ばれる目であると。
なぜ彼がそれを受け継いできたのか・・・・・・。
おそらくこの調査の中で解明されていくかもしれない。それが彼の運命なのだろう。
追々わかるであろうことは置いといて、
今は眼前に迫る世界滅亡の危機を救うべく、シルクスの塔を踏破する!
マップ分解です。
最下層から上に登っていく形。2層至天の階段でグリーンドラゴンを倒し、3層の群狼の広間で妖艶のスキュラとドッグラン。4層螺旋階段でイエロードラゴンを倒し、5層守護者の闘技場で不壊のガーディアンを壊してしまう。6層黄金回廊でレッドドラゴンを倒し、これで3色そろった!7層帝立歌劇場で異才のアモンの歌劇を見て、始皇帝の王座でザンデとメテオ合戦。
古の蘇生術を使用した科学者アモンと始皇帝ザンデを葬り、シルクスの塔の状況完了をお知らせします。
ネロがガッチガチの装備で備えてるのちょっとかわいいかもw
ザンデを退けた先に、黒い歪みのようなモノが揺蕩っていた。
異界ヴォイドとの境界「ヴォイドゲート」だ。
これを封印してやろうという。
ザンデは力を求めて「闇の力」と契約。
原始世界のエーテルを対価に、力と繁栄を求めた。
そのザンデが死んだ今でも契約は破棄されておらず、それを破棄するためには皇族の血を引くものでなければならない、と。
突然よくわからない機械を持ったネロが高らかに笑い含みのあることを言う。
これで終わりじゃない?だと。
それに呼応するかのようにどこからか声が聞こえてきた。
さらにヒカセンの頭がクラクラし、超える力に突入した。
始皇帝ザンデの野望が語られていた。
「世界のすべてを無に還す」。それがザンデの目的なのだ。
どこかで聞いたことのあるフレーズだな・・・・・・
ヒカセンが目覚めると、ウネとドーガのクローンが大量に発生。
カオスな状況に陥っていた。
その隙にヴォイドゲートがウネとドーガ、そしてネロを引きずり込んだ。
「暗闇の雲」・・・・・・
一瞬の出来事に現場は凍り付く。
ひとまず調査地へ戻りラムブルースと情報を整理する。
ヴォイドゲートに入った人間を救い出す方法は聞いたことがない。
確かにこれまで出会ってきたヤツらは、こちらから妖異を召喚するケース。
アシエンもそうだな。
ただ、逆召喚は当然行われた実績がない。
また壁にぶち当たるというわけか。
グラハもシドも助け出したい気持ちは強いが、どうするんだ?
どうやって異界とこの世界を繋げるのだ?
ウネとドーガに出会ったことで、何やら使命感に取りつかれたグラハ。
感情赴くままに行動してくれればいいよ!!
その方法は再度ノアに任せ、ヒカセンはラムウとの対話に臨むことにする。
次回、「クリスタルタワー 闇の世界編」!
【ボス紹介】
1ボス 妖艶のスキュラ(Scylla)
ギリシア神話に登場する。上半身は女性、下半身は魚で腹部から6頭の犬を抱える奇怪な姿。
2ボス 不壊のガーディアン(Glasya Labolas)
英語表記だと「グラシャラボラス」なんだな・・・・・・。密かに出ていたなんて。
悪魔学における悪魔の一人。25番目の大総裁。
3ボス 異才のアモン(Amon)
悪魔学における悪魔の一人。
序列7番目の大いなる侯爵に当たる。
4ボス 始皇帝ザンデ(Xande)
【補足】
シルクスの塔について
「クリスタルタワー」という名はその外観の美しさからつけられた俗称で、正式名称は「シルクスの塔」。
第四霊災の大地震により地殻が崩壊、地中に沈んだシルクスの塔は、第七霊災で衛星ダラガブと呼応し復活した。三星暦の間眠り続けていたシルクスの塔には、未だに始皇帝ザンデの姿があった。
さにすとのひとこと
アラグ帝国によるクリスタルタワー建設の理由が語られています。
5.0との絡みでいうとこの回はとても重要になってくるんじゃないかなぁと個人的に感じます。
最初の内は市民に開放されていたクリスタルタワー。ということは5.0の舞台であるクリスタリウムは、第四霊災が起きる以前で始皇帝ザンデが世界統一を計画していなかったときの話だと考えることができそうですね。
ストーリー的にはドーガとウネ、ネロと3人増えたものの最後にはその3人が連れ去られるとうい適当な展開となりましたねw
今ではみられることもなくなったスキュラのデイブレイクとかガーディアンの外周回るやつとか懐かしく感じますね。
下限で行くと見れるのでしょうかね。あんまり見たくないですがw
始皇帝ザンデと暗闇の雲との契約は、これからどの方向に向かうのか。連れ去られた3人を取り戻す方法はあるのか。
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【クリスタルタワーリンク】
クリスタルタワー 導入編
クリスタルタワー 古代の民の迷宮編
クリスタルタワー 闇の世界編