【FF14】魂を蝕む病 至点の座アルカディア:クルーザー級

「魂を蝕む病」

諸々ひと段落させて久しぶりにソリューション•ナインへと遊びに来たさにすと。
ジム•トライテール前を通過しようとしたところ、ヤーナが話しかけて欲しそうな顔をしていたので、話を聞いてやることにした。

ヤーナ
やあ、さにすと。
ちょうどいいところに来てくれた。
クルーザー級の試合はまだだけど、魂触症の件で進展があったんだ。
詳しくはジムの中で話をさせてくれ。

 

言われるがままに、ジム•トライテールへと入る。

 

 

ーネユニ
こんにちは、さにすとさん。
魂触症の治療法について、なんとか糸口が掴めたんです。

ヤーナ
さてと••••••新しい報告をする前に、今わかっていることをおさらいしておこうか。
ちょっと立て込んだ事情だからね••••••。
前回、ライトヘビー級の王者になったアンタを、ウィケッドサンダー・・・・・・ユト姉が強襲した。
目的は「魂触症」の治療のために魂を奪うこと。
魂触症は私たちアルカディアの闘士のように、強力な魔物の魂を注入し続けた者が発症する病らしい。
引退したとされてる多くの闘士たちが、本当はその病で亡くなってる、ってユト姉から聞いたんだ。

改めて今アルカディアで起こっている事件について整理ですね。

 

ネユニ
あれから、魂触症の治療法を調べたんです。
それで、いくつかわかったことがあります。

 

ヤーナ
この子はユト姉に似て、エレクトロープ技術の才能があってさ、独学で様々なスキルを身につけてるんだよ。

 

ネユニ
いえいえ、今回はオブリビオンって人たちのおかげです。
というのも私、魂に関する情報を集めようと、基幹システムのハッキングを試みたんですよ。
もちろん結果は大失敗••••••。
基幹システムへの不正なアクセスを監視していた、オブリビオンの人に見つかってしまいましてね。
制裁を受けるような危険な行為だからやめろって、ひどく怒られちゃいました。

何してんのwww
めちゃくちゃ攻める妹だなw

ただ、こちらの事情を話したところ、魂資源の加工施設、オリジェニクスの研究データをくれたんです。
それを読み進めた結果、いくつかのことがわかりました。
まず、魔物の魂を兵の戦力強化に用いる研究の一環として、軍も魂触症という病を認識していたこと••••••。
そして、発症の有無を調べる検診法も記載されていました。

 

ヤーナ
そのうえで、今後のことなんだけどさ••••••ライトヘビー級の闘士たちに魂触症のことを伝えて、状態を検診してあげたいんだ。

 

さにすと
たしかに見殺しにはできない。

 

ヤーナ
ああ、命に関わりのある症状について、知っていながら黙ってるなんて、私にはできなくてさ。
メテムが言うには、オーナーは興行の邪魔をする者を許さない。
だから、対戦前の闘士に真実を伝えて彼らが棄権でもしたら、当然、カンカンになって怒るはずだ。
もちろん、アンタが統一王者になって、アルカディアの魂資源を解放した場合も、興行はできなくなる。
ただ最終的にオーナーと対立するとしても、今はその時じゃない。
そこで考えたんだけど、対戦が終わった相手にだけ事情を話して検診するってのはどうだ?
試合を潰さなければ、大事にはならないはずだからね。
下手したら、その試合がきっかけで、発症に繋がってしまうリスクだってあるけどさ••••••それでも、何もしないで放ってはおけない。
とにかく、このまま闘士たちが何も知らないまま、魔物の魂を注入し続けて、混植症になるのは止めたいんだよ。

いいやつだな。
興行も守りつつ、闘士の命まで気にかけるいい案だと僕は思うな。

ユト姉が、魂触症で苦しんでるなら••••••それが私たち家族の元を去った理由なら、なおのことさ。
まずは、私が親しくさせてもらってる、ハニー•Bセンパイに魂触症のことを伝えようと思う。
通信で彼女を呼んでみるね。

ハニーBさんに通信をかけるヤーナさん。
親しい先輩だからこそ、魂触症のことを知ってほしいし、それを知って闘士を辞めてほしいとも思ってるんだろうな。
まあ当たり前の反応だ。

 

ヤーナ
忙しいけど、なんとか来てくれるってさ。
しばらく、待つとしようか••••••。

ーネユニ
オブリビオンの人に呼び出されたときは怖かったけど、話してみると、皆さんとても親切でした。

ーヤーナ
Bゼンパイは、アイドルとしても活躍してるから多忙なんだ。
よく両立できるなって感心するよ。

 

 

さて、指定地点でBセンパイが来るのを待ちます。

 

 

ハニー•B•ラブリー
急に呼び出しって、どういうことー?
本当に緊急の内容なんだよね?

本当に緊急の内容なので、ヤーナに呼び出した理由をしっかりと説明してもらう。

 

ハニー•B•ラブリー
ガチのマジなわけ?
もしかして、アタシも発症してんの••••••?

 

ネユニ
それを検診する方法があります。
レギュレーターには、魂の状態を監視する機能が付いてるので、端末に繋いでデータを取得すれば、兆候がわかるんです。

ネユニが端末を操作し、ハニー•B•ラブリーのレギュレーターから魂の状態を確認。
Bセンパイは終始不安な表情を浮かべながら、検診結果を待つ。

 

ネユニ
ご安心ください。
ハニー•Bさんは、まだ魂触症を発症していませんでした。

 

ハニー•B•ラブリー
よかったー。
そんなやばそうな病気、身体のどこに影響が出るか、わかったもんじゃないからね••••••こわ。
ところで、黒ネコちゃんはどうなの?
まだ新人だし、大丈夫だとは思うけどさ••••••。

自分が大丈夫だった余裕からか、ヤーナの心配をするセンパイ。
シンパイするセンパイ。

 

ヤーナ
ま、まあね、発症こそしてなかったんだけど••••••。

 

ネユニ
ヤーナ姉は早く強くなりたい一心で、何度も魔物の魂を注入した状態でトレーニングしていたんです。
だから、数値的には発症寸前でした••••••。

フラグかよ。
次やったら終わりだからな!的な。

 

ハニー•B•ラブリー
トレーニングに魔物の魂••••••って、それダメなやつー。
思えば禁止されてたのも、早々と魂触症になって死なれたら、オーナーも困るからだったのかもねー。

 

ヤーナ
とにかくさ、私もBセンパイも、これ以上、魔物の魂を注入しない方がいいと思う。
闘士を引退するってことになっちゃうけど••••••。

 

ハニー•B•ラブリー
うん、わかった、引退するー。

即決の言葉に呆然とする3人。
ひとときの間をおいて、驚きを見せた。

 

ヤーナ
ほ、本当に••••••!?
辞めるように伝えた私が言うのもなんだけど、そんなに、あっさり決めちゃっていいの?

 

ハニー•B•ラブリー
雑誌の表紙を飾るより、コンサート会場をいっぱいにするより、アルカディアで闘うアタシがイチバン輝いてた。
それはたしかだけど••••••
すべては、誰よりもみんなに愛されたくてやってたこと。
だからね••••••死んじゃったら意味ないでしょう?

もっともなことをおっしゃるBセンパイ。

また別の方法を探すよ、ほかにやれることを全力でやるだけ。
ねぇ、アタシを誰だと思ってるの••••••?
トップアイドル、ハニー•B•ラブリーだよ☆

超キュートな決めポーズとともに決め台詞を言い放つBセンパイ。
まあ確かに名声は得たわけだから、こっから活躍する道は闘士以外にもあるはずだからな。
こういう見た目して意外と冷静に自分を見れてるんだよな。

それじゃあ、アタシは配信番組があるから、もう帰るね。
黒ネコちゃんも、妹ちゃんも、挑戦者ちゃんも、大事なコト教えてくれて、ありがとー☆

ほんのりと安堵感を浮かべながら帰っていくBセンパイの背中は意外とかっこよかった。

 

 

ヤーナ
さ、さすが、Bセンパイ••••••かっこいいわ。

ヤーナも同じ気持ちだったようだw

あと、現時点で伝えられるのは、アンタが倒したライトヘビー級の元王者、ブルートボンバーだ。
あいつとはあまり仲良くないけど、同じ階級の仲間だからね。
どうせ、呼んでも来ないだろうから、自宅のある、居住殻まで向かおう。

あいつキツいからなぁ。
僕もあんまり好きじゃないんだけど、命かかってるからなぁ。
悩むけど、ヤーナもいやいやながら助けたいって思ってるわけだから同行することにした。

 

 

 

ブルートボンバーが住む9-11居住殻の玄関口に到着。

ーネユニ
私は外出するとき、いつも携帯型の端末を持ち歩いているんです。
これを使えば、ジブじゃなくても魂触症の検診もできますよ。

という設定にしとかんとな。

 

ヤーナ
さて、ブルートボンバーの部屋にお邪魔しよう。
大人しく話を聞いてくれるといいんだけど••••••。

一抹の不安を抱えながらブルートボンバー宅に入る。
普通に入れてくれるんやなってのが一つ目の驚きで、あの顔•性格にしてこの部屋?って思うくらい綺麗で整ってて水槽まで完備されている。

 

ブルートボンバー
かわいいでちゅねー!

そして開口一番赤ちゃん言葉だ。

 

 

ブルートボンバーの周りを3匹の動物が囲んでいた。
怖い見た目をして動物愛護ですっていう坂上忍パターン。
そして知らない人がもう一人いた。

 

たっぷりブルートボンバーの動物愛撫シーンを見た後、その知らない一人が声をかけた。

爽やかなヘイザ•アロ族
なんだよー、キミばっかりズルいぞー。

 

ブルートボンバー
へっ、この子たちは俺のもんだ。
お前はさっさと彼女のもとに帰んな。

 

爽やかなヘイザ•アロ族
••••••傷口を抉るなよ。
彼女には捨てられたって、話しただろ。

チャラそうだから捨てられたんか?

さあ、こっちにおいでー。

 

 

あまりに見慣れない光景からか、呆気にとられるヤーナ。

ヤーナ
え、えっと、一緒にいるのは姉さんの••••••じゃなくて、クルーザー級の王者だよ。

あのチャラついたやつが王者か。
てか姉さんのって••••••彼氏?

困ったな、対戦前の闘士に聞かれるのはマズい••••••。

 

ようやくこちらの存在に気付いたようで、驚いた様子で怒号を発す。
え、フリースペースかなんかなん?
君の部屋じゃないん?w

ブルートボンバー
な、なんだテメェらは?
ぶっ飛ばされに来たのかっ!?

 

爽やかなヘイザ•アロ族
キミは生身の挑戦者、さにすとだね?
初めまして、クルーザー級の現王者「ハウリングブレード」です。
試合で闘えることを楽しみにしてるよ、どうぞよろしくね!

なんて爽やかなんだ。
ファンも多いんだろうな、このクソイケメン。

 

さにすと
よろしく。

と同時にハウリングブレードさんはレギュレーターをつけていないことに気づく。
その目線から彼もそれを察した。

 

ハウリングブレード
ああ、ボクも普段はレギュレーターを着けていないんだ。
そういう主義を持った両親に育てられたもんでね。
ヤーナたちも同じだったらしいけど、ユトロープの勧めで着け始めたんだっけ。

イヤミな言い草と目つき、こいつやっぱり性格は悪いな。

もっとも、アルカディアの試合のときには、魔物の魂を注入するために使うから••••••そこは生身の挑戦者のキミとは違うね。

他の人と一緒やんけwww
ボク、仕事でしかしないから、みたいな変な去勢はってる残念イケメンかよ。

 

ヤーナ
と、ところで、ふたりは仲良かったんだね。

 

ハウリングブレード
善玉闘士(ベビーフェイス)のボクと、根っからの悪役闘士(ヒール)である彼が親友だなんて驚いたかい?
実は幼馴染同士の腐れ縁ってやつでね。

こいつずっとキモイでw

ふたりとも斡旋された仕事にも馴染めなくて、つるんで馬鹿なこともやったもんさ。
でも、そんなボクたちをオーナーが拾ってくれたんだ。
闘士は過酷な仕事だけど、まさに天職だった。
彼なんか人とまともに喋れないくらいシャイだったのに、ブルートボンバーになってから、生まれ変わったみたいに••••••

 

ブルートボンバー
う、うるせえ!
余計なこと言うなっ••••••!

この顔でシャイだったってのは意外だな。

 

ハウリングブレード
思えば、ボクらの人生はアルカディアがすべてだ。
オーナーに感謝しないとね。

 

ブルートボンバー
••••••まあな。

この展開はやばいな。
アルカディアが全てって言うやつに、命の危険があるから辞めてって言ったところで••••••

 

ハウリングブレード
さて、ボクはネコちゃんに会いに寄っただけだから、そろそろ帰るよ。
それじゃまたね、さにすと。

猫ちゃんにフラれたからネコちゃんに会いに来たってわけか。

 

 

ブルートボンバー
••••••で、テメェらは何しに来たんだ?

 

ヤーナ
実は••••••大事な話があるんだ。

魂触症についての説明をブルートボンバーに伝える。

 

 

ブルートボンバー
嘘だ!
オーナーはそんなことしねぇ!!

オーナーに拾ってもらった温情があるもんな。

 

ネユニ
いま、ブルートボンバーさんの検査結果が出ました。
残念ながら••••••すでの魂触症を発症しているようです。

まああんな闘い方してたらそうなるよな。

 

ブルートボンバー
デタラメを言うなっ!!
うぐっ••••••

頭に血が上った影響か、突然頭を抑えて苦しみ出した。
魂触症の症状なんだろうか?

 

ネユニ
魂が蝕まれることで肉体との感覚がズレて、激しいめまいを感じてしまう、魂触症の初期症状です。
そのまま放置すれば、やがて肉体も弱り始めて最後には••••••。

 

ヤーナ
いま私たちで魂触症の治療法を探ってるんだ。
アンタがアルカディアに並々ならぬ想いがあるのはわかる。
私だってそうだったからさ••••••。
でも、すでに発症してしまったなら、なおさら病の進行を止めるため、闘士を引退した方がいいと思うんだ••••••。

いや、まあそうだけど今までの話ぶり聞いてていきなりそれ言うのはちょっと酷だよ。

 

ブルートボンバー
うるせぇ、くらだらねぇホラ話をしやがって!
とっとと出ていきやがれッ!

どうみても脳筋なんだからさ、冷静になったタイミングで話しないとこうなるじゃん。

 

ヤーナ
少なくとも忠告はできたんだ。
これからどうするかは••••••自分で決めてもらうしかない。
ジムに戻ろう。

このタイプは現実を突きつけると暴走してしまわないか心配にはなるが、こればっかりは仕方ない。
ブルートボンバーには冷静になって考えてほしいもんですね。

 

 

言いたいことは言えたので、ジムへと戻る。

ーネユニ
ブルートボンバーさんに、魂触症の発症を伝えるのはつらかったです••••••。

 

ヤーナ
ユト姉に加え、ブルートボンバーまで発症しているなんて••••••。
魂触症の治療法を早く見つけないと。

 

ネユニ
以前、ユト姉は並外れて濃い魂を注入するのが、唯一の治療法だと言ってました。
だから、彼女はあなたの魂を狙っていた。
たしかに、オリジェニクスの研究データにも、仮設段階だが濃い魂による補強が有効だろうと記されてました。
でも、私たちが求めるのは、ほかの方法です。
膨大なデータを隅々まで読み込んでいって、それを探ってみようと思います。

ネユニちゃんは自分ができる精一杯のことをやろうと必死に頑張っているね。
推せるよ、君は。

 

ヤーナ
あのユト姉が見つけられなかった治療法••••••簡単じゃないけど、どうにかしないとね。
でもさ、私が知ってる姉さんなら、自分の命惜しさに誰かの命を狙ったりしないと思うんだ。
まだ何か隠してる、そんな気がしてなならいんだよ••••••。

話の最中に誰かから通信が来たヤーナちゃん。

うん••••••うん••••••わかった。
メテムから連絡••••••そろそろクルーザー級の試合を始めるから、「アルカディア•ソサエティの控室」に来いってさ。

ジムに帰ったこのタイミングで呼び出しって、なんか懐かしい気もするけれど、どこかから監視されていると思ってしまうなw

 

ネユニ
さにすとさん、次の試合も、がんばってください!
そして、くれぐれもお気をつけて••••••。

ーネユニ
魂触症の治療法はこちらに任せて、さにすとさんは、試合に専念してください!

 

 

 

 

さて、戦闘準備を整えてアルカディアへと向かう。
約8ヶ月のブランクはあるものの、これまでの経験でなんとかなるだろう。

アルカディアの係員
お待ちしておりました、さにすと様。
アルカディア•ソサエティの控室までご案内いたしましょう。

 

控室に入るとさっそくシャンパンファイトが行われていた。
あの、僕の控室びしょびしょにしないでもらえます?w

 

騒々しいシャトナ族
ライトヘビー級王者、ウェーイ!!

パリピウェーイ系か。
こいつもアルカディアの闘士なんか?
いろんなやつがおるもんやなww

 

 

一方でこっちは床にお絵描きなさってる。
あの、ボクの控室ですけどぉぉぉぉ!!

ふてぶてしいミララ族
スカスカの部屋はつまらないでちゅ。
あたちのアートを描き足ちておきまちた。

知らん絵描かれてもな。
しかも赤ちゃん言葉••••••。

あなたの闘い方は、なかなかおもしろい。
よいインチュピレーチョンをもらえちょう。

 

騒々しいシャトナ族
それじゃあ、楽しいパーティーにしようぜ!
ウェーイ!!

 

 

 

メテム
お察しのとおり、彼らがキミと戦うクルーザー級の闘士たちだよ。
すでに王者とは、図らずも挨拶を済ませたそうだがね••••••。
それでは、今回もアメージングな闘いで、アルカディアを大いに盛り上げてくれることを期待してるよ!

戦うと闘うを併用しないでもらえる?

 

 

ヤーナ
クルーザー級の闘士たちも個性的だろう?
ただし、派手なのは見てくれだけじゃない。
彼らが注入する魔物の魂はライトヘビー級の闘士よりも、「魂のグレード」が高いから、攻撃も派手で激しくなるんだ。
がっつり気合入れていこう!

 

www.sunny-stronger.com

 

 

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