「追跡!盗賊を暴け」

セートジャ
さにすとちゃん、聞いて聞いて!
あなたが懲らしめた盗賊のことについてなんだけど・・・・・・
彼らを捕まえた将校さんに聞いたら、どうやら、ウチらに協力してほしいことがあるみたいなの!
盗賊たちのこととか、祭器のこととか、何かわかるかもしれないから、この先の天幕まで一緒に行こ?
ポルタ・プレトリアの将校
ああ、君たちか。
呼び出しに応じてくれて助かるよ。
先日捕まえた盗賊についてなんだが、端的に言うと、君たちに尾行を頼みたいんだ。
というのも、聴取を行った結果、彼らが頭目であるシャルトフィットに心酔していることが、明らかになってね・・・・・・。
つまり、あえて釈放すれば、頭目の下に戻る可能性が高いということ。
これを追跡すれば・・・・・・盗賊団のアジトがわかるだろう。
だが、解放軍が動けば、やつらも警戒するはず・・・・・・。
そこで君たちに追跡を任せたいんだ。
セートジャ
任せて!
さにすとちゃんがいるなら安心だし、あの盗賊たちがどういう人なのか知りたい!
ポルタ・プレトリアの将校
では、釈放の手続きを行うと伝えつつ、捕縛していた盗賊のひとりを、ここまで連れてこよう。
君たちは少し離れて見ていてくれ。
気弱な盗賊
いやー、ご迷惑をおかけして・・・・・・。
ポルタ・プレトリアの将校
はぁ・・・・・・本当に反省しているんだろうな?
まぁ、襲いかかった護衛に返り討ちにされたということだから、実害も小規模、ほかの盗賊行為への関与の証拠もない。
口惜しいが、君が取り締まれる事項が少ないということだ。
ところで君は、これから身を寄せる場所はあるのか?
気弱な盗賊
温情な措置に感謝してますよー。
アラギリに戻って、キャラバンの下働きでも、させてもらいますー。
ポルタ・プレトリアの将校
では、アラギリまで護送したのち、釈放とする。
以後心を入れ替えるように!
ポルタ・プレトリアの将校
はぁ・・・・・・いかにも反省してない態度たったから、おそらく彼は盗賊団に戻るだろうね。
では尾行をお願いするよ。
目的は彼らのアジトを探ること。
だから深追いはせず、どうか安全第一で頼む。
アラギリにいる解放軍の兵士たちにも連絡を入れておくので、切り上げたら伝えておくれ。
セートジャ
じゃあウチらは「アラギリ」から、あの盗賊の人を追いかけよ!
セートジャ
さにすとちゃん、見える?
あっちにいるのが、さっき釈放された盗賊だよ。
アラギリで下働きするって言ってたのに、すぐに町を出て・・・・・・やっぱり怪しい!
あの「気弱な盗賊」に気づかれないように、気をつけながら尾行しよ!
セートジャ
ね、あれってこの前会った商人さんたちだよね?
盗賊が現れる場所に案内してくれた・・・・・・。
揚々とした行商人
思ったより早く釈放されたじゃないか。
解放軍に尾行されたり、してないだろうな?
気弱な盗賊
はい!
解放軍の闘士たちは自分をアラギリへ送ったあと、持ち場へと帰っていきました!
揚々とした行商人
ならば、仮初の姿でいる必要もないか・・・・・・。
少し待っていろ。
気弱な盗賊
シャルトフィットさま!!
どうして自分たちを、あの冒険者と戦わせたのです!
やっぱり「護りの力」がなければ無理ですよう・・・・・・!
シャルトフィット
はぁ・・・・・・そうだな・・・・・・。
護りの力を得たことで、戦えるようにはなったが・・・・・・僕らは元は虐げられていた弱者にすぎないからな。
祭器を取り返しに来たマムージャ娘が、あんなに強い冒険者を雇っているとは想定外だった。
まったく、憎たらしい・・・・・・!
オドオドしている商人
でも、マムージャ族の女の子はいい子だったな。
私たちのことも心配してくれたし・・・・・・。
シャルトフィット
聞こえたぞ。
作戦に失敗しておいて、敵になびくとは・・・・・・
お前たち、粛清されたいのか!?
オドオドしている商人
ととととと、とんでもないです!!
今の私たちがあるのは、シャルトフィット様のおかげですから・・・・・・!
セートジャ
まさかあの商人さんたちが盗賊だったの!?
それにしても粛清だなんて、ひどい・・・・・・。
マムージャ族の傭兵
お前たち、そこで何してる。
シャルトフィット
なっ・・・・・・!
やっぱり尾行されてたんじゃないか、マヌケーー!
おい、カクージャ!
そいつらは、お前がなんとかしろ!
セトージャ
ね、さにすとちゃん。
ここはウチに任せて。
おじさんもマモー蛇族なら、トラル大陸からきたんだよね?
きっと傭兵として雇われてるんだろーけど・・・・・・。
あの人たちは、ウチらの村から祭器を盗んだの!
危険な森で生き抜くために欠かせない、大事な品を!
だからね、ウチは祭器を取り戻さないと村に帰れない。
お願いおじさん、ジャマしないで!
カクージャ
諦めな・・・・・・。
できれば同胞に手出しはしたくない。
生きて故郷に帰れなければ、なんの意味もないだろう?
逃げる時間は稼げたか・・・・・・それじゃあな、お嬢ちゃん。
セートジャ
今から追っても、シャルトフィットたちに追いつけないよね。
説得できなかったし、逃がしちゃって申し訳ないけど、ひとまずアラギリの解放軍の闘士さんに報告しよっか。
―セートジャ
多分この人でいいと思うー!
解放軍の闘士
おふたりが、尾行調査に協力してくれた方ですね。
ご協力に感謝します。
こちらのお嬢さんから報告を受けましたが、敵方のマムージャ族と、あわや交戦という状況になったとか。
ご無事でなによりでした。
捜査協力とはいえ、危険なところへ送り込んで申し訳ない。
セートジャ
ウチがついていきたいって言ったんだから、気にしないで!
これからもウチらは盗賊団を追うから、協力しあお!
それに盗賊団って、普段は行商人のふりをしているような、狡い人だちだってわかったし!
解放軍の闘士
ええ、自分も近辺の闘士たちに情報を共有して、彼らのことは留意しておきます。
おふたりもお気をつけて!
セートジャ
さにすとちゃん、改めて・・・・・・。
尾行調査の協力、お疲れさま!
ウチらに声をかけてきた行商人さんたちが盗賊だったなんて・・・・・・。
村にきたときもみんなを騙してたし、シャルトフィットってそういう狡いことが得意なんだね。
でも、あの部下の人たちの怯えっぷりは演技じゃなくて、本当に怖がっているように見えたの。
頭目のシャルトフィットは、部下の人たちに横柄な態度をとってたし、怯えるのも当然だよ!
カクージャのおじさんも刃を向けてきたけど、最終的に見逃してくれたし・・・・・・盗賊の人達でも、話が通じそうな人がいると思うの。
さにすと
自分もそう思う。
セトージャ
そうだよね!
ウチ、戦ったりするの得意じゃないかわりに、人のことをよく見るようにしてるんだ!
ウチって、ずっと森の奥で暮らしてたからさ、旅に出るまで、一族以外の人に会ったことがほとんどなくて・・・・・・。
だから知らない人と話すの、最初は怖かったんだよね。
でも、ちゃんと知り合えば、いいところも見えてきて、大丈夫になるっていうか、育った環境や文化が違っても、わかりあえるって思ったの!
完璧な人なんていないから、悪いところは誰しもあるけど・・・・・・いいところがない人だって絶対いない。
案外みんな、普通の人だって!
だからウチは、ちゃんと話して、相手のことを知って、できるだけ仲良くなりたいんだー。
えへへ、ケンカになっちゃったら、絶対勝てないからさ!
でもねー、シャルトフィットはどうかなぁ。
ああいう最初から仲良くなるきのない、聞く耳を持たない人とは、どこかでぶつかり合うしかないかも。
とはいえ、部下の人は仲良くなれそうな気がする!
おしゃべりできる機会が持てないか作戦を考えてみるから、ちょっと待っててー!
スポンサーリンク