「あ」
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ストーリーテキスト
ゴッドベルト
それでは、出立しましょう。
待ち合わせ場所は、カジャーヤ演舞場の南の崖。
そこに「ヴァンフディの使用人」がいるはずですぞ。
ヴァンフディの使用人
お待ちしておりました。
ゴッドベルト様とジュリアン様ですね。
ほかの方々は・・・・・・?
ゴッドベルト
突然の無礼、ご容赦を・・・・・・。
彼らは私の息子と、そのお友達なのですが、ぜひともヴァンフディ殿にお会いしたいと申しておりましてな。
ヴァンフディの使用人
なるほど・・・・・・少々お待ちください・・・・・・。
ヴァンフディ様は、お連れの方々も歓迎されるとのこと。
主は「アラヤの宝塔」にてお待ちです。
さっそく参りましょう。
ヴァンフディ
ようこそ、我が宝塔へ。
せっかく遠き異国よりお越しいただいたのだ。
眺めのいい場所で歓待でもと想い、ここに招かせてもらった。
今回はゴッドベルト氏との商談だけの予定だったが、いずれ君も招待したいと思っていたのでね。
手間が省けたというものだよ。
ヒルディブランド
あなたのことは、すべてお見通しですぞ!
異星人のUFOを利用し、黄金を複製しているのでしょう?
それも、もうお終いです。
さあ、コヨコヨ殿のお友達を解放しなさい!!
ヴァンフディ
ほう・・・・・・。
すでに知っているのなら、話が早くて助かる。
コヨコヨというのは、そこにいる異星人だな?
たしかに、その仲間は私のもとにいる。
そして、私がこうして富を得ることができたのは、紛れもなく彼らが有していた優れた複製技術のおかげ・・・・・・。だ
が、黄金の複製など手始めに過ぎん。
優れた兵器を大量に複製すれば・・・・・・この世界すら手に入れることもできると思わんか?
単刀直入に言おう、私の仲間になるのだ!
君を複製して、その力でもって共に世界征服を目指そう・・・・・・!!
リフィル
断る!
ヴァンフディ
なるほど・・・・・・。
やはり、君は我が覇道の障害となるということか。
ならば仕方ない。
ルゲイエから伝え聞いた、神降ろしの秘術を試すときのようだな。
必要なものはすでの揃えてある。
宝塔には宝物のほかに、クリスタルが納められているのだ。
加えて、私を複製することで、祈りを捧げる信徒も大量に用意してある・・・・・・。
こう見えて信心深いものでね、きっとうってつけだろう。
降臨せよ、我が神「アスラ」・・・・・・!!
ゴッドベルト
相手が蛮神となると、我々は足手まといとなりかねません!
皆を連れて退避するのです・・・・・・!
ヒルディブランド
・・・・・・こ、ここはお任せしますぞ!
ヒルディブランド
さすが、リフィル殿!
見事に討伐を果たしてくれたようですな!
父上と母上は、ヴァンフディの悪行を伝えるため、ラザハンの星戦士団のもとに向かってもらいましたぞ。
ヴァンフディ
まさか、神をも倒すとは・・・・・・かくなるうえは、一旦引いて態勢を整えるぞ!
だ、誰だ、勝手に宇宙船を飛ばしているのはッ!?
あれは私のものだぞ!
ヒルディブランド
コヨコヨ殿のUFOですかな?
コヨコヨ
ボクのじゃない、あれはトモダチの宇宙船だ!
ヒルディブランド
ういに、お友達と感動の再会ですな・・・・・・!
コヨコヨ
よかった、無事だったんだね。
トモダチ
キミも無事でなによりだ。
コヨコヨ
でも、なんであの人を攻撃したのかな・・・・・・キミを助けてくれたんでしょう?
トモダチ
たしかに、彼は宇宙船が墜落し怪我を負ったワタシを救い、船の修理まで手伝ってくれた。
その礼として、望む物を複製し、宇宙船についての知識も教えてやったのだ。
しかし、それが大きな間違いだった・・・・・・。
ワタシが、この星特有の病原菌に感染し、倒れたのをいいことに、卑怯にも宇宙船を奪ったのだ。
用済みとなったワタシは森に棄てられ、一時は死すら覚悟した。
なんとか自力で薬を作り、こうして快復して、宇宙船を取り戻すことができたが・・・・・・
やはり、こう判断せざるを得ない。
この星の知的生命体は、愚かで卑劣で欲深く、とうてい共生は不可能である、と・・・・・・。
したがって、ワタシたちの生存のためには、この星を侵略しなければならない!
コヨコヨ
待って!
ボクが出会ったこの人たちはとても善良だ!!
トモダチ
いいや、最初は善良に見えても、そのうちきっと裏切る!
本性を現す前に、こちらの力を思い知らせてやる!!
コヨコヨ
マズい!
このままだと宇宙船が大爆発を起こして、トモダチもみんな死んでしまう・・・・・・!!
ブラディヒルンド
ダメだ!
爆発を止めるには、UFOまで到達する必要があるが、その方法がどうしても思いつかない・・・・・・!!
ヒルディブランド
ブラディヒルンド殿、この私を地上の大技、「マンダヴィル夢幻闘舞」でUFOへと飛ばしてください!
ブラディヒルンド
計算の結果、同じくその技でUFOまで到達できると出ました。
しかし、非力な私にマンダヴィル家の大技は到底不可能・・・・・・さらには、あなたにUFOの操作を教えている時間もない。
ヒルディブランド殿、この私の方を、「マンダヴィル夢幻闘舞」でUFOまで飛ばしてください!
ヒルディブランド
マンダヴィィィィィィィィィル!紳士的ーー夢幻ーー闘ゥーー舞ーーッ!!!
て、手が・・・・・・滑りました・・・・・・ぞ。
ブラディヒルンド
この軌道、この風向き・・・・・・姿勢を工夫すれば、揚力が発生し自転して歳差運動で・・・・・・いける!
ブラディヒルンド
もう遅かった、爆発は止められない!
こうなったら・・・・・・
ヒルディブランド
ま、まさか、ブラディヒルンド殿・・・・・・!
ブラディヒルンド
複製にすぎない私ですが、みなさんと過ごせて幸せでした。
どうかお元気で・・・・・・
ナシュ・マカラッカ
ブラディヒルンド様、死んじゃったんですかー?
ヒルディブランド
いえ、何を隠そう彼は私の複製なのですから、これしきのことで、消え去ったりはしないでしょう・・・・・・。
きっと生きていて、またどこかで会えるはずですぞ・・・・・・!!
トモダチ
攻撃をしたワタシをキミたちは救ってくれた。
仲間の言うとおり、この星にも善良な者がいるようだ。
身を挺してくれた彼には、何とお詫びをすればいいか・・・・・・本当にすまなかった。
ヒルディブランド
ブラディヒルンド殿ならきっと無事で、心配無用です。
コヨコヨ殿のお友達は、我々のお友達でもありますから。助けるのは当然のことですぞ・・・・・・!
コヨコヨ
ボクたちの母星は、キミたちが終末現象と呼ぶもので滅びた。
助かったは偶然にも宇宙に出ていたボクとトモダチだけ。
それから、避難先を求める旅が始まった。
でも、どの星も終末現象の影響を受けていて、安全な移住は望めない状態だったんだ。
トモダチ
そこで、ワタシたちは居住可能な星をみつけた場合、知的生命体が先住していたとしても、移住を強行すると決めた。
先住種族が善良ならば共生し、邪悪ならば侵略も自在な覚悟で。
かくして、ワタシは長い旅の果てに、終末を迎えている奇跡の星、惑星ハイデリンへとたどり着いた。
だが、内戦のちでワタシの宇宙船を撃墜されてしまったのだ。
コヨコヨ
あとはキミたちも知ってのとおり。
遅れて到着したボクは、通信を絶ったトモダチを探し・・・・・・そして、ヒルディブランドと出会ったんだ。
トモダチ
終末現象では生物が絶望することで獣化してしまうという、星を侵略してでも生き残ろうとしたワタシたちは、ある意味絶望した獣となっていたのかもしれない。
しかし、キミたちに出会えたことで、それに気づかされた。
ホントに感謝している、どうもありがとう。
コヨコヨ
ボクたちに帰る場所はない。
どうか、この星にすまわせてもらえないかな・・・・・・?
ヒルディブランド
もちろん、歓迎しますぞ!
残る問題は、コヨコヨ殿のUFOも壊れてしまったことですな・・・・・・。
アアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!
ナシュ・マカラッカ
あー、ヒルディブランド様ー!
また、ナシュを置いていかないでくださいよー!!
ゴッドベルト
ハッハッハ、相変わらず愉快な息子ですな!
デリオン
強靭なマンダヴィリアンなら、どこに墜落しても、きっと大丈夫でしょうね。
ゴッドベルト
それがですな・・・・・・マンダヴィル家の家系図を再確認したのですが、数代前に跡取りができず、養子をとっていたようですぞ。
デリオン
つ、つまり、マンダヴィリアンだった初代ゴッドブランドと、あなた方、父子は直接的な血の繋がりはない、と・・・・・・じゃあ、あの超人性はいったい?
ゴッドベルト
強さも、技も、血筋によらず、己を信じる強き心こそが、重要ということでしょう。
血が途絶えようとも、我がマンダヴィル家は不滅ですぞ!
ジュリアン
そういえば、想いが動かす力の話を聞いたわ。
もしかしたら、ヒルディちゃんとパパには、その力があるのかもしれないわね。
ゴッドベルト
ハッハッハ!
だとしたら、ママがもっとも強い力を持ってますな!
さ、さあ、無事に事件は解決したことですし、皆でラザハンに帰るとしましょう。
ヒルディブランド
ふーむ、今度はどこにエスコートされるのやら・・・・・・この事件屋ヒルディブランド、少しの間、行ってまいりますぞ!
ゴッドベルト
マンダヴィルウェポンの件で、コヨコヨ殿にお訊ねしたいことがありましてな。帰りの道すがら、いろいろと聞くことができました。
またお力を貸していただけるのなら、ご都合がよいときに、アルキミヤ製薬堂にいる「ゲロルト」殿にお声がけください。
さすれば、私もすぐに駆けつけますゆえ。
では、私たちはこれにて失礼しますぞ。
ジュリアン
みんな、息子と仲よくしてくれてありがとうね!
ヒルディちゃんも、かくかくした彼も、きっと無事でしょうから、またすぐに会えるはずよ!
コヨコヨ
キミにはたくさんお世話になった。
実は複製した宇宙船がひとつだけあったから、お礼としてキミにもらってほしい。
ほかの機能は何もない、空を飛ぶだけのものだけど、この鍵を使えばいつでも呼び出せるよ。
トモダチ
仲間と話し合った結果、新たな故郷となるこの星を知るため、ワタシたちは旅に出ることにした。
コヨコヨ
だから、キミたちともお別れだ。
ヒルディブランドやみんなと出会えて、本当によかった。
いろいろ、よくしてくれてありがとう!
それじゃあ、またねー・・・・・・!
デリオン
結局、コヨコヨは侵略者じゃありませんでしたね。
そして、その仲間の侵略も止めることができた・・・・・・。
今回の異星人の取材は、これにて終了とします。
長きにわたってご協力いただき、ありがとうございました。
あなたのおかげで、これまで行けなかった、月やシャーレアンにまで、突撃取材することができた。
それによって、私がずっと誤解していたことが、ひとつひとつ明らかになってゆき、目の覚めるような思いでした。
しかし、事件屋さんの超人性はまだ謎のまま・・・・・・!
異星人の子孫だということは否定されましたが、あの超人的な力には、何か秘密があるに違いない!
ハッ、もしかして・・・・・・はるか昔に存在した超文明による、恐るべき生物実験の陰謀が絡んでいる!?
こうしてはいられません!
私は次なる未知に挑むため、これにて失礼します・・・・・・!
このクエストからわかること
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