【FF14】万魔殿パンデモニウム天獄編④ パッチ6.4

パッチ6.4「玉座の咎人」万魔殿パンデモニウム天獄編

「獄の底から天を目指した女」

 

ストーリーテキスト

ラハブレア
今の情報は、私がもっとも求めていたもの・・・・・・これで、クローディエンなる男を救い出せる可能性が出てきた。

エリクトニオス
本当か、ラハブレア・・・・・・!

ラハブレア
だが、そのためにはエリディブスを取り戻したときと同様、アテナの力を削ぎ落とす必要がある。
今や「神」に至る目前の状態の相手を、だ・・・・・・。しかも、相変わらず、こちらの陣営で戦えるのはひとり。
リフィル・・・・・・。お前がアテナに敗北すれば、すべての可能性は消える。任せて、いいのだな?

リフィル
なんとしてもアテナを倒す

テミス
君の決意は、いつも私たちを奮い立たせるね。こちらの期待を、決して裏切らないと思わせてくれるんだ。

エリクトニオス
それで、どうやってクローディエンの意識を、目覚めさせるっていうんだ?

ラハブレア
・・・・・・私に策がある、任せておけ。
リフィル、心配もあるだろうが、今はアテナの打倒だけを考えよ。雑念がある状態で勝てるほど、甘い相手ではない。

テミス
・・・・・・ラハブレアを信じよう。リフィル、君は最終決戦の支度を。

エリクトニオス
ラハブレア・・・・・・俺はずっと、考えていることがあるんだ。
聖石の影響により、欲望を肥大化させなければ・・・・・・母は、アテナは・・・・・・その欲望を秘めたまま、普通の「人」として生きられたのだろうか。

ラハブレア
・・・・・・私も、ずっとその疑問を追い求めている。もはや知り得ることはないであろう、答えを。
それよりも・・・・・・息子よ。お前に、お前だけに告げておきたいことがある。
―テミス
このパンデモニウムは、アテナの支配下にある。おそらくは「神」に相応しい場所を用意して、君を待ち構えているだろう。
―エリクトニオス
・・・・・・俺も、今はお前の勝利だけを願うことにするよ。その後のことは、アテナと直接対峙してからだ。
―ラハブレア
心配もあるだろうが、今はアテナの打倒だけを考えよ。雑念がある状態で勝てるほど、甘い相手ではない。

 

 

アテナ
神の御座へようこそ・・・・・・。さあ、貴方のすべてを、見せてちょうだい。

 

 


アテナ
嗚呼、どうして私の邪魔をするの?何年も何年も焦がれ、物癒えぬ石に閉じこもってまで耐えてきた。その悲願の成就まで、あと一歩だというのに・・・・・・!

エリクトニオス
ただ一人で願うだけなら、それは我欲に過ぎない。誰もが望み、背中を押してくれるものでないといけないんだ。
だから教えてくれ、アテナ。研究の先・・・・・・「神」となった身で、この世界に、何をもたらそうというのか。

ラハブレア
それを聞いたとて、アテナが、星に害をなしたという事実は変わらぬぞ。

エリクトニオス
・・・・・・それでも、知りたいんだ。母が願い求めたものの正体を。

アテナ
エリクトニオス・・・・・・その問いを発するなんて、貴方に探求者の素質はないわね。
理論を完成させた後、知の探究者が望むことはただひとつ。実践により、自らの理論が正しいのだと示すこと・・・・・・
そう、証明よ。
神となり、「生命」の神秘すら理解できるようになれば、どのような生物も、望むままに生み出すことができる!人を超越した高次の存在すら、容易く!
まだ未完で未熟な、人の命を糧として、完全かつ美しき命を創り、この星を満たす・・・・・・!それこそが、私の望みよ!

エリクトニオス
今を生きる者を蹂躙し、新しい生命とともに生きるなんて、それはもう、世界の破壊だ!

アテナ
何が悪いというの?私たちは、幾千幾万の月日に亘って、この星にとって、より良いとされる生物を創造してきた・・・・・・。
優れた生物が放たれれば、既存の弱き生命はやがて消えゆく。いいえ、人が手を出さずとも自然界の内で起こる競争は、進化と淘汰を促していくわ。
そうした生物を、私が神として導いたとして、いったい何を以て、「悪」を断じるというの?別に構わないはずよ。

ラハブレア
聖石は、人の「切なる願い」を具現化する性質を持つ。つまり彼女が口にした願いは、ほかの誰でもない・・・・・・アテナの本心ということだ。

アテナ
・・・・・・神の原型としてしか価値のない「素体」風情に、そんな顔をされるなんて、不快極まりないこと。自己のみで成長できるよう精神を残したのが間違いだったわね。

エリクトニオス
・・・・・・どういう意味だ?

アテナ
あら、気がついてなかったの?
貴方を生んだのは、神の原型として利用するため・・・・・・。その肉体も当然、私と適合するよう「改良」を施していたのよ。
ほかにも、私の言い付けに従うよう、強い情愛を植え付けたり・・・・・・いろいろと手をかけてあげたのに、まさか、正面切って反発してくるなんてね。

エリクトニオス
この身体も、この気持ちも、お前が利用するためn生み出したものだというのか・・・・・・?
母への情を捨てられない、魔法もうまく使えない落ちこぼれ。そういった存在であれ、と・・・・・・産まれたときからすでに決められていたわけだ。

テミス
だが、君はその前提を覆した。今君がここにいるのは、アテナを止めるためだろう!

エリクトニオス
感じるはずのない痛みで、ようやくすべてを理解できた。
他者の自我を顧みず、利用することしかしないお前を、「神」と認めるわけにはいかない!

アテナ
それならば、私も「悪」として振る舞うまでのこと・・・・・・。私のものにならない星なんて、なんの価値もないのだから!

テミス
くっ・・・・・・魔力をぶつけて、星海に満ちる魂を打ち消すつもりか・・・・・・!このままでは、この星に新たな生命が生まれなくなってしまうぞ!

エリクトニオス
・・・・・・なら、アテナ自身に抑え込ませればいい。
この戦いに挑む前、ラハブレアに言われたんだ。「お前が最後の砦だ」と。
クローディエン、そいつは俺の魂を受け継ぐもの・・・・・・この時代に生きる、「俺」なんだろう?だからこそ、神の原型としてアテナにも適合した・・・・・・。
クローディエンの魂は、俺と同等の性質を持っている。ならばこの幻体に定着している記憶も、彼に適合し、影響を与えることができるはず・・・・・・。

テミス
クローディエンに・・・・・・彼を取り込んだアテナと融合して、その魂を揺さぶり起こそうというのか!?

エリクトニオス
他者の意思が、肉体の内で目覚めたとき、それでも、アテナの自由に行動できるかどうか・・・・・・。試してみる価値はあるだろう?
落ちこぼれのエリクトニオス・・・・・・。自分にしかできないことを探し求めていた男が、ようやく、その役目を見つけられたよ。

ラハブレア
お前にしかできない・・・・・・。だからこそ、お前自身に決断を託した。
ゆけ、息子よ。お前は・・・・・・私の誇りだ。

アテナ
エリクトニオス・・・・・・あなた、何を・・・・・・?
や・・・・・・やめなさい!エリクトニオス!

エリクトニオス
俺はもう、お前の言葉になど従わない。この記憶が、心が従うのは・・・・・・。
父と・・・・・・友への想いだ!

アテナ
ぐっ、ぐぁぁああああ!!!
力が抑えこまれる・・・・・・肉体を、保てない!?

テミス
これは・・・・・・肉体を失ったことで、アテナの魔力は消滅したはずでは・・・・・・?

ラハブレア
消滅したからこそだな。このパンデモニウムも、やつの魔力によって存在していた。それが途絶えたことで崩壊を始めたのだ・・・・・・。
我らはともかく、ここをリフィルの、終の褥(しとね)とするわけにはゆくまい。

アテナ
リフィルでもラハブレアでもなく、まさか、エリクトニオスにしてやられるなんて・・・・・・、これが一番の誤算だったのかもしれないわね。
あら、まだ母と話が・・・・・・?
それとも、最後にやはり情が湧いて、クローディエンの肉体を連れてきてくれたのかしら・・・・・・?

エリクトニオス
あいにく・・・・・・ここにいるのは、お前の記憶に焼き付いた残滓さ。できることなんて、「悪」が滅びるのを見届けることくらいだ。

アテナ
それは、残念・・・・・・。本当に役に立たないのね。

エリクトニオス
お前が、そう作ったんだろう。

―ルイスノ
結局、先生は何故ひとりで魔大陸を目指したのかなど、聞きたいことが山ほどあるんです。どうか目を覚まして・・・・・・!
―ネムジジ
クローディエン先生、お身体に異常はないようです。あとは意識が戻りさえすれば・・・・・・。
―ラハブレア
・・・・・・・・・・・・。

テミス
あのエリクトニオスは、あくまで記憶の存在。本物ではないのだから、消滅しても構わない。・・・・・・など、君がそう思わないことはわかっているよ。
それでも・・・・・・エリクトニオスは、覚悟の上で行動に出たのだ。嘆くのではなく、その覚悟を誇りに思おう。
それと、君の健闘に感謝を。アテナの欲望を潰えさせることができたいのは、君の勝利があってこそなのだから。
私たちは、星海の様子を窺いつつ、クローディエンの目覚めを待つつもりだ。君もどうか、疲労した身体を休めてくれ・・・・・・。

 

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解説

 

わかりづらい言葉

本文内で青色に塗った言葉についての補足です。

 

 

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