サブタイトル「壮大な魔法都市 アーモロート」
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【前回のあらすじ】
【ストーリー】
グレノルトが要求した「命の輝きを結晶にしたクリスタル」を手に入れたさにすと。
暁の皆には寄り道していたことを心の中にしまい、再度グレノルトさんを訪ねてみた。
このクリスタルは正解だったようで、グレノルトに見せるととても興奮した様子だった。
彼の製作意欲が爆発的に向上し、オンド族から発注された「明かり」づくりにさっそく取り掛かって行った。
完成品は非常に立派だが、他に類を見ない独創的な明かりでもある。
この人にしか作れないとでもいえよう。
グレノルトが行き詰った理由は、テンペストに存在するいにしえの者が創ったとされる遺構の数々が、彼の力などはるかに及ばない境地にあったから。
この世のものとは思えないぶっ飛んだ建造物ばかりで、自分のこれまでの知識や経験を否定された気分になったのだろう。
そんな中でオンド族から来た依頼は「この遺構の雰囲気に合致する明かり」なもんで、行き詰まるのも無理はない。
グレノルトの製作意欲は止まらない。
このクリスタルから感じ取れる物語を、装備として仕立ててくれるのだという。
なんという創造力。
ほんと創作者って思いがけないものから着想を得るよなぁ。
確かにさにすと自身もこのクリスタルを得るために大変だったから、お礼として装備をくれるのはありがたい。
さっそく、グレノルトが造ってくれた「英魂装備」を身にまとう。
ほおう。
これがブランデンの想いをグレノルトが顕現化させた、という装備か。
新しい装備を身にまとい、「明かり」をもって、トルスィー・アースのところへと向かう。
無事依頼品を届けると、トルスィー・アースはとても満足した様子。
それに加え、さにすとを含めた暁の面々がオンド族のために尽力したことも評価してくれた。
つまりは「導かれた人」であると認識してもらった、というわけだな。
祈祷の儀式を終えた後に、「明かりの灯りし地」へと連れて行ってくれるという。よしよし順調だ!
リヴァイアサンのエーテライトを祀っているシーンを思い出した。
なんかこんな感じだったようなw
アルバートが不意にあのクリスタルについて突っ込んでくる。
ここは宿屋じゃないし、暁のメンバーが見てるかもしれないだろ!
不用意に話しかけてくるなよ!
祈祷中に暁の面々も合流する。
この建物がほんとうにアシエンの時代から継がれてきた物かもしれない、そして立派な都市だったからこそ、エメトセルクはこの世界を取り戻したいと思うほど、大事なものなんだろう、と。
各々感傷に浸りながら、“自分がエメトセルクの立場だったら”ということを頭の中で考えながら、オンド族の儀式を見届けた。
無事祈祷が終わり、族長のトルスィー・アースから「明かりの灯りし地」について、改めて訪ねる。
その場所はここから西に広がる大海溝。
普段は漆黒である裂け目に、先日明かりが灯ったという。
タイミングから考えてエメトセルクで間違いないと思われる。
明かりのついたその地を確認したところ、とても大きな街が、それもオンド族の潮溜まりととてもよく似た建物が在ったという。
こんな海底に大きな街なんて存在するのだろうか。
導き手として認証を受けたさにすと一行はオンド族の仲間にその場所まで案内してもらうことになった。
潮溜まりから岩場とサンゴを伝い、下へと降りていく。非常に複雑な洞窟構造。
落ちたら多分ひとたまりもないし、次もちゃんと来れるか不安だなw
さらにこの先にある洞窟を壁沿いに下へ下へと進んでいく。
底に着いたら北西の方向に道があるので、それをさらに西へ西へと歩んでいく。
下へ下へ、西へ西へね。
キャリバンの古巣穴と呼ばれるところにオンド族の張った結界があり、その先が「明かりの灯りし地」だという。
結界自体は手で触れると解けるように施してくれているようだ。ありがとうね!
なかなかに険しい道のりだったためか、道中に道標のように暁の面々が立っていてくれて少し助かった。
苦労しながら歩くことさらに数十分。
目の前には大きな結界が立ちはだかっていた。
プロテスか!!??!??!?
アルフィノがさにすとに解いてもらうように指示してきた。
いやいや、もしこれがエメトセルクの罠で触った人が捕まるようになっていたら相当な戦力を失うことになるんだぞ?
まあオンド族が張った結界って聞いていたので、今回は素直に手をかざす。
言われていた通り結界は消え、さらに道は続く。
まだ下へと降りていくのか。なかなか深い場所にエメトセルクは都を創ったのだな。
なんだかここまでの道のりも含めて、彼の性格を体現しているかのようだ。
岩肌に沿いながら下へと下って行き、開けた場所を見つけたので、全力で走っていく。
そこに広がる光景は、思いもよらぬ壮大な街並みだった。
しかも視界に収まり切らないレベルの街が、この海底にずっと眠っていたというわけか!?
実体が見えるさにすとらとは別に、ヤ・シュトラには違って見えている。
すべてエーテルによって創りだされた大規模魔法、すなわち幻想都市である、と。
これほどの大規模な幻想都市を創れるのは、1人しか心当たりがない。
そう、エメトセルクだろう。
さにすとたちの進んできた道は間違いではなかったのだな。
建物の形を見るに、さっきヤ・シュトラと確認したオンド族の潮溜まり周辺の遺構と同じ特徴で作られている。
ということは、エメトセルクは「在りし日の街」を魔法によって自分で再現したということ。
彼が命を懸けても取り戻した場所、時代はここにあるというわけか。
辺りを見渡すと南東に大きな塔があったので、そこから街へと近づいてみることにした。
塔の正面には扉が存在し、さにすとが目の前に立つと扉からアナウンスの声が響いてきた。
“ようこそ、アーモロート官庁街へ”
「アーモロート」・・・・・・?
以前、ラダー大昇降機の復活作業中にエメトセルクから聞いた街の名だ。
ここにさにすとの思い出があるのだろうか?
オペレーターはさにすとを認証。
歓迎モードであることにも違和感を覚える。
きっとエメトセルクが組み込んでいるのだろう。
扉から響く声に素直に応じ、地階行きのエレベーターへと搭乗する。
地階には「人民管理局」「創造物管理局」「カピトル議事堂」などが存在するとアナウンスがあった。
名前を聞いても何も思い出すことができない。
本当に来たことがある場所なのだろうか・・・・・・?
暁のメンバーとは異なった疑問を持ちながら、このだだっ広いアーモロートの街を散策する。
第6章「漆黒のヴィランズ⑥」へ続く。
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