「ヴァレンティオンデーに勇気を出して」
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ストーリーテキスト
アストリド
それでは始めましょう！
「旧市街」で人が集まりそうな場所に、地図で印をつけておきました！
そこにならきっと、愛に悩める人のひとりやふたりいるはず！
その人たちに先ほどの「ハートポーズ」を披露して、自分の想いをはっきり伝えるよう呼びかけてください！
思い悩んだ様子の市民
まあ、かわいらしいポーズねえ。
でも急になあに？
ええ、想いを伝えることが大事なのはわかっているけど･･････ハッ、そうだわ、ハートの型抜きに向いてる食材を、店主さんに聞いてみようかしら！
実はずっと、ここの店主さんのことが気になっていて･･････話しかけるきっかけを捜していたの。
ヴァレンティオンデーだし、きっとこれで話が広がるわ！
あ、でも･･････ヴァレンティオンデーには、どうしてハートがつきものなのかしら？
店主さんに聞かれたらどう答えましょう･･････。
―思い悩んだ様子の市民
どうしてヴァレンティオンデーには、ハートがつきものなのかしら･･････？
―落ち込んでいる市民
ああーっ！
カノジョが怒って帰っちまった！
せっかくのデートだったのに･･････！
落ち込んでいる市民
そ、そのポーズはいったい･･････？
想いをはっきり伝えろだって･･････？
そうか、胸に手をあて、心の在り処を示すような形･･････俺に「誠意を示せ」と言ってくれてるんだな！
アンタの言うとおりだ･･････まずは遅刻を誠心誠意謝らなきゃ。
そして、遅れたのはプレゼントを選んでたからだって、真心から言葉をちゃんと伝えれば･･････！
そうだ、まだ希望はある･･････せっかくのヴァレンティオンデーだし、勇気を出してみるぜ！
あんがとな、アンタ！
―お堅そうな鬼哭隊員
なっ、何だ？
用件があるなら手短に言え。
私は今、それどころではないのだ･･････。
･･････を、食事に･･････いやしかし･･････どう･･････。
お堅そうな鬼哭隊員
むむっ･･････貴様、なんだその怪しい動きは！
想いをはっきり伝えるだと？
貴様、槍術士にとって重要な「勇気」が、この私に足りないとでも言いたいのか･･････？
むむむ･･････確かに私には、彼を食事に誘う勇気がなかった･･････しかし我が赤心を以て、必ずや成し遂げてみせよう！
冒険者よ、礼を言うぞッ！
―エミリエ
あっ、おかえりなさい！
冒険者さん！
アストリド
おかえりなさい！
リゼットちゃんはまだ戻ってきていませんが、先におふたりの応援活動の感触を聞かせてもらえますか？
エミリエ
ポーズで注目されるのはちょっと恥ずかしかったけど、みんなの目を引けて、たくさん呼びかけできたよ。
冒険者さんはどうだった？
アストリド
なるほど･･････。
勇気が出せないみなさんの背中は押せたものの、ハートマークの由来に質問の声があがったと･･････。
冒険者さん、エミリエさん。ハートマークの由来についてご存知ですか？
リフィル
まったく分からない･･････
アストリド
では、いい機会なので教えましょう！
実は･･････
????
う、ううっ･･････。
アストリド
リゼットちゃん！？
いったい、どうしたんですか？
リゼット･ド･ヴァレンティオン
オルトファンスがッ････････････！
カーラインカフェで、知らない女性と･･････すごく親しげに、話していやがったんだッ･･････！
まっままま･･････！
まさか･･････うわ、浮っ･･････！？
アストリド
リ、リゼットちゃん落ち着いて！
オルトファンスさんに限って恋人を裏切るような真似･･････ありえません！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
わかってる！
でも、問い詰めるのも怖くなっちまって･･････気付いたら、走り出しちまってたんだよ･･････。
アストリド
勇気より愛は生まれん！
リゼットちゃん思い出してください！
私たちの祖先、アラベル･ド･ヴァレンティオン伯爵のことを！
ご先祖様は、困難の中でも、その勇気をもって、命懸けで想い人に告白しました！
武人だったアラベル様の象徴･･････真紅のハート形の盾を由来に持つ「ハートマーク」が、必ずリゼットちゃんに勇気を授けてくれるはずです！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
ああ･･････やってやるぜ！
待ってろよオルトファンス･･････突撃だッ！
アストリド
冒険者さん、エミリエさん。
リゼットちゃんを焚きつけてしまった手前、大変頼みづらいのですが･･････。
エミリエ
リゼットちゃんを追いかけてほしいんだよね！
私もそうしようと思ってたところだから、まかせて！
アストリド
ありがとうございます･･････！
どうか、リゼットちゃんをそばで見守ってあげてください！
エミリエ
冒険者さん、リゼットちゃんを追いかけよう！
新市街の「カーラインカフェ」に向かったはずだよ！
―アストリド
リゼットちゃんを、よろしくお願いします！
新市街の「カーラインカフェ」に向かったはずです！
―シェーダー族の女性
あら、そちらは･･････。
―オルトファンス
リゼットさん？
どうしてここに･･････？
―エミリエ
あっ、冒険者さん！
待ってたよ！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
オッ･･････オッ･･････オル･･････！
そん、そ･･････！
じょ･･････女ッ･･････！
エミリエ
どうしよう、冒険者さん･･････！
リゼットちゃん、まともに喋れそうにないよ！
リフィル
勇気より愛は生まれん！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
･･････オルトファンス･パストロワ！
貴公、将来を誓いし相手がいる身でありながら、なにゆえ人気のない場所で、淑女と密談を交わしている！？
も、申し開きがあるならばっ･･････言ってみるがいい･･････！
エミリエ
リゼットちゃん！
緊張しすぎて貴族の口調になっちゃってるよ･･････！
シェーダー族の女性
申し訳ありません･･････誤解させてしまったのですね。
私はただ、素敵なお相手がいるオルトファンス様に、自分の恋の相談を、聞いてもらっていただけなのです。
オルトファンス
リゼットさん。
我慢できずに会いにきてくれたのかと思えば、まさか、心移りを疑っていたとは････････････。
そこまで僕のことを想って、心配してくれていたのか･･････！
なんでいじらしいんだ！
しかし、君がそんなに思い詰めていたとは心苦しい･･････君を裏切るようなことはしていないから、安心してくれ！
彼女の私的な話を、周囲に晒すのは避けたかっただけなんだ！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
そうだったのか･･････悪かったな、ふたりとも。
ヴァレンティオン家の人間ともあろうものが、情けねえ姿見せちまった･･････。
シェーダー族の女性
私、おふたりのような素敵カップルに憧れているのですが、どうしても想いを告げる勇気が出ないのです･･････。
リゼット･ド･ヴァレンティオン
ああ、主宰を退いたとはいえ私も愛の伝道師･･････ちゃんと導いてみせるぜ。
勇気より愛は生まれん♪怖がらないで、自分の想いをはっきり伝えれば、必ずうまくいく、は･ず･よ☆
シェーダー族の女性
ありがとうございます、愛の伝道師さん！
私、勇気を出して想いを伝えてみます！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
改めて、迷惑かけて悪かったな。
お前た･･････
って、どうしたオルトファンス！？
オルトファンス
くっ･･････！
私の可愛い婚約者の･･････ハートのポーズが胸に刺さって･･････苦しい･･････！
エミリエ
それじゃあリゼットちゃん！
私たちは戻るけど、ふたりはデートに行っちゃったって、アストちゃんには伝えておくね！
リゼット･ド･ヴァレンティオン
まあ･･････もともと約束はしてたしな･･････疑っちまった詫びもしねえといけねえし･･････。
アストリドにはよろしく言っておいてくれ。
エミリエ
冒険者さん、私たちは「ミィ･ケット野外音楽堂」に戻って、アストちゃんに報告しよう！
―リゼット･ド･ヴァレンティオン
オルトファンス、いつまでへばってやがる！
デッ･･････デートするんだろうが！
―オルトファンス
心臓を鍛えねば･･････。
―エミリエ
早速、アストちゃんに報告しよ！
アストリド
良かった、いつものふたりに戻ったんですね！
リゼットちゃんが勇気を出せたのも、冒険者さんのおかげです。
本当にありがとうございました！
エミリエさんも、付き添ってくれてありがとう！
エミリエ
ぜんぜん！
アストちゃんも笑顔に戻ってくれて、私も嬉しい！
アストリド
多くの人たちに、相手に想いを伝えることが大事だと、わかってもらえたようですし･･････。
今回のヴァレンティオンデーは成功と言ってもよさそうですね！
ところで･･････途中になってしまいましたが、ハートマークの由来については、もうわかりましたよね？
そう、ハートマークは私やリゼットちゃんの祖先･･････アラベル･ド･ヴァレンティオン伯爵が愛用していた、真紅のハート形の盾が由来なんです！
命懸けの純愛を貫いた、その逸話を称えて、彼女の象徴でもあった盾の形が、愛の象徴･･････ハートマークと呼ばれ、世間に浸透していったんですね。
今では、ハートの由来を知る人も少なくなっていますが･･････ハートのポーズが広まることで、歴史を知るきっかけになってくれたら、嬉しいですね！
エミリエ
そしたらきっと、みんなアラベル様から勇気をもらえるよ！
アストリド
みなさんにアラベル様のご加護がありますよう･･････。
冒険者さんも、このヴァレンティオンデーを、引き続き楽しんでくださいね！
―エミリエ
アストちゃんがいつも一生懸命だから、私もそれに応えたいし、助けてあげたいって思うの！
これからも自分の得意分野で、アストちゃんを支えていけたらいいな！
冒険者さんも見守っててね！
―アストリド
武人でもあったアラベル様は、私の憧れなんです！
身も心も、愛を貫くため強くあられたご先祖様･･････いったいどのように鍛えてらしたかご存じですか？
一説には、ハートの盾は非常に重く作られていて、それを持ったまま、朝晩100万回ずつ屈伸をしていたとか･･････。
えっ、話半分に聞いておいたほうが良いかもしれない？
そうなんですか？
―リゼット･ド･ヴァレンティオン
今回は、お前にも迷惑かけたな。
デッ･･････デートは、まあ、楽しんでるよ。
お陰様でな･･････。
何をニヤニヤしてやがる！
早くお前も、祝祭を楽しんでこい！
―オルトファンス
ハァ･･････････････････････････････････････････。
ああ、すまない君か。
嫉妬するリゼットさんを思い出して、噛みしめていたんだ･･････。
････････････可愛かった。
―ラブ号
クエーーッ♪
―クプカ･クップ
見て見てクポ！
モグのハートのポンポンが、みんなの愛で、より輝いているクポー♪
―プクティ･ピコ
モグたちのポンポンがハートになったのは、アラベル様のご加護かもしれないクポ･･････？
―バート
腕の角度は･･････こうだ！
ロドリゴよりキマってるだろ？
―ロドリゴ
脚のつま先まで美しく･･････。
ほら、バートより華麗でしょう？
―リングサス
おう、お前さん、ハートのチョコでも食っていかねえか？
そこのショップで買えるぜ。
ハートのチョコの歴史は古くてな。
数百年前、調理士ギルドがヴァレンティオン家に、ハート型の使用許諾を得て作りはじめたんだ。
そんな歴史あるスイーツを、今回特別に出張販売しにきたってわけだ！
後悔が残らないよう、是非とも味わってくれよ！
―ヴァレンティオン家の執事
「ヴァレンティオンデー」に関する疑問にお答えするよう、アストちゃんから仰せつかっております。
疑問がありましたら、遠慮なく私にお尋ねください。
リフィル
あなたたちは、ここで何をしている？
ヴァレンティオン家の執事
我々は「愛の伝道師」。
「ヴァレンティオンデー」に合わせて「愛」を広めるため、イシュガルドよりやって参りました。
みなさまが心のうちに秘める想いを、大切な誰かへと届けるお手伝いもしております。
我々の催しが、あなたの愛を深める一助となれば幸いです。
リフィル
ヴァレンティオンデーとは？
ヴァレンティオン家の執事
「ヴァレンティオンデー」とは、命を賭して己の純愛を貫いた、古のイシュガルドの貴族、「アラベル･ド･ヴァレンティオン伯爵」を記念する祝祭です。
今日では、彼女の「愛」と「勇気」にあやかり、自分の「愛」を、贈り物とともに伝える祝祭となっております。
リフィル
アストリドとは？
ヴァレンティオン家の執事
「愛の伝道師」を率いる高潔なる若き主宰、それがアストリド様、通称「アストちゃん」です。
「アラベル･ド･ヴァレンティオン」様の子孫であり、みなさまの愛の相談をステージにて承っております。
見かけたら、ぜひお気軽に声をおかけくださいませ。
リフィル
エミリエとは？
ヴァレンティオン家の執事
グリダニア出身の愛の伝道師、それが「エミリエちゃん」です。
「アストちゃん」とは同世代の仲間として、お互い支え合いながら、精進しておいでです。
見かけたら、お気軽に声をおかけくだしませ。
リフィル
リゼット･ド･ヴァレンティオンとは？
ヴァレンティオン家の執事
かつて「愛の伝道師」を率いていた高貴なるアイドル、それが「リゼット･ド･ヴァレンティオン」ちゃんです。
彼女は「ヴァレンティオン家」の令嬢として主宰を務めたのち、従姉妹である「アストちゃん」にその仕事を託しました。
いまは愛の伝道師のひとりとして、活躍しておいでです。
リフィル
オルトファンスとは？
ヴァレンティオン家の執事
「リゼットちゃん」の婚約者にして「愛の伝道師」、それが「オルトファンスさん」です。
「リゼットちゃん」が、瀕死の「オルトファンスさん」を助け、再会を果たしたことがきっかけで、おふたりは婚約されました。
みなさんの愛を応援しながら、ご自身の愛も育んでおいでです。
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