【FF14】六根山② パッチ6.45

パッチ6.45「六根山」のクエストです。

「幸不幸と孤児ふたり」

 

ストーリーテキスト

ツバキ
リフィル殿、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか。
あなたが「大煙管(おおぎせる)」の付喪神を討伐してくださったおかげで、我が主であるウズミビ様は、聖浄院に手勢を送りこめたそうです。今回は無事に、調査も終えられたと一報がございました。
その調査結果が届いたので、ハンコック殿に共有したところ、何やら思うところがあったご様子で・・・・・・。あなたとお話したいと、言付けを預かっております。
ゆっくり語らわれるなら、異人街にある静かな庭園「楽水園」がおすすめです。ハンコック殿にお伝えしておくので、そちらでお待ちください。
それから、お話が終わりましたら、一度こちらへお戻りいただけると助かります。此度のお礼もございますので・・・・・・では、お待ちしております。

 

 

ハンコック
急にお呼び立てして、失礼いたしマシタ。ウズミビ様から聖浄院の調査結果が届いたので、その共有をと思いましてネ。
立ち話もなんデスから、そちらに座りましょうか。
どうやら、ゴウライ師の日記を見つけたらしく、彼の半生について、ずいぶんと詳しく書かれていましたヨ。
なんでもゴウライ師は、貧困を理由に親から捨てられた過去があるようでしてネ。寺に拾われるまで、物乞いをして生きていたそうデス。
富に執着し、骨董趣味にのめり込んだのも、そうした背景があってのことだとか・・・・・・。
いやはや、そうと知っては妙な親近感が湧いてしまいマス。かくいう私も親に捨てられた身デスから・・・・・・。
ロロリト会長が東アルデナード商会へと拾ってくれるまで、私はウルダハの裏通りで、どうにかこうにか生きていたのデス。そんな昔の自分と、ついつい重ねてしまいマシタ。
そういえば彼、「大煙管」が特にお気に入りだったとか。あれには持ち主を幸福に、あるいは不幸にするという、相反するいわくがあるそうで。
僧として聖浄院の頂点に上り詰め、「大煙管」を手に入れたとき、彼は幸せを感じたことでしょう。ところが怪異に憑かれて急転直下・・・・・・不幸にまっしぐらデース。

リフィル
ハンコックも気をつけて。

ハンコック
おやおや・・・・・・心配してくださるのデ?まあ、近しいからこそ異なる面が見えてくるといいますか、私なら、あのような顛末にはならないと思いますヨ。
少しばかり私的なお話になるので、ほどほどに聞き流していただいて結構なのですが・・・・・・。
私、ロロリト会長から多くのことを学ばせてもらいましてね。そのひとつに「何に投じるかで金貨の価値は変わる」という、彼の経営哲学があります。
同じ、100ギル金貨一枚でも、未来に投資すれば、やがて200ギルにも1000ギルにもなる。しかし道楽に浪費すれば、0ギルになってしまいます。
骨董趣味にしたって同じこと。手に入れた品を、心を埋めるために独り愛でるようでは、益がないどころか品物に魅入られる危険すらある。
付喪神を倒した影響か、すっかり小さくなったこの煙管も、どうせなら未来に投じてやればいい。
実は私、収集した品々をみなさんに見ていただけるように、広く公開するための場所を設けるという夢があるのデス。いわば、博物の館・・・・・・博物館!
幼き日の私が、浮世絵を見て東方に憧れを抱いたように、収集品を見て異国に思いを馳せ、世界の広さを感じてほしい。我々と異なる思想や文化があると知ってほしい。
そして作品への理解が深まれば、作り手も買い手も増える。かくして、より多くの作品を後世に残すきっかけとなれば、収集家冥利に尽きる、というものです。
そんな私、あとに続く誰かの「夢」のために、機会があればまた頼みますよ、リフィルさん。

 

 

 


ツバキ
お戻りいただきありがとうございます。
ハンコック殿とは、ゆっくりお話しできましたでしょうか?
よき語らいの機会となったのでしたら、何よりでございます。
さて、改めまして・・・・・・六根山の問題解決にご助力くださいましたこと、ウズミビ様の名代として、心より御礼申し上げます。
甘くて美味しいクガネの銘菓をご用意しましたので、ぜひ、お土産にお持ち帰りください。
では、ハンコック殿にもお礼をして参りますので、私はこれにて失礼いたします。
リフィル殿、またご縁がありましたらお会いいたしましょう。

 

 

 

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