回は、パッチ4.1で実装されました「蛮族クエスト コウジン族編」のストーリー分析をしてみますよー
【誓約クエスト】
クエスト名:宝探衆縁起譚
開始NPC:紅玉海 碧のタマミズ カブト
開放条件:名誉友好度 1,320
【主要NPC】
【ストーリー】
カブトが難しそうな顔でヒカセンを呼びに来た。
紅甲羅の肝はヒルマキにあると、カブトは考える。
これまで紅甲羅は碧甲羅をバカにし、圧倒しているのにも関わらず本拠地である碧のタマミズに押し寄せてツクモを奪い取ることはしなかった。
つまり、ヒルマキの独断で、紅甲羅全体がそう考えているのではないということ。
ということは、ヒルマキを倒せばツクモは安全、且つそれ以上紅甲羅からの攻撃も断てる。逆に紅甲羅の雑兵を一掃しても、ヒルマキさえ残っていれば、リスクは少なからず残り続けることになってしまう。
カブトの分析によると、ヒルマキと対峙した場合は必ず勝てるという算段、だが、ヒルマキはこれまで多数の護衛、雑兵に囲まれながら、自分自ら剣を抜くことはしてこなかった。
要するにヒルマキから多数の護衛・雑兵軍団を取り払えば勝機はあるという。
捲し立てるように自分の分析を語る。
非常に冷静に分析できており、それを人に伝えることができている。
うん、とても成長。うれしいよ僕は。
現状の戦力ではその取り巻き達を振り払えるような戦力ではないので、参加に渋い顔をしている者たちをどう説得するか…。
ケスティル族との縁で学んだように、行動と態度によって気持ちを示せば決めかねているものの選択を揺るがすことが可能となる。
血気盛んな碧甲羅に声をかけてみる。
血気盛んな碧甲羅は、そもそも戦闘が苦手で、やってやりたいという気持ちはあるものの役に立たないことが分かっているから敬遠している形のよう。
ここで成長著しいカブトは引き下がらない。
血気盛んな碧甲羅の強みなどを引き出し、こういう戦法もあると例示まで展開。
具体的に話をまとめることで、シミュレーションがしやすく、会話に説得力が生まれる。
カブトからの熱い気持ちを汲み取った血気盛んな碧甲羅も参戦してくれることになった。
これだけ交渉力が大きく向上しているとは思ってもいなかったので、他の者については安心してカブトに任せ、ブンチン様と打ち合わせを行うことにした。
説得行脚を終えたカブトは、しゃべり疲れたとは言え、希望に満ち溢れた顔をしていた。
しばらく待つと、皆が寄り合ってきた。
マクラは武器を譲ってもらいにアジムステップにまで足を延ばし、シキタヘはクガネの小鍛冶屋に行ってシホウミちゃんを呼びつけた。
ズキンは一足先にゼッキ島を偵察へ。ヒルマキが「タカラモチの棲家」に構えている情報を手に入れた。
カブトが奔走している背を見て、各々が何かできまいかと考え、行動に移すことを自然と身に着けていた様子。
皆の頑張りに感化されたのか、ブンチン様も甲羅を脱ぎ加勢すると。
碧のタマミズに住まう碧甲羅たちが一つになり、いざゼッキ島へ!!
「海の穴」から陽動部隊の様子をうかがい、雑兵が少なくなったところで突入。
陽動部隊はうまくことを運ばせたようだ。
ブンチン様の粋な計らいで、これまで縁を結んだ「鈴」「馬頭琴」「甲冑」を
「タカラモチの棲家」に行くと、シャウギとヒルマキがいた。シャウギが立ちはだかってきたので、まずはシャウギを集中して倒す。
シャウギを倒すと残りはヒルマキ。ここは約束の1対1にしたのでカブトにすべてを託し、ヒカセンはツクモを取りに行く。
ヒルマキに屈しそうなカブトに対し、ツクモから最後のお言葉。
二人の魂を込めて放った一閃は、ヒルマキの身体を貫いた。
想定通りヒルマキを討伐すると、周りにいた雑兵はこぞって退路を探した。
気を失ったカブトを碧のタマミズへ運びこむ。
意識を取り戻したカブトも、休んではいられない様子で、ツクモが全く動かないことを心配している。
シホウミが見ても、特に大きな損傷・不具合はない。
つまり壊れていない、という。
直そうにも直せない状態のようだ。
ツクモの最期の言葉を思い出させ、現実に引き寄せる。と、ツクモ人形から何やら玉が転げ落ちた。
ツクモの内側で創られた、「モノに宿りしヒトの心」が結晶化したもの。要するにツクモのマテリアである。
シホウミはここでも機転を利かせ、そのツクモのマテリアを特徴的なカブトの兜に装着することにした。
ツクモはいつも口下手で言葉数の少ないカブトを案じ、想いを代弁してくれた。
しかし、ツクモは今や物言わぬ存在であるがゆえに、今後は自分自身で言葉にして縁を紡いでいかなければならない。
が、その力をこの冒険譚で十分に手に入れることができたはず。
宝物殿には、ツクモ人形を奉納し、これにて宝物殿はお宝でいっぱいとなりました。
まさか初めはこう言っていたカブトが、
最期にはこういうのかーっていう成長がかなり見えてよかった。
せっかく任務に同行したんだから成長してもらわないと、ヒカセンの指導能力に炭がつきかけたよ!
これにて一件落着。
これまでお世話になった人への挨拶は、また折を見てからすることとしましょう。
次回「コウジン族 誓約★編」
さにすとのひとこと
最初は全く言葉が出てこなかったカブトでしたが、ツクモとの出会いによって、様々な人のところへ出向き、縁を結ぶ。そして、縁を結んでいることがカブトの人としての成長をも促す。人のためになることが自分のことになるというのをストーリーとして伝えたかったのかなと思います。
「何かを守る」という想いが人を成長させていくということなんでしょうかね。
【蛮族クエスト(コウジン族)リンク】
コウジン族 導入編
コウジン族 信頼編
コウジン族 敬意編
コウジン族 名誉編
コウジン族 誓約★編