【FF14】凄腕の狩人 メレーロールクエスト

「凄腕の狩人」


シャシェパ
やあ、もしやアナタ、ブルケブさんから話を聞いてここへ・・・・・・?
それはありがたい!
ワタシはシャシェパ、サカ・トラル奥地の森にある集落から来た。
さっそくだけど、盗まれた祭器について説明しよう。
ワタシが住む集落では代々、蝶のトラルヴィドラールの力を封じた、「アゲハの祭器」が祀られてきたんだ。
その蝶はもともと、毒を持つほかの蝶の姿に擬態して、捕食者から身を護る習性を持っていた。
それが長い時を経てトラルヴィドラールと化し、能力も強大になり、あらゆる魔物や動物に擬態するという、特異な力を得ることになった。
アゲハの祭器には、その力が込められていて、所持している者が視認したことのある魔物や動物・・・・・・他人にだって擬態することができるんだ。
しかも、姿かたちだけじゃなく、対象が持つ能力さえも、把握している範囲で真似ることが可能なんだよ。
たとえば、二刀流の狩人ヴァイパーに擬態すれば鮮やかな剣技を。
猛獣ブラーシャの姿になれば鋭利な爪や牙だって、自在に使えるようになるんだ。
当然ワタシたちも、そんな祭器の恩恵を受けていた。
森には獲物が豊富な反面、凶暴な猛獣も多くてね・・・・・・集落に害をなす存在を、強力な魔物に擬態して撃退してきたのさ。
だから、祭器は集落を守るためにとても大切なもの。
確実に取り戻すために、集落イチの凄腕の狩人、「イットカ」が奪還に向かったんだ。
狙った獲物は必ず仕留める彼女のこと。
ほどなく取り返せるだろうと思っていたが、いまだ便りはなくてね・・・・・・予想外に苦戦しているのかもしれない。
そこで、海の向こうの土地に詳しい協力者を探していたのさ。
加えて、弓使いのイットカとも相性がいいであろう、アナタのような近接戦闘の使い手をね。
目撃者によると、祭器を盗んだ犯人は、「この力をクガネで試してみよう」などと言ってたそうだ。
船乗りに聞いたところ、それは遥か東方にある街の名だという。
どうか、アナタもクガネなる街に赴いてもらい、彼女と協力して、ワタシたちの祭器を奪還してほしい!

 

さにすと
任せてくれ。

 

シャシェパ
快く引き受けてくれて、どうもありがとう!
現地に着いたらまずは、ワタシと同じような格好で、弓を背負ったシャトナ族の女性を探してほしい。
クガネでも、こうした「酒場」に集まる者たちに尋ねてみれば、イットカの居場所が掴めるかもしれない。
それでは、よろしく頼む!
―シャシェパ
クガネに着いたら、まずはイットカを探すため、こういう「酒場」に集まる者たちに尋ねてみてくれ。
そして、彼女と協力して祭器を奪還してほしい!

 

 

 

 

 


シタン
いらっしゃいませ。
クガネ名物などを堪能して・・・・・・
なるほど、尋ね人を・・・・・・。
仰るような外見のヴィエラ族なら、前にお見かけしましたよ。
あいにく、居場所までは存じておりませんが。
―シタン
仰るような外見のヴィエラ族なら、前にお見かけしましたよ。
すみませんが、居場所までは存じておりません。

 


ハボク
ほう、西方の大陸から来た者を探していると?
悪いが、そのような格好をした女は見かけておらんな。
それよりも、かの大陸にはメスカルという蒸留酒があるらしく、ずっと味わってみたいと思っているのだが・・・・・・なかなか、クガネまで入ってこないのが残念至極である。
―ハボク
悪いが、そのような格好をした女は見かけておらん。
それよりも、かの大陸のメスカルという蒸留酒を、いつか味わってみたいものだ・・・・・・。

 


ハヤタカ
ああ、弓を背負ったヴィエラ族の女なら見たぞ。
細かい服装まで覚えてないが、妙にキョロキョロしていたな。
西方の大陸から来たのなら、クガネの様相が珍しかったんだろう。
赤誠組屯所の近くにいたので、行ってみるといい。
―ハヤタカ
たしかに、弓を背負ったヴィエラ族の女を見かけたぞ。
赤誠組屯所の近くにいたので、行ってみるといい。

 

 

 


イットカらしき女性
はあ、アタシだけじゃダメかも・・・・・・もう帰ろうかな・・・・・・

 

さにすと
イットカか?

 

イットカ
そ、そうだ!
アタシがイットカだけど、キミは・・・・・・?
な、なるほど、シャシェパに協力を頼まれたさにすとか・・・・・・祭器の奪還に力を貸してくれるならありがたい。
クガネに来て、この家に下宿させてもらいながら、しばらく、ひとりで調査していたんだ。
アタシが知ってることを話そう。
まず故郷で犯人を目撃した者によると、祭器を盗んだのは、こちらでいうヒューラン族の中年男性だとか。
それ以外の特徴については、まだわかっていない。
というか、祭器を使えば、他人や動物に擬態できるからね。
好きに姿を変えられる相手の情報をどうやって集めればいいか、クガネでも、途方に暮れていたのさ。
だがそんなとき、街でケンカが多発しているという噂を聞いた。
不可解なのは、当事者たちが口々に、その原因にまったく身に覚えがないと言っていることだ。
さらに住人たちの間で、自分と瓜ふたつの外見をした者が、同時刻に別の場所で目撃されたという怪談話も広まっていてね。
それらのことから、アタシは祭器で他人に擬態した犯人が、ケンカの火種を撒いているのでは、と睨んでるんだよ。
だから、このケンカ騒ぎを追いたいんだが・・・・・・怪しい者を押さえたところで、どうせしらばっくれるだろう。
そこで、ある薬が役に立つんだ。
集落には祭器を悪用されたときの備えとして、擬態を強制的に解く秘薬の製法が伝わっていてね。
製作したものをいくつか持ってきたんだよ。
こいつを投げつければ、たちどころに正体を暴くことができる。
さっそく、街でケンカ騒ぎが起きてないか探してみよう。
ただ、街中にはどこに犯人が潜んでいるかわからないから、できるだけ、一緒に行動した方がよさそうだ。
準備ができたら、声をかけてくれ。
よし、人通りの多いところといえば、商店街だね。
まずは「楽座街」というところに向かおう。
―イットカ
トライヨラの街でも驚いたけれど、クガネも負けず劣らず人が多くてビックリしたよ。
集落の者はアタシも含めて、滅多に故郷の森から出ないからね。

 

 

 

 

 

「街」について
―イットカ

それにしても、クガネの街はどこも人が作った物で溢れてるね。
森育ちのアタシには驚きの光景だよ。
とはいえ慣れてくると、こんな街も悪くないと思えてくる。
アタシたちは、自然と共に生きる暮らしを大切にしているけど、人工物を否定しているわけじゃないしね。

 

 

 

男性の怒号
だから、これじゃあ金が足りねえんだよ!

 

怯えている店員
そ、そんな・・・・・・先ほど、きちんとお釣りは渡したはずです・・・・・・。

 

激高している客
いいから、早く釣りをよこしやがれ!
ぶっ飛ばされてぇのかッ!

 

さにすと
激高している客が擬態している犯人だ

 

イットカ
アタシもそうだと思ったよ!
これで正体を現せ!

 

激高している客
な、何しやがんだテメェ!

 

イットカ
あ、あれ、違った?
ごごご、ごめんなさーい!

 

怯えている店員の悲鳴
あああああああああ!
ももも、申し訳ございませーん!
私が計算違いをしていましたーーー!!
差額をちゃんとお返しするので、どどど、どうか許してくださーーーい!!

 


怯えている店員
す、すみません。
大変、お騒がせしました・・・・・・。

 

イットカ
ま、まあ、そう簡単には見つからないよね。
気をとりなおして、今度は「小金通り」という商店街へ向かおう。

 

 

 

 

 


男性の怒号
叩き斬ってくれる!

 

イットカ
いったい、何があったんだ?

 

野次馬の女性
あの大男が人妻に手を出したんだってさ。
こりゃ、痴話ゲンカじゃ済まないね。

 

大柄の侍
お、落ち着け!
拙者は何もしておらぬ・・・・・・!

 

中柄の侍
女房からはっきり聞いたのだ!
彼女が嘘をついているとでも・・・・・・!?

 

悲痛な様子の女性
私を辱めた、その汚らわしい男を斬って!

 

大柄の侍
事実無根だ!
なにゆえ、そのような出鱈目を!?

 

悲痛な様子の女性
何を迷ってるの、早くその男を殺して!

 

中柄の侍
ええい・・・・・・そこへなおれ、斬り捨てる!

 

大柄の侍
ぬう、聞く耳持たぬなら致し方なし!
刀で潔白を証明しよう!

 

イットカ
あの女こそ擬態した犯人だなッ!?

 

忍者風の男性
お前は・・・・・・小癪なことを・・・・・・。
まあいい、痴話ゲンカにも飽きてきたところ・・・・・・今後は、より大事を成すとしよう。

 

イットカ
逃がすものかッ!
ど、どうも今日は弓の調子が悪いな・・・・・・。

 

 

 

安堵した様子の女性
あんた!

 

中柄の侍
本物のお前なんだな、無事でよかった・・・・・・。

 

赤誠組の隊士
彼女は裏通りで倒れていた。
何者かに襲われ気を失ってしまったようだ。

 

イットカ
そうか、あの犯人が彼女に擬態して夫を騙すため、昏倒させたってことだな。

 

中柄の侍
まんまと騙されてしまった・・・・・・面目ない。

 

大柄の侍
よいのだ。
まさか、自分の妻が偽物だとは思うまい。

 

赤誠組の隊士
あなたたちのおかげで、刃傷沙汰(にんじょうざた)にならずに済んだ。
クガネの治安を守る者として礼を言う。
しかし、何者にも擬態できるという犯人は危険だ。
赤誠組も十分に警戒し、注意喚起の御触れも出しておこう。

 

イットカ
ひとまず下宿先に戻って、犯人についての話をさせてくれ。

 

 

 

 

イットカ
予想どおり、犯人は祭器を使って他人に擬態し、人を争わせているようだった。
いったい、何の目的でそんなことをしているのか。
見当もつかないけどね・・・・・・。
祭器の力で誰にだって擬態できる以上、「争いごと」を手がかりに犯人を追うしかないだろう。
それにしても、さにすとが来てくれていろいろ助かったよ。
これからも、どうぞよろしく!

 

 

www.sunny-stronger.com

 

 

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