「歌うは誰がため」

アオブリビオンとの会合の前に、エレダイト族の少女「スコリア」を探すこととなった一行。
プリッシュ
小さな影が走っていった方角は・・・・・・南のほうだ。
魔物に襲われる前に、急ごうぜ!
見渡してみると、崖から外を見ていた少女の姿を見つけた。
アルシャール
見つかったようだな!
スコリア
お姉さんたちは・・・・・・?
プリッシュ
俺はプリッシュ、おまえの父ちゃんに頼まれて、捜しに来たんだよ。
こんなところで何してたんだ?
スコリア
私、移住なんてしたくない。
だって、歌手になるっていう夢があるんだもん。
歌手って職業あるんや、詩人とかじゃなくて。
たしかユールモアにもおったか。
でも、これから行くトライヨラは、アレクサンドリアとは違う国だから・・・・・・。
きっと誰も私の歌なんか聴いてくれないよ。
そう思ったら、ぜんぶ嫌になっちゃって・・・・・・気づいたら、こんなところまで走ってきちゃった。
プリッシュちゃん・・・・・・で、いいかな?
それと、お姉さんたち、迷惑をかけてごめんなさい・・・・・・。
子どもは大人に迷惑をかける生き物よ。
プリッシュ
無事だったんだし、いいってことよ!
にしても、おまえを見てると友だちのことを思い出すよ。
ウルミアって言うんだけどな。
あるとき、こんなでっけえ夕日を前にして、まるぜ世界が終わるかのように、ひとりで泣いてたんだよ。
緊張して、上手く歌えなくて、大聖堂の聖歌隊ってのに入り損ねたんだってさ。
・・・・・・なぁ、世界ってのは、この夕日よりもっとでっけぇんだよ。
それこそどんな失敗もちっぽけに感じちまうくらいにな。
おまえの事情をすべてわかってるわけじゃねぇけどよ、歌うのをやめたら、お前が目指す世界は終わっちまうんだぜ。
ウルミアにも、同じようなことを言ったんだ。
あいつは、その後も諦めずに歌い続けることを選んで、念願の聖歌隊に入ったぞ。
スコリア
だけど・・・・・・知らない国で歌うのは怖いよ。
誰かに笑われたりするかもしれないし・・・・・・。
圧倒的な実力があればだれも笑わんよ
プリッシュ
このトラルって大陸はさ、元々たくさんの部族が暮らしてるのに、最近になってほかの世界とも混ざっちまったんだってな。
つまり、いろんなやつがいるってことだ。
だから、文化や部族が違ったって、受け入れてくれるやつは必ずいる。
この広い世界で、おまえの歌を歌い続けりゃいい!
スコリア
じゃあ、まずはプリッシュちゃんに聴いてほしい。
いいかな・・・・・・?
僕もこれくらい広いところで歌い上げたいなw
シェシェネ青燐泉へ戻る。
―プリッシュ
スコリアの歌、よかったな。
あれならきっと大丈夫さ。
ウルミアの歌の練習に付き合わされてきた俺が保証する!
―スコリア
お父さん、心配かけてごめんなさい。
―アルシャール
お父上も気を揉んでいただろう。
怪我もなく、戻ってこられてよかった。
―魔のバクージャジャ
おかえり。
あっという間に子どもを見つけるなんて、さすがだねェ。
ジャスパー
お待ちしておりました!
皆さんが無事に戻られて何よりです。
スコリアから話は聞きましたよ。
なんとお礼を言えばよいか・・・・・・。
バクージャジャ様、アルシャール様、プリッシュ様、さにすと様、ありがとうございました。
トライヨラに着いたら、改めてお礼に伺います。
おう、娘の話はちゃんと聞いたれよ。
スコリア
プリッシュちゃんのお友だち・・・・・・ウルミアちゃん、だったよね?
おつか、その子にも会ってみたいな。
あっ・・・・・・
プリッシュ
俺も、会いてぇんだけどなー・・・・・・。
アルシャール
いつか彼女に会えたら、私からも伝えておこう。
プリッシュの小さな友人が会いたがっていたと。
スコリア
うん、絶対だからね!
私、歌い続けるよ!
それが私の世界だって、プリッシュちゃんが教えてくれたから!
だから、絶対また会おうね!
もしかしたらエコーズの残滓かもしれない二人にとって「絶対会おうね」という言葉には重みがあるんだろうな。
ここのセリフは敢えて「絶対」って使ってる感じがして蛇足感。
プリッシュ
あ、ああ・・・・・・・・・・・・そうだな。
ジャスパー
それでは、私たちはトライヨラに向かいます。
重ね重ね、お世話になりました。
プリッシュ
また会おう、か・・・・・・。
―プリッシュ
・・・・・・・・・・・・。
―アルシャール
プリッシュ・・・・・・。
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