【FF14】過去より届いた輝き パッチ7.2メインクエスト

「籠より届いた輝き」

黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想

 

クルル
さにすとさん、いいところに!
共有したいことがあるのだけれど、少し時間をもらえるかしら?
ありがとう。
ラマチもこちらへ向かっているはずだから、到着したら・・・・・・

 

そう言っているとウクラマトの声がした。

ウクラマト
さにすと!
お前もこっちに来てたんだな。

 

クルル
噂をすればね!
それじゃあ、さっそく各々の近況報告といきましょうか。

 

ウクラマト
だったら、まずはアタシから話をさせてくれ。
いったんトライヨラへ戻って、コーナ兄さんと話をしてきた。
グルージャの母親「テーシャジャ」が残した記録のことや、再び現れた「理王スフェーン」のことを・・・・・・。
その上で相談して、状況が落ち着くまでの間は、アタシがドーム内に留まって様子を見ることにしたんだ。
ただ、王権を継承したグルージャの後見人であるのと同時に、アタシは隣国トライヨラを統べる武王だからな・・・・・・。
内政干渉と取られねぇよう気をつけるつもりさ。

 

グ・ラハ・ティア
よし、オレたちがこれまでに調べてことも共有しておこう。
理王スフェーンの動向を探っていたんだが、あれからも彼女は人々の前へ、頻繁に姿を現していた。
とはいえ、やることといえば、民衆に対して永久人になろうって語りかけるのがせいぜいでさ。
今になって現れた理由も含め、掴みきれていないのが実情だ。

 

ジオード
ちなみに「スフェーン様の死」に関する記憶改変は、レギュレーターを装着している奴にだけ起きてる。
これは確定とみてよさそうだ。
死者の記憶を抽出する機能を、誰かが利用したんだろう。
あいにくと犯人の特定まではできてないが、状況から考えればスフェーン様が疑わしくはあるな。

 

クルル
多くの人々にとっては、理王スフェーンが健在で、彼女の国葬も犠牲となった市民の追悼ということになっている。
記憶改変をまぬがれた人たちは、認識の相違に困惑しているわ。

レギュレーターの有無で認識が変わるのって不自然よなぁ

 

ジオード
ひとまず、俺は空の坑道に顔を出してくる。
あっちの仲間とも連携して、情報収集を続けておこう。

 

クルル
実はね、さにすとさんとラマチには、もうひとつ話しておきたいことがあるのよ。
むしろ、そっちが本題というか・・・・・・
ふたりに、会ってほしい人がいるの。

会ってほしい人?
誰だろう。

 

ウクラマト
そりゃあ、いいけどよ・・・・・・。
いったい誰なんだ?

 

クルル
今はここの仮眠室で、ヤ・シュトラたちに看病されている人でね・・・・・・。
詳しいことは、そっちで説明してもらえるはずよ。

いちいちもったいぶらんでいいよ、小粒。

 

グルージャ
お見舞いをしたいから、僕もついていくね。
仮眠室は奥の扉の先にあるんだ。
廊下をまっすぐ進んだところだから、迷わないはずだよ。

―クルル
仮眠室には、奥の扉から向かえるわ。
大勢でおしかけるとお邪魔になりそうだから、私たちは、スフェーンの動向を調べにいってくるつもりよ。

―グ・ラハ・ティア
アルフィノとエレンヴィルは、しばらく別行動だそうだ。
ふたりとも、不安を抱える住民の話し相手になってくるってさ。

ーゲノルト
なあ・・・・・・ロディナ商会って聞いたことあるか?
オレはあいつらがどうにも苦手でよ・・・・・・。
極力ネクサスアーケードの方には行かないようにしてンだ。
居住区もそっちの方にあるもンだから、オレはこのバックルームで寝泊まりしてるってわけ。

 

 

バックルームの仮眠室へ向かう。
会ってほしい人というのはまさかのスフェーンだった。

ウクラマト
なんで、スフェーンがここに・・・・・・。
今も民の前に現れてるって、聞かされたばっかりだぞ。
いったい、どうなってるんだ?

 

ヤ・シュトラ
この子は・・・・・・違うの。
目撃されている理王スフェーンとは別人・・・・・・それどころか、正真正銘の魂を持った生身の人間よ。

どういうこと?
なんでこのタイミング?

リビング・メモリーで調査をしていた私たちの前に現れて、いきなり気を失って倒れてしまった。
それで、連れて帰ってきたというわけ。

 

アリゼー
彼女、体内エーテルが雷属性に偏っていたの。
そのせいで、強い麻痺の症状が出ていてね・・・・・・。
ヤ・シュトラから連絡を受けて、ポークシーを使った治療を施したところよ。

 

ヤ・シュトラ
酷似した容姿、発見された状況、属性の偏った身体・・・・・・。
彼女こそが、永久人である理王スフェーンの元となった人物・・・・・・その可能性は、きわめて高いと言えるわね。

 

ウクラマト
おいおい・・・・・・!
いくらなんでも、そんなはずねぇだろ!?
だって元のスフェーンは、400年くらい前に病で死んじまったって・・・・・・!

 

スフェーンによく似た少女
わたし、が・・・・・・死んだ・・・・・・?

ウクラマトの大きな声に少女が反応した。

今の話・・・・・・どういう、こと・・・・・・?
私、死んでなんか・・・・・・ない・・・・・・っ!
ここは・・・・・・どこなの・・・・・・?
みんなは・・・・・・オーティスは、ゼレニアは・・・・・・?
キミたちは、何者なの・・・・・・!?

オーティス?
ゼレニア?
オーティスはとうの昔に死んでるはずなんだけど?

 

アリゼー
落ち着いて、私たちは危害を加えたりしないから・・・・・・。
あなたは病み上がりなの、興奮すると体に障るわ。

 

スフェーンによく似た少女
お願い・・・・・・教えて・・・・・・。
何が・・・・・・どうなって、いるの・・・・・・。

教えてほしいのはこっちなんやけどなww

 

ヤ・シュトラ
先にひとつ、確認させて頂戴。
あなたの名はスフェーン、アレクサンドリア王国の王・・・・・・それで間違いないかしら?

 

スフェーン
うん・・・・・・そのとおり、だよ。

 

ヤ・シュトラ
ここで目を覚ます前にも、あなたは知らない場所にいた・・・・・・そうよね?

 

スフェーン
見覚えがない、暗い部屋で・・・・・・目が、覚めたの。
外は、エレクトロープが、むき出しの・・・・・・街で・・・・・・。

 

ヤ・シュトラ
そう、その街にあるメインターミナルと呼ばれる施設で、あなたはずっと、「眠っていた」のよ。
この続きは、あなたにとってほんとに受け入れがたい話になる。
それでも・・・・・・知りたい?

 

スフェーンは黙って頷いた。

シェール
あなたがいた暗い部屋には、内部を低温状態に保てるエレクトロープ製の棺がありました。
恐らく、その中で眠らされていたのでしょう。
旧王国の時代から・・・・・・メインターミナルがシャットダウンされ、低温が保てなくなる最近まで。
その間・・・・・・およそ400年。

 

スフェーン
そんな、本当に・・・・・・?
私は・・・・・・400年も、眠っていたというの・・・・・・?

エレクトロープの技術によってそれがあり得るってこと?
じゃあさにすとも400年くらい眠らせといてくれたらいいのに。

 

シェール
かつてのスフェーン王は雷光大戦ののち、雷の力に冒されて死去したと伝えられていますが・・・・・・どうやら、真実は違っていたようです。

―ウクラマト
永久人のスフェーンの、元になった人物か・・・・・・。
本人も望んでるなら、もう少し話をしてみようぜ。
先のことを決めるのはそのあとだ。

―グルージャ
オーティスがいたら、どうしてたかな。
僕にできることはなんだろう・・・・・・。

―シェール
メインターミナルの内部に、空間が見つかったんです。
どうにも、彼女はそこで眠らされていたようで・・・・・・こんな事態になるとは思いもしませんでしたよ。

―ヤ・シュトラ
ひとまず治療が成功したのは何よりだったけれど、彼女にとってはここからが問題ね。

―アリゼー
遠い未来でひとり目覚めるだなんて、取り乱すのも当然よ。
さっきの様子だと、本人の意思ではなさそうだったし、なおのことだわ・・・・・・。

 

スフェーン
キミたちが・・・・・・嘘をついている、ようには見えない・・・・・・。
だから、お願い・・・・・・教えて・・・・・・。
私の、置かれてる状況・・・・・・知りたいの・・・・・・。

 

ヤ・シュトラ
あなたが望むなら、説明はする。
ただ、まだ無理のきく体調ではないわ。
時間はかかるでしょうけれど、少しずつ話しましょう。

え、でも雷光大戦をしてた王様なんよね?
そこの根本の人間性は変わってないんよな?
じゃあ怖くない?

皆も一緒の方が話が早そうね。
とはいえ、出払っている全員を集めるとなると時間がかかるから、クルルとグ・ラハ・ティアだけでも、声をかけてみるわ。

 

グ・ラハ・ティア、クルルを呼んでみんなで雑談。
スフェーンの体調を考えながらゆっくりと時間をじっくり使って・・・・・・。

ウクラマト
話は一段落したけど、さすがに疲れただろ。
身体のほうは平気なのか?

 

スフェーン
ヤ・シュトラとアリゼーが治療してくれたおかげだね。
こんなに具合がいいのは、本当に久しぶりだよ。

名前もちゃんと覚えて、もう呼び捨てやしw
距離感詰めるタイプ?

なんだか、申し訳なくなっちゃうなぁ・・・・・・。
治してもらって、教えてもらって、もらいっぱなしになってる。

 

ウクラマト
そんなこと、気にするような奴らだったか?

 

さにすと
ヤ・シュトラは面倒見がいい。

無愛想やけどねw

 

ウクラマト
付き合いが長いこいつが言うんだから、間違いねぇって。
それによ、お前が治ったおかげで、あいつらの知ってる治療法が有効だって実証されたんだと。
これで同じような症状に苦しむ人たちも助けられそうだ・・・・・・って、ふたりして喜んでたぞ。

 

スフェーン
そっか・・・・・・それは私も、すごく嬉しい。
今のアレクサンドリアにも、体内エーテルが偏ってる人が少なくなって話だったもんね。
「今」の、かぁ・・・・・・。
正直に言うとね、みんなが聞かせてくれたこと、まだ受け止めきれてないんだ。

 

グルージャ
スフェーン・・・・・・。
じゃあ、見に行ってみる・・・・・・?
みんなが説明していた「今」のこと。

 

ウクラマト
おお、そりゃいい案だ!
実際に見て、触れてみたら、もっと確かに知ることができるもんな。
ただ、バックルームの外へ出たら、その・・・・・永久人のお前に、遭遇しちまうかもしれねぇ。
それでも、お前は行きたいか?

 

スフェーン
不安がないと言ったら、嘘になっちゃうけど・・・・・・。
街を歩いて、みんなの声を聞いて、この国の今を知ることで、考えてみたいって思う。

 

さにすと
一緒に行こう。

 

スフェーン
本当?
嬉しいなぁ。

 

ウクラマト
そういうことなら、アタシも全力で協力するぜ!

 

スフェーン
ありがとう、ウクラマト。

―ウクラマト
スフェーンが外を見たいって言うなら、とことん付き合ってやろうぜ。

―グルージャ
今は王様じゃないから様づけしなくていいよって、スフェーンに言われたんだ。
でも、慣れるまでは時間がかかりそう。

 

スフェーン
さにすとも、親身になってくれて本当にありがとう。
ねえ・・・・・・、キミの知ってる「スフェーン」も、やっぱり、永久人の私なんだよね・・・・・・?
この状況を飲み込むには時間がかかりそうだけど、今はどんなことでも受け止めないと・・・・・・。

 

 

 

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