「ウクラマトとアルパカ」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
さて目標の「3年熟成の超高級メスカル」を手に入れたウクラマト一行。
最後はこれと鞍を交換してもらおう!
ウクラマト
10000ペルの価値のメスカルなんて持ったことねぇから、さっきからずっと手が震えちまってよ・・・・・・ハーベリのところに行くまで、預かっててくれよ。
100万ギルなわけやからな、すごいお酒よw
仕方なく異次元ポケットにいれてさしあげよう。
マーブル
あははは!
落としてダメになっちゃったら、また振り出しだもんね。
縁起でもないことを言うなw
鞍職人のハーベリの家は村の南西・・・・・・ここからすぐだよ!
さあ行こう、お目当ての鞍を手に入れるために!
―マーブル
落とさないように運んでくれてありがとう!
取引のときは、しっかり持っててもらわないとね、王女様に
―ハーベリ
何度来たって同じだ。
鞍を作ってひしいなら、持ってくるんだな。
「3年熟成の最高級メスカル」をよ!
ウクラマト
いよいよ始めるか・・・・・・最後の取引を!
3年熟成の最高級メスカルをウクラマトに手渡す。
ありがとよ!
やっとここまできたな!
よう、持ってきたぜ!
ご所望の「3年熟成の最高級メスカル」をな!
ハーベリ
なんだと!
まさか本当に手に入れてくるとは・・・・・・!
ウクラマト
こっちには、優秀な行商人志望がついてるからな。
ハーベリ
ゾラージャ王子以外に継承の儀を勝ち進んでほしくはないが・・・・・・商売で人を幸せにするという、我らのモットーに背けはしない。
わかった。
あんたのために鞍を作ろう、ウクラマト王女。
ウクラマト
本当か!?
ハーベリ
ちょっと待ってろ。
すぐに用意する。
すぐにとは言ったものの当然時間はかかるゆおで、3人で談笑をして時間をつぶした。
ハーベリ
さあできたぞ。
人に不慣れな野生種のアルパカでも捕まえられるだろう、この鞍があればな。
では、まだ仕事が残ってるのでこれで失礼する。
早く仕事を終わらせて、あの最高級メスカルを味わいたいからな。
ウクラマト
うおぉぉぉ!
ついに鞍を手に入れたぜぇぇぇ!!
最初は100ペルのアルパカウールから始まったのに、最終的に鞍との取引を成功させちまうなんて・・・・・・。
マーブル、お前絶対に良い行商人になるぜ!
マーブル
あははは!
王女様にそう言ってもらえると嬉しいよ!
ウクラマト
鞍も手に入れたことだし・・・・・・いざ、牧場に戻ろうぜ!
アルフィノたちが待ってるはずだ!
さて牧場でみんなと合流。
思いのほか時間がかかってしまったからみんな退屈してるんじゃないかな。
―マーブル
みんな、アルパカの世話を頑張ってくれてたみたいだね!
―ウクラマト
鞍を手に入れたこと、アルフィノたちに報告しようぜ!
―エレンヴィル
ずいぶん時間がかかったが、鞍を手に入れたみたいだな。
―アリゼー
つい不用意にアルパカに近づいたら、これでもかというほど唾を浴びせられてね・・・・・・。
苦手に思うウクラマトの気持ちが少しわかったわ。
―クルル
エレンヴィルさんとトーブリさんに、アルパカのお世話の仕方を教えてもらったの。
私の手から直接、餌も食べてくれたのよ!
アルフィノ
鞍は手に入ったのかい?
ウクラマト
ああ、マーブルのおかげでな!
マーブル
アルパカを捕まえに行く前に、鞍の付け方を確かめておこう!
練習相手として、この牧場にいる野生種の子を連れてくるよ!
ウクラマト
わかってる。
こんなところで、ビビってらんねぇよな。
ウクラマトとアルパカが対峙。
唾をかけられることなく無事鞍を取り付けることに成功。
ウクラマト
で、できたぞ・・・・・・!
エレンヴィル
唾を吐くどころか、警戒してるそぶりもない。
ウクラマトの存在を受け入れてるようだな。
マーブル
うんうん。
その鞍には、アルパカが好む香りが練り込まれてるからね。
ウクラマト
今まで、こんなじっくり見たことなかったから、気づかなかったけどよ・・・・・・。
思ってたより怖い顔はしてねぇんだな、お前。
マーブル
あはは、今気づいたの?
クルル
ねえ、見て・・・・・・!
クルルの見る方向を見ると、ゾラージャ王子が金のアルパカを連れて帰ってきた。
早すぎない?
しかも金ぴかやしwww
ウクラマト
ホントに、準備もなしに捕まえてきちまったのかよ・・・・・・。
アリゼー
しかも、あのアルパカ・・・・・・なんだか光ってない?
エレンヴィル
そういえば、むかし聞いたことがある。
人里離れた谷の奥に、黄金のアルパカがいると。
人はおろか同族すら寄せ付けぬ孤高の存在だとか・・・・・・。
ウクラマト
そんなすげぇアルパカを、どうやって・・・・・・。
同じ境遇だからなにか共鳴でもしたんだろうか?
サレージャ
獣は素直ですからね。
圧倒的な力の前に逆らうようなことはしません。
これが、ゾラージャ様とウクラマト様の力量の差でしょう。
ウクラマト
オヤジの跡を継ぐのは、一番強え奴じゃねぇ・・・・・・アタシは黄金郷を見つけて、この平和を護っていくんだ!
ゾラージャ
平和を願う心は、戦なくして生まれはせん。
世界をひとつにするためには、人々に教える必要がある。
戦の愚かさをな。
サレージャ
80年前、多くの部族がトライヨラの建国に参加し得たのは、長引く争いに疲弊し、戦いの無情さを実感していたからです。
この村の若者たちを見てごらんなさい。
生まれてこのかた平和を享受してきた彼らの多くが、戦を恐ろしいものではなく、商機と捉えている。
だからこそ、ゾラージャ様は教えて差し上げようと言うのです。
戦の恐怖を、平和の価値を・・・・・・。
まあ確かに平和ボケをどうするかってのも考えないといけないんだけど、やり方が非情すぎるというか・・・・・・難しい問題よね。
ゾラージャの言い分も大いに理解できるけど・・・・・・って感じ。
アルフィノ
戦いの痛みが平和を願う心を生む。
それ自体は、ひとつの事実でしょう。
ですが、私たちはこの目で見てきました。
あなたのように、武力による統一を掲げて反発を生み、やがて斃れることになった大国を。
ゾラージャ
ガレマール帝国は所詮、愚者の集まりに過ぎなかった。
ガレアンが支配種族として君臨し、他の種族を弾圧すれば、反乱も起きよう。
人は獣とは違う。
力だけですべてを支配せんとするのは、愚者のやることだ。
サレージャ
グルージャジャ様が、マムージャ族による支配を行わず、すべての種族を平等に扱ったのは、そのためでしょう。
で・す・が!
ゾラージャ様が見据えてらっしゃるのは、さらにその先!
そう・・・・・・トライヨラがこの世界をひとつにするのです!
ウクラマト
何のためにそんなこと・・・・・・。
ゾラージャ
それをお前に話す必要はない。
トーブリ
お見事、実に!
ゾラージャ王子はペルペル族の「金の試練」を超えてみせた!
約束どおり差し上げましょう、秘石を!
ゾラージャは秘石を受け取ると、何も言わずに去っていった。
ウクラマト
いつもそうだ・・・・・・。
あんたは、アタシやコーナ兄さんにさえ、心の内を見せてくれねぇ。
家族じゃねぇのかよ、アタシたち・・・・・・。
そら実の息子と養子が仲良くワイワイはできひんでな。
唯一連王と血が繋がっているっていうプレッシャーもゾラージャには重くのしかかってるんだろうな。
―アルフィノ
ようやく平和になろうと動き出した世界を、再び混乱に陥れようとするなんて、見過ごしてはおけない。
―クルル
平和のためなら戦争すら厭わないと言うゾラージャ王子・・・・・・。
その先にある目的は何・・・・・・?
―エレンヴィル
まさか黄金のアルパカが実在したとはま。
「あいつ」が言ってたとおりってわけか。
―アリゼー
戦いで世界をひとつにまとめるなんて、できやしない。
もうガレアン人たちは、そのことに気づき始めてるってのに。
―マーブル
やっぱり、私はゾラージャ王子の考えには賛成できないな・・・・・・。
今の平和なトライヨラが好きだもん!
ウクラマト
チッ、兄さんのことを考えるのは後回しだ!
今はとにかく「金の試練」を超えなきゃな!
練習でつけた鞍も回収したし、とっととアルパカを捕まえに行くぞ!
マーブル
野生種のアルパカが生息しているのは、ここから北西に進んだ先・・・・・・「オルン・カンカ」の谷だよ。
みんなで、谷の入口までウクラマト王女を応援しに行こう!
オルン・カンカの谷の入口へと向かう。
―アルフィノ
ここに来る途中に谷底を覗いてみたが、靄がかかっていてよく見えなかったよ。
いったいどれほど深いのだろうね。
―エレンヴィル
俺もこの先には立ち入ったことがない。
谷底には、野生種のアルパカだけじゃなく、危険な獣が生息してるという話だ。
―マーブル
オルン・カンカの谷は、とっても深くて危険だから、ペルペル族が認めた人しか立ち入りを許されないんだ。
―クルル
ウクラマトさんが無事に「金の試練」をやり遂げられるよう、「応援」してあげましょう!
―アリゼー
ゾラージャ王子に先を越されはしたけど、ウクラマトならきっと大丈夫よ。
ウクラマト
アタシだって、できるんだ・・・・・・。
これまでの勢いを失っていたので、応援してやる。
マーブル
頑張って、王女様!
ウクラマト
ありがとよ!
正直言って、アタシはまだアルパカが苦手だ。
できることなら、近づきたくはねぇ。
だけど、王位を目指す奴がそれじゃダメなんだ。
アルパカだって、アタシらと同じこの国に生きる命。
今度こそちゃんと、正面から向き合ってくる。
それじゃ、行ってくるぜ!
アルフィノ
さて、牧場に戻るか、それとも・・・・・・。
マーブル
ここで待ちたい、私!
クルル
そうね。
ウクラマトさんも頑張ってるんだもの。
せめて、少しでも近くで待っていてあげましょう。
エレンヴィル
どれくらい時間がかかるかもわからない。
天幕を張るから、手を貸してくれ。
エレンヴィルが天幕を張って、焚き火を起こしてくれた。
アリゼー
さっすが腕利きのグリーナー。
準備がいいわね。
マーブル
グリーナーって?
アルフィノ
世界中を飛び回って、依頼された品を集めてくる職業のことさ。
エレンヴィルは、動物の収集を専門としているんだったね。
マーブル
キミって、サカ・トラルのシャトナ族だよね?
どうして、海向こうで働いてるの?
エレンヴィル
俺だって昔は、トラル大陸を出ていくことなんて考えてなかったさ。
だが何年も前、師匠から、あるものを探してみせろって課題を出されてな。
そのとき、こう言われたんだ。
「それは、狭い世界に閉じこもってるだけじゃ見つからない。
海の外にだって、どんどん出ていくといい。
たとえばシャーレアンには、グリーナーという職がある。
世界中を巡り、様々な文化、風習、自然に触れるんだ。
そうした学びの過程で大切なものを得られたとき、きっと、それは見つかるだろう」
当時の俺はその言葉を鵜呑みにして、グリーナーになったってわけだ。
マーブル
お師匠さんの一言で、見知らぬ土地で働くなんて・・・・・・その人をとっても尊敬してるんだね、エレンヴィルは!
エレンヴィル
そうは言っても、グリーナーの仕事自体が楽しくなって、課題の方は棚上げしてたんだけどな・・・・・・。
どういう巡り合わせ貨、ついに向き合うときがきたらしい。
クルル
まさか、探せと言われたあるものって、黄金郷のこと・・・・・・?
エレンヴィル
ああ。
継承の儀に乗っかる形にはあるが、俺もそこへたどり着きたい。
クルル
そう・・・・・・そうなのね・・・・・・!
みんな、それぞれの目的があって黄金郷を目指している・・・・・・。
これは、なんとしても見つけ出さないとね!
エレンヴィル
そうだな。
そんな話をしていると夜が明けた。
が、ウクラマトの姿はまだ見えない。
マーブル
いくらなんでも遅すぎるよ!
もしかしてなにかあったんじゃないかな、王女様に!
トーブリに頼んで、捜索隊を出してもらおう!
エレンヴィル
待て、なにか聞こえないか?
オルン・カンカの入口から、アルパカに騎乗したウクラマトがやってきた。
一同歓喜とともに安堵が溢れた。
ウクラマト
へへ、待たせたな・・・・・・。
一晩中続いた試練の影響か、疲労で膝から崩れ落ちるウクラマト。
アルフィノ、クルルに治癒魔法をかけてもらう。
アルフィノ
だいぶ体力を消耗しているようだね。
無理もない。
クルル
よく頑張ったわね。
エレンヴィル
ひとまず天幕で休め。
牧場は逃げやしないんだからな。
ウクラマト
ああ、わかった。
みんな、信じて待っててくれてありがとな。
ウクラマトの回復状況を見つつ、他の皆で天幕の片付けを行った。
―アリゼー
天幕の片づけも慣れたものね。
アルフィノまで率先して手伝っちゃって・・・・・・薪拾いの次は、そっちってわけ?
―クルル
時間はかかったかもしれないけれど、ウクラマトさんは木庭のアルパカを捕まえられたし、エレンヴィルさんと黄金郷の話も聞けてよかったわ!
―ウクラマト
ふぅ・・・・・・治癒魔法のおかげで、立てるぐらいまでは回復したぜ・・・・・・。
―アルフィノ
ウクラマトに大きな外傷はないが、体力に限界が来て倒れてしまったようだ。
―エレンヴィル
大丈夫そうなら、トーブリに報告をしにいくぞ。
・・・・・・余計な身の上話は、もうおしまいだ。
マーブル
安心したよ、王女様が無事に帰ってきてくれて!
捕まえてきたアルパカもたくましくて元気だし、これならきっと「金の試練」を超えることができるはずだよ!
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