「トライヨラ連王国」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
無事トライヨラへと到着したウクラマト率いる王女親衛隊。
さてここから新たな冒険が始まっていく。
ウクラマト
よーし!
トライヨラに着いたことだし、まずは••••••
またしてもエズく。
船酔いがひどいらしい。
うぅ••••••まだ少し気持ち悪い••••••。
しばらく船旅はごめんだぜ••••••。
エレンヴィル
さっそくだが、おたくらにこの街を案内したい。
継承の儀に備えて、土地勘を身につけておいた方がいいだろうからな。
アルフィノ
ぜひ、お願いするよ。
私としても、トライヨラの町並みを見て回りたいからね。
ウクラマト
そ、それじゃアタシが案内するぜ••••••。
アリゼー
そんな状態で無理しない方がいいんじゃない?
そんな話をしていると街の方からゾロゾロカラフルな服装を着た3人がやってきた。
シュバラール族の男性
ほう••••••見慣れない方々がいると思ったら、ウクラマト王女の従者でしたか!
エレンヴィル
誰が従者だ••••••。
そこ引っかかるんやw
シュバラール族の男性
おや、王女。
お体に問題でも••••••?
ウクラマト
ぜーんぜん!
トライヨラの王女が、船酔いなんてするわけねぇだろ!
こいつらは、外つ国から来てくれた継承の儀の協力者だ。
今から、王都を案内しようと思ってよ。
シュバラール族の女性
まあ、素晴らしいわ。
でも、ただでさえ外つ国の方は目立つのに、王女まで一緒だと、私たちみたいな野次馬が寄ってきて、大変じゃありませんか?
シュバラール族の男性
本来、市民が王族の方に近づくことなど許されないでしょうが、ウクラマト王女は気さくに話してくださりますからね。
つい、声をかけたくなってしまうのです。
ウクラマト
アタシだって、みんなに話しかけられるのが嬉しいんだ。
だから、これからも気にする必要なんてねぇよ。
シュバラール族の男性
ありがとうございます。
では、私たちはこれで。
エレンヴィル
••••••今の話は一理ある。
ウクラマトは仮にもこの国の王女だ。
そんな奴が、見慣れない連中をぞろぞろと連れて歩いていたら、良くも悪くも目立ってしまう。
ウクラマト
仮じゃなくて、ちゃんと王女だけどな!
エレンヴィル
ここは二手に分かれるなりして、少しでも人目を避けた方がいいだろう。
ウクラマト
無視かよ••••••。
んじゃ、アタシはさにすとと、クルルを案内するか。
こう見えてすぐエレンヴィルの提案に従うんだよな。
いい関係なんだよこの二人、阿吽の呼吸的な。
エレンヴィル
なら、俺はアルフィノとアリゼーか。
アルフィノ
ひととおり見て回ったころに、私から連絡を入れるよ。
エレンヴィル
厳しい船旅のあとだ。
適宜、休憩は取ってくれ。
それくらいの時間はあるからな。
じゃあ、俺たちは行くとしよう。
エレンヴィルはアルフィノとアリゼーを率いて先に案内を開始した。
クルル
私たちは、ウクラマトさんの船酔いが回復してからにしましょう?
ウクラマト
アタシはこのとおり、元気だぜ!
••••••••••••うぅ。
おいおい、先が思いやられるなw
ダメな時にはダメってちゃんと伝えてくれないと。
ークルル
ウクラマトさんが元気になったら、私たちもこの国を見て回りましょう。
ウクラマト
••••••ふぅ、アタシはもう大丈夫だ。
これから継承の儀に臨もうってのに、いつまでもヘロヘロしてらんねぇからな。
んじゃ、まずはこの港について話しておくか。
お前らも知ってのとおり、この辺りの海は岩礁が多くて、デカい船を入港させることができねぇ。
だから、この港に出入りするのは喫水の浅い船ばかりだ。
近海で漁をする漁船や、川伝い内陸と行き来する荷船さ。
特に、トラル大陸の南側••••••ヨカ•トラルの各地から、いろいろな部族が特産品を積んでやってくるんだ。
んで、そうして集まった品々が並べられるのが、港に隣接している市場「ベイサイド•ベヴィー」ってわけだ。
行ってみようぜ。
ーウクラマト
トライヨラはアタシの庭みたいなもんだからな、目を瞑ってても案内できるぜ!
だから、大船に乗った気でいろよ!
船に乗る••••••?
ウッ、なんか気分が••••••。
そろそろもういいでそれw
ークルル
当たり前だけれど、どこを見ても知らない光景ばかりね!
港から街中へと入っていくと、賑やかな屋台のようなテントが立ち並んでいた。
ウクラマト
ここがトライヨラ最大の市場、「ベイサイド•ベヴィー」だ。
港と直結してるおかげで、近海で獲れた魚から、外つ国産の貿易品まで、すぐに露店に並ぶのさ。
欲しいもんがあるなら、たいていは揃うと思うぜ。
そうそう、トライヨラで取引に使われるのは、商売の民であるペルペル族が発祥の通貨でな。
単位は「ペル」っていうんだ。
ただ、最近はエオルゼアとの交易も増えてきてるから、お前たちの「ギル」も使えるはずさ。
ちなみに、ここを東に抜けた先にも、「ワチュメキメキ万貨街」っていう別の市場があるんだけど••••••今はほかに案内したいところがあるから、そっちはまた今度だ。
次に見せたいのは、少し戻って、北の階段を上った先の広場だ!
お前らなら、きっと驚くだろうぜ!
港から正面をそのまま通過すると目の前に階段が見える。
その階段を上ったところにエーテライトが聳え立っていた。
ウクラマト
さあ、着いたぞ!
クルル
あら、どうしてトライヨラにエーテライトが?
ウクラマト
前にも言ったと思うけど、第二王子のコーナ兄さんが、オールド•シャーレアンに3年間留学しててな。
それですっかりシャーレアンかぶれになっちまって、エーテライトの知識を持ち帰ってきたのさ。
で、兄さんの話を聞いたオヤジが導入を即決したってわけだ。
とてもありがたい話。
いい文化はやっぱりどこでも受け入れるべきなんだよね。
「交感」ってのが済んだら、次は階段を下りてすぐ横の坂を登っていくぞ。
その先に、北部大陸サカ•トラルに続く門がある。
門を目指しつつ、途中にあるトラル勇連隊の詰め所、「ブライトプルーム•ポスト」にも寄っていこうぜ。
少し戻って、港からベイサイド•ベヴィーとは逆側の坂を登っていく。
ずーっと坂。
めーっちゃ坂。
しんどぉ!
「トライヨラの道」について話す。
ウクラマト
トライヨラは山肌に広がってるから細くてクネった道が多いけど、大通りは荷車が通れるぐらい広く造られてるのさ。
クルル
これだけ高低差があると、街中を移動するのもひと苦労ね。
ウクラマトさんの底なしの体力は、この道を登り降りしてきた日々の賜物かしら?
そのまま坂を登る登る。
めーっちゃ登る。
すると目の前には大きな門が現れた。
その門の少し近くにトラル勇連隊の詰め所であるブライトプルーム•ポストに立ち寄る。
ウクラマト
ここが、トライヨラの国防と治安維持を担う、「トラル勇連隊」の詰め所だ。
その隊長は、トライヨラでもっとも強ぇ奴がなる決まりでな。
設立当初から、ずっと連王でもあるオヤジが務めてきたんだが••••••
3年前に、第一王子であるゾラージャ兄さんが、職責を受け継いで、2代目隊長に就任したんだ。
名実ともに、オヤジに並ぶ武人として認められたってわけさ。
それに比べて、アタシときたら••••••。
いや、とにかくゾラージャ兄さんを含めて、義兄たちのことは、また別の機会に詳しく話すぜ。
アルフィノたちにも知っておいてもらいたいからな。
さあ、次はいよいよ「サカ•トラル関門」に行くぞ。
鳥趾大路を北に進んだ先だ!
さっき目の前にみた大きな門のところだろうな。
門の真下に着くとさらに門の大きさに驚く。
ウクラマト
バカでかい門だろ?
この扉の先には、これまたバカでかい橋が架かっててな。
数百年前に、ヨカフイ族って巨人たちが造ったらしい。
トラル大陸は、厳密にはふたつの大陸に分かれてる。
トライヨラの街がある母なる南部大陸「ヨカ•トラル」と、橋の先に広がる父なる北部大陸「サカ•トラル」だな。
神話では、もともとひとつの大陸だったそうだ。
太鼓の昔に二柱の神が戦ったとき、一方の神が倒れた衝撃で、大地に亀裂が入って、ふたつに分かれたって伝えられてる
クルル
なんだか、ハイデリンとゾディアークの関係を思い起こさせる。
壮大な神話ね。
ところで、北側のサカ•トラルも、トライヨラ連王国の領土と考えていいのかしら?
ウクラマト
ああ、そうだぜ。
アタシのオヤジはすげぇだろ?
ふたつの大陸をまとめ上げて、ひとつの国を興したんだから。
絶対王じゃん。
その王が変わるってなると連王国の存続も危ぶまれるんじゃないかな?
トラル大陸じゃ、長いこと部族間の争いが絶えなくてな。
だけど、オヤジが各地を巡って戦いを終わらせたことで、ようやく平和な世が訪れたのさ。
だからアタシは••••••その平和を護るために王位を継ぎたいんだ。
平和だからこそ国を継ぐってのは無茶苦茶大変で無茶苦茶プレッシャーかかることだと思うのにな。
そもそも4人も候補者がいることがすごいよ。
って、人が決意を語ってるっていうのに、扉の先に広がるサカ•トラルの方が気になるのか?
橋を渡るには通行許可証が必要なんだけどよ、継承の儀が終わるまで、新規の発行は中断されてるんだ。
ま、アタシが王になったら、くれてやるから楽しみにしてろよな!
継承の儀の最中にサカ•トラル側には行かないってことなん?
大丈夫なんそれw
さにすと
約束だぞ。
とりあえず言質は取っておく。
ウクラマト
へっ、アタシに二言はねぇ!
絶対に王位を継いで、お前に向こう側に行かせてやるよ!
絶対おかしいよなw
サカ•トラルへ行かずに王位継承なんてさ。
ーウクラマト
歩きどおしで疲れただろうからな。
ちょっと休んでから、案内を再開するぞ!
クルル
だいたい、街の半分くらいは歩いたのかしら••••••?
トライヨラは、これまでに訪れたどの国とも文化が違っていて、見て回るだけで楽しいわね!
ークルル
二柱の神が戦って分かたれたというトラル大陸の神話は、ハイデリンとゾディアークの戦いを彷彿とさせるわね。
意外と、そこから着想を得て作られた話なのかも••••••?
さっきからそれ言ってるけど関係ないし、スケールが違いすぎるでなw
スポンサーリンク