「未知なる冒険へ」
黒文字はゲーム内のストーリーテキストそのまま
青文字は地の文
緑文字はさにすとの感想
「継承の儀」の護衛を務めることになったさにすと一行。
未知なる大陸「トラル大陸」へ向かうための船の調達を待っていたが、ようやくその算段がついたようで、バルデシオン分館に呼び出しがかかった。
オジカ・ツンジカ
さにすと、おかえりぃー!
ついさっき、エレンヴィルさんから連絡がきたんだよぉー。
なんでも、トラル大陸に渡る船の調達に、目処が立ったみたいでさぁー。
ほかのみんなにも報せてくるから、「メインホール」に入って待っててねぇー。
―オジカ・ツンジカ
いよいよ、次の冒険が始まるねぇー。
言われた通り、メインホール内の指定地点で待つ。
久々のこの感覚。
ワクワクが止まらないゾ!
メインホールに入り、拡張された世界地図を眺めていると、ほどなくしてクルル、アルフィノ、アリゼーが入室してきた。
アルフィノ
オジカから聞いたよ。
私たちも旅立つ準備はできている。
クルル
あとは、エレンヴィルさんの到着を待つだけだね。
そう言うとすぐにエレンヴィル、ウクラマトが入室。
役者がそろったな!
エレンヴィル
待たせたな。
トライヨラ行きの船の乗船権を融通してもらえないかと、グリーナーズ・ギルドシップにかけあってたんだが・・・・・・ようやく目処がついた。
残念ながら貸し切りってわけじゃないがな。
博物学の研究者やら、新天地を目指す職人やら、ほかの乗客と一緒に向かうことになる。
クルル
乗船させてもらえるだけで、ありがたいわ。
エレンヴィル
出航まではまだ少しばかり時間がある。
話しておきたいことがあるなら、今のうちだぞ。
ウクラマト
なら、念のため確認しとくぜ。
お前ら、トラル大陸に行く目的を忘れちゃいねぇよな?
アルフィノ
もちろんだよ。
トラル大陸を統べる国家、トライヨラ連王国。
その次期国王を決めるための儀式、継承の儀・・・・・・。
私たちは、第一王女であるウクラマトの協力者として、ともに継承の儀に参加するために同行する。
アリゼー
それはそれとして、私とアルフィノには別の目的もあるんだけどね。
復興途上のガレマルドでは、諸外国や異種族とどう和解して、相互協力を行っていくかという課題が残されている。
多部族国家のトライヨラ連王国に行けば、何か学び得るものがあるかもしれない・・・・・・。
もちろん、継承の儀には全力で協力するわ。
ウクラマト
それさえ約束してくれりゃ、後はお前たちの好きにしてもらって構わねぇさ。
クルルだって、じいちゃんのことを調べたいんだろ?
クルル
ええ・・・・・・私が見つけた古い手紙は、ウクラマトさんのお父様でもある連王グルージャジャ陛下が、ガラフおじいちゃんに「黄金郷」の調査を依頼したものだった。
不思議なことに、その調査についての記録は残っていない。
本当に実施されたのかどうか・・・・・・そして、手紙と一緒に残されていた、この耳飾りは何なのか。
私はバルデシオン委員会の代表代行として、これkらの真実を知っておきたいの。
三者三様。
新たな大陸に行くってだけで十分なのに、目的がしっかりと設定されていて偉いぞ。
僕は観光に行くだけの予定だったんだけどな!
ウクラマト
トライヨラに着いたら、オヤジと話す機会もあるはずだ。
いっそ、直接聞いてみたらいいんじゃねぇか?
クルル
ええ、その機会があればぜひ。
ウクラマト
黄金郷のことなら、ほかにも気になってる奴がいるみてぇだしな。
エレンヴィル
・・・・・・悪いが黄金郷なんて、俺は信じちゃいない。
おたくらに同行するのは、トライヨラの王女殿下から、現地のガイド役を仰せつかったからだ。
エレンヴィルの心の扉を開くのも楽しみの一つとして置いておこう。
ウクラマト
相変わらずの陰険ぶりだな。
お前も、いいんだよな?
今さら、やーめたってのは勘弁してもらいてぇけどさ!
さにすと
進むべき道を探すために進もう!
一通りやること終えちゃったからさ。
ウクラマト
まずは歩いてみる、ってことだな!
エレンヴィル
さて、各々決意を再確認できたところで、そろそろ出発するか。
港へ行くため、メインホールを後にする。
バルデシオン分館前で、エレンヴィルが待っていてくれた。
港の場所くらいわかるぞ?
さすがに過保護すぎでは?
エレンヴィル
ほかの連中は、知神の港へ向かったぞ。
よっぽど今回の旅を楽しみにしてるのか、早足でな。
乗り遅れることはないだろうが、急ぐに越したことはない。
俺たちも行くとしよう。
エレンヴィルに連れられ、知神の港へと向かう。
時間は早朝、トラル大陸は相当離れたところにあるようで、長い船旅になりそうだ。
ウクラマト
へっ・・・・・・さすがは冒険者。
未知の大陸への旅に、期待で胸がいっぱい・・・・・・って感じだな!
えっ、溢れてた?
平静を装ってたんだけど?w
アリゼー
それぞれに自分なりの目的があるにせよ、今回は、世界の危機を救う旅ってわけでもないしね。
まずは、この冒険を楽しみましょ!
エレンヴィル
・・・・・・最初から気を抜くなよ。
地図上ではトラル大陸との間も近く見えるかもしれないが、遭難事故が後を絶たない「死の三角海域」を始め、難所も多い。
リムサ・ロミンサのメルウィブ提督が発見した、安全航路があるとはいえ・・・・・・優雅な旅とは程遠いだろう。
ウクラマト
ま、アタシがこっちに来たときは、特に何事もなくて、拍子抜けだったけどな!
クルル
だとしても、その航路を通ってきた経験者がいるのは心強いわ!
あてにさせてもらうわね、ウクラマトさん、エレンヴィルさん。
ウクラマト
・・・・・・おう、任せとけ!
威勢のいい船員の声
おーい、そろそろ出港するぞー!
エレンヴィル
準備はいいか?
乗船するぞ。
なにやら難しい航海になりそうなフラグを全力で立てられた気がした。
ナレーション
・・・・・・こうして、俺たちを乗せた船は出航した。
80年ほど前に、ケテンラムというひとりの冒険者が発見した、エオルゼアの遥か西に位置する、トラル大陸に向けて。
知神の港にはルヴェユール夫妻の姿もあった。
可愛い子どもたちを見送ったわけだな。
ウクラマト
待ってろよ、オヤジ!
継承の儀を勝ち抜いて、トライヨラの王になるのは・・・・・・このアタシだ!!
航海は順調に進んでいるようで、甲板ではそれぞれが時間をつぶしていた。
エレンヴィル
航海は順調か?
威勢のいい船員
ああ、ここまではな。
だが、海ってのは急に表情を変えるからな。
いつ嵐がきてもいいように備えとけよ。
フラグ2本目。
エレンヴィル
・・・・・・なら、今のうちに休んでおくか。
エレンヴィルはウクラマト迎えに行ったり、帰って来たりで何回かこの航路を経験してるはずだから、どれくらい荒れるかとかもある程度把握済みってことよね?
船首にいたさにすとにクルルが話しかけてくる。
クルル
オールド・シャーレアンを出てずいぶん経つのに、見えるのは水平線だけ・・・・・・。
わかってはいたけど、トラル大陸は遠いわね。
そういえば、乗り合わせた人たちの中には、何度かトラル大陸を訪れている人がいるみたいなの。
「継承の儀」や、トライヨラについて話が聞けたわ。
まだまだ航海は続くでしょうから、あなたも聞いてみたらどう?
確かに退屈していたので、甲板に居る人たちに声をかけてみることにした。
この海を、おじいちゃんも見たのかしら。
―ウクラマト
・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・。
酔ってるんか?w
―アリゼー
これだけ船旅が続くと、体がなまっちゃいそう。
あとで手合わせに付き合ってくれる?
相変わらずの脳筋発言。
―ララフェル族のグリーナー
エレンヴィル君がトライヨラ行きの便を探してるって聞いて、私が乗船権を手配してあげたの。
ちょうど、仕事でトラル大陸に渡る予定だったからね。
―アルフィノ
この船では、突然の大嵐に備えて、魔法障壁発動器が備え付けられているらしい。
起動させるほどの事態になったことは、これまで一度もないとのことだが・・・・・・。
おい、フラグ3本目やんけ。
さすがに多すぎだから大嵐に備えておこう。
フォンジャンテーン
トライヨラに行くのは、これが初めてなんですよ。
僕は、フォンジャンテーンと言います。
以前はウルダハの宝飾店「エシュテム」で働いていたのですが、わけあって辞めることになりましてね・・・・・・。
心機一転、シャーレアンを訪れてみても働き口は見つからず、たまたまこの船に空きが出たと聞いて乗り込んだのです。
聞けばトライヨラの連王は、どんな種族でも受け入れてくださる、懐の深い方だそうですね、期待しています。
はぁ・・・・・・今度こそ上手くいくといいのですが・・・・・・。
―フォンジャンテーン
トライヨラは、どんなところなのでしょうね・・・・・・。
うまくいかないのは自分のせいじゃなくて、環境のせいにするタイプの人なんかな?
まあ心機一転トライヨラで新しいことが見つかるといいね。
元傭兵のマムージャ族
よう、あんた、エオルゼア、で見かけたこと、がある、な。
たしか有名、な冒険者、だったから。
・・・・・・いや、もうエオルゼア風に話す必要もないか。
どうにも俺たちには、あのアクセントは難しい。
とにかく俺は、最近まで傭兵をしていたんだが、いろいろあって多くの仲間を喪っちまってな。
故郷に戻って再起を図るつもりだぜ・・・・・・、
―元傭兵のマムージャ族
何にしても、まずはオルコ・パチャの温泉に浸かってゆっくりするか。
あっちじゃ、湯浴みの踊りを咎められることもないしな。
お前まさか高地ラノシアの?
ルガディン族の探検家
約80年前・・・・・・あのメルウィブ提督が安全航路を発見する以前に、トラル大陸にたどり着いた初めてのエオルゼア人、ケテンラム。
俺の憧れの偉大な先達よ。
当時、彼はトラル大陸に初めて訪れた異邦人として、マムージャ族の王様に手厚くもてなされたらしい。
帰り際には、友好の証として大量の銀製品を贈られたんだとか。
加えてケテンラムは、ポポトやトマト、コーンなど、様々な作物をエオルゼアに持ち帰って広めた。
食卓にまで変革をもたらしたってことさ!
その後もケテンラムは、何度かトラル大陸を訪れたようだが、航海の最中に行方不明になってそれきり、消息が途絶えたんだ。
偉大な探検家ですら命を落としてしまうのが、海の怖さだな。
―ルガディン族の探検家
トラル大陸には、ケテンラムですら到達していない、手つかずの秘境が多く残されてると言われてる。
それらを見つけて、あの人の功績を超えるのが俺の夢なのさ。
ケテンラムは立派な人だったんだな。
あと勝手にフラグ4本目立てないでもらえる?
威勢のいい船員
よう、あんたも賭けるかい?
トライヨラの次代の王様になるのが、誰なのかをさ。
継承の儀に参加する継承候補者は全部で4人。
そのうちのひとりが、あんたらと一緒にいるウクラマト王女だ。
だが、こないだ乗せてやったマムージャ族の話じゃ、ほかの後継候補者たちも曲者揃いらしくてな。
若いウクラマト王女に賭ける奴は少ないよ。
―威勢のいい船員
よく見たら、あのエオルゼアの英雄さんじゃないか!
あんたみたいな人を連れてるなら話は別だ。
ここはいっちょ、ウクラマト王女に賭けておくか!
いいねらい目だな!
ヒカセンがいるからマジでウクラマトは大穴ぞ!
ララフェル族の貿易商
おや、見たところ冒険者の方ですかな。
私はウルダハで貿易商を営んでいる者でしてね。
エオルゼアとトラル大陸、双方の特産品の交易を行っています。
初めてトラル大陸を訪れるなら、注意しておくといいでしょう。
なにせ向こうでは、エオルゼアの常識は通用しないのですから。
もっともわかりやすいのは、種族に対する呼び名です。
ミコッテ族はトラル大陸ではヘイザ・アロ族。
ロスガル族はシュバラール族、と言うようにね。
―ララフェル族の貿易商
今回はトラル大陸の方々にとって珍しい商材を持ってきています。
きっと高値で買ってくださることでしょうね。
特に、あの部族の商人なら・・・・・・。
有益な情報ありがとう。
第一世界のときにも種族の呼び名が違うでちょっと混乱したもんな。
甲板での会話を終え、クルルに話しかける。
クルル
面白い話は聞けた?
へえ!
種族名の話は初耳だわ。
あとでウクラマトさんとエレンヴィルさんから、向こうでの呼び名を教えてもらわなくちゃ。
それにしても、だんだん風が冷たくなってきたわね。
みんなにも声をかけて、船室へ入りましょう。
はい、フラグ5本目お疲れさまでした。
まもなく大嵐が来ることでしょう。
航海士じゃなくてもそれくらいわかります。
クルルの言うとおりに、風が冷たくなってきたので、みんなに声をかけて船室で休むことにした。
アリゼー
どんどん揺れが大きくなってきたわね。
日が暮れてくるにつれ、天候が怪しくなってきた。
船の揺れは少しずつ増していっている模様。
クルル
どう?
船酔いの具合は・・・・・・。
ウクラマト
バカ・・・・・・言うんじゃねぇ。
このアタシが船酔いなんざ・・・・・・。
ただ、ちょっとばかり・・・・・・気持ちが悪いだけだ・・・・・・。
アリゼー
それを船酔いって言うんじゃないの・・・・・・?
すかさず突っ込むアリゼー。
でもそう認識してしまったらどんどん船酔いがひどくなっちゃうじゃん?
暗示みたいなもんよ。
アルフィノ
エレンヴィル、君もトラル大陸の出身らしいね。
ならば向こうには、ヴィエラ族の集落が?
エレンヴィル
現地じゃ、シャトナ族って呼ばれてるんだが・・・・・・主に大陸の北側、サカ・トラルで暮らしてる。
アルフィノ
ご家族もそちらに?
お前、安易に家族の話振るなよ。
はるばるエオルゼアまで働きに来てる訳なんだから色んな事情があるかもしれないだろ!
自分は愛されて育ったか知らないけど、家族の話は地雷原になりやすいんやぞ!
エレンヴィル
さて、父親は生まれたときからいなかったしな。
名前すらわからないってのが正直なところだ。
だが、母親は・・・・・・
ほら見たことか、暗い話の入口に立ってしまったじゃないか!
とこれから始まる暗い話を遮るかのように、船内が大きく揺れた。
焦った船員の声
とんでもねぇ嵐だ!
早く帆を畳まねぇと、マストが折れちまう!
クルル
大丈夫かしら・・・・・・。
お前らがせっせとフラグ立てまくってたからな!
取り乱した船員の声
誰だ、見張りをしてたのは!
この風の中で帆を畳むなんて・・・・・・
慌てた船員の声
マストより落下者一名、すぐに船医を!
焦った船員の声
船倉へ運ぶのが先だ!
慌てた船員の声
まずい、このままじゃ、海に落ちるぞ!
まさにカオス状態。
お昼あんだけ余裕があった百戦錬磨の船員たちがこれほどのまでに焦っている声を聞くと不安でどうにかなりそうだよなw
アルフィノ
どうやら、状況はあまり良くないようだね。
私たちも、できることを手伝おう。
ナレーション
あとにも先にも、俺はあれほど荒れた海を見たことはない。
前が見えないほどの横殴りの雨。
リムサ・ロミンサが誇る超大型船も大嵐の前では小さい船に過ぎない。
熟練の船乗りさえもが高波と強風に翻弄され、甲板をすべり落ち・・・・・・。
そいつを助けようとしたアリゼーまでも、危うく海に放り出されるところだった。
片や冒険者は、魔障壁発動器をやたらと的確に起動して、落雷から船を守っていたな。
リヴァイアサン戦やビスマルク戦の経験が活きた形だ。
普通に生きてれば使うことのない代物だと思うが・・・・・・いったいどこで覚えたやら。
もちろんウクラマトも、救助に奔走していたさ・・・・・・どっちが要救助者だかわからない有様だったがな。
そんなこんなで、嵐が過ぎ去るころ、俺たちはトラル大陸を見ずして、疲労困憊の有様だった。
今にして思えば、この嵐から俺たちの「継承」を巡る冒険は、始まっていたんだ。
無事に嵐から抜け去り、一段落したところだったので、船室で瞳を閉じるとそのまま眠ってしまっていたようだ。
目を覚ますと外から太陽光が差し込んでいた。
甲板に出ると、昨夜の嵐はどこへやら、何事もない日常が進んでいた。
ウクラマト
おう。
お前も起きたか。
嵐が過ぎたら、ちょっと気分がましになったけど・・・・・・大地の上じゃないと、落ち着かねぇぜ。
ハァ・・・・・・早くトラル大陸に着かねぇかな・・・・・・。
エレンヴィル
見ろ、海鳥が飛んでる。
陸地が近いって証拠だ、もう少し辛抱するんだな。
アリゼー
一時はどうなることかと思ったけど・・・・・・。
無事に到着できそうで何よりね。
アルフィノ
怪我を負った船員を診てきたけれど容態は安定していたよ。
このぶんなら、彼も大丈夫だろう。
エレンヴィル
何よりだ。
それなら、心置きなく小舟に乗り換えられる。
トライヨラの近海は岩礁地帯になってる・・・・・・大型船じゃ、このあたりまでが限界なんだ。
エレンヴィルが言うように岩礁地帯に大型船は座礁のリスクを伴う。
トライヨラへ向かう人はここで小舟に乗り換えを行った。
ウクラマト
ここまで運んでくれてありがとなー!
威勢のいい船員
なあに、気にするな!
それが俺らの仕事だからよ!
むしろ、あれだけの嵐に遭遇して、何の被害も出さずに済んだのは、あんたらのおかげだ!
みんな、継承の儀で勝つのはあんただって言いはじめてる!
これじゃ賭けにならねぇよ!
ウクラマト
ハッハッハ!
お前らの期待に応えて、王になってみせるぜ!
うぅ・・・・・・まだ船酔いが・・・・・・。
ここはかっこよく決めるところだろうがww
エレンヴィル
俺たちで最後だ。
ほかに言い残したことがないなら、行くぞ。
アルフィノ
・・・・・・青い空と海、そして未知なる冒険。
さあ、いよいよだね。
エレンヴィル
ずいぶんと楽しそうだな。
また漏れてた?
新しい冒険はやっぱりワクワクするっしょ!
アルフィノ
ほら、見えてきたぞ。
私たちの新しい冒険の舞台が!
ウクラマト
あれが、アタシの生まれ育った大地・・・・・・そう、トラル大陸だ!
地平線に突如現れた「トラル大陸」。
ここでさにすとの新たな冒険が幕を開ける。
トライヨラに無事到着。
みな口々にトライヨラの感想を言う。
アリゼー
すごい・・・・・・多部族国家とは聞いてたけど、本当にいろいろな種族が暮らしてるのね!
アルフィノ
あそこにいるのは・・・・・・バヌバヌ族に似ているけれど、羽根の色味が違っているようだ。
ウクラマト
お前らにとっては珍しいものだらけだろ?
航路が確立してるって言っても、海を越えてやってくる奴なんて、ほとんどいねぇからな。
おまけに、トライヨラは遠洋航海できる船がねぇから、出ていく奴だって稀だ。
エレンヴィル
傭兵志望のマムージャ族が、リムサ・ロミンサの商船に乗って、たまにエオルゼアへ渡っていくくらいだな。
アルフィノ
つまり我々は、この国では、とても珍しい存在だということだね。
クルル
ところで、勝手に上陸してしまったけれど・・・・・・入国手続きは必要ないのかしら?
ウクラマト
へっ!
お前たちと一緒にいるのが、誰だと思ってんだ?
クルルの心配事が聞こえてたかのように、険しい顔をした2人の男性がこちらへ近寄って来た。
シュバラール族の勇連隊士
外つ国からの来訪者のようだな。
アルフィノ
ええ、そうですが。
マムージャ族の勇連隊士
我がトライヨラでは現在、次代の王を決める儀式が行われようとしている。
おいまさか。
そんなときに怪しい輩が入りこまぬよう、目を光らせているのだ。
お前たち、何しにこの国へ来た?
不正入国者扱いやんけwww
ウクラマト
悪い悪い。
こいつらはアタシの協力者なんだ。
事後報告。
次代の王としてどうなんだそれはw
マムージャ族の勇連隊士
ウ、ウクラマト様!
王女のお連れの方々でしたか!!
シュバラール族の勇連隊士
大変失礼いたしました!
ウクラマト
いいっていいって
仕事熱心な兵に恵まれて、王女としても頼もしいぜ!
なんか可哀想な部下たちだなw
これでこっぴどく後から注意受けたりしないといいな。
シュバラール族の勇連隊士
では、我々はこれで!
アリゼー
へぇー・・・・・・本当に王女様なんだ。
ウクラマト
どこからどう見たって、王女だろうが!
ま、それはさておき・・・・・・
よく来たな、トライヨラへ!
お前たちを歓迎するぜ!
―クルル
さっきの兵士たちは、この国の警備隊のようなものかしら?
―ウクラマト
ふぅー・・・・・・船酔いで疲弊した身体には、故郷の風が心地良いぜ・・・・・・。
―アリゼー
ウルダハ並みの賑わいだけど、行き交う種族の多彩さは、それ以上・・・・・・。
多部族国家というだけのことはあるわね。
―アルフィノ
先ほど見かけたバヌバヌ族によく似た種族は、エレンヴィルいわくハヌハヌ族と言うらしい。
共通性があるのは、見た目だけではないようだね。
エレンヴィル
ひとまず、無事に当直して何よりだ。
途中、予想外の大嵐に見舞われはしたかな・・・・・・
予想外でもなんでもなかったで。
キミたちの大フラグのおかげでね!
―エレンヴィル
船旅の疲れは・・・・・・おたくにかぎっては、心配いらないか。
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