【FF14】自ずから然らしむ ワチュメキメキ万貨街取引

「自ずから然らしむ」

シューニェ
ああ、いらっしゃい。
また様子を見にきてくれたんですねぇ。

 

ウヴロ
頼まれていた作業は終わったぞ。
さにすとに何か依頼するなら、俺も手伝おう。

 

シューニェ
店主としては、ありがたい申し出ですが・・・・・・いい加減、休憩をとることも覚えてください。
体力が無数(メキメキ)なんですか?

 

ウヴロ
師匠たちに鍛えられてきたからな。
旅を続けるのにも体力がいるし、やわな造りにはしていない。

 

シューニェ
頼もしいことで・・・・・・。
まあ、旅をしていれば体力がつくというのは、身に覚えのある話ですがねぇ。

 

ウヴロ
そうなのか?
確かお前は、街からあまり出ないと・・・・・・

 

 

????
あら、珍しく先客がいるわね。
出直したほうがいいかしら?

 

シューニェ
いらっしゃい、ワポタ。
大丈夫ですよ、彼らはうちの従業員ですから。

 

ワポタ
なんですって・・・・・・?
あなた、新しい子を雇ったの?
信じられない・・・・・・!
あの調達役が引退したら、いよいよ店じまいだと思ったのに!
シューニェ、あれからもうずいぶん月日が経ったわ。
いったいいつまで、こうして街に引きこもっているつもり?

 

シューニェ
・・・・・・それで、ご注文は?
買い足すものがあったから、ここへ寄ったんでしょう?

ワポタ
はぁ・・・・・・・・・・・・。
いつもの・・・・・・家の浄化に使う品が切れそうなの。
あとで、うちまで届けてちょうだい。

 

シューニェ
・・・・・・今のはワポタ、母親は違いますが私の姉にあたります。
シャトナ族にとっては・・・・・・おそらく、ヴィエラ族にとっても珍しいことじゃありませんよ。
私たちは成長の過程で性別が明らかになりますが、その大半は女性となる。
男性の数が、圧倒的に少ないんです。
都合、ほかの部族と違って、一対一で婚姻関係を結ぶという風習がない。
異母兄弟はもちろん、異父兄弟もありふれている・・・・・・。
まあ、ワポタが私の何であれ、お客様には変わりありません。
粛々と商いを進めましょうか。
ご所望の品は「都市家屋の浄化用品」でしたね。
彼女にとっては、サカ・セージと、ニーケレピ川の清水がそれにあたります。
どちらもちょうど在庫が切れているので、シャーローニ荒野まで、採りにいってもらえますか?

 

ウヴロ
俺も行こう。
お前がやりにくい方を調達してくる。
―シューニェ
ワポタのことですみません・・・・・・いろいろと・・・・・・。
シャーローニ荒野で「都市家屋の浄化用品」の調達、よろしくお願いします。

 

 

 

 


シューニェ
ああ、これは・・・・・・。
とても丁寧な仕事をしてくれたのだと、一目でわかります。
ウヴロもじきに戻ってくるでしょうから、そのあとに改めて確認させてもらいますが・・・・・・ひとまずこの素晴らしい成果に、お礼を言わせてください。
持ってきてもらったもので、質も量も申し分ありません。
ふたりとも、ありがとうございました。

 

ウヴロ
しかし、家の浄化とはどういうことだ?
それを使って虫を除けたり、掃除をしたりするのか・・・・・・?

 

シューニェ
ふふ、そういう面もなくはないですが・・・・・・もっと根本的な、シャトナ族の生き方に紐づいた文化ですよ。
シャトナ族は古くから、自然とともに生きることを、何より尊んできました。
私たちは、生命の息吹を・・・・・・とても大きな力の巡りを感じ取っているんです。
大地や海、川や森、雨や風に太陽、そして種々の動物たちにも。
それらと触れ合い、恵みを少しわけてもらうことで、自身も、その巡りの一部になれると 考えられています。
なので、暮らす場所も、できるだけ「あるがまま」が良しとされる。
開拓は最低限にして、洞窟に住んだり、ほかの部族が放棄した廃村なんかを再利用したりして、各地に小集落をつくってきたわけですねぇ。
・・・・・・もっとも、グルージャジャ様によって統一が果たされてからは、異部族との交流が盛んになって、価値観も多様化しています。
都市部にすむことを忌避しなくなってきたし、そういった「時代の流れ」を受け入れることこそ、自然であると考える者もいる・・・・・・。
それでも、街の中・・・・・・とくに屋内にひとがいると、無性に息苦しさを感じるという人が、まだ少なからず存在しているんです。

 

ウヴロ
なるほど・・・・・・。
だから家の中に自然の恵みを持ち込むんだな。
大きな力の巡りから、取り残されてしまわないように。

 

シューニェ
ご明察です。
サカ・セージはシャーローニ荒野周辺に原生する植物で、人と大いなる力を強く結びつけ、清浄にするとされています。
一方でニーケレピ川は、トーリ湖をはじめ、複数の湖に流れ込む重要な河川です。
その水は、生活に取り入れてきた恵の代表と言えるでしょう。
・・・・・・ワポタは、長らくあの川の近くに暮らしていましたから。
子どもたちが独立したのを機にトライヨラに移ってきて。
今は新たな家族と暮らしていますが・・・・・・彼女にとっては何よりあれらが、自然との繋がりなんでしょう。
というわけで、おふたりが調達してくれた品を、ワポタの家に届けてあげなければ!
ですが・・・・・・私が行くと、また小言を言われそうですからねぇ。
さにすと、お駄賃は出しますので、お任せしてもいいですか?
―ウヴロ
・・・・・・・・・・・・。

 

 

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