爆ぜる悪意
ちょっとややこしい3姉妹に出会ってしまったさにすと。 ヤーナ 身体のあちこちにボムのトゲトゲの部分が突出し、胸には大きなボムキングが入り込んでいた。 試合中盤には痺れを切らしたのか、禁止ドリンク?を飲み干し力を増強した。 アルカディアンレフェリー 実況 メテム メテム ブルートボンバー ヤーナ ブルートボンバー メテム ユトロープ メテム 低くかすれた声 メテム アルカディアのオーナー メテム スポンサーリンク
一番下の妹はまだ幼女レベルだったので、少ない親心が溢れ出そうになったところをギリギリ食い止める形になっている。
ヒカセンの得意技は面倒ごとを解決することだから、ちょっと干渉してみてもいいんじゃないかと少し揺らいでいる状況で、次は現ライトヘビー級王者との戦いに挑む。
いよいよ、ライトヘビー級の現王者との闘いだね。
しっかり気合入れていこう!
それじゃあ、私から次の相手を紹介しよう。
モニターを見て。
こいつがライトヘビー級の現王者、爆ぜる悪意「ブルートボンバー」!
バランスやな。
わかりやすいヒール役って感じがするよね。
新人ブラックキャット、アイドルハニービー、そしてヒールのブルートボンバー。
バランスはいいよね。
炎の魔物「ボムキング」の魂を注入し、手当たり次第に爆発を起こしてくるんだけど・・・・・・本当にヤバいのはそこじゃない。
ブルートボンバーはルールを無視した、卑怯千万、極悪非道なラフファイトで有名でね。
コイツに病院送りにされた闘士は数知れないんだ。
ボム使ってラフじゃない戦い方って逆に難しいから特に驚くことでもない気がするけれどもねw
とりあえずアドバイスは受け取っておこう。
極悪非道だという前提で立ち向かえば戦いやすくもなるだろう。
でも、私を倒したアンタなら、そんな反則野郎になんか決して負けないはず!
さあ、ブルートボンバーをぶっ飛ばして、ライトヘビー級王者になってやろうぜ!
なってやろうZE!
―ヤーナ
反則野郎のブルートボンバーをぶっ飛ばして、ライトヘビー級王者になってやろうぜ!
これはかなり身体に負担を与えそうな変異だな。
実況
今宵も、灼熱リングの惨劇が始まる!
爆ぜる悪意 ブルートボンバァーーー!
アルカディアンレフェリーの静止を振り切り、さにすとの前に立ちはだかり続ける。
これはダメでしょw
運営!どうなってんねん!現王者のドーピングぞ!?
K.O!
決まったァーーッ!
挑戦者の勝利ィーーー!
K.O!とか勝利ィーちゃうねん。
止めなさい試合を!!ドーピングや!
ヤーナ
やってくれたね!
アンタに負けた私だけど、自分のことのように嬉しいよ!!
魔物の魂も使わずに、そこまでやれるなんて本当に驚いた。
人は生身のままで強くなれるもんなんだね。
さすがにブルートボンバーレベルまで行っちゃうと身体に負担すごそうだから一度見直した方がいいかもしれないよ、マジで。
負けたくないという思いからドリンクまでキメちゃってるわけだし。
これで、さにすとは、ライトヘビー級の新たな王者になったわけだ、おめでとう!
これから、新王者の初戴冠セレモニーがあるんだ。
みんなに注目される場だから、しっかり着飾って、また私に声をかけてくれ!
とんとん拍子で進んでいくね。
そのほうが手っ取り早くていいけれども
準備はいいみたいだね。
それじゃあ、アンタの晴れの舞台に向かおう!
新たなチャンピオンの誕生。
スタジアムに詰めかけたたくさんの観衆がこの大会の関心の高さを象徴しているようだった。
これはこれで気分がいいものだな。
この世界でもさにすとは人気者になってしまったのだ。
親愛なる皆さん!
今宵は見事にライトヘビー級王者となった、新たなスターの初戴冠セレモニーを開催します・・・・・・!
それでは、主役に登場してもらいましょう・・・・・・
外から来たゲームチェンジャー!
生身の挑戦者、さにすとーーー!
生身の挑戦者www
紹介のされかた異様すぎるよ!
聞き覚えのある野太い声
ちょっと待ったぁーーーっ!
お前が勝ったなんて、俺様は絶対に認めねぇからなっ・・・・・・!
なんだこの教科書通りの乱入は。
元王者の殴り込みってことは王者ってついてるといろいろとやりやすいことがあるんだろうな。
おっとォー!
ここで、ブルートボンバーの乱入だァ!
なにやら、不満があるようだがァーーー!?
大体、複数でかかってくるなんて卑怯だぞっ!
ここで、一対一で勝負しなおしだぁー!
ついにこの世界での禁忌に触れたようだな、君は。
8対1という構図はあくまでこちら側の創造した世界の話だと思っていたんだけど、戦っている側も8対1を肌で感じていたんだな。
ゾラージャとかもさぞ疑問に思ってたことだろう。
あれ?なんで8人おるん?みたいなw
卑怯なのはどっちだ!
一対一なら、そっちも生身で闘いやがれ!
確かにそうだ。
フェアじゃないから8人用意されたんだぞ!
うるせぇ!
俺様こそがルールだぁーーー!!
ブルートボンバーの怒号とともにラリアットの構えでこちらへ向かってきた、が、突然上からサンダーボルト。
会場が停電し、一時パニック状態に陥った。
え、一撃?w
メテム
こ、これはいったい、何が起こったというのかァーーー!?
暗い会場でバチバチと音を流しながら姿を現したのは女性だった。
ヤーナ
ね、姉さんッ・・・・・・!?
言ってた姉さんか。
な、な、なんとォーーー!
行方知れずになっていた人気ヘビー級闘士、ウィケッドサンダーの登場だァーーー!
ああ、4層はあなたなのね。
お前の魂を・・・・・・もらいうける!
開口一番クサいセリフだなぁ!
私の魂の大きさを知らないで、ねぇ。
おーっと、帰ってきたウィケッドサンダー!
突如、挑戦者に宣戦布告だぁーーー!
しかしながら、失踪した彼女の闘士資格は抹消済みッ!
熱い試合が見たいのはやまやまですが、さすがにワタシの一存では・・・・・・
おもしろいではないか・・・・・・
こ、この声は、アルカディアのオーナーだァ!
乱入戦を許可しよう!
ウィケッドサンダー用のリングの再現と、挑戦者の準備ができ次第、特別試合開始だ・・・・・・。
オーナーの鶴の一声で、急遽特別試合が決まったァーーー!
次世代魔女と、生身の挑戦者の対決・・・・・・これは見ものだぞォーーー!
えっと、なんですかこの茶番展開は。
運営側の対応が茶番すぎるよな
とまあ4層において相手に不足なしって感じか?
ヤーナちゃんの反応含めて気になることは多いけれどな!