【FF14】爪研ぐ猫魂 至天の座アルカディア:ライトヘビー級

爪研ぐ猫魂


何やかんや言われたけれど、アルカディアへの興味が少し出てきたという感情に嘘はない。
とりあえずちょっとだけ首突っ込んでつまらなければフェードアウトでもすればいいや的な気分で取り組んでみようと思う。

 

メテム
よし、アルカディアに臨む心構えができたようだね。
しばらくはワタシがサポートするから、安心してくれたまえ。
それでは、キミの初戦の相手を紹介しよう。
モニターを見てくれ。
おお、モニターに映し出す系か!
凝ってるな、演出。

ライトヘビー級最初の闘士は・・・・・・爪研ぐ猫魂「ブラックキャット」!
そう、先ほどキミを値踏みしていた娘だよ。
ああ、あの小娘か。
シルエット的にはクァールかな?


まだ闘士になって間もないルーキーだが、油断は禁物。
若手の中でも将来を有望視されてる実力者だからね。
そっち側に行くためにはなんか求人的なもんがあるんかな?
闘士になります!っていう何かがあるんでしょうかね?
どれくらいお金とかリターンがもらえるのか、個人的には気になりますね。


彼女が注力するのは「キャスパリーグ」の魂・・・・・・我らの世界において、古の英雄ををも苦戦させたという怪猫だ。
キャスパリーグ!?初めて聞いたよ!
調べてみると、キャスパリーグはウェールズの伝承文学(アーサー王伝説)に登場する怪猫のことらしい。
確かにクァールは猫っていうよりは虎だもんな。
とはいえキャスパリーグは全然ピンとこん!


その魂を駆使するブラックキャットは、鉄をも切り裂く鋭い爪と、驚異的な俊敏さを獲得している。
素早い動きに翻弄されないよう注意してくれ。
なお、闘士たちが支配する、リングと呼ばれる闘いの舞台は、彼らのファイトスタイルやコンセプトに合わせて、それぞれ固有の環境に設定されている。
アルカディアは闘技であると同時に、ショーでもあるからね。
派手な演出を施して観客を喜ばせるのさ。
派手な演出は楽しいからワクワクしちゃうよね!


ところで、ワタシは試合の実況も担当しているんだ。
キミの闘いを最大限に盛り上げるから、その点も期待してくれたまえ。
ミラクルフラッシュ実装されてないけれど、実況ってそういうことよね?


では、記念すべきデビューマッチを、華々しき勝利で飾れることを祈ってるよ・・・・・・!

 

 

さーて初戦です。
なんでもスタートダッシュが肝心だったりするわけだから久々の実践、力を込めて臨んでみようと思うよ!!

 

実況
全てを切り裂く鮮烈なるルーキー!
爪研ぐ猫魂 ブラックキャットォーーー!
ほうほうこういう形で変異するんだね。
これは身体に相当な負担かかってそうだなぁ

 

 


アルカディアンレフェリー
K.O!

実況
決まったァーーッ!
挑戦者の勝利ィーーー!
なんやかんやなんやかんやなんやかんやあって、見事勝利しました。
床が壊れたり、分身体が現れたり驚かされたけれども
敵ながらとても強かったと思いますよ、ええ。

 

 

メテム
ブラボォー、ブラボォー!
素晴らしい勝利だったよ!
やはり、キミを新たなスターと見定めた、オーナーの目に狂いはなかったようだ・・・・・・。
そろそろオーナーが誰か気になってきたな。
どこで目をつけられたんだろうか?


それでは、初戦を突破したところで、アルカディアについて、もう少し詳しく説明しておこう。
キミもまだまだ疑問が多いだろうしね。
この闘技ショーは、キミの同胞・・・・・・トライヨラの民を自称する者たちが現れるより、ずっと前からアレクサンドリアで行われていたんだ。
ただ、その形態は今とはずいぶんと違った・・・・・・。
最初は「魂の再現体」同士を闘わせる形式だったのさ。
そう、キミが先ほど率いて闘った闘士たちと同様の存在だ。
あくまでも闘うのは再現体であって、本人の負担が全くないという前提で行われていたというわけか。
僕は本体で戦ってるわけだからやっぱりフェアじゃないなこれw


だが魂資源を利用した蘇生が可能になってからは、より刺激的な「安全な死闘」が行われ始めた。
さらに、ゾラージャとの連王体制となり、かの武王の提案で、魔物の魂で肉体を強化する技術が生まれてね。
アルカディアの闘いもまた変貌を遂げた。
闘士たちは魔物化し、闘いはより派手に、より過激に輝き、人々もまた熱狂したのさ!
時代は変化していくもんだね。
より刺激的を求める傾向にあるのはどの時代も同じなのかもしれない。
ただその刺激の方向性は大体間違ってることが多いんだよね。
歴史は繰り返される、的な?
見てる側もヒリヒリを求めがちなんだよね、ヒリヒリ楽しいもんね。


ところが、ゾラージャが外征に着手した影響で、アルカディアに保管されていた魂も、軍の管理下に置かれた。
おかげで、しばらく閉鎖を余儀なくされていたのだ。
だが、武王は乱心の末にキミに斃された。
光明が見えたのも束の間、愛すべき女王までもが喪われ、今やエバーキープは大混乱だ。
エバーキープがノーエバーキープなわけだ(言いたかっただけ


そんなときに闘技とは、いかがなものかと思うかもしれないが、悲しみに沈む人々に活力と笑顔を少しでも・・・・・・。
この理念については前にも話したとおりさ。
事実、キミという挑戦者の勝利で観客は大いに沸いていた。
これからも、アメージングな闘いぶりを期待しているよ!
とはいえさ、肉体を変化させてより刺激を求めて進化していった闘技場に対して、「魂を利用した興行には反対だ!」とか言ってる奴が挑戦者って見てる側ちょっと冷めない?w

 

メテムさんとの会話がひと段落したところを見計らってか、ブラックキャットちゃんが話しかけてきた。
意外と空気読める子なのかもしれない。


ブラックキャット
アンタ、いったい何者なんだ?
まさか、魔物の魂も使ってないヤツに負けるなんて!
ああー、悔しい!
とてもじゃないけど、このまま黙って帰れない・・・・・・。
ねえ、アンタ、しばらく傍にいさせてもらえない?
急な告白。ちょっとキュンとしちゃうよ!


試合に負けたことを恨んでるとか、そういうんじゃなくてさ、その強さに興味が沸いてきたんだよ。

 

さにすと
好きにすればいい。
えらいツンデレな返し。
そばにいさせてもらえな?って急に言われて動揺してたのかもしれない。

 

 

―ブラックキャット
まあ、私のことは気にしないで。
ここで、大人しく見てるだけだからさ・・・・・・。

メテム
やれやれ、ブラックキャットはまだ若く気まぐれなところがある。
どうか無礼を許してやってくれ。
見かけによらずもしかしたらいい娘なのかもしれないってちょっと思ってるところはあるよ。

 

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