メインストーリー分析シリーズ。
今回はパッチ4.4「狂乱の前奏曲」を分析してみたいと思います。
スポンサーリンク
【ここまでのあらすじ】
蛮神ツクヨミを討伐し、ドマを解放へ導いたヒカセン。ツクヨミとの戦闘の後、和平を望む民衆派「マキシマ」との会話の中で、死んだはずの「ゼノス」の名を聞く一向。そこにはまたもや何かが暗躍しているという嫌な予感から、アルフィノが決意をする。「帝国へ帰る旅路、同行させてくれないか」と。
兄の決死の選択にただ見送ることしかできなかったアリゼーは、これからどう行動を起こしていくのか。
拡張パッチ5.0へとつながる狂乱の前奏曲が鳴り響く。
【ストーリー】
【諜報部隊からの情報とアルフィノの行方】
アルフィノからの連絡がないことに心配と苛立ちを隠し切れないアリゼーのいる石の家にエオルゼア同盟軍司令部より伝言が届いた。
近日「アシエン対策に関する会議」を開く予定で、オブザーバーとして「暁」から派遣してほしいとのこと。
二つ返事で「Yes!」と答えたアリゼーの無邪気さがうかがえる。
久しぶりの依頼に心躍る様子を隠し切れない。
と同時に、リオルがサンクレッドより伝言を託る。
潜伏先の帝国領内で何やら重要な情報をつかんだらしい。
サンクレッドとは「アラミガン・クォーター」で落ち合うことにした。
現状、帝国属州はドマ・アラミゴの解放を受けて、独立運動を立て続けに起こしている。
しかし、状況は芳しくない。
属州ダルマスカの焼き討ちにより独立の気運が下がっている属州も多いという。
ただ、ドマの捕虜交換がうまくいった事実から、交渉の余地も残されているのではと一筋の光を感じている属州も出てきている。
これから手に入る情報も適宜ドマの忍びを通じて帝国領内に吹き込んでいく。
ナナモとカヌエを筆頭に、エオルゼア同盟軍も、反帝国組織に対する支援を惜しみなく進めている。
問題は帝国本国。
マキシマ率いる所謂「民衆派」と呼ばれる連中の活動がパッとしない。
本国ではドマが蛮神召喚に手を染めたと吹聴されている。
当然「ゼノス」の命によって「アサヒ」が勝手に蛮神召喚を行った、という事実が伝わることはない。
また誤った認識で国が発展していくのだろうか。
「マキシマ」が言っていたように、帝国本国領内では「ゼノス」が死んだという話は一切なかった。まるで嘘のことのように。
【さにすと目線】
このあたりがイマイチ腑に落ちない。
後述でサンクレッドは「ゼノスの死が一時的に広まりつつあった」と言っているのに対し、民衆派であるマキシマが聞いていないわけがないと思うんだけどなぁ。
次にアルフィノの件。
アルフィノがドマの特使として帝国へ向かってからしばらくが経つが、帝国圏内ではドマの特使が帝国に到着した、という事実は確認されていない。
つまりそういうこと。
サンクレッドはアルフィノからのリンクパール通信も受け取ったという。一言だけ何か遠いところで聞こえたところが・・・
「ザ・バーン」
東州オサードとイルサバード大陸の境に広がる永久焦土地帯の名だ。
可能性の話だが、アリゼーは居てもたってもいられない様子。
ドマ出身のヒエンに助言を求めるため、ドマ町人地で調査中のヤシュトラと合流することにした。
ヤシュトラはここでも慕われており、ドマ町人地でも珍しいエーテル学に興味津々の兆人たちに頼りにされている様子。
なにやらドマに「属性を失ったクリスタル」が発見されているという。
今回の蛮神「ツクヨミ」の件の調査も進んでいるようで、
神器という膨大なエーテルを宿した「信仰対象」
×
召喚者の願い
II
蛮神召喚
という流れで、ツクヨミが顕現したという。
つまり、信仰心が薄い人物であっても「神器」が存在すれが蛮神召喚が可能であるということ。
これからはクリスタルの流通に加え、神器の監視にも力を入れる必要が出てきそうだ。
正直そこまで手が回るわけがないので、これからも蛮神は顕現し続けるという気がしないでもない。
ヤシュトラにもアリゼーの焦りはお見通しのようですね。
【永久焦土ザ・バーン】
【エオルゼア・東方同盟への動き】
アルフィノ捜索作戦でザ・バーンからドマ町人地へ帰ると、ヒエン宛に異国からの使者が来ているという。
異国の使者との会合に暁としての意見も聞きたいということで同席することとなった。
帰燕館に向かうと、そこにはどこかで見たことのある女の姿があった。
同盟軍の任務で、使者としてドマへやってきたらしい。
女は状況を悪化させる全く意味のない話をし、ヒエンは国主としての責任もしっかりとした発言をする。
この辺りで育ちの悪さが出てるよ、リセ。
話は戻り、なぜヴァリスは捕虜交換をしておきながら、自らの艦を自らの部隊で襲わせたのか。
たまたまそこにアルフィノが搭乗していただけだが、その情報は他には言っていないはず。
ということは、アルフィノが乗っていなくとも、マキシマ率いる民衆派を狙っての行動だと考えることができる。
ヒエンはイケメンよのぅ。
アリゼーがずーっと肩を落としていることにフォローしながらも自分がすべきことをしっかりと認識している。
軍の指揮権は皇帝のみならず皇太子であるゼノスや高位の皇族にも与えられることから、ドマとの友好に務めようとしていたヴァリスが下した指示ではないと考えることもできる。
帝国内でも考え方が揺れており、皇帝と皇帝以下とで意見の齟齬があるように思える。
確かにアサヒはツクヨミの顕現を「ドマ人が蛮神召喚を行った」と声高に宣言していた。
アサヒは「ゼノスの顔を持つ者」からの命令を受けたということは、「ゼノスの顔を持つ者」が帝国内で混沌をもたらそうとしているということになる。
混沌をもたらすと言えば・・・・・・。
アシエンよのぅ(トールダン風)
この事実によって、いつドマが再侵攻を受けるかわからない状況に逆戻りしてしまった。
逆戻りした事実に蓋をするように、ヒエンは一旦この話は置いといて、わざわざやってきたリセから要件を聞く。
先の「アシエン対策に関する会議」にはアラミゴを含めた5か国の盟主で行われることとなっていた。
が、状況が状況であるが故、ドマにも出席を要請したく遠路はるばるやってきたというわけ。
東西から帝国軍を挟み込むことで、今後動きやすくなるというのも込めての
要請であるとヒエンは付け加える。
ただ要請だけしに来たリセと、しっかり言葉の裏側まで観察するヒエン。
現状帝国に攻めてこられる恐れを含んでいるドマからしてみると、国主がすぐに離れられる状況ではないため、ドマの防備を固めてからでも可能であれば参加したいとの意思表明。
ドマの防衛に関して、改めてヒエンから「暁」へ意見をくれと依頼する。
ドマの軍議の人員を招集している間、リセに呼び出しをくらったヒカセン。
リセはアリゼーのことを心配しているようで。支えになってあげてほしいんだって。
はい。言われなくてもわかっていますので、アラミゴへお帰りくださいって感じ。
【さにすと目線】
ゼノスの顔を持つ者がどういう方向に持っていこうとしているのか。民衆派を襲ったところでその事実が帝国に知れ渡れば帝国の政権にとっても不利な状況になりかねない。親衛隊を送ったのは失敗は許されないと言った状況と分かってやったのか。それともヴァリスの行いを嫌うがために民衆派を襲わせたのだろうか。
【東方軍議】
気を取り直して軍議に参加する。
現状帝国軍の再侵攻に備えるとは言えど、戦力・労働力・資源・時間すべての点において不足している。
まずはこの状況を打破する術を編み出さねばいけない。
ヒエンは策を用意しているらしく、エオルゼア同盟に倣い、東方の連合体を作れば、と。
海賊衆や碧甲羅、アジムの遊牧民などはドマの解放に協力的であったし、なによりヒカセンの存在が大きい。
さらにひんがしの国やスイの民、ナグサの諸派やダルマスカの民などを含めるとなかなか大きな連合体に成り得る。
ただ、東方連合とはいっても使者を走らせ内容を詰め連合を組むまでには時間を要する。
帝国側が動きに察知して再度ドマに進軍してきた場合、連合を組む前に波に呑まれてしまう。
先のザ・バーンでの様子を見るに、再進軍してくる可能性は否定できない故に悠長にしている時間がない。
ヤシュトラが言い放つ。
空に壁wwwww
本気、じゃないよな・・・・・・!?
ザ・バーンの道中にも確かにアラグの兵器があった。
ヤシュトラは続ける。
魔大陸はザ・バーン?
また訳の分からんことを言うもんだ。
地図では立体的な位置関係がはっきりしない。
ただそれと今の話と何が関係あるのか。
魔大陸は強固な防御フィールドに護られていた。
マトーヤ様の知識を借りてシドが造った「エーテルラム」と「邪竜の目」がなければ突破できないほどの。
その発生器と同じものが遺されていた。た、確かに、見たよ、あった、あったこれ……!
ここでもう一度位置関係を見てみよう。
アリゼーが言うようにザ・バーンを迂回すると、北側の既知の海を通るか南側のダルマスカ地方を通る必要が出てくる。
無補給で帝国本部からドマまで且つ、ザ・バーンを通らないとなると、どこかで燃料補給をしないといけない。
幸い南のラバナスタは帝国自ら破壊したことで、補給地を失っている。
ということはつまり、ザ・バーン上空を通る必要が出てくるというわけ。
そこに壁を張れれば帝国の足を挫くことができる。そう。
そもそも永久焦土と呼ばれ、死んだ土地と化している場所に防御フィールドを張り巡らせられるほどの膨大なエネルギーは存在しない。
どこか東方の地にそういう場所が・・・・・・
ヒエンには当てがあるという。
そんな土地がまだ帝国に支配されていないのが結構不思議だよなぁ。とにかく当てのあるヒエンとともにアジムステップへ向かう。
ヒエン・ヒカセン・ヤシュトラはアジムステップ、ユウギリとハクロウはそれ以外の地域への連合参加の打診をすることに。
ちょっと配分悪くないですかねぇ・・・w
アリゼーは今回は専門分野じゃないため役に立たなさそうだったので、タタルと協力し、ザ・バーンの防衛機構使用のためガーロンド・アイアンワークス社の技師の派遣を要請すると自ら志願した。
アリゼーも意外と周りを見る力がついてきたんだなぁと思った。
【東方防衛と東方連合】
ヒエンに連れられ、彼のお気に入りの場所である再会の市の丘で話すことに。
確かヒエンと初めて会ったときもこの丘の上だったような気がする。
ヒエンは静かに語りだす。
「古の昔 滅びの刻迫りて 稀人 草原を訪れん。 稀人 ナーマに乞いて 北の山にて月の欠片賜り 魔の忌み地 大地より放逐せん。かくて 滅びの刻去りて 稀人 ふたたび訪れん。稀人 ナーマに祈りて 北の山に月の欠片埋め 血滴る贄 天へと贈らん」
以前モル族から聞いた、ある伝承である。
ヤシュトラ解説員の解説
このアジムステップには、かつて魔大陸を浮上させたほどの何かがあるという言い伝えなのではないかと期待する。
なぜこの伝承がこの地で長らく伝わっているのかは謎ではあるが、一考の余地は十分にある。
モル族の伝承ということで、シリナに仔細を尋ねてみることにする。テムルンのこの言葉少し気になりますね。
光を失ってきている…?
伝承にある「稀人がのこした月の欠片」を調べたい。
それは北の山にあるという。
北の山中には「楔石の虚」に月神の力の根源たる結晶が奉じられていると伝えられている。
次いで東方連合の件も打診してみる。
協力することに問題はないが、「楔石の虚」に宿る力を使うとなると月神を強く信奉する部族から反発する者たちが出てくるかもしれない。
そうなると東方連合の話もうまく進まない可能性があるので、まずは「楔石の虚」から調べてみてはどうか、とシリナは冷静に提案する。
話に聞いている「楔石」とやらはどれくらいのエーテルを持っているのか、ここはエーテル学の権威であるヤシュトラの出番というわけですね。確認してもらうと、「楔石」は人工的に作り出された地脈の流れを制御するための調整弁。
ザ・バーンに防御フィールドを展開することも焦土の自然を回復させることも可能なくらいのエーテル密度は十分にあるという。
しかし、依然ドマでも感じたのと同じように大気中のエーテルが妙に弱々しいらしい。伏線張りまくり大臣。
十分なエーテル量が確認できたが、これを使用するにはやはり他部族への説得が必須となった。
特に月神を強く信仰しているドタール族には同意を得る必要がありそうだ。
サドゥには真正面から腹を割って話すのだとヒエンは言った。
一戦闘交わりそうな気がしますなぁ。ヒエンの言った通り好戦的ではあるもののやはり賢い考え方をする。
確かに2つ要求してて見返りなしじゃこっちが一方的に有利だ。
サドゥの望みはヒカセンである僕との決闘。サシで勝負しろというわけ。
あれ?東方連合だからヒエンの話・・・って逃げるんかあああ!!倒しても倒しても起き上ってくる、ドタール族の負け意地の悪さに脱帽だ。
三竦みの形はさすがに分が悪いということで、ヒエンとヤシュトラが2VS2のチーム戦で応戦。ヒカセンとサドゥは場所を移してじっくり・・・じっくり・・・。
ヒカセン・ヒエン・ヤシュトラ軍団の圧勝。
完膚なきまでにメッタメタにしてやった。サドゥ率いるドタール族とマグナイ率いるオロニル族を同時にゲットできて東方連合も幸先のいい形で話が進む。
マグナイが相対したヤシュトラを気にしている模様。すーぐ告白するんやから・・・・・・ヤシュトラさんが軽くあしらう。
サドゥ笑う。
なんかこのやりとり懐かしい感じ、あのころの感じを思い出す。
許可をもらったのでシリナちゃんのもとへ帰る。ドタール・オロニルに加えモル族も東方連合の仲間入り。
他部族については使者を送って参戦を呼び掛けてくれるという。
さーて本題の楔石。
まずは楔石を起動させ、ザ・バーンへ地脈を流し込む。
それさえできればあとはガーロンド社にまかせることができる。さすがエーテルの権威。
与えられた役割にはしっかりと答えてくるあたり優秀さがうかがえる。
帰燕館へ戻るとユウギリ・ハクロウ・アリゼーと合流。
アリゼーもガーロンド社に要請してザ・バーンへ技術者の派遣をしてくれる手筈を整えてくれた。
ユウギリ・ハクロウペアはいくつかの組織は東方連合に前向きな反応をしてしてくれたものの、ひんがしの国とスイの里からは明確な断りがあったという。
まぁ確かにこれ以上誰も巻き込まれなくいよな……
【さにすと目線】
結果的にアルフィノは見当たらなかったが、ザ・バーンにアラグの遺構があったことを知れただけでも無駄ではなかった。「空に壁」がどういう形で実装されるのかが楽しみではあるものの、それを使うときが来なければいいのになぁと思う気持ちもある。東方連合の動きには少し焦りが見える。組織連合に焦りが混じるとクリスタルブレイブの一件のようになりかねないので注意が必要だろうなぁと思う。
【アラミゴ会議と謎の声】
方向性が固まったところで、会議で呼ばれていたためひとまずアラミゴへ行くこととなった。今回は暁代表としてヒカセン、ヤシュトラ、アリゼー、サンクレッドの4名で会議に臨む。
こうして様々な国の盟主が一堂に会するのはなかなかにない機会だなぁ。
特にアイメリクとヒエンが今回は参加していることが実に感慨深い。
これだけの国の盟主たちが議論をし合ったところで、結論は「アシエンやべーなぁ、どうしよっか」といったもの。
盟主たちは全員「アシエンを倒す」ことに目が行っているところ、サンクレッドが矯正する。アシエンに対して直接なにかをするということはあまりにも現実からかけ離れている。
ここでやるべきは「搦め手」を使うということ。
帝国領内のドマの忍びを利用して「ゼノスは死に、今帝国にいるのは異形の存在である」と吹聴させる。
ゼノスが死んだという噂が一時的には広まりかけていたことから、帝国内部の派閥に対して何かしらのアクションを起こすことができれば御の字。
皇帝ヴァリスと帝冠を争っていた連中にとっては、いい餌になるかもしれない。
盟主とは言うものの、結局お互いが擦り付け合っている現実は今でも変わらない。
この会合を開いたとて彼らだけでは結論さえ出し得ない、そんな状況に感じた。
それでは平行線になるから、何も責任を負わない「暁」を同席させ、発言を認める。そしてその発言を「アシエンに戦いなれた連中の意見」としてどの国も責任を負うことなく、援助という楽な道に回ることができる。
今回の会合は、各自その思いが色濃く出たものとなった。
【さにすと目線】
上述の通り、今回の会合は「誰が」「何をする」というのがもうすでに決まっていたような気がしてならない。「民」を理由に責任逃れをしようとする盟主たちと何の発言もしない役立たずな女。国を背負うということは世界が滅亡に向かいそうである現状を守ってまでやらないといけないのことなのか、甚だ疑問に残る会合となった。
方向性がある程度固まったところで、急に頭に痛みが走り、謎の声が聞こえてくる。「悠久の時を経てここに時空を越えよ。我にその門を開け――」
獅子戦争時に神殿騎士ローファルが放った言葉。
しばらくして鳴りやみ、痛みが引いてきた。が、サンクレッドは意識を取り戻さない。
会合は中断、すぐに治療することに。
グリダニアの治療師が看るも、原因は不明。
詳細を説明するとカヌエ様は「魂が肉体を離れかけたためでは?」と言ってきた。
そんな経験したことないからわからないけど・・・・・。
カヌエ様はサンクレッドの肉体から魂と呼べるような輝きが感じ取れなかったのだという。
アリゼーはもっともな疑問を投げかけた。
ただ、それが分かれば苦労はしないよね。
アリゼーがリンクパールでウリエンジェに連絡すると、ウリエンジェも同じ現象に襲われたという。
状況が状況なだけに早く暁のみんなと共有をしなければならない。
石の家に向かい、情報を共有することにした。誰の仕業か……今の状況ではウリエンジェも材料が不足しすぎているという。サンクレッドの容態を看ると何かわかるかもしれないとウリエンジェもアラミゴへ向かうことを申し出る。と、ここでドマと楔石の虚で感じた局地的なエーテル量の低下についてウリエンジェと情報共有する。
ウリエンジェもその状況を把握しているようで、エオルゼア地域でも多数「異常なほどエーテルが枯渇している」報告が寄せられているという。
今この地で何が起きているのだろうか……
そう考えた矢先、またしても強烈な頭痛と共に謎の声が語り掛けてくる。
鳴りやんだころにはウリエンジェとヤシュトラが起き上がらない状況となった。
サンクレッドに続きこの短期間で3人の賢人がやられている。石の家にいた他の血盟員たちは謎の声を聴いておらず、ヒカセンとシャーレアンの賢人のみに呼びかける声なのかなと推測する。
エオルゼアが誇る学者や研究機関総動員で原因を調査してもらう方針でこの場は落ち着いた。
暁の賢人がこれでアルフィノを含めて4人いない状態。
中立を謳う組織がまたしても崩れようとしている。
アリゼーはここでも動揺を隠し切れず、少しリムサへ向かいたいという。
こんな状況で海都デートですか・・・・・・
当然そんなわけはなく、黒渦団が保護している「ガ・ブ」に会いに来た。
闇の戦士が各地の蛮神を倒し回っていた時に、タイタンを降ろそうとする司祭により両親を生贄にされたコボルド。あれ以来ずーっと心の中で戦い続けている。アリゼーは仲間が散り散りになったときに自分では何もできないという無力感を感じていた。
ドマやアラミゴの解放ではみんなの力になれていたと思っていたのに……。
そういう気持ちが生まれてきた時に、心の中で常に戦い続けている「ガ・ブ」の姿を見て、足を前に踏み出そうとするのである。
石の家に戻るころにはアリゼーの目は決意に満ち溢れていた。
これまで築き上げてきたすべての力を駆使し、この難局を乗り切るのだという決意。
焦りを力に変えることができるアリゼーは非常に心強い存在となる。
今はただじっと堪え、前に向くだけだ。
【さにすと目線】
超展開への序章というべきか、2.5とはまた違った形で暁がバラバラになる。サンクレッドはともかくヤシュトラとウリエンジェの2人も意識を失うとは暁側にとってもかなりの痛手となりそう。アリゼーの揺れ動く心境が非常に分かりやすく移りだされていた展開だったと感じる。今後の展開がものすごく気になる!!
【帝国の動きとアルフィノの近況】
一方 ガレマール帝国・帝都魔導城――「ゼノスが死んだ」という噂によってあぶりだされてきた民衆派を一掃し、アラミゴを再侵攻しようと考えているゼノスがヴァリスに対して苛立ちを隠せない。
アラミゴ奪還の時にもそうだったが、ヴァリスはゼノスに対してエオルゼア侵攻を認めていなかった。
状況的にはあの時と同じか。このゼノスは当然調停者である「アシエン・エリディプス」。
ヴァリスはじっと考え、口を紡ぐ。
ゼノスが去った後、皇帝の椅子の裏から甲高い声が聞こえてきた。彼の正体は「ソル・ゾス・ガルヴァス」。
ガレマール帝国初代皇帝「ソル帝」であり、ヴァリスの祖父にあたる。
つまりはガレマール帝国の国父はアシエンだったということだ。
さらにガレマール帝国はアシエンによって世に戦乱の種を蒔くために造られた国だった。
ヴァリスはヴァリスなりの信念を通す構え。
霊災を起こすには大きな力がいる???
やはりアシエンの目的はまだ見ぬ第八霊災か。
一方 帝国属州・レジスタンスの野営地――アルフィノは影の狩人に同行している。
レジスタンスの野営地に到着したものの、全員死んでいる。原因は「黒薔薇」とよばれる毒ガス兵器。陰の狩人は「黒薔薇」の研究資料の顛末を知っている。
ということは・・・・・・。
帝国へ向かう途中のアルフィノは足を速めるのであった。
【重要そうな伏線】
①パッチ4.3のラストムービーで「カストルム・アバニア」から魔導兵器で飛び去った「刀を手にした闘士」。「死すら超越した」彼の正体はいったい。
パッチトレーラーでは帝国兵を斬りつけている…。味方か!?
②テムルンが神託により見た「ヒカセンより発せられる輝きに陰りがある」という意味は?
③現時点で謎の声を聴いたのは「暁」であり「シャーレアンの賢人」のどちらにも属する人間。旧暁のリセと現暁のホーリーボルダーなどが聞こえなかったところを見るに、意図的な人選だということなんだろうか。
年齢別か?
前提が「シャーレアンの賢人」であれば、次はクルルが連れ去られる番かな。
④影の狩人が「黒薔薇」について妙に反応を示していたところを見ると、「ガイウス」説もかなり有力になってきた。
→パッチトレーラーではガイウスの声だった。
※黒薔薇について
「黒薔薇」とは建造物を傷つけることなく、生物だけを死滅させることのできる猛毒の化学物質。ガイウスの一声により「黒薔薇」によるエオルゼア人虐殺計画は中止となったはずだったが……
しかし、ネロといいガイウスといい帝国から逃れた人間が味方になるとは感慨深いものだな。
⑤マキシマどこいった?
⑥ヴァリスが一向にエオルゼアを攻めようとしない理由はなんなのか。
様々な謎がまだまだ残されていますね。
この謎がどんどん解けていくのはパート2になると思いますが、パート1でも片鱗は見えてくるのかなと思っています。
パッチ4.4のストーリーと伏線は以上です。
新しい物語は実に楽しみです!!!
スポンサーリンク