今回は、パッチ4.1でリリースされた、4.Xのアライアンスレイドストーリー「リターン・トゥ・イヴァリース」シリーズを分析してみました。
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【リターン・トゥ・イヴァリース リドルアナ大灯台編①】
クエスト名:踊りたい、踊らなきゃ
開始NPC:クガネ(:) リナ・ミュリラー
受注条件:をコンプリートしている。
【主要NPC】
【前回までのあらすじ】
王都ラバナスタの最奥で冷血剣アルガスを倒し、ジェノミスを救済した一向。目を覚ましたジェノミスから語られるイヴァリース伝説とデュライ白書。デュライ白書を解読するための奪われた解読書を取り戻すべく、盗賊「バッガモナン」を追う。
【ストーリー】
聖石について少し解析できたかもしれないということで、劇場艇プリマビスタに戻るヒカセン。
そこにはシャーレアンの賢人「ミコト」の姿があった。
ミコトはエーテル学に詳しいらしく、ヤシュトラに頼んだらミコトがきたというよくわからない展開。
ジェノミスの掘り起こした聖石「オティス」に対するミコトの見解は…
うん。何言ってんだこいつ…。
コミュ障の学者先生ってのがすぐに理解できた。
気を取り直して、人に話す言葉で表現すると・・・・・・
聖石「オティス」は人の「切なる願い」を吸収し、それを聖石に保存。
そして外部からの刺激があると、保存された意志を物理的に具現化する。
つまり神降ろしの媒体がクリスタルではなく、「切なる願い」であるという点。
よって、冷血剣アルガスの戦闘中の発言は、アルガス自身の「切なる願い」であった、と。
本当は王になりたかったが、なれなかった理由がある。
王になりたかった願いが具現化し、ああいう発言に至ったといえば、アルガスがイヴァリースの王ではないという記述が成り立つ。
聖石は非常に危険な聖石?
デュライ白書によると、聖石の力を使って、亡くなったばかりの者の命を取り戻した記述もある。
よって、使い方次第では必ずしも脅威とだけは言えない。
→でもそういうものって軒並み危険な使われ方しかしないような気がします。
シドも言うように同じような例でいうと、ガレマール帝国の魔導兵器は平和目的で使用するなら危険ではないとして開発したものだった。
さらに、この聖石と呼ばれるクリスタルは自然の物ではなく、何者かが意思を以て人工的に作り出されたものだという。
もうくんなよ!!大した事も言ってないんだから!!
芸能記者の分際でいい質問をする。
ミコトによると、現状聖石「オティス」にはわずかなエーテルの残滓があるだけで概ね空の状態だという。
アルマが奇妙なことを口にすると、
ラムザが発狂する。情緒不安定だわ、マジで。
ラムザが激昂していると、突然ふわふわとした白豚が現れる。
ダルマスカの冒険者「モンブラン」。
モーグリなのにモンブラン。綿菓子じゃねーのかよ。
モンブランは「歌って踊れる舞台俳優」になりたいということで、劇団マジェスティックに入団の意志を示す。
モーグリ族の空気の読めなさはやはり健在である。
以前帝国で見た「ゾディアックブレイブストーリー」に感化されてそう思ったのだという。
またラムザが発狂。
もう一匹の白豚が来る。名を「ハーディ」。モンブラン君の弟にあたる。
兄弟の言い合いにまたしてもラムザが割り込む。
「毛玉」という言葉は、モーグリ族にとっては最大の侮辱の言葉。
どういう教育をしているんだか。親の顔が見てみたいもんだ!!
躍起になったモンブランは、できもしない魔物討伐へ向かっていったという。
おかしくない?魔物一匹も~とか言っていたラムザ君が責任をもっていくべきでしょうよ。
こっちは紅蓮のリベレーターですよ!!
仕方なくモンブラン君を捜しに行くことに。
第二波止場で聞き込みをすると、ヤンサ地方へ向かっていったらしい。
無二江流域の船着き場に行ってみることにした。
無二江流域の船着き場の近くで、赤チョコボに襲われているモンブランを発見。
この赤チョコボはヒカセンをも苦しめる力の持ち主で、バッタバッタと死体が見えた。
リナが一人では何もできない、どうせ英雄だって一人じゃなかったんだからって思いっ
きりこっちを見ながら言われているようで、胸がズキズキ痛んだ。
立ち直ったモンブラン君と、プリマビスタへ戻る。
バンガ族が劇場艇を占拠???
ではなく、なにやら対話してほしそう。
ラバナスタで奪われたデュライ白書を読むための解読書も簡単に取り返し、バンガ族の目的を聞くことにした。
なにやらバッガモナンがおかしくなったのだという。
ミコトが素早く状況説明に入る。優秀なんやなこの人。
またもや感情的になるラムザ。
バンガに「トカゲ」は禁句のようで、2度も失態を晒すラムザに誰も助けようとしない。
本当はラムザは銃殺されていたが、なにやらバンガにも深い物語があるようで。
バッガモナン率いる彼らは、ダルマスカ王国の銃士隊に所属していた。
第IV軍団が落としたと言われる難攻不落の城塞「ナルビナ城塞」での攻城戦の際、ナルビナの指揮官であった「ラスラ王子」より「アーシェ王女」を城塞から逃がす、という極秘任務を受けていた。
しかしガラムサイズ水路で王女が死に際に、任務を果たせなかったバンガに対して、
「君たちは生きてくれ。王を失い、国を失ったとしても、民が生きている限り、ダルマスカの誇りは失われない!」と言葉を残し、バッガモナンの腕の中で最期を迎えた。
それ以来は、バンガの風上にも置けないクソッタレトカゲとして生きているという。
王女を護れなかったという己のふがいなさを責め続ける自責の念と祖国を滅亡に追いやった帝国に対する遺恨。
このバッガモナンの「意志」が聖石ドゥマの標的となったというわけだ。
取り返した手帳には、バッガモナンが意識半分で書いたのか、それとも聖石ドゥマがヒカセンたちを呼び出すためなのか、ダルマスカ語でメッセージが遺されていた。
「リドルアナ」
ラバナスタからはるか南、バルナード海の海上に、地獄へ続くと言われている巨大な穴「リドルアナ」があり、そこに船舶などが誤って落ちぬように大灯台が建てられた。
30年間管理者不在のため、魔物の巣窟になっているといういつものパターン過ぎる展開。
これが今まで調査してきた「イヴァリース伝説」とどういう因果があるのか。
しかし「リドルアナ」という単語はどこにも出てきておらず、無関係のように思える。が、イヴァリース史にもデュライ白書にも「リドルアナ」が存在していない。バルナード海は存在しているので、つまるところ、イヴァリース時代には大穴は存在しなかった、と言える。
ではこの大灯台がなんなのか。それは実際に行ってみて確かめることにした。
リドルアナ大灯台へ到着。
さっそくバッガモナンの捜索を始める。エーテルの気配は禍々しい。
高いところへ登り、ラムザからもらった望遠鏡でバッガモナンを探す。
傷だらけのバッガモナンの姿を捉えたので、みなで救出に向かう。
しかし、バッガモナンの目に映るのは、部下と帝国兵の姿だった。
聖石ドゥマがバッガモナンに幻覚をみせ、恐怖そのものを幻視させている。
バッガモナンの唱えた契約の韻
「戦士は剣を手に取り、記憶をその…に刻み、技をその石に託す。…より…れ…石に継がれる。」
実に想定外の展開。持ち主の意志が強いほど、聖石の相性とでも言うべき仕組みがあるのだろうか。まだ異形の者になったと決まったわけじゃないが、状況はかなり悪い。
リドルアナ大灯台を外から調査した一向は、プリマビスタで情報整理をすることにした。
確証に満ち溢れた表情のラムザ君が、余韻たっぷりでこう報告した。リドルアナ大灯台の正体は「機工都市ゴーグ」である、と。
機工都市ゴーグはイヴァリース伝説に登場する、飛空艇や機工兵器等の発明が最初になされたとされる伝説の都だという。
そして、そのゴーグは狭小の土地に築かれた都であり、その狭小の土地というのが、小さな島、或は岩礁と考えると、上へ上へ伸びていくのにも納得がいく。
更にデュライ白書によると、謎の爆発事故により都市の上半分が消失し、ゴーグの民はそれを機に都を放棄したと記載していた。
イヴァリース時代ゴーグの麓にあった穴が小かったとすれば、リドルアナの記載がないのには合点が行く。
そして永い年月をかけ瀑布が穴の淵を削り、次第に大きくなっていったとすれば、すべてにおいて成り立ってくる。
時代が繰り、放棄された機工都市ゴーグの「下半分」を後世のダルマスカ王国が、大灯台として再利用した、という流れである。
さらに、なぜダルマスカのイヴァリース伝説が、ガレマール帝国にガレアン族に広く広まったのかという答えも見つかる。
もともとガレアン族は7つの部族が集まり、共和制ガレマール帝国を建国したとされている。この7つの部族の1つがゴーグの民だとしたら、不思議ではない話に落ち着く。
ということは、シドやネロの機工技術もゴーグの民からの伝承ではないかと考えることもできるか。
あらゆる説に合点がいったところで、ブワジがアルマのネックレスに触れる。アルマのつけているネックレスは、今は亡き母ティアの形見の品。
バッガモナンも同じようなネックレスを付けていたという。
まーたラムザかよ。
言い合いのあとにラムザが父ジェノミスに対して…
なんか煮え切らないよこの子は。
とりあえず機工都市ゴーグかリドルアナ大灯台かはわからないが、魔物の巣窟になっているのであれば、ヒカセンの仕事です。ほんとだな、お前。ちゃんと曲の発表してよ!
ではリドルアナ大灯台へ向かいましょう。
毎度おなじみマップ分解
到着早々リドルアナ大瀑布のはるかなる時の庭で待ち受けるファムフリートを倒し、大灯台内部へ潜入。大灯台上部へ行くと至頂の封域で魔人ベリアスと対峙。機工都市ゴーグへの潜入に成功すると、異なる風吹く白き戦場にて労働七号とバトル。死闘の末にゴーグコロシアムへ出ると、鬼龍ヤズマットが立ちふさがる。
今回のびっくり大変身シリーズ
鬼龍ヤズマットと成り果てたバッガモナンがしていたネックレスを触るとムスカ現象がおきラムザが倒れる。
ネックレスを持って帰って確認すると、アルマがしていた亡き母の形見のネックレスと全く同じ。クリスタルの形状が少し異なるだけ。
そのクリスタルも同じ材質のクリスタルだという。
1つのクリスタルを砕き加工したもの。だから2つのネックレスが完成する。
そして、このクリスタルは間違いなく聖石である。
バッガモナンが持っていたネックレスは、ナルビナ城塞指揮官のラスラ王子からアーシェ王女へ渡すよう託されたもの。
つまり、ラスラ王子とアーシェ王女のネックレスが長い年月を重ね、今ここに揃った、ということ。これが何を意味するのだろうか。
ラムザが目を覚ますが、言動がこれまでとずいぶんと異なる。
芸能記者風情のネコ女からミュリラーさんはギャップでおばさん濡れちゃうかもw
憑りつかれたようなラムザはこう続ける。
この二つのネックレスは、イヴァリースへの帰還を示しているという。
この二つに砕かれた聖石の持ち主が「イヴァリースへの帰還」を切なる想いとして聖石に託したのではないか、という仮説。
その持ち主こそ、名もなき英雄として歴史の闇に葬られた「ラムザ・ベオルブ」。
王都ルザリア・機工都市ゴーグへと導いたのは自分たちに試練を与え、イヴァリースに帰還するに値するかどうかを試していたのだろう。
様子のおかしいラムザは、なにやらエーテルが混ざっていそうであった。
最後の一人称が「ボク」になっていたあたり、いつもの感じに戻っているのかなと感じた。
ともかくリドルアナ大灯台を攻略し、また一歩イヴァリース伝説が伝説でなくなる日が近づいてきたことを実感し、次の調査までこの件からは離脱することにした。
次回 「リターン・トゥ・イヴァリース 最終章」
【補足メモ】
適当解釈
リドルアナ =リドル(謎の) アナ(穴) ?
適当すぎますね。
バッガモナンの唱えた契約の韻
「戦士は剣を手に取り、記憶をその…に刻み、技をその石に託す。…より…れ…石に継がれる。」
FFTのオープニングデモのセリフをそのまま引用してるのかな。
「戦士は剣を手に取り、胸に一つの石を抱く。消えゆく記憶をその剣に刻み、鍛えた技をその石に託す。物語は剣より語られ石に継がれる。今、その物語を語ろう…SQUARE PRESENTS The "Zodiac Brave Story"」
→聖石ドゥマは真実のゾディアックブレイブストーリーを語ろうとしているということなのかなぁ…?
ミコトの聖石オティスに対する見解
この中の専門用語を調べてみましたが…
シプレス波とかバリアーテスとかはよくわかりませんでした(´・ω・`)
リドルアナの位置
ヒントの記述
・東州オサード小大陸と北州イルサバード大陸を結ぶ陸路は「ザ・バーン」と「ダルマスカ砂漠」だけ。
・ガレマール帝国は「ザ・バーン」を通じ、「スカテイ山脈」を超えて侵攻してきた。
・ダルマスカ王国の領内には「臨海都市バルナイン」が存在する。
・ラバナスタから遥か南のバルナード海の海上に存在する。
リドルアナのメモシリーズ
大灯台入口右の碑文
これはFF12のリドルアナ大灯台にある壁の碑文と同じかな。
「神々の剣を授かりし後世の探求者へ。これなるは天に等しき高みへの塔。三つのしもべを率いる守護者、何時の魂をむさぼり喰わんとす。・・・・・・」
レイスウォールの書いた碑文の抜粋か。
労働七号前の残骸
これは純粋に労働七号のギミックに耐えうる知識を羅列しただけかと思われる。
「1」を素数だと思ったのはきっと僕だけではないはず……。
さにすとのひとこと
封じられた聖塔リドルアナまでの物語をまとめました。新たな仲間であるモーグリ族を加え、さらに大所帯となってきて、クエスト合間のセリフを抽出するのが大変です。
ストーリーではリドルアナが機工都市ゴーグの下半分など、イヴァリース伝説で語られてきた「伝説」がそろそろ「現実」と合致し始めている様子となりました。全体を通してもボリューム感が増してきて、内容も密になってきているような気がします。
鬼龍ヤズマットと成り果てたバッガモナンと、それを目の当たりにしたバンガ族たち。彼らには痛み入る部分が多分にあるが、ヒカセンは彼らにとっては仇。このあたりわかっていても英雄の辛い一面と言える。しかして、ラムザの様子から何かに乗っ取られそうになっていたのは確かだが、そこで聞いた「イヴァリースに帰還するための試練」とやらが何を意味しているのか。そもそもなぜラムザはネックレスを触ろうとして拒否反応が起きたのか。次パッチではついにイヴァリースに帰還できるのだろうか、非常に気になるところですね。
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【リターン・トゥ・イヴァリースリンク】
リターン・トゥ・イヴァリース 導入編
リターン・トゥ・イヴァリース 王都ラバナスタ編
リターン・トゥ・イヴァリース 最終章