今回はパッチ4.2から始まったサブストーリークエスト「四聖獣奇譚」のストーリーを分析してみました。
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【四聖獣奇譚 ガンエン廟編】
クエスト名:時をかける亀
開始NPC:紅玉海(27.9:16.4) ブンチン
【登場NPC】
【ストーリー】
座敷童からソロバンに差し入れをしたいという連絡が入り、一緒に醴泉神社に同行することとなった。
玄武様からの修行はつらいものの、なんとか頑張っている様子のソロバン。
差し入れはタコ焼きだったようです。
当時のゴージへの媚び諂いなのかな。あざとい座敷童め。
ソロバンの修行は順調であるものの、当のソロバンに強い妖力がないため、大災厄の備えとしては心許ないという。布石は多いほうが良いと、アラミタマの鎮静を後回しにし、ソロバンの修行に付き合うこととなった。
大丈夫??アラミタマの支配進まない!!?
次なる修行の内容は「風水玉手箱を開ける」と言ったもの。
この風水玉手箱は、時の流れを操る力を秘めた霊験あらたかな神器だという。
それによりソロバンの時の流れを加速させ、一時的に瑞獣へと裏返し、妖力の引き出し方を会得させるといったもの。
そもそもソロバンの寿命はどうなるの?っていう疑問は残る。
カメは万年生きる前提で千年時を進めるということなのかな?
座敷童が余計な口をはさむ。
確かに紫水宮にもあったなぁ・・・。
しかし紫水宮にあるのは贋作。ただの楽しい玉手箱というわけさ。
つまり浦島太郎はウソの玉手箱をつかまされてたというわけか・・・。
この「風水玉手箱」はある瑞獣が造ったという。
その瑞獣は、アラミタマに心呑まれた瑞獣が暴走し、災厄へと変わり果てていく光景を幾度となく見た。その中でもその瑞獣は暴走する同胞を討ち続けた。
しかし、それがたび重なると心身が疲弊し、最終的に自分の妖力を注ぎ風水玉手箱を作り、その煙を浴びることで、老いて死ぬことを選んだのである。
この時代の自殺の仕方は変わったものなんだな。
時を早めるということは浴びすぎると死にまで直結する。これは人に限らず瑞獣にも当てはまる。
その危険さ故、現在は「ガンエン廟」と呼ばれる場所に奉納し、封じられているという。これを持ってくる、というのが今回の依頼。
ヒカセンが裏切れば世界中の人々を老い殺すことができるという代物をよくとってこいって言えるよね玄武爺。
この「ガンエン廟」は、戦乱の地であったヤンサを統一し、ドマ国を興した英傑「ガンエン」の亡骸が眠る霊殿。
ガンエンは優れた風水術を秘めた人物でもあり、この霊殿は風水を学ぼうとする者たちの聖地となっていた。
帝国がドマ国に侵攻して以来放棄されたガンエン廟に向かうが、いつも通り管理者を失っているため式神たちが暴走しているという。
新参のカマイタチ君はなぜこうもヒカセンに強気なんだろうか・・・。それともツンデレ?
久方ぶりに暗いダンジョンではなく明るい開かれた外のダンジョン。
いつも通りマップ分解。
ガンエン廟で龍脈之間への封印を解くため、水脈・地脈・風脈の間でサイタイサイを倒す。龍脈之間で待ち構えるオオテングと対峙。無二江に入り、緩流・急流之路を通り大龍山脈へ入る。大龍山脈は大龍関門にてダイダラボッチと戦闘。無事に押し切り大龍山脈を駆け巡り、玉聖祠でセイテンタイセイと戦う。
ちゃんと筋斗雲乗って帰らはりました。
風水玉手箱を持ち帰りました。
ガンエンさんの霊殿はどこにあったんだろうか・・・。
ちょっと見つけられなかったから今度じっくり見てみるか・・・。
座敷童が何を察したのか、動きやすい服装に着替えてきたという。巴術士まだあきらめてなかったんだ・・・。
修行開始!
ソロバンが玉手箱を開け、そこから出る煙を浴びることで一時的に千年の時を超え、瑞獣に裏返る。
もくもく・・・もくもく・・・
座敷童が邪魔をする。
一瞬浴びただけで、しわしわに。もう少し浴びてたら老衰で死ぬところだったらしい。惜しくも死期を逃したか。
座敷童に邪魔された結果、想定以上の煙を浴びたソロバンはアラミタマが暴走し、瑞獣に。鎮める必要が出てきてしまった。全く、足ばかり引っ張る座敷童め。
ヒカセン+座敷童+玄武爺 VS 覚醒ソロバン の大一番。
なんなくソロバンのアラミタマを鎮めることに成功。本人はなにも覚えていないという。
なかなかな潜在能力を持っていたソロバン。
こいついちいちかわいいんだよなぁw
玄武じいの昔話「テンゼンとの出会い」
導入編でも述べたように、玄武には「凶事を予見する力」があった。だが、亀ごときが騒ごうが、凶事を知っていながらも防げずただただ傍観するだけの日々が数百年続いた。
あるとき「人里が土砂に呑まれる姿」を予見した。できることはなにもないと思いながらも、人里に下りて、人語を喋れないが身振り手振りで迫り来る危機を伝えようとした。しかし、周りからは「亀が躍っている姿」しか見えないため、結局今回も知っていながらも傍観するだけかと案じた時、テンゼンは現れた。
テンゼンの「超える力」により、人語を話せない玄武でも凶事について伝えることができた。
ここからは白虎とテンゼンの猿芝居。村の中央で、切った張ったの大立ち回りを演じた。
「かの白き虎はヒトの血に飢えているようでござる!喰われたくなくば、隣の村まで逃げよ!」と。
この2人の大芝居のおかげで村人は隣村に避難し、無事土砂に巻き込まれる人無く、事なきを得た。
そこからテンゼンと共に旅をし、予見する力で様々な凶事を未然に防いできた。何もできずに傍観しかできなかった自分を変えてくれた。
だが、今回予見した大災厄にはテンゼンはいない。
四聖獣たちが協力し合って止める、なんとかしてみせるという気持ちが強く芽生えているという。
ソロバンはこの後も、先ほどの瑞獣化のイメージを忘れないように修行を再開させるというので、今回もソロバンを置いてブンチン様へ報告に行くことにした。
四聖獣を鎮めない今回は休息できるかと思ったが、思わぬソロバンのアラミタマを鎮めるという結果に、話が違うじゃないかと思いつつ、次こそは四聖獣を鎮めなければならない未来に気構えるヒカセンであった。
【補足メモ】
謎の呪文とサイタイサイ
ガンエン廟を攻略していると「なにこれ」って思うことがありますよね。そうです。
サイタイサイのこれです。
そもそもサイタイサイとは。
サイタイサイは漢字で書くと「賽太歳」。西遊記に出てくる魔王のことです。
手に持っているのは観音菩薩から盗んだ紫金鈴という3つ揃いの鈴。
1つ目を鳴らすと炎を放ち、2つ目は黒煙、3つ目は砂塵と言われています。
呪文と意味
・水脈の呪詛「ノマク・サマン・バナン・バーダーヤ・ハー」
真言の一つ。水天「ノウマク・サマンダ・ボダナン・バロダヤ・ソワカ」なのかなと。
・地脈の呪詛「ノマク・サマン・バナン・ハービーチ・ハー」
真言の一つ。地天「ノウマク・サマンダ・ボダナン・ハラチビエイ・ソワカ」?
・風脈の呪詛「ノマク・サマン・バナン・バーヤーベ・ハー」
真言の一つ。風天「ノウマク・サマンダ・ボダナン・バヤベイ・ソワカ」?
→これが一番近い気がするw
そもそも真言は読み方とかじゃなくて、それを尊重しているかなので、別に間違っていても尊重していれば発動するっていう意味で、こんな感じになっているのかも。
IDの各ボスについて
1ボス「オオテング」
強力な神通力を持つとされる所謂大天狗。
「天狗礫」:山道を歩いていると突風が置き、山なりがして大きな石が飛んでくる。→山天狗の仕業
「天狗の火」:夜中に明かりをつけ飛ばす。→川天狗の仕業
2ボス「ダイダラボッチ」
正確には「大太郎法師」といい「一寸法師」の反意語だという。
日本の各地で伝承される巨人の一人。山や湖畔を造ったという伝承があるため、こういうギミックになっているんでしょうかね。
3ボス「セイテンタイセイ」
漢字にすると「斉天大聖」。
中国四大奇書の一つである「西遊記」の孫悟空が作中で名乗った「称号」。この称号を名乗った時の孫悟空は有頂天時代だったという。いわゆる黒歴史的なものかw
「地サツ数」:「天罡三十六星」の化身として創られた「地煞七十二星」の地サツだと考えられる。斉天大聖の分身っていうイメージですかね。
「花果山」:孫悟空が生まれた場所。
「如意金箍棒」:東海竜王から奪い取って自分の武器にしたもの。持ち主の意に従い自在に伸縮する。重さは約8トン。
「五行山」:ベトナムのダナンにある絶景ポイント。孫悟空が500年間下敷きにされていたと言われる山。
こう見ると、14ちゃんって一つ一つの技名にも工夫が施されてて調べてる方が新しい発見とかあって楽しいです。
さにすとの一言
今回はソロバンの暴走から玄武爺の昔話に終息した。
玄武爺とテンゼンとの出会いは白虎のときとは少し異なるが本質は同じ。「人々を守る」という使命と「超える力」が相互作用を生み出した良い話であり、とても愛が深い人物だということがここでもわかる。ヒカセンはテンゼンを手本にこれから先の冒険も続けていくべきなのか、「超える力」を上手に利用した例を見せられて考える余地が増えたのではないでしょうか。
次回、「四聖獣奇譚 朱雀編」です。
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